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2006.02.28

スゴいよナァカァ〜〜〜タ

スゴいよ、
中田。
ロスタイムぎりぎりのゴ〜〜〜ル。

もう寝ようと思って立ちかけた途端のゴ〜〜ルでした。
2−2で同点に終わったこの試合。
内容は決して良くないように思いました。
課題は何ら解決されていない気がする。
しかし、
中田のゴ〜〜ルで吹き飛んでしまいました。
良かった、スゴかった。

今日は、もう遅いので、試合の感想は、いつか時間のあるときにでも書きたいです。
まずは、
おめでとう。日本代表(負けなくて)。
やっぱ、これじゃだめだな。
勝たなければ、、、

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永田会見雑感

野田氏、国対委員長を辞任 永田氏は党員資格停止半年と言うことで、
一連のお騒がせメール事件の幕引きを計っている民主党です。
が、
が、
首相「何のためのおわびか」・永田氏の謝罪会見を批判と言う談話を発表した小泉さん。

私も今日は三時からの永田さんの会見を見ました。
その後、仕事があって、何やかやとしている内に、
ニュースでは自民党、民主党の動きが報じられてきました。

うううう?????

憶測で語ることや推理で書くことは、しないようにと、
自分自身への戒めとしています。
従って、今回の永田会見について、
私自身の感想だけに留まります。
感想。
〜〜結局、何もわからなかった。〜〜
です。

彼は謝っているのか、まだ疑っているのか?
謝ったのなら何を謝ったのか?
当事者への謝罪か?
国民への陳謝か?
あるいは、自分自身への不明を恥じたのか?
一方、疑っているのなら、今後同じ間違いをしないためにどの様にするのか?
そもそもの問題メールの情報元について一切を明かされないままの会見でした。
この会見の中身で、幕を閉じられては困る。
何が困るって?
そりゃ、永田さん。
貴方や、その後の民主党幹部がしたことは、
「野党の存在意義」を危機的状況に追いやったことなのです。
これに関しては前原さんの罪は永田さん以上に重いと私は思います。

自民党は「国会法改正」も言い出す始末。
確かに不確かな情報で国会、国民を撹乱した罪は大きい。
メールと言えば、
ウラ情報の流通事情と言う特集で東京新聞は、
共産党の井上議員の活動を挙げています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今月一日、参院予算委員会で井上哲士議員(共産)が取り上げた米軍再編問題の質疑が、それだ。

井上氏は「昨年十二月に防衛施設庁の地元調整本部事務局総括班長という方が関係者に出したメールのコピーがある」とした上で、こう追及した。

「『米軍再編に関し地元議会が反対意見書を議決しそうな動きがあるか否か常にウオッチし、速やかに本庁担当窓口にお知らせ願いたい』『地元の小さな動きに対しても敏感に対応してほしいとの御指導もございます』と書いてある。御指導というのは防衛庁長官じゃないのか」

質問の端緒について、井上氏は自らのメールマガジンで、「昨年十二月、“本庁地元調整本部総括班長”とされる人物O氏から肩書抜きの十五人あてメールのコピーが、手紙を添えて党に郵送されてきた」と説明。「関係者しか書けない文面だが、謀略の場合もある。偽物を使って質問したら、ひんしゅくを買い、攻撃の口実を与えることになる」と心境をつづった上で、「調査の結果、O氏は現職の本庁の課長で、十五人のうち十二人が現役の防衛庁幹部であることが確認できた」と書いている。

さらに、その後も調査を続け、ようやく質問に立ったことを明かしている。
長年、政官界の疑惑調査に携わっている政党職員の一人も、提供される情報は神経質に精査しないと国会質問できないと話す。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これくらいしないと質問はできないと言うことでしょう。
今回のメール事件で、
教訓を得るとしたら、
この辺りではと考えます。

ともあれ、民主党には、
不確かな情報で国民を「釣った」事への反省、そして今後この様なことのないようにと言う決意・姿勢が、
もっと語られるべきでは、と思いました。

この問題、本当に猫の目のようにクルクル変わるので、
テレビを見た感想で留めておきます。


ただ、
この間にも国会は予算通過をはじめとして、
いろんな法律が作られている事、疑惑はいまだ山積みと考えると、
一つのことだけに目を奪われず、
しっかりと見ていく必要を感じます。
いずれにしても、
金権政治、反対!!!

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来年度予算案通過迫る

与党、2日に06年度予算案を衆院通過の方針と言うニュースを見て、
これは大変と大慌て。
大切なこの時期、メール問題で吹っ飛んでしまった感がして何よりも残念に思う私ですが、
ちょっと本腰を入れて来年度予算について調べてみました。
と、言うのも、お昼のワイドショウーを見ていたら、
「税金の無駄使い」という特集がありました。
今日は”議員の特権について”でした。
議員宿舎って、凄い。
都心の一等地にデ〜〜〜〜ンと構えていて、家賃が民間の相場の1/10くらい。
ナァ〜〜〜ニ、コレ???
と、怒り心頭の私。(なにしろ午前中は銀行振込手数料の高さで怒っていたから、そのノリです)
おいおい、
国会議員の諸君。
あなた方の贅沢は、私たちの税金なのだ、、、
と言うか、あなた方に贅沢させるために、私たちは血と汗を流して働いているのかぁ???
「爪に灯をともす」なんて言うけれど、
もう灯をともす爪もないぞぉおおおお、、、
と、一人でボトボト言っていました。
さて、来年度の予算の中で、私たちの生活にもろ返ってくるものは多々ありますが、
やはりサラリーマンにとって辛いのは定率減税全廃です。

来年度予算案には、定率減税全廃(年収800万円以下の世帯では20%を超える)を行うと胸を張る谷垣さん。
そもそも、これって公約違反ではないだろうか??
今、国会に提出されている定率減税全廃法案は、今年1月から半減。
来年1月からすべて廃止するという二段階にわたる増税の仕組みです。
この増税を担うのはサラリーマン。
なんと、
増税対象者のうちサラリーマンは、およそ九割を占めています。
つまり国民の殆どがこの法案の対象者です。
なお、全廃による負担は、年収500万円の四人家族で3万5000円の増税になることが予想されます。
こんな実態、先の選挙では誰も言わなかった。
「郵政民営化か否か」だけで国民に迫っていた小泉さん。
実際、今話題の武部さんは
「政府税調のサラリーマン増税ありきを自民党は『許さない!』」と言いました。
サラリーマン増税ありきを許さない。
あああ、懐かしい言葉ですね。
総選挙の時、聞きました。聞きました。
何回も。
今では死語か?
また
医療費の値上げなど合せると2兆7000億円を国民が負担するという来年度予算。
今までにも小泉内閣になってから、平均的サラリーマン世帯では、すでに約12万円の負担増となっており、今後3年間でさらに8万円近い負担増になる予定です。
その上、
消費税率二桁に上昇なんて時代が、いずれやってくるのか?

