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2005.12.02

流行語大賞

ユーキャン流行語大賞が発表されました。
「小泉劇場」
「想定内」
が、2005年の大賞。

新語・流行語大賞によれば、
==その年1年間に発生した「ことば」の中から、
世相を軽妙に映し、多くの人々の話題に上った新語・流行語を選び、その「ことば」に関わった人物、団体を顕彰する賞==
だそうです。
1984年から創始とのこと。
言葉は時代を映します。
過去の大賞をとった言葉をつらつらと眺めると、
あの時、この時が思い出されます。

それにしても、
流行語の流れを、今一度ゆっくりと見直すと、
私は、或る一つの事に気がつくのです。
それは、
「きわめて感覚的」な言葉が流行語である。
と、いうことです。
そりゃ、そうですよね。
やたら長ったらしい言葉よりも、耳障りよく弾むような言葉が流れやすいのは、理の当然と言えば、当然です。
言葉が弾むようにポンポン出てきて、
感覚に訴え、
快感中枢に容易に結びついていきます。
しかし、
その過程の中で、
何かもっと大切な物、
重鎮なもの、
厳かなものが、
ポロリ、ポロリと抜け落ちていくような気がしてなりません。

言葉は言霊といいました。
私たち日本人の祖先(多分よその国でも同じだと思いますが)は、言葉の中にも魂が宿っていると信じていました。
そして、言葉を大切に大切にして、
思いを歌にしたためました。
美しい音が、気とともに舞い、
思いは届いたのです。
言葉には魂が、力が、エネルギーがあったのです。

だが、
今はどうだろうか???
私たちは、言葉を大切にしているだろうか?
祖先がそうしたように、、、

昨今の政治、
また話題の渦中の人物たち。
そのどれほどが「自分の言葉」に責任をもっているのだろう?

言葉は乱れてきた、と言われて長い。
なにしろ枕草子の作者、清少納言も、若い人たちの言葉の乱れを憂えているのだから。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
なに事を言ひても、「そのことさせんとす」「いはんとす」「なにせんとす」といふ「と」文字を失ひて、ただ「いはむずる」「里へいでんずる」など言へば、やがていとわろし。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
まぁ、いずれの時代も同じなのか。
変化か乱れか?
言葉は生き物だから、
時代と共に変わり、歩むものではあると、
思いつつ、
それでも、
美しい言葉に拘りたい自分が、
ここにいます。

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コメント

こんにちは、お久しぶりです。
「如何にも」と言う言葉が選らばれましたね。
近年の言葉の乱れは目に余るものがあります。
テレビでアナウンサーが平然と「ら抜き」言葉を使ったり、妙な略語が増えたりと・・・。
政治家の皆さんや話題に上っていらっしゃる方々にしても、己の言葉にどこまで責任を持ち、魂を込めていらっしゃるのか疑問に思います。
日本語は日本人が長い歴史の中で育んで来た大切な文化遺産であると思います。また、これからも大切に育てて行かねばならないとも思うのです。
せとさんの仰るとおり、

>変化か乱れか?
言葉は生き物だから、
時代と共に変わり、歩むものではあると、
思いつつ、
それでも、
美しい言葉に拘りたい自分が、
ここにいます。

私も、そう拘りたいと思います。

投稿: 田舎の神主 | 2005.12.03 12:51

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 いよいよ十二月、師走である。とうとう今年ももう終わりなんですね。あちこちのマス [続きを読む]

受信: 2005.12.02 19:02

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