煮詰まった空間からの脱却
ブログ仲間の聞きかじりさんから、全国高校サッカーに関しての記事にトラックバックを頂いたので、
早速訪問。
聞きかじりさんとは、ネットの中では、
私が書き始めた頃からの友人です。
議会の果たす役割などに造詣が深く、訪問する度にネットを縦横に活躍なさっている姿を見させていただいています。
さて、そんな聞きかじりさん書かれた記事抜け出せない煮詰まった空間を読んで、
考え込んでしまいました。
「抜け出せない空間」
つまり閉塞した空間というか、「場」と言うか、、、
以前住んでいたのは山の麓。
小さいながらも一軒家で、小さい庭もあって、
後ろは山。
淋しいと言えば淋しいくらい静かなところで、
夜のしじまから星が降ってくる。
タヌキやキツネが傍らを取り過ぎていく。
時はコーヒーに浮かんだミルクのようにゆっくりと混ざっていく。
その後、都会に引っ越して、
小さな古いマンション。
鉄でできた箱の中。
隣近所の声が手に取るようにわかり、
それどころか、家族の息遣いまでがビンビンに伝わってくる。
二酸化炭素が充満していて空間が澱み小さくなる。
そのくせ、気持ちや考えは伝わってこない。
相手を思う前に、
相手に思わせることばかりが先に立つ。
そして、
お願いだから、私の前からほんのちょと消えて。
と、お互いに思う。
自分だけの「場」と「時間」が欲しい。
何をするわけでもない。
ただ、
ゆったりと至福の時を過ごしたい。
そんなお互いの思いがぶつかって、
次第に存在が疎ましくなって、煮詰まり、
つい声を荒げてしまう。
そして、その後には怒涛のように後悔が押し寄せて、
めげてしまう私。
繰り返すうちに「うつ」になったことがある。
人恋しいが人には会いたくない。
何かしなきゃ、、、
でもしたくない。
とかとか。
ところが、
ある日。
昔の友人が電話をくれた。
なんてことのない電話。
でも声を聞いているだけで、
自分の空間と時間がゆっくりと戻ってきたように感じた。
自分の悩みなんて、
存外、
大したことではなかったのだと、、、
それからも、
やっぱり、狭い空間と煮詰まった人間関係で右往左往しながらも、
自分を取り戻すことが以前より楽にできるようになった気がする。
ちょっと前の自分。
いえいえ、今だってそうである自分。
そんな自分を見るような聞きかじりさんの記事でした。
脱却はできないが、
なんとか折り合いはつけていくことが出来るような気がする今の自分について、
ちょっと書いて見たくなった次第です。
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コメント
瀬戸さんの解りやすい文章で取り上げていただきありがとうございます。
BTEXさんとは、ネットで知り合い何回かお酒の席を一緒にしました。
物事の本質を鋭く突いてこられる方で、彼のブログを読んでいると、いつもはっとさせられることばかりです。
それにしても野洲のサッカー見たかったです。
いろいろ撮り溜めている映像を探したんですが、五輪や雪のニュースに埋もれて、決勝点のシーンしか見れませんでしたが、ジャパンのブラジル戦くらい魅せていたように思いました。
今度野洲の試合が放送されるようでしたせら絶対に録画します。
投稿: 聞きかじり | 2006.01.12 18:06
聞きかじりさん。
こんにちは。
コメント、有り難うございました。
遅くなりましたが、
今年も宜しくお願いいたします。
今年は、いろんなことがありそうですが、
楽しいことも沢山ありそうですね、、、
オリンピックにW杯。
今から楽しみです。
野洲のサッカー、素敵でした。
なんでも「セクシーサッカー」と言うとか、、、
凄いネーミングのサッカーがあるんですね。
確かにワクワクしました。
機会があったら是非、ご覧くださいね。
では、また。
奥様やBTEXさんにも宜しくお伝えください。
お体大切に!
投稿: せとともこ | 2006.01.13 17:13
W杯や親善試合も組まれているので楽しみです。
小野が「国内組」になるようですし。
今年もよろしくお願いします。
投稿: 聞きかじり | 2006.01.14 18:10