庶民には、本当にほんとうに冷たい政治がまだまだ続きそうです。
今、話題になっている「ナルニア国物語り」ではライオンのアスランは、
弱き者の味方ですが、
我が国のライオン総理は、
どちらかというと、冬の時代を支配している魔女に似ている、、、
などと思いながら、
書いています。
3月2日、衆議院通過という予算案。
ろくろく討論、審議もしないで、
アッという間に私たちの身に降りかかってくるのでしょうか?
これは大変。

もっと、もっと
国民である私たちの切実な声を国会に届けなければと、
強く思う私です。

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手数料たか〜〜い

今日で二月も終わり。
二月は28日しかないので、アッという間に月末。
私も今朝、慌てて銀行へ振り込みに行ったのです。
が、
銀行振込料って高い。
と、つくづく思いました。
利息は全然つかないのに、なんでこんなに高いんだぁ〜〜〜
なんだか、すっごくソンした気分。
ああ、、、あ、、、
と、思いながら、このソンした分をどこで取り戻そうか、と思って
八百屋に行きました。
明日の弁当のおかずは一品へらそ〜〜〜
と、コソッと思いながら、自分のおやつはしっかり買ってきました。
その後、鏡に映った自分の姿を見て、
ビックリ。

後は噴き出したのですが、
これじゃ、まるで銀行強盗だ、、、
ATMの前の私って、絶対怪しかっただろうな???
私が銀行員なら「あやしい」と思う。
なにしろ、
花粉症マスクで目もとまでスッポリ。
目には眼鏡。
その上、帽子を目深に被っている。
それだけなら、この季節いっぱいいるけれど、
私はATMの前で、振り込み手数料の高さに、
何度もため息ついて、
やり直ししていたのだから、、、

あやしいーーー

と、一人で笑いながら帰ってきました。
本当はしつこく、
手数料の高さには怒っているのですがね。

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2006.02.27

国民投票法案公開討論会

改憲手続きを定める国民投票法案についての公開討論会が26日、大阪市内で行われました。主催は「真っ当な国民投票のルールを作る会」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
与党と民主党は昨年末、同法案を通常国会に提出、成立を目指す方向で一致。しかし、自民、民主両党とも参院側が消極的なのに加え、通常国会で対決色が強まり、民主党が与党との協議に慎重になり始めていた。討論会後、船田氏は記者団に「(自公民の)3党の合意によって、3党共同提案という形でやっていきたい」と語り、与党だけで協議を進めるよりも、民主党との調整を優先する考えを示した。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
衆院の憲法調査特別委員会委員、学者、弁護士、ジャーナリストが討論。
各党代表の発言は以下のとおり。

自民党の船田議員は
「憲法改正がもう目の前に来ている。その中で手続き法を整備する大きな責任がある」とし、「改憲に直結する大事な法案なので、民主党とも柔軟に議論して衆参各院の三分の二以上の賛成で成立するようにしたい。」
公明党の斉藤議員は
「九条を最大の論点として加憲論議を進めているが、加憲の筋道を定めるべく早期に成立させたい」
民主党の枝野議員は
「公正なルールをつくるためには改憲の中身と手続き法は切り離して議論を進めるべきだ。改憲内容の議論は詰められてきており、タイムリミットが近い」
共産党の笠井議員は
「自民党が『新憲法草案』で自衛軍の保持と九条二項削除を打ち出し、民主党も同様の方向で提言をまとめた。また米軍再編で基地強化が進んでいる。国民投票法案整備の動きは、九条改憲の条件づくりだ」
「そのような中で投票制度をつくること自体に反対」。
社民党の辻元議員は「急いで投票法案をつくる必要はまったくない」。


さて、この動きどうなるか今後に注目です。
更にさらに、深く憲法について勉強するときが来ました。
なにしろ私たちの「生活」に関わる根幹だから。
しっかりと見極めていきたいです。 

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グアム移転経費9000億円 

海兵隊司令部:グアム移転経費9000億円 米側が提示と言うニュースを見ました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 在日米軍再編に関する日米審議官級協議が11日、東京都内で行われ、3日間の日程を終えた。米側は沖縄県の第3海兵遠征軍(3MEF)司令部をグアムに移転させる経費を約9000億円(76億〜78億ドル)と提示した。ただ、米側が詳細な積算根拠を示さず、日本側の負担割合は来週以降、再協議することになった。3月にまとめる最終報告には負担額を明記する方向で調整している。
 ◇日本負担は再協議
 中間報告では在沖縄海兵隊約7000人の削減が盛り込まれ、米側はその大半をグアムに移転させる方針。11日の協議では、家族住宅や司令部施設の建設費などの概算見積もりを約9000億円と説明したが、日本側は納得せず、負担割合の協議には入らなかった。政府は12日から、移転先候補地視察のため、外務省の梅本和義北米局審議官、防衛庁の金沢博範防衛局次長らをグアムに派遣する予定。
 協議ではまた、海兵隊普天間飛行場(沖縄県)の空中給油機の移駐先について、米側は中間報告で候補地とした海上自衛隊鹿屋基地(鹿児島県)から岩国基地(山口県)に変更するよう改めて要求。岩国基地には米海軍厚木基地の空母艦載機を移駐させる計画であるため、日本側は「空中給油機まで移駐することは地元の理解が得られない」として拒否し、協議を続けることになった。
 このほか、米軍横田基地(東京都)の米軍管制空域削減のため作業部会を設置することで合意した。東京都が求める同基地の軍民共用化には米側が消極姿勢を崩さなかった。
(上記ニュースより、原文まま)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

20日の衆院予算委員会で麻生さんは、
在沖縄米海兵隊七千人のグアム移転関係費の負担について、
「グアム基地が強化されることは日本全体の安全保障上の役に立つという観点も忘れちゃならぬ」との主張。
???
どうして
アメリカ領土内での基地建設の費用を日本が負担するんだろう?
私は日米安保条約をもう一度読み直しました。
思うに関係の条項は第六条ではと考えます。
=======
第六条(基地の許与)

 日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持の寄与するため、アメリカ合州国は、その陸軍、空軍及び海軍が日本国において施設及び区域を使用することを許される。

 前記の施設及び区域の使用並びに日本国における合州国軍隊の地位は、千九百五十二年二月二十八日に東京で署名された日本国とアメリカ合州国との間の安全保障条約第三条に基づく行政協定(改正を含む。)に代わる別個の協定及び合意される他の取極により規律される。
=======
さらに日米地位協定もザット目を通しましたが、やはり書いて在りません。
どんなに読んでもアメリカ本国の基地について、日本が資金提供するなんて一言も書いていない。
はて、麻生さんの根拠はなんなのだろうか?
私たち国民を説得、納得させる法的根拠は??

さすがに、これに対しては、
外務省も「承知していない」とのこと。
が、上記ニュースでは、
==米側が詳細な積算根拠を示さず、日本側の負担割合は来週以降、再協議することになった。3月にまとめる最終報告には負担額を明記する方向で調整している==
と、いうことだから、やはり負担の方向で動くのかなぁ?

米政府が示しているグアム基地建設費は、約76億ドル(約8千130億円)。
このうち日本の負担は5〜9千億円とも言うことです。

麻生さんは「沖縄の負担軽減」を理由にし、「7千人減るのは大きなこと」などと新たな理由をもちだしています。
しかし、本当にそうだろうか?

