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2005.11.02

思うこと

醸肥辛甘非眞味
眞味只是淡。
神奇卓異非至人
至人只是常。
・・・・・・
醸肥辛甘(じょうひしんかん)は眞味にあらず、
眞味はただこれ淡なり。
神奇卓異は至人にあらず、
至人はただこれ常なり。

(菜根譚七より)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
意味は、以下のとおりです。
「濃い酒や肥えた肉、辛いものや甘いものなど、
すべて濃厚な味の類は、本物の味ではない。
本物の味とは、只淡白な味のものである。
これと同じく
神妙不可思議で、奇異な才能を発揮する人は、至人ではない。
至人というものは、
ただ世間並みな尋常の人である。」

珍しい物、楽しいモノ、
そして、才気煥発に見える者。
世の中、いっぱいあります。
本当に、沢山あります。
本当に沢山いらっしゃいます。
しかし、
「本物」となると如何でしょ?
「本物」とは何か?
それは、何気なくそこにあるものではないかと私は思います。
金やら銀で塗りたくったものではなくて、
いぶし銀のように、ズドンと光っているものではないでしょうか?
殊、人格者となると更に難しい。
それは、
軽い口調に、畳みかけるような言葉、
流れるような文を操つる者ではないと言うことは確かです。
それは、
秘かに、そして静かに暮らしているかもしれません。
市井の人となり、
尊敬もされなければ、疎まれもせず、
それでもひたすら慈愛に満ちている人。
そう、賢治のようであったり、、、
深く、どこまでもやさしく暖かい、
それは、
まるで良寛様のようであったり、、、
地味で武骨で、しかし誠実な
すぐそこにいる隣の人々であったり、、、
そんな普通の人々ではと思います。

派手な物、
目をひくものには、
初めは人はついていきます。
しかし、
いずれ、
人はその本質を見抜き
離れていきます。

大切なことは、
人も裏切らないことでありますが、
それ以上に自分を裏切らないで生きていくことなのでしょか。
この頃の「とある事情」を見ながら、
ふと、
そんなことを思いながら
菜根譚の一節を書いてみました。

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コメント

>本物とは、何気なくそこにあるものなのでしょうか?
金やら銀で塗りたくったものではなくて、
いぶし銀のように、ズドンと光っているものなのでしょうか?
>
>それ以上に自分を裏切らないで生きていくことなのでしょか。
>
文脈からすれば、
「ズドンと光っているものではないでしょうか」とか、「生きていくことではないでしょか」であれば、わたしはあなたの意見に賛同するものですが、わたしのblogにTBされたあなたの真意がつかめず、どうコメントしてよいやら困惑しています。
わたしのBLOGへの批判と受け取って良いのでしょうか?

投稿: ニッパチ | 2005.11.02 21:45

ニッパチさん。
こんばんは。
コメント有り難うございます。


>わたしのblogにTBされたあなたの真意がつかめず、どうコメントしてよいやら困惑しています。
わたしのBLOGへの批判と受け取って良いのでしょうか?

いえいえ、とんでもない。
貴方の地道で粘り強い活動への敬意です。
今、ブログ界隈でなにやら賑やかになって来ている動きがあります。
それに関しては、賛否両論があるようです(なんでもそうですが、、、)
私自身は、
当のブログやらその他の方々のご意見、
この間の動きなどをじっくり、ゆっくり見てきました。
そして、ずっと考え続けました。
何が大切か、
どのようになさねばならないかを思ったとき、
やはりニッパチさんが書かれていたように、
地道でゆっくりではあるが確実なものこそ
価値があるように思えてなりませんでした。

そこで、曖昧に菜根譚などを出したので、
誤解を招いたようです。
ゴメンナサイ。

いささか唐突にトラックバックして失礼を致しました。
私自身は、批判のトラックバックを、今までどなたにも送ったことはありませんし、これからもその様なことはいたしません。
が、
もし、ご迷惑なら削除して下さい。

では、、、

投稿: せとともこ | 2005.11.02 22:41

ともこ先生 こんばんは。

やはりニッパチさんが書かれていたように、
地道でゆっくりではあるが確実なものこそ
価値があるように思えてなりませんでした。
 
派手な物、
目をひくものには、
初めは人は追いていきます。
しかし、
いずれ、
人はその本質を見抜き
離れていきます。

投稿: モツニ | 2005.11.03 00:44

ちょっと覗いたら、”渋い小石”が並んでいるのがちらっと見えたので、つい、コメントしたくなっちゃいました。

昨今、”アフィリエイトxxx”とか、”1クリック”がどうのこうの…といった”せこい”話が多いなか、こういう”渋い”お話も、お茶ではありませんが、いいものですね。

今度、ウェブリで本格小説”異常なる感性”の第三章(約1000ページ)を近々公開しますので、是非ごらんになってください、どうかお楽しみに…。

投稿: モツニ | 2005.11.03 00:53

>どのようになさねばならないかを思ったとき、
やはりニッパチさんが書かれていたように、
地道でゆっくりではあるが確実なものこそ
価値があるように思えてなりませんでした。
>
ありがとうございます。
であれば、ぜひ「ではないでしょうか」という表現にしていただけないものでしょうか。誤解しますので。

