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2005.11.02

倚りかからず

倚りかからず
               
もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくない
ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことがある
倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ

 茨木のり子
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「私が一番きれいだったとき」などの詩を書かれた茨木のり子さんの作品の一つ
「倚りかからず」を載せました。
できあいの思想にも宗教にも学問にも権威にも倚りかからず、
自分を信じ、
自分で生きていくことを力強く謳っています。

私は弱い。
私はすぐに何かに頼り、何かに倚りかかる。
と、いうより凭れてしまいます。
それが夫であったり、家族であったり、
今まで自分が学んで来た学問や、
聞きかじり、読みかじりの
先人たちの思想や宗教であったり、、、と。
権威には倚りかかったこともなければ、そうしようとも思ったことはないが。
そういうわけで、
私はいつも不安。
いつもオドオド。
常にイライラ。
そして、何かを探し求めています。
それが、間違っていることは、知っている。
頭では。
知識としては。
どれほど私は自分自身に言い続けたことか
「今を大切に」
「ポジティブシンキング」
とかとか、、、

できあいの学問や思想や宗教(哲学)は、
その先達の真意はともかく、
浅はかながら身につけて、、、
もう身動きできないくらい。
がんじがらめになるくらい、、、
知識で覆って。
浅薄であるがゆえに。

しかし、
一番大切な自分を忘れていたのだが、、、
自分を解き放ち、
自分を見つめ、
自分で考えることを忘れていたような気がします。

茨木さんの詩で改めて、
そして新鮮に感じたことは。

「自分は自分」

であること。

倚って立つものは、
自分であることを、、、

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