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2006.01.02

初夢

初夢ご覧になりましたか?
一日の夜から二日の朝にかけて見る一年で初めての夢を初夢と言うそうです。
そして一年の吉凶を占うということで、縁起のいい夢を見るために実に室町時代からあれこれの工夫をしたとか、、、
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室町時代ごろから、良い夢を見るには、七福神の乗った宝船の絵に「永き世の遠(とお)の眠(ねぶ)りの皆目覚め 波乗り船の音の良きかな」という回文の歌を書いたものを枕の下に入れて眠ると良いとされている。これでも悪い夢を見た時は、翌朝、宝船の絵を川に流して縁起直しをする。

初夢に見ると縁起が良いものを表すことわざに「一富士(ふじ)、二鷹(たか)、三茄子(なすび)」というものがある。この三つの組み合わせは、江戸時代初期にはすでにあったが、その起源については諸説ある。また、「四扇(おうぎ)、五煙草(たばこ)、六座頭(ざとう)」と続くこともある。

* 駿河国での高いものの順。富士山、愛鷹山、初物のなすの値段
* 富士山、鷹狩り、初物のなすを徳川家康が好んだことから
* 富士は日本一の山、鷹は賢くて強い鳥、なすは事を「成す」
* 富士は「無事」、鷹は「高い」、なすは事を「成す」という掛け言葉
(上記Wikipediaより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
また地方によっては二日の夜、つまり今日の晩見る夢を「初夢」と言うとか、、、
平安時代の西行の「山家集」などによると、当時は立春が正月だったため立春の明け方までの夢を初夢と言っていたようです。
民俗学者柳田国男によれば、江戸時代中期に立春と正月が分離した頃から、江戸では正月二日の晩に見る夢を初夢とするようになったそうです。
古代の人は「夢」に現実と力を見ていたようです。
夢占いと言う言葉が今もありますが、
古代の人々にとっては、それはもっと身近なもので説得力のあるものでした。
聖徳太子の「夢殿」は有名ですが、
偉人と言われる人たちにはなにかしら夢枕や夢の中でのお告げという言い伝えが多くあります。
そして、いつしか夢は売買の対象にさえなりました。
曽我物語の北条政子の「夢買い」が知られています。
〜〜〜〜〜
北条政子が21歳の時、政子の2歳年下の腹違いの妹が夢を見た。
「高い峰に登り、月と太陽を左右の袂(たもと)に納めるという不思議な夢なのです」と妹は政子に打ち明けたところ、
政子は「何て恐ろしい夢でしょう」と嘘を妹に言い、
「その夢を売ってしまえば、あなたは大難を逃れられる。私がその夢を買ってもいい」と妹から夢を買う。そして、政子は、妹と結ばれるはずだった源頼朝と結婚したという話。
〜〜〜〜〜〜〜
また枕草子では、夢のお告げを求める人々が、長谷寺、清水寺、石山寺など、吉夢が得られるという評判の寺院に群衆が押し寄せ、毎晩、大勢の人々が雑魚寝(ざこね)して、運命を予告する夢を待ち続けた様子を
「ボロをまとった法師や見苦しいミノムシみたいな連中でごったがえしている」と書いています。
室町、江戸と進みさらに夢は大衆化していきます。
人々は吉夢を見たい一心で、さらに熱心におまじないをしました。
室町時代、京都の公家衆を中心に行われたのが、「獏」と書かれた御札や絵を枕に敷いて寝るおまじないです。
また、船の絵を枕に敷くこともあり、この船にも、「獏」の字やその姿が描かれているものがあったそうです。悪夢を見た時、その船を流すことで厄災から逃れると言う知恵でしょうか。
江戸時代になるとお馴染みの七福神を乗せた「宝船」の風習になります。

井原西鶴は『好色一代男』の中で、
柳田国男は「初夢と昔話」の中で、
「厄払の声、夢ちがひ、ばくの札、宝船売」とあり、「お宝、お宝えー。宝船、宝船」という威勢のいいかけ声と共に、この宝船の絵が売られていた様子を述べています。

一富士二鷹三茄子はあまりにも有名ですが、
白蛇の夢なども縁起の良い物とされています。
初夢に見ることはとても縁起が良く、金運にも恵まれるといわれています。
白蛇は神秘性を備えた霊力のある蛇として象徴されているようです。

さて貴方の初夢はどんなだったでしょうか?
私の初夢は、サスペンスでした、、、
結構、見るんですよね私。
サスペンスとか探検とか、推理とか、、、
これって、夢占いではどんななのだろう?
落ち着いていないんだろうな???

