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2006.01.05

シンデレラの日

今日は何の日を覗いてみると、
語呂合せで
囲碁の日、
苺の日、
と言う分かりやすい記念日に加えて、
シンデレラの日というのがあります。
由来は、
〜〜1956(昭和31)年、グレース・ケリーがモナコのレーニエ大公と婚約した。〜〜
その日が1月5日だそうです。

グレース・ケリーの数奇な運命を辿ればシンデレラと彼女を称していいのかは議論の分かれるところであります。
愛する夫と子どもたちに囲まれながら王妃としての生活、
最初は受け入れ難かった国民も次第に王妃の人柄と仕事を認めるようになり、
いずれ一人の人間として、また銀幕に登場かと思った矢先の交通事故死。
死に関して色々取りざたされました。
彼女にとって、
ガラスの靴は履きやすかったのだろうか???

美しく気高い美貌のグレース・ケリー。
私は彼女の映画で一番好きなのは「ダイヤルMを廻せ」です。
最後の最後まで息もつかず成り行きを見守っていたことを思い出します。

と、いうことで今日は「シンデレラの日」。

幼い頃はシンデレラは憧れの人だったように思います。
不幸な生い立ち、逆境にもめげず愚痴も言わずモクモクと働く健気なシンデレラ。
そして、ある日、
素敵な素敵な王子様が現れて、
意地悪な継母や姉たちをしり目に王子様と結婚する、なんとカッコイイ話だろう。
とくに継母や姉たちが意地悪であればあるほど、
それに耐え、ひたすら耐え、ひたむきに生きる美しいシンデレラが、
王女様になる場面は、
幼いながらに溜飲が下がる思いで読んでいました。
(この感覚は、多分水戸黄門の印籠を出す瞬間に憶える高揚感に似ているのか?)
なんて素敵なシンデレラ!
私もいつかシンデレラ(と、図々しく思ったかどうかは忘れた)
負けないわ!意地悪な継母に
(本当の母です)
泣かないわ、意地悪な兄弟たちに
(ケンカ早いのは私の方でした)
とかとか、
幼い少女の心に夢を与えるには、十分な要素があったシンデレラ物語。
サクセスストリーの代名詞にもなっているシンデレラ。
しかし、
しかし、
何年も経ってからシンデレラの話を思い出すと、なにやらもの悲しい。
女の人生すごろくという記事を以前書いたことがあります。
小倉千賀子さんという心理学者の方が書いた本の感想です。
私の拙い感想よりも本を読まれることをお奨めします。
(上野千鶴子さんばりに頭がクラクラします。)
小倉さんは、この中で
可哀想で儚い娘時代のシンデレラはその後、城に行き、
いずれ自分も「シンデレラの母」になるという恐ろしい女たちの行く末を書いています。
女たちの恨みのロンドは続く、、、
と、いうことか。
なんだかため息です。ふっ〜〜〜
女性にとって、
未だ生きやすい時代とは言い難い昨今、
ガラスの靴を履くことが何を意味することか???
そして、男性にとっても同じように生きにくい世の中にあって、
女性が求めているガラスの靴とは何かを理解することは、
容易ではないと思います。

結局、
今、シンデレラはいない。
王子様もいない。
いるのは、
自分と、
自分が理解しようと務める対象である相手。
では、、、と思うのです。
理解されることより、
理解することが大切では、、、
と思います。
幼い日の童話は、読み進むに連れ哀しい。

とは言え今日は
シンデレラの日。

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コメント

瀬戸さんこんばんわ。
今日は、シンデレラの日ですか?いろんな日があるのですね。
私の王子様は、途中でガラスの靴を落っことしてしまい、粉々に割ってしまったようです。たとえ、私がガラスの靴を履いたとしても、一歩強く踏み出して、粉々にしていたかもしれません。
もう、シンデレラはいませんか。女性達は、ガラスの靴の痛さを知ったでしょうか。靴を履いても痛い、脱ぎ捨てて、裸足で歩いても痛い。そろりそろりと、歩いてゆきます。

投稿: なすび | 2006.01.05 21:44

なすびさん。
こんばんは。
コメント有り難うございます。

>女性達は、ガラスの靴の痛さを知ったでしょうか。靴を履いても痛い、脱ぎ捨てて、裸足で歩いても痛い。そろりそろりと、歩いてゆきます。

はい。全く同感です。
そして、その方がどんなに両性の関係が爽やかであることか、と思う昨今です。
まさに自立、
でしょうか。
お互い、ガラスの靴より、スニーカーが長続きするということでしょうか。
と、いうわけで私もマイペースで歩いていきます。
これからも宜しくお願いいたしますね。

じゃ、また。

投稿: せとともこ | 2006.01.06 20:42

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