仮に7千人がグアムに移るとしても、
残るのは海兵隊地上部隊であり航空部隊。さらに空軍。
つまり航空機の騒音、墜落の危険は何も変わりません。
さらに海兵隊新鋭基地の建設で、県民の負担は大きくなることが予想されます。
沖縄県民の「安全」に対する願いを逆手に、自分の都合の善し悪しで、
理由にするのはやめていただきたい。
米軍がグアムに移転するのは、
日本のため、沖縄のためでは決してありません。
アメリカの都合だけです。
米軍再編のための「中間報告」は、
「太平洋における兵力構成の強化」のために「海兵隊の緊急事態へ対応能力の強化や、それらの能力のハワイ、グアム及び沖縄の間での再分配」をすると明記。
つまりアメリカにとっては、グアムはすでに空軍や海軍の基地となっています。
しかし、「中間報告」にもあるように、海兵隊の再編成はこれからです。
米軍サイドにしてみれば、
沖縄から移転する司令部組織と支援部隊の七千人をグアム新基地運営のため必要なのです。

このグアム新基地建設が政府の言うように、
「日本の安全に役立つ」のだろうか?
むしろ、この基地の役割は、「イスラム教の過激な原理主義と戦うことが対テロ戦争」とアメリカが位置づけていることを考えると、
そうたやすく、「純粋に防衛的」という政府見解を信じていいのだろうか?
そもそも、このグアム基地。
防衛的だろか?
むしろ対テロ戦争など先制攻撃戦争と銘うっていることからして、
先制攻撃ではないだろうか?
と危惧します。

アメリカが行う先制攻撃のために、
日本が5〜9千億円もの税金を導入することに、
本当に国民は納得するだろうか?
少なくとも、私は、
「ちょっと、待った」と声を出します。
もっと税金の使い途、国民のために使ってください。
と、思うのです。

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2006.02.25

自分の感受性くらい

ぱさぱさにかわいていく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
何もかもへたくそだったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

(自分の感受性くらい  茨木のり子 より)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

このところの政治の動きを見ていて、
それに翻弄される自分がいる。
自分で自分に語りかける。
「おいおい、何を見て、何を考え、
何を解釈するか」と。
そんな時、思い出したのが、茨木さんの「自分の感受性くらい」の詩です。

「ぱさぱさにかわいていく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて 」
ドキリとします。
自分と向き合い、自分の心に丁寧に語りかける事をしなくなって可成経つ。

「気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか 」
しなやかな心、優しい心、溢れる思い。
なんだか遠くなったのだろうか?

「苛立つのを
近親のせいにはするな
何もかもへたくそだったのはわたくし」
うわっぅ〜〜〜
ドキリ、ドキリ。
いつも家族にしかられています。
もっとウマイものを作れと。
いやぁ、これは体にいい、と言えば、
家族は言う。
体に良い物より、ウマイものが食べたいと。

「初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄 」

見透かされそうです。
いつも探しているのかもしれない。
言い訳を。
鷲掴みにされます。心が。

「自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ」

本当に、
本当に。
やはり、自分を信じていこう、、、
自分の感受性を守り、磨き、
やはりたゆたうことなく、しなやかにやわらかくいこう、、、
ばかものよ、、、
と、自分で喝をいれながら。
楽しんでいこう。

自分の感受性くらい、
自分で信じていきたい。

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トゥーランドット


誰も寝てはならぬ...か。 
姫よ、あなたも眠れずに、冷たい部屋の中で、星を眺めているのだろう。
愛について、そして希望について震える星を。
私の謎、私の名前は誰にも分かることはないだろう。
しかし、
私は、あなたの口もとに、告げてあげよう、
その名前を。
朝の光が輝くころに。
そして、私の口づけがあなたの沈黙を破るのだ。
夜よ、消え失せろ。
星たちも沈んでくれ。
夜が明ければ、私が勝つだろう。
きっと勝つのだ!

(誰も寝てはならぬ..  プッチーニ『トゥーランドット』より)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

荒川静香さんがトリノオリンピック、フィギュアスケートで最後の演技に選んだのが、
プッチーニのオペラ『トゥーランドット』。
荒川さんで有名になりましたが、トリノオリンピックの開会式で世界3大テノールの1人、パヴァロッティが歌い上げました。
さて、
トゥーランドットはwikipediaによれば、〜「ヴェネツィアの劇作家、カルロ・ゴッツィが1762年に著した、中国を舞台にした戯曲、およびそれに基づいて作曲された音楽作品である。オペラだけでも少なくとも12人の作曲家の作品が存在することが確認されている」と言うことだそうです。
中でも最も有名なのがプッチーニであることは言うまでもありません。
特に、第三幕が素敵です。
〜〜〜〜〜〜
北京の街にはトゥーランドット姫の命令が下る「今夜は誰も寝てはならぬ。求婚者の名を解き明かすことができなかったら住民は皆死刑とする。」カラフは「姫も冷たい部屋で眠れぬ一夜を過ごしているに違いない。夜明けには私は勝利するだろう」とその希望を高らかに歌う。ピン、パン、ポンの3大臣は多くの美女たちと財宝を彼に提供、姫への求婚を取り下げるよう願うが、カラフは拒絶する。ティムールとリューが、求婚者の名を知る者として捕縛され連行されてくる。名前を白状しろ、とリューは拷問を受けるが、彼女は口を閉ざし、衛兵の剣を奪い取って自刃する。リューの死を悼んで、群衆、3大臣など全員が去り、トゥーランドット姫と王子だけが残される。
王子は姫に接吻する。姫はリューの献身を目の当たりにしてからその冷たい心にも変化が生じており、彼を愛するようになる。ここで王子ははじめて自らの名がカラフであることを告げる。「名前がわかった」と姫は人々を呼び戻す。
トゥーランドットとカラフは皇帝の玉座の前に進み出る。姫は「彼の名は…『愛』です」と宣言する。群衆は愛の勝利を高らかに賛美、皇帝万歳を歌い上げる。
〜〜〜〜〜〜

氷の心の持ち主とされる姫が、ついに愛の力で氷が融けていくという話。
よくある話と言えば話ですが、
やはり、最後に愛が勝つのは嬉しい。
闇に包まれ、氷で閉ざされていた世界が、
夜明けには、愛と希望で包まれる、、、
素敵です。

話は凄く現実になりますが、
今、私たちが住んでいるこの国も、
何やら闇に包まれている気がします、、、
明けない夜はないことを信じて、
もう一度、
「誰も寝てはならぬ」の歌詞を。


誰も寝てはならぬ...か。 
姫よ、あなたも眠れずに、冷たい部屋の中で、星を眺めているのだろう。
愛について、そして希望について震える星を。
私の謎、私の名前は誰にも分かることはないだろう。
しかし、
私は、あなたの口もとに、告げてあげよう、
その名前を。
朝の光が輝くころに。
そして、私の口づけがあなたの沈黙を破るのだ。
夜よ、消え失せろ。
星たちも沈んでくれ。
夜が明ければ、私が勝つだろう。
きっと勝つのだ!

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2006.02.24

伊藤公介さんの政倫審

伊藤元長官、国交省への圧力改めて否定 と言うニュース、なんだか影が薄くなりました。
忘れてはいけない疑惑の一つ。
そもそもの始まりだった疑惑、「耐震強度偽装問題」。
昨日23日、自民党の伊藤公介元国土庁長官が国土交通省の衆院政治倫理審査会が行われたようです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
伊藤議員は冒頭の弁明で国交省課長を訪ねた経緯などを説明し、「政治倫理には反していない」と述べた。「小嶋社長が『公表は慎重に』と課長に言ったのに、なぜいさめなかったのか」とただされると「課長は調査中だと言っており、どこに問題があるか、わからなかった」とかわした。

 伊藤議員は課長に続いて局長とも面談し、「建築確認検査機関を指定した国にも責任がある」と述べたと局長が明らかにしている。この点について伊藤議員は「小嶋氏と課長とのやりとりを聞いていたので『民間の検査機関もチェックできないなら問題だろう』という認識はあったが、言ったかどうかはわからない」と説明した。

 伊藤議員は昨年6月、産業再生機構に電話。ヒューザーが落札を望んでいたホテル運営会社の入札をめぐり、小嶋社長と面会するよう求めたことがわかっている。伊藤議員はこの日の審査会で、昨年8月にも自ら同機構に電話し、入札の状況を尋ねたと認めた。

(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

伊藤氏はこの1月19日の記者会見では、
「偽装問題は報道で初めて知った」と話していました。
が、
伊藤氏は小嶋社長らとともに、偽装公表の二日前、国交省の山本繁太郎住宅局長と面談し、
「この件では、建築確認検査機関を指定した国にも責任があると思う」と発言したとされます。
この点を聞かれ、
伊藤氏は「いったかどうかは別だが、そういう認識はあった」と事実上、認めました。
つまり小嶋さんの代弁者としての役目を担っていたのです。

さらに、あろうことか偽装公表の前に、国交省が小嶋社長と東日本住宅の桃野直樹社長にだけ、公表の中身をA4判で四枚にわたるファクスで知らせていたことが明らかになりました。
これはどういうことか???
と、問われれば、
伊藤氏はこれについて「民間の確認機関がチェックできなかったという話は出ていたが、自分が何を言ったかはいちいち覚えていない」と答弁。国への圧力を認めませんでした。
そしてこれで禊はすました、とする伊藤さん。
しかし、私たち国民は納得するだろうか?
とりわけ当事者であるマンションの住民の方々は「これでよし」とするだろうか?