さて起きているときの私の夢は、
世界が平和でありますように!!!
です。

〜〜〜初夢に古郷(ふるさと)を見て涙哉(小林一茶)〜〜〜


====追記====

ブログ仲間のろぶさんから、
次のような質問を受けました。
「一富士二鷹三茄子、、、の六番目の座頭ってナニ?」
ということでちょっと追加記事を書きます。


一富士二鷹三茄子は良い夢の順番とされていますが、
色々の説があります。
出典としては、
俚言集覧 、
笈埃(きゅうあい)随筆、
嬉遊笑覧、
甲子(かっし)夜話
などがあるそうです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
俚言集覧:「瑞夢の次第といふ。一説に駿河国の名物をいふといへり。一富士二鷹三茄子四扇五多波姑(たばこ)六座頭。」

笈埃(きゅうあい)随筆:「或人いふ。この三事、夢の判にはあらず。皆駿州の名産の次第をいふ事也、富士は更也、二鷹は富士よりいづる鷹は唐種にて良なり、こまがへりといふ、三茄子は此国第一に早く出す所の名産なればといへり。」

嬉遊笑覧:「世によき夢とて一富士二鷹三茄子というは、何の故とも弁(わきま)へがたし。駿河などの国のことわざとは見えたり。其国の名物をいふにや。(中略)また思ふに、富士山は高大をよろこび、鷹は鷙鳥(しちょう)にて、うちつかみとるといふ義、茄子はなすなるといふを、成の意に祝したるか。」

甲子(かっし)夜話:「楽翁の語られしは、世に一富士二鷹三茄子といふことあり、この起こりは神君(徳川家康)駿城に御座ありし時、初茄子の価貴くして数銭を以て買得る故、其価の高きをいはんとて、まづ一に高きは富士なり、その次は足高山なり、其次は初茄子なりといひしことなり、彼土俗は足高山をたかみとのみ略語にいふ故なるを、今にて鷹と訛り、其末は三物は目出度ものをよせたるなど心得、両にかき掛けて翫ぶに至るは余りなる事なり。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さてそんな「一富士二鷹三茄子」ですが、その後に「四扇五煙草六座頭」と続くのですが、
この意味についてはあまり知られていません。
と、言うのも、この後の三つが最初の三つと同時に言われたのか、後から誰かがくっつけたのかはわからないからだそうです。
しかし一般に言われている意味は、
扇は末広がり、
煙草は煙が立ち昇る、
座頭(琵琶法師や按摩などをして生計を立てた剃髪の盲人)は毛が無い、、、怪我ない
というところから来ているのでは???
と、言うことです。

こうしてみると、日本人は洒落ているというか語呂合わせが好きですね。
おせちの料理も語呂合わせが多い。
鏡餅もそうです、、、
語呂合わせの中で人々は安寧を願ったのでしょうね。
昔の人々の知恵と遊び心を垣間見た思いです。

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コメント

明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いします。
素敵な一年となりますように☆

初夢見たような気がしません。
よし、今夜こそは。。。

投稿: リリィ | 2006.01.02 20:45

リリィ さん。
あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。
リリィ さんにとっても素敵な一年でありますように!!!

リリィ さんって夢見ないタイプ?
と、いうか現実が夢見るような乙女チックな貴女だから、
敢えて眠ってまで夢は見なくてもいいとか、、、
なにしろリリィ さんの優しい語らいには多くの方が安らぎと夢を与えてもらっているようです。
今年も、貴女の素敵な詩、楽しみにしています!
また遊びに行きますね♪

じゃ〜〜〜ね。

投稿: せとともこ | 2006.01.03 14:37

普段、夜夢を見ない人なので、いきなり初夢を・・・って言ってもむりですね~♪

ともこさん、今年は、私のところで初カキコってのは、いかがなもんでしょうか?

よろしくです。お待ち申し上げております。

投稿: リリィ | 2006.01.03 17:52

 僕は日頃のネタ集めの一環として夢日記をつけてますよ。
 夢ってマトモな頭じゃ考えられないようなノリをしてくれちゃったりしますからね。記録しておくと面白いです。

 ちなみに今年の初夢はほとんど記憶にありませんでした。
_| ̄|○
 一日の夢ならおぼえてるんだけどなぁ。

 ところで。
 縁起のいい夢の六は「ざとう」なのですか? 僕はてっきり歌舞伎の「ざがしら」だと思ってました。

投稿: ろぷ | 2006.01.04 11:32

リリィさん。
ろぷ さん。
コメント有り難うございます。

リリィさん。
あなたの素敵な詩、いつも読ませていただいて心があったまります。
コメント、書こうと思いながら、つい書きそびれてゴメンナサイ。
いずれ、あなたのところでコメントデビューしたいものと思っています。
その折はよ・ろ・し・く。
じゃ〜〜〜
また、、、
あっ、、、そうそう。
福袋。
リリィさんもお好きですか???
山に隠って禁欲(?)生活ですか、、、
都会の喧騒よりも山の方があなたには似合っている。
と、私は思いますが。
いずれにしても私は山だろうと町だろうと、
欲です^^;困ったものだぁ、、、
と、いうことで修行中の私。
これからもよろしくね。


ろぷ さん。
おめでとうございます。
今年も楽しい記事、一杯書いて下さいね。
と、いうことでろぷ さんのところへ行けば、
絶好調!!!
でしたね^^;
相変わらずの弾むような文に引き込まれ、
ついでに夢の中にまで入りました^^;
楽しかった!!!

さてご質問の六座頭については、
追記記事で書きました。
座頭は、毛がない、
怪我ないということらしいです^^;
昔の人ってユニークですね。
と、いうかそんな遊び心がいいですね、、、

今年も、遊び心一杯の楽しい記事、待っています。
では、、、

投稿: せとともこ | 2006.01.04 15:12

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