投稿: ニッパチ | 2005.11.03 02:56

すみません。トラックバックを送る記事を間違えてしまいました。

「fromとほほブログ」と言うTBです。この記事には関係が無いので削除してもらえますかm(__)m

投稿: とほほ | 2005.11.04 02:09

モツニさん。
ニッパチさん。
とほほさん。
おはようございます。


モツニさん。
実は一昨日、モツニさんのこと思っていたところだったのです。
作品、進んでいるかなぁとか、
お仲間の皆さんは如何かなぁとかとか。

>ウェブリで本格小説”異常なる感性”の第三章(約1000ページ)を近々公開しますので、是非ごらんになってください、どうかお楽しみに…。

はい、そりゃもう。楽しみにしています。
凄いタイトルですね、、、
異常なる感性、、、ですかぁ。
どんな風になるのか今から待たれます。
私の文学仲間にも伝えておきますね(^.^)

さて、話は変わって、
私もいろんなブログを拝見していて、
妙にブログマスターが「アクセス」の数に拘っている記事を見ると、
なんとなく違和感を覚えていました。
ブログを書く、或いはネットで自分の意見や考えを公開することについて、今一度自分なりに思いを馳せました。
誰に認められなくても、
誰からも褒められなくても、
ひたすら私は思いを書いていきたいと思ったものです。
どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。


ニッパチさん。
そうですか、、、、、

>ではないでしょうか」という表現

そこにぶちあたっていらしたのですか、、、
申し訳ありませんでした。
実は、私も書きながら、
その辺りの表現について考えたのですが、
私の頭の中には、貴方を想定していたのではなくて、
彼のブログ主(たぶんおわかりいただけると思います)を想定していました。
その高慢さと独善は、私の「よし」とするものではありません。
いささか辟易していたので、ついあのような表現になりました。
私自身の推敲の結果ですから、
残念ながら表現は、今まで通りにさせていただきます。
しかし、
しかし、
ニッパチさんって鋭いですね。
改めてそう思います。
だって、まさにあの部分は私の逡巡であったのだから、、、
と、いうわけでこんな私ですが、これからもよろしくお願いいたします。

とほほさん。
お元気でいらっしゃいますか?
頂いたコメント、トラックバック
全て、私の本意と同じと私は判断いたしましたので、
このまま頂いておきます。
有り難うございました。

いつでも、ブログとは何か?
あるいは匿名か実名か、、、
と言った問題は出てきます。
今、私たちは黎明期にいるのでしょうね。
だからこそ、ゆっくり、じっくり見ていきたいと思います。
これからも、素敵な記事書かれて下さいね。
楽しみにしています。
では、、、またね。

投稿: せとともこ | 2005.11.04 09:38

ともこ先生 こんばんは。

リリースしました! 11月4日から11月5日にかけて、約1000ページ全部を一挙に公開しました。この作品は『異常なる感性』の中の第三章 「Ωの輝き」(副題-死後の世界について-)というものです。

もちろん、第一章、第二章もおってリリースしてまいります。因みに、第一章のタイトルは”回想(その1)”、第二章のタイトルは”饗宴”(副題-隣人愛は可能か?-)というようなタイトルです。

実際に読んでみて、素晴らしかったら、できるだけ、多くの方に”口コミ”よろしくね!

以上、頭のおかしいモツニでした。

投稿: モツニ | 2005.11.05 02:24

モツニさん。
こんにちは。
コメント有り難うございます。

ゆっくり読ませていただきますね(^.^)

勿論、友人にも伝えます。
読後感想は後日、書かせていただきます。

私のブログ仲間に
龍3さんという小説をブログで公開なさっている方がいます。

http://ryu3.cocolog-nifty.com/dragontail/

そちらの方にも是非、お出かけください。
お体、悪くなさったようですが、
今は回復しているとのことですが、、、
やさしい透明感溢れる文を書かれます。

では、、、
異常な感性。
じっくりと拝見致します。

投稿: せとともこ | 2005.11.05 16:37

せとともこ先生 こんにちは。

『Ωの輝き』につづいて『饗宴(隣人愛について)』をリリースします。今度は1000ページを一挙に公開するのではなく、新聞の連載小説のように毎日一節分の量を流すような感じで公開します。これも、なかなか良くできた、自分でも気に入っている作品です。トータル1000ページぐらいの作品です。

どうか宜しくお願しま~~~す。

投稿: モツニ | 2005.11.06 13:09

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