伊藤さんが今問われているものは何か?
それは、関係当局への圧力・仲介です。
伊藤元長官は、産業再生機構が競売にかけた神戸市のホテル運営会社「西神オリエンタル開発」の入札に関連して昨年六月、落札を希望していた小嶋社長を機構幹部に仲介したと指摘されています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
問題の競売案件は、再生機構が再建を支援している大手スーパー、ダイエーの子会社で「西神オリエンタルホテル」を運営する西神オリエンタル開発(神戸市)。複数の関係者によると、伊藤元長官は昨年六月上旬、再生機構に電話し面識のない室長に小嶋社長との面談を要請。六月十六日に小嶋社長とヒューザーの社員数人が東京・丸の内の再生機構を訪問した。元長官は同行しなかった。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
伊藤さんはこれに対して、
「小嶋社長に頼まれて、窓口だけ聞いた」と機構に電話したことを認めました。
また、昨年8月に入札結果を確認する電話をしたという疑惑については「いつごろ結果が決まるか、(小嶋社長に)聞かれて問い合わせた」と答弁し、関与を裏付けました。
これには、与党の公明党議員も「(業者のために)そこまでやる必要はないんじゃないか」と呆れたということです。
また疑惑はこれだけでなく家族絡みへと発展しています。
伊藤元長官の三男が社長を務める“同族”会社「フューチャービジネスネットワーク」の営業活動を、伊藤元長官がしていた疑惑も浮かび上がりました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この住宅販売会社は、東京都内に本社がある中堅業者。同社によると、伊藤元長官の三男が社長を務める「フューチャービジネスネットワーク」(東京都中央区)に、建築した分譲マンションの完成後の清掃業務を、過去2年間で約70件発注した。1回あたり50万円前後だったという。フューチャー社は、この住宅販売会社が所有する中央区のビルに入居しているが、住宅販売会社は「適正な家賃を頂いている」としている。
 伊藤元長官の資金管理団体「東京公友会」の政治資金収支報告書によると、この住宅販売会社は04年にパーティー券を100万円購入したほか、社長が98〜03年に各16万円を献金している。また、社長は、問題発覚のため中止になった昨年12月の伊藤元長官の政治資金パーティーの発起人を、ヒューザーの小嶋社長らとともに務めることになっていた。
 登記簿によると、フューチャー社は04年8月に設立。伊藤元長官の親族や関係者が役員に名を連ね、妻が取締役。また、公設秘書の二男が取締役、政策秘書が監査役を務めていたが、問題発覚後の今年1月下旬、辞任している。同社は毎日新聞の取材に対し、7日朝までに回答していない。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これについては、
伊藤元長官は「知らない」「報道で知った」と繰り返しました。

伊藤氏が耐震偽装の発表前に、ヒューザー社の小嶋進社長とともに国交省の担当者と話し合った際、伊藤さんは誰のために立ち会ったか?
国交省側が「住民の安全が最優先」と繰り返したにもかかわらず、
彼はこの点についてノータッチ。
単に小嶋さんのためにのみその場にいたことは明白です。

また、伊藤氏が、昨年11月10日、大手ゼネコンの大成建設を小嶋社長とともに訪れた際、免震技術について興味があるから同行したとしながら、肝心の話のときには知人と話していたとする伊藤氏の弁明。
えええ???
肝心の話の時には友人と話していた?
では、一体なんの勉強に行ったの?
工事中の建物の耐震性が不十分なとき、どのように補強すればよいかを聞くために、ヒューザー社の意を受けて訪ねたことを隠そうとしているのではないですか?
伊藤さん。
そして、何よりも
なによりも私たちが知りたいのは、
伊藤さんとお金の流れです。
そりゃ、そうでしょう。
お金が流れないのに伊藤さんがそこまで小嶋さんのためにやるか???

昨日の政倫審では、伊藤氏を支える住宅政策研究会をめぐる資金の流れについて質疑がありませんでした。
時間がなかったのしょうか?
いずれにしても、
いずれにしても、
私たちは真相を知りたいと思うのです。
それは「議院証言法が適用される証人喚問での真相解明」しかないと私は思います。
悪いことをしていないのなら、
逃げも隠れもしないのなら、
どうぞ、証人喚問を受けてください。
伊藤さん。



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荒川選手 おめでとう!!!

荒川静香さん
おめでとう!!!
素敵でした。
魅せました。

その優雅な舞いと大胆な演技。
銀盤を縦横に舞う静香さんの姿は本当に美しく華麗でした。

私は今朝は五時前に起きて、
ミキちゃんの演技から応援。
ちょっと緊張したのか、今回のトリノは残念な結果でしたが、
まだまだ先はある。
頑張れ〜〜〜
ミキちゃん。

そしてしばらく仮眠(?)

その後、いよいよ最終グループ。
見ている私もドキドキ、ハラハラ、ワクワク。
採点方法が大きく変わり、
何回ジャンプが何点とかとか、いろいろ細かくなりました。
静香さんは前半から難なくジャンプをクリア。
いつでる、いつでる。
例のあれ。
イナバウアー。
見ている方も心臓、ドッキンドッキン。
そして、
そして、出ました。
それはもう優雅に。
まるで銀盤に咲いた蓮の花。
艶やかで上品で大きい。
存在感あるイナバウアー。
そしてその後予想通りジャンプを披露。
高く、小さく、軽やかに舞いました。
うわっ〜〜〜〜〜
我が家は朝早い時間も忘れて大声で歓声。

その後も丁寧にしかも楽しく演技を納め、
フィニッシュ。
終わったあと、会場中が総立ち。
やまぬ拍手。
頭を優雅に下げる荒川選手。
迫力と優雅とをバランス良く魅せた女王がそこにいました。
本当に素敵でした。
おめでとう!!!
荒川選手。
そして4位だった村主さんも彼女らしい可愛いやさしい演技でした。

本当に有り難う。
とても素敵な夢をトリノからプレゼントしていただきました。

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その後の民主党

民主・永田議員の進退先送り 執行部「休養させ判断」と言うニュースが出て、
民主党はてんやわんやの終始がつかない状態です。
さてこの問題、それこそ「がせねた」を掴まされたように表面を素通りしていけないと私は思います。
永田さん一人に罪を着せて、一件落着という幕引きは、誰もが望んでいません。
或いは前原さんの党首討論で「口座を提示」すると言った言葉をどこか他所にホカッテもいけません。
(当の本人も忘れているとは思わないが?)
この一週間、
マスコミではメールの真偽が先行、
自民党と民主党の蝸牛角上の争いを写しだし、
否応なく「自民対民主」の構図に巻こまれました。
そして、「追求する側の場外乱闘・勝手に自爆」に対して、
呆れるばかりです。
が、
が、
ここで大切なことは
決して民主党に石を投じてはならない、と言うことです。
確かに、現民主党の稚拙さが目立つ今回のメール事件でした。
しかし、
追求側が稚拙で腑甲斐ないモノであることと、
疑惑が晴れた事とは同じではありません。
確かに若干の漂白はされたかもしれないが、、、

