早い輸入に、早い違反発見
BSE危険部位混入と言うニュースが伝わった時、
多くの方は「やっぱり、、、」と思われたのではないでしょうか。
「輸入が始まるのも早かったが、違反が見つかるのも早かった」と山内一也・東京大名誉教授は、皮肉ったそうですが、
まさに皮肉、非肉、否肉、卑肉、悲肉、庇肉、疲肉、誹肉、、、です。
私は、この間の食品安全委員会の在り方については、容認していませんでしたが、
こうも早く、「危険部位」が無造作に輸入されるとあっては、
安全委員会の「安全」ってなんだったのか、と改めて疑問が浮かびます。
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危険部位の混入が現実になったことで、米国側の食肉処理場で、日本向けのBSE対策が徹底されていない可能性が明らかになった。
輸入再開をめぐる交渉の中で米国側は、日本向けに「特別な」安全策を実施することを約束した。(1)牛が20カ月齢以下であるとの証明書を発行
(2)日本向けの牛肉とそれ以外の肉が混じらないよう牛の収容場所や枝肉の冷蔵庫を分別
(3)全月齢で危険部位の除去を徹底する——などだ。さらに米農務省の検査官が危険部位の除去などを直接確認、証明書を発行することになっていた。
一方、米国内で流通する食肉では、これらの対策のほとんどは、30カ月齢以下では義務づけられていない。いわば、同じ食肉処理場の中で「二つの安全基準」が混在している状況になっている。20日に日本で見つかった脊柱は子牛のもので米国内の月齢基準に照らせば問題ないため、検査官のチェックをすり抜けた可能性が考えられる。
今回は日本側の検疫所で混入が分かったため流通しなかったが、米国からの輸入が本格化して量が増えれば、検査の目が届かずに見逃される恐れは高まる。
(上記ニュースより)
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と言うことで、ますます危険部位が日本に上陸する現状において、
その原因は「アメリカにある」というのでは、私は納得できません。
そんなこと、最初から分かっていて、
消費者や良心的な研究者、識者は、ずっと、、、ずっと警鐘をならしていたのだから。
米が検査体制の強化約束、温度差も BSE危険部位混入という新しいニュースを見ると、
アメリカは、謝罪しながらも、
圧力をかけていることがわかります。
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米国は牛海綿状脳症(BSE)発生で米国産を禁輸にした国と順次、再開交渉を進めているが、業界には国ごとに条件が違うことへの不満がくすぶる。「今回の誤りが引き起こした混乱を防ぐためには、世界的に統一された貿易の基準が必要だ」(米国食肉協会)との要望が早くも出ており、逆に日本に条件見直しを求める声が強まる可能性もある。
米議会からも「検査の誤りには失望した」などとしながら、「日本は米国産牛肉の輸入を続けるべきだ」(民主党のボーカス上院議員)という声が上がる。輸入再開に時間がかかれば日米間の摩擦が再燃しそうだ。
(上記ニュースより)
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アメリカにとって、「コイズミジャパン」は、
この程度のものなのでしょう。
以前の記事を掲載しておきますので、お時間がありましたらご覧ください。
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牛肉輸入再開
ドナドナド〜ナ、どうなるの?
こんな話しを聞きました。
私はエリン・ブロコビッチじゃないけれど
食の安全
カエルとウシ
そこのけ そこのけ お牛が通る
BSE問題再び
これは大変、モウ大変
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