私たちの多くは、あの「爆弾発言」が出たとき、
「やっぱり」と思ったのではないでしょうか?
その後の当事者の幹事長の対応を見ても、
「いやぁ、まさか、そんなこと」と思うよりは、
「限りなく黒に近い」と言う心証を持ちました。
永田発言は国民の心情の代弁であったからこそ、
この問題がこうまで大きくなったのです。
党首討論で、私は「前原さんの勝ち」と直感で思いました。
それは、証拠こそその場で提示はしませんでしたが、
「国政調査権」を渋る総理の姿をあぶり出したからです。
その姿を見て、
「さらに深い闇」を感じたのです。
つまり、小泉政権の胡散臭さを肌で感じたのです。
また、あの討論の進み方自体は、躱そうとする総理と、
追求する野党でした。
(その後の対応は、さらに裏で何かあるのかと連想、憶測させる前原さんのお粗末さには、
いささかガッカリ、というのが本音です)。
いずれにしても、
私たち国民は、それが理想であっても、空想であっても、
「政治家には不断に正しくあって欲しい。
清廉潔白であって欲しい」と思っているのです。
それが悉く裏切られるようなこの頃の事件の数々。

政権与党として、
今問われているのは、
「こうした国民の感情」なのです。
そこをしっかりと見極め、
私たちが納得する形で説明をしていただきたい。
勿論、民主党もお騒がせメールの件については謝罪の必要を感じます。

そして、願わくば民主党は今回の事でめげずに、
疑惑追求の急先鋒になって欲しい。
まぁ、できれば、スカタンなやり方ではなく、
もっとスマートに。
そして共産党、社民党も、まだまだ解決されていない疑惑を明らかにしていただきたいと願っています。

この問題、あまりに流動的なので、
次から次と出てくる情報に私も翻弄されています。
自民党の平沢さんがテレビで言われていたように、
ネタもとでドロドロなのかもしれません。
したがって、
私の今日の見方と、明日の考えが違うかもしれませんが、
一貫していることは、
「政治と金」はもうゴメン。
と言うことです。

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2006.02.23

今日の動き

今日は政局もかなり動いたのでしょうか???
私は、今日夜までチェーホフの読書会やら何やらで大忙し。
テレビ、ネットを見る時間がありませんでした。
人づてで例の永田さんの進退(?)について知ったのも、ちょっと前(夜八時過ぎ)。
と、いうことで、今日はもう何も書けませんが、
この問題、いろんな意味で重大かな???とも思うので、
多方面からの分析を試みたいと思います。
私たちが本当に知りたかったことは何か?
それを伝える手段は何か??
今度、時間のある時にしっかり考え、書きたいと思います。
いずれにしても「これで終わり」なんてことがないように、と私は願っています。

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2006.02.22

ぎゃ〜〜〜ヒ・サ・ト

日本代表とインド代表との試合。
6−0で勝ちました。

そして、
そして、
ヒサトが入れました!!!
ぎゃ===
我が家は、もうしばらく握手と拍手と雄叫び。
(階下の方、ゴメンナサイ)

寿人、
凄いよ。
今日はワンアシストワンゴール。

よかったね。
カンパ〜〜〜イ。

〜〜この試合の詳細は明日書きます。〜〜

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党首討論雑感

今、自民党の小泉さんと民主党の前原さんとの
党首討論がありました。
先日の衆議院予算委員会に引き続き、今日も注目は、「武部さんと堀江被告」の裏金問題。
マスコミは連日、問題のメールの真偽をとやかく言っています。
が、
「全ての怒れる国民」の関心は、
メールの真偽や出所ではない。
実際に裏金が動いたかどうか、
それだけです。
多くの国民が陪審員のように、今日の二人のやり取りを見ていたのではないでしょうか???

そして、
その判定は。
小泉さんの負け。
でした。

いつまでもメール云々から一歩も先に進めない小泉さん。
何故かオドオド、グラグラ、ヒクヒク、
ジトジト、、、
テレビに映し出されるその一つひとつまで、
陪審員である私たちは見ている。

目は口ほどにものを言う。
とか、、、

今日は、
前原さんの方が理がありました。
もう一度言いますが、
メールの真偽が問題ではなく、
その中身です。
民主党が口座を明らかにすると言っているのだから、
国政調査権を行使すればいい。
と、言うかそうしない場合、
いつまでたっても武部さんはグレーから限りなく黒に近い。
残念ながら、小泉さん。
今日はあなたの詭弁は通用しなかった。

事実が知りたい。
と、いう国民の声に自民党は、さぁどうする???

これに関しては、
今度、もっと時間をおいて、じっくりと両党の出方をみて
改めて書きます。
とりあえず、雑感のみにて、、、

それにしても、
それにしても、
こんなことで国民の耳目を奪っていく政治って、
健全ではありませんねぇ〜〜〜


追記。
さっき、夕方のニュースを見て、頭がクラクラしました。
報道を見ると、まるで前原さんが新しい情報を出せなかったように画面を切り取っていました。
しかし、
それは正しくない。
それは全てを映し出してはいない。
テレビを見ていた私は、
前原さんの主張に整合性を感じました。
もう、メールの真偽は争点ではない。
民主党は「口座」を出すと言っているのだから、、、
(尤も本当に出すことを信じているのですが)
そして、口座名を党首討論で明らかにするはずがないのは、メディアが一番承知だと思うのですが。
それこそ「個人情報」です。
後日、秘密会で出すと言う民主党。
それを受けるのは自民党。
構図は出来上がったと私は思うのですが、、、
報道が私たちに伝えることは、
憶測やネタではない。
事実です。
ならば、映像を切り取って報道してはいけない。
と、
私は思いました。

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プレオネの円盤

世界初!33年ぶりに円盤の検出に成功。 〜なゆた望遠鏡の世界的成果〜という発表を見ました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
なゆた望遠鏡がプレオネという星のスペクトル(虹)の観測を行ったところ、この星に33年ぶりに
新しい円盤が形成されていることが判明しました。
 プレオネには33年前に円盤が形成されたことは知られていましたが、その古い円盤はまだ存在し、
その古い円盤と60度の角度で交差するように新しい円盤も形成されていることを発見しました。
 なお、2つの円盤をもつ恒星は見つかっておらず、今回プレオネに新しい円盤が形成されたことを
観測したことにより、なゆた望遠鏡が世界で初めて2つの円盤をもつ恒星を検出したことになります。

円盤について
古い円盤:外側の大きなもの。カナダのガリバーが1973年に発見しました。
新しい円盤:内側のもの。なゆた望遠鏡が発見しました。2005年秋ごろに形成されたと推定されます。
(上記サイトより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と言うことで、また新しい宇宙のニュースが届きました。
ワクワク、、、

先日、夫が「紐理論」について話をしてくれました。
私にはあまりに難しくて途中で頭の中が、それこそ紐が絡まってグチャグチャ。
わからなくなりました。
が、
宇宙の生成を考える時、全てが矛盾なく説明できるのではないかと言う紐理論。
なんだか、とても惹かれました。
夫と子どもが話の最後に言っていた言葉。
「宇宙の謎を探るには人生はあまりに短い」。
うううう〜〜〜〜〜んんん。
なるほど。
確かに。


知らないこと、
知りたいこと。
知らなければならないこと。
いろいろ思えば、
人類は戦さなどしていられない。
学ぶことは忙しいのだから、、、
 

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2006.02.21

深刻な格差社会 

所得の格差が拡大」74%と言う結果が2月6日朝日新聞の意識調査で明らかになりました。
この1月に格差社会というテーマでここでも書きましたが、
さらにこの問題について拘っていきたいと思います。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「所得の格差が広がってきている」と思う人は74%で、そのうち7割の人が「問題がある」とみている。81%の人が「お金に困るかもしれない不安」を感じる一方、「勝ち組」「負け組」に二分する傾向には、抵抗を感じる人が58%——。朝日新聞社が昨年12月から1月にかけ郵送で実施した全国世論調査で、格差やお金をめぐる意識が浮かび上がった。「競争は活力を高める」「挽回(ばんかい)できない社会だとは思わない」との見方も共に6割を占め、競争社会それ自体は、前向きに受け止める姿勢がうかがえる。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さらに細かい数字については上記のニュースに書いてありますので、
興味のある方はどうぞご覧ください。

さてさて、
これに関して、小泉内閣。
「格差拡大は誤解だ」と小泉さん。
「小泉改革だから格差拡大とはならない」と今、時の人武部さん。
「小泉内閣から(格差拡大が)始まったわけではない」と言うのは冬柴さん。
そして、さらに反論
=======
 小泉首相は20日、朝日新聞社の世論調査で格差拡大を感じる人が7割を超え、その半数が小泉首相の政策と関係があると答えた点について「結びつけるのは拙速ではないか。短絡的ではないか」と記者団に語った。

首相は「格差はどの国でも、どの時代でもある。必ずしも格差があるから悪いということではない」。1月の国会答弁では「言われるほど日本社会に格差はない」と語った首相だが、この日は格差の存在自体は問題ないとの考えを強調した。
(上記ニュースより)
========

なるほど、どうも小泉内閣にとっては「格差社会」は受け入れたくない現実なのだろうか???
そりゃ、そうか、、、
政策の間違い、政治の貧困を示されるということだから。
では、現実の私たち庶民の生活はどうか?
ちょっと数字で見てみましょう。
雇用労働者に占める非正規労働者の割合は、1997年の23・2%から、2004年には31・4%に急増。
1998年と03年の二度にわたって労働基準法が変わり、
有期雇用の上限が原則一年から三年に延長。
03年の労働者派遣法で、製造現場にも派遣労働を解禁、派遣期間の上限が原則一年から三年に延長。
非正規労働者の割合がグ〜〜〜ンと増え、正規職員が減少の構図が法律的にも整備されたのです。
正社員の平均年収は年間22万円ダウン。
従業員給与は約2.5兆円のマイナスです
一方、
財務省の法人企業統計調査によると、小泉内閣発足前の2000年度から04年度にかけて、資本金10億円以上の大企業の経常利益は、約6.4兆円伸びています。
これに伴い、役員報酬・配当も約1.9兆円アップ。

また貧困化の進みは深刻です。
総務省の「家計調査年報」によると、勤労者世帯の年収を十段階に分けた一番下の階層(最下10%)では、一世帯(平均約三人)の平均収入が342万円(2000年)から304万千円(2004年)にまで落ち込んでいます。
全世帯に占める生活保護の割合は1・6%。
全世帯での要保護世帯の発生率を、10%程度とすると、生活保護を必要とする貧困世帯のうち、約85%が保護を受けずにいるということです。
さらに追い打ちをかけるような諸改革(?)。
「改革の加速化こそが諸問題の唯一の解決方法だ」と中川秀直さんは言うが、、、
さらに何を勘違い(???)したのか、衆院予算委員会で、イギリスのチャーチル元首相の言葉だとして“社会主義は富める者をひきずりおろすが、自由主義は貧しき者を引き上げる”とまで言いました。
?????
自由主義は貧しき者を引き上げる???
ならば、
今、貧しき者をトコトンひきずりおろしているのは「新自由主義」ということかぁ。
ならば、納得。
合点承知。

格差拡大の最大の要因は、
大企業・財界はリストラとパートタイマーや派遣、業務請負など非正規雇用を激増させたことです。この不安定な雇用形態で賃金は低く抑えつけられ、社会保障制度からも排除される労働者が増え、所得の格差が広がっているのです。
産業再生法などでリストラを促進したうえ、労働者派遣法の改悪など労働分野での規制緩和をすすめてきたことが、今日の歪みの原因です。
雇用分野では、使用者がホワイトカラー労働者を「一日八時間、一週四十時間」という労働基準法の枠外におくホワイトカラー・エグゼンプション制度の導入も狙っています。この制度が導入されれば、労働者を無制限に働かせることができ、残業代も深夜勤手当も不要となります。
さらなる、さらなる格差が進み、もう二極化となります。
が、
二極と言っても、貧困層の方が圧倒的多数で、富裕層はほんの僅かであることは想像に難くありません。
そして、富裕層を支えるために多くの、多くの貧困層が、
それこそ子どもから老人まで税金という名目で搾り取られていく構図が、
鮮やかに浮かび上がってきます。

日本の将来とは、
こんなものであっていいのでしょうか???
ねぇ。
小泉さん。
貴方がどんなに「違う」と言い張っても、
75%の国民は、格差社会の到来を予想しているという現実、
そしてそれを裏付ける数字をご覧ください。
決して、
けっして、
人生イロイロなんて逃げを打ちませんように!!!

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道州制

 首相の諮問機関である地方制度調査会が「道州制の導入が適当」とする答申案をまとめ、28日の総会で決めたのち、小泉純一郎首相に答申する予定とのこと。
さてこの道州制
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
行政区域を比較的大きなregion(国によって「道」「州」「省」などと呼ぶ)に分け、広範な行政機能を持たせて地方主権を図る制度である。
(上記wikipediaより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ということで、実はこの問題少なくとも昭和30年代からあったそうです。
その理由は、西洋の先進国が、移民によって戦後の高度経済成長の労働力不足を補ったのに対して日本は、地方の余剰労働力を、出稼ぎや集団就職などの手法で都会に移して労働力不足を補ったため、過疎・過密が進んだ地域が生まれたため地域間の格差を是正することからでした。
ところが、
税収が少ない県には地方交付税交付金や補助金を投入したり、池田勇人内閣の所得倍増計画や田中角栄内閣の日本列島改造論、はたまた、総合保養地域整備法(リゾート法)などによって地方への公金投入をしたことにより、地方の生活基盤の整備が進んだため、独自財源増大を目的にした道州制を導入する意味がなくなり、道州制論議は不活発なまま推移したそうです。
ところがここ近年になって道州制の議論が改めて活発になった要因には、つぎのような理由が挙げられています。
・国家の借入金が膨大になり、中央(大都市部)が、地方に、とりわけ「ムダな公共事業」に対して反感を持っているため。(しかし、中央の「ムダな公共事業」については居直っている。)
・中央から地方へ、地方交付税交付金や補助金を投入しづらくなったため。
・中央による、強引な市町村合併の延長線上。これが進んで、基礎自治体が十数個しかない県や、都府県規模の巨大な面積の市が造られているため。
・地方債の格付けが下がり、自治体として破産してしまうので、外見の予算規模を大きくするため。
・交通網の発達により、生活圏・経済圏が拡大したため。
・歴史的背景に基づくもの。この説は、元々日本は約10個の国から成る連邦国家だった、という背景に基づいているとのこと。
なお、上記の記事はwikipediaを元にしています。
さて、こんな道州制。
今、出されている案を見ていきましょう。
現在の47都道府県を廃止。
全国をおよそ10くらいの「道」「州」に再編、市町村との二層制にしようというものです。
16日に同会専門小委員会がまとめた答申案では、
区域案として9,11,13地域に分ける三案を盛り込みました。
また答申案では、国の役割を外交、防衛、通商などに限定。
国が道州へ移す主な権限として、国道の管理、一級河川の管理などを挙げています。


さてさて、
この道州制が実施されたらどんな問題が生じるか???
その疑問点や問題についてはwikipediaでは以下のように書かれています。

・都道府県の廃止
道州制の実施に伴い、都府県は廃止される。しかし、県への愛着や誇りなどといった土地観や感情の問題などから、都府県の廃止に国民の理解が得られるかを疑問視する声もある。
・府県の分割
市町村において合併や分割が行われている点から、府県でも合併や分割が認められるのは自然な事である。
・面積
面積が大き過ぎては、道として成り立つかという問題もある。例えば、東北、北陸や九州などにこの傾向が見られ、北と南、東と西で文化圏や経済圏が大きく異なる状態では、食い違いが大きくなることが懸念される。
・名称
道州制の施行に際しては、方位(東西南北中)を付けた名称を極力避けて、雅称を用いるべきだとの意見がある。これは、安易な方位地名の濫用や、安易なネーミングによる「安っぽさ」を防ぐ事が目的である。
・財源
財源に関しては、貧富の格差を是正するために、税収の多い道から多めに国税を取って、それを税収の少ない道に回す必要がある。又、「紐付き」の補助金を、「紐抜き」の一般財源に転化する必要もある。
・市町村は別問題
市町村の合併・分割(分合)と、府県の合併・分割は、本来は分離して考えなければならない問題である。


こうして問題点を見ていくと、
都道府県が広域化することで、地方行政がますます遠い存在になってしまいかねません。
また、
道州制の導入が市町村の大再編と一体のものとして進められている今の現実をしっかり見ることが必要です。
いわゆる「平成の大合併」によって、全国の市町村数は約3200から今年三月末には1821まで約4割減ります。
私の住む地域でも近隣の市町村合併が進められきそうです。
住民には直接問題がなさそうですが、
例えば、今までは近くにあった市役所が、遠方になるとか、
あるいは税金が高くなる、
学校の問題、
サービスが悪くなる(今までの常識では悪い方に基準が合せられているから)
などなど、双方の住民から不満が出ています。
住民からの下からの要望もなしに進められている道州制や市町村合併は、もともと財界の強い要望であったことを見過ごしてこの問題を語ることはできません。
1989年、経団連は、都道府県制について「国民や企業の活動範囲が全国的に広がってくることを考えると、行政単位としてはいかにも狭小に過ぎる」とその再編を提言しました。
そして、次に出てくるのが例の奥田ビジョン
これに関しては、ことある毎に述べていますが、
道州制に関しても例外ではありません。
「活力と魅力溢れる日本をめざして」を見ると、
「『州制』を導入する」と打ち出し、「社会資本整備や地域の環境対策などの内政分野については、各地域の州政府(全国で五〜十)、ならびに現在より広域的な自治体(三百程度)の所管とします」と明記しています。
さらに政府の経済財政諮問会議の専門調査会が05年4月にまとめた「日本二十一世紀ビジョン」では、
「道州制の実現・人口三十万人規模の基礎自治体」を目標に掲げました。
経団連が提唱することは、
福祉や暮らしを担う自治体を減らすことで、財政規模を大幅に縮減し、同時に、財界の望む大型プロジェクトを進めやすくする狙いであることは言うまでもありません。

この問題、日常的にあまり気にならないのですが、
いざ公的なサービスを受けようとするとき、その不便さを感じたり、
税金が知らない間に高くなったりと、
気がつくと住民にしわ寄せが来ていると言うことがあるかもしれません。
しっかり、自分の住む町の「市町村合併」にもう一度目を向けていきたいものです。

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2006.02.20

郵政民営化 その後

日本郵政公社が郵便集配1000局で廃止と言うことを堂々と発表しました。 
まぁ、案の定と言うことです。
こうなることは誰だって「想定内」だったとは思いますが、、、

〜〜〜〜〜〜〜〜〜
日本郵政公社は07年10月の郵政民営化のスタートまでに、主に過疎地や郡部にある約1000局の「集配郵便局」での郵便物の集荷・配達業務をやめる方針を決めた。集配郵便局は現在、全国に約4700局ある。政府は民営化に際して「原則として過疎地の郵便局は維持される」(竹中郵政民営化担当相)と公約していたが、集配停止で実質的なサービス水準が低下する地域も生じると見られる。

 集配業務をやめる1000局は窓口業務だけをする「無集配局」になる。対象となる集配局は、北海道や東北、中国地方が多くなる見通し。これに伴って規模の大きい約1100局を「統括センター」(仮称)に衣替えして郵便物集荷の中核拠点とし、現在よりも広域で集配をさせる。

 現在の郵便局の集配拠点の配置は「民間の宅配便業者などに比べて複雑で地域的な重複が多い」と指摘されてきた。郵政公社は民営化を機にこれを見直すことで、輸送にかかる費用や人件費などを「大幅に削減できる」と見ている。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
では詳しく見ていきましょう。

全国で再編の対象となるのは約2万4670の郵便局のうち、郵便局独自の集配業務を行っている普通局と特定局合わせて4705局。
このうち1818局を地域の拠点局となる「統括センター」に、
2651局を統括センターのもとに設置される「前送施設」とし、
残り966局の集配業務を近隣局に集約するという。

また集配業務がなくなる局を地方別に見ると、
最も多いのが中国地方で165局。
北海道141、
東北108、
九州98、
近畿95、
信越95など。

では公社の言い分を検討していきましょう。
「分社化に伴い効率的に集配業務を行うための対応であり、郵便局の廃止を前提にしたものではない。サービスの低下にならないように、職員、地方の声を聞いて納得も得ながら計画を進めていく」と言うこと。
はぁ????
郵便局の廃止を前提にしていない?
分社化に伴い効率的に集配業務を行うための対応??
サービスの低下にならないように、職員、地方の声を聞いて納得も得ながら計画を進めていく???

サービスの低下。
なります。
郵便の集配業務だけでなく、貯金・簡保の外務もあわせて集約されることになり、
これまで非常勤の職員をふくめて十数人でサービスを提供していた集配特定局は、わずか数人で窓口業務をおこなう無集配特定局になってしまうのです。
郵便局に行くといつも笑って対応してくれていた、あの可愛い職員が、
次からは凄まじい形相で仕事をこなしていくようになるのだろうか?
親切にいつも教えてくれていたあの年配職員は、もうケンモホロロになるのだろうか?


竹中総務相は、これまで集配特定局が「地域の中の中心的な役割を担っている」「ネットワーク価値が高い」と主張していました。
ならば何故統廃合、いや廃止するんだろう?
ねぇ、竹中さん。
郵便局の社会的機能は重視するとしながら、「これまでのものと寸分たがわずではない」とも言いましたね。
「必要な統廃合はこれまでも行われた」と統廃合を正当化しましたね。
しっかし、こんなに沢山の統廃合が必要なのでしょうか???
さらに地域格差は厳然とある実態。
いかが説明なさいますか?
竹中さん。

あれは
ウソ
だった、なぁんてことはありませんように。

これからの行方、しっかり見守っていきたいです。

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儲けているのはダ〜〜レ

大手銀決算 三菱UFJ利益1兆超と言うことで、軒並み黒字になりました。
上の記事を参考にちょっと見てみましょう。
〜〜〜〜〜〜〜
三菱UFJは、前期に計上していた5437億円の不良債権処理損失が0になったことに加え、融資先の業績改善で、主に旧UFJ銀行が過去に計上していた貸し倒れ引当金4047億円が不要となり利益として繰り戻された。これが、税引き後利益を9000億円程度押し上げる要因となった。
三井住友フィナンシャルグループも不良債権処理損失が前期より4506億円減少し、大幅増益だった。
 一方、銀行の本業のもうけを示す業務純益は、投資銀行業務や投資信託の販売など、手数料収入が増えたみずほフィナンシャルグループ、三井住友、住友信託銀行の3グループが増益、貸出金利ざやの縮小などで三菱UFJ、りそなホールディングス、三井トラスト・ホールディングスの3グループが減益だった。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜

と、言うことで、このニュース素通りしてしまいそうですが、
ここで、

「ちょっと  まった!!!」

と、疑問を持たなければなりません。

この儲け、一体どこから来ているか、
もう一度上のニュースをおさらい。

貸し倒れ引当金
投資銀行業務や投資信託の販売など、手数料収入。
そうか、、、つまり銀行の本業と言うわけでなく、
手数料が支えているということかぁ。
そう言えば、公的資金はどうなったのだろうか???
6グループの発表によるとまだ約6兆円ほど返済していないとのこと。
これって、モチロン私たちの税金です。
黒字、儲けている、というのだから早く返済して欲しい。
また、預金者への還元はないのだろうか???
利息は低い。
低すぎ。
普通預金の利率0.001%。
頭がクラクラします。
100万円を1年預けて利息が
なぁんと10円。
税金をひかれて8円。
笑うしかない、、、
因みに国民の利子所得はこの10年間で154兆円も減ったそうです。

私も財布代わりに「と、ある銀行」の普通預金に口座を開いています。
が、
月給前にドンドコ、ドンドコ公共料金などがひかれて、
つい赤字になることが一度や二度や三度ではありません。
そこで自衛のため少しだけ定期預金に入れておくのですが、
この定期預金でさえ、利息はサッパリ。
先日も二桁の利息を見て笑い転げていました。
笑うしかない。庶民は。
はぁっ、、、ですよ。まったく。

公的資金導入も大概、呆れましたが、
利益が出ている今、
自分たちだけの利潤追求の姿勢って、どんなものだろうか???
なぁ。
せめて、利息が時間外手数料以上になって欲しいと願っている私です。

儲けているのは
ダレダ???

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小林多喜二

今日、2月20日は小林多喜二の命日です。
1933年のこと。
私は2月20日になるといつも多喜二のことを思い、涙が出ます。
背筋がシャンとします、、、
多喜二のような人生があったこと。
彼が守ったもの、
彼が信じたものを思うと、胸が震えます。

私が本当の意味で「多喜二」を知ったのは演劇からです。
早春の賦というその劇は、
小林多喜二の駆け抜けた人生を綴ったものでした。
明るくて優しい多喜二。
裕福な家庭に生まれながら、
周りの貧しき人々の現実を見て、
その不条理に怒り、目覚め、そしてついに
小作人や労働者の代弁者としてのプロレタリア文学者になる。
彼の情熱は、特高に虐殺されるその瞬間までも続く、、、
そして、彼の思いは、願いは残された私たちに引き継がれている、、、
ずっと、ずっと、、、

小林多喜二が願い、祈ったものは単純です。
平和で、格差のない社会です。
ただ、この願いだけでした、、、
彼はこの願いを守るために命を賭して戦いました。
小林多喜二が在ったこと。
彼のような人がいたこと、、、
それは、今を生きる私たちに大きな指針になります。

私はいつも書いていますが、
自分の力は小さい。
しかし、
先輩たちの思いを考えるとき、
書くことが出来る間は精一杯書き続けていきたい。

世の中が平和でありますように!!!
と。

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茨木のり子さん

詩人の茨木のり子さん死去というニュース。
ご冥福を心よりお祈り致します。

茨木のり子さんと言えば、
やはり「倚(よ)りかからず」
と「わたしが一番きれいだったとき 」ですね、、、

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「わたしが一番きれいだったとき」 

わたしが一番きれいだったとき
街々はがらがら崩れていって
とんでもないところから
青空なんかが見えたりした

わたしが一番きれいだったとき
まわりの人達がたくさん死んだ
工場で 海で 名もない島で
わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった

わたしが一番きれいだったとき
だれもやさしい贈り物を捧げてはくれなかった
男たちは挙手の礼しか知らなくて
きれいな眼差しだけを残し皆発っていった

わたしが一番きれいだったとき
わたしの頭はからっぽで
わたしの心はかたくなで
手足ばかりが栗色に光った

わたしが一番きれいだったとき
わたしの国は戦争で負けた
そんな馬鹿なことってあるものか
ブラウスの腕をまくり
卑屈な町をのし歩いた

わたしが一番きれいだったとき
ラジオからはジャズが溢れた
禁煙を破ったときのようにくらくらしながら
わたしは異国の甘い音楽をむさぼった

わたしが一番きれいだったとき
わたしはとてもふしあわせ
わたしはとてもとんちんかん
わたしはめっぽうさびしかった

だから決めた できれば長生きすることに
年とってから凄く美しい絵を描いた
フランスのルオー爺さんのようにね
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「倚りかからず」
               
もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくない
ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことがある
倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

以前、茨木のり子さんの倚りかからずの詩について書いた事があります。
それを今、改めて読み直しました。
そこで、私は以下のように書いています。
=========
できあいの学問や思想や宗教(哲学)は、
その先達の真意はともかく、
浅はかながら身につけて、、、
もう身動きできないくらい。
がんじがらめになるくらい、、、
知識で覆って。
浅薄であるがゆえに。

しかし、
一番大切な自分を忘れていたのだが、、、
自分を解き放ち、
自分を見つめ、
自分で考えることを忘れていたような気がします。

茨木さんの詩で改めて、
そして新鮮に感じたことは。

「自分は自分」

であること。

倚って立つものは、
自分であることを、、、
===========

「自分は自分」であると言うこと。
そして、今その自分が容易に見えない、見えにくくなっている不透明な時代であることも
痛感します。
人生の先輩である茨木さんの痛烈で峻烈で、そして優しい詩をもう一度噛みしめながら、
今、生きていることの責任を感じている私です。

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2006.02.19

今日は雨水

今日は雨水です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
二十四節気の1つ。2月19日ごろ。および、この日から啓蟄までの期間。
太陽黄経が330度のときで、空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始めるころ。正月中。暦便覧には「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と記されている。
春一番が吹き、鶯の鳴き声が聞こえ始める地域もある。
昔から農耕の準備を始める目安とされてきた。
(上記wikipediaより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
雨水と聞けば、
おひな様を飾らなければと思います。
私は段飾りは持っていません。
小さなちいさな団地サイズのお内裏様も持っていません。
だから飾るのは、
子どもが小さいときに作ってくれたフィルムケースのお内裏様とか、
夫がお土産で買って来てくれた土鈴。
自分で作った絵手紙やちぎり絵。
生協で格安で買ったお内裏様。
と、まぁそんな感じで小さいおひな様のセットが我が家のあちこちに並びます。
桃の花と菜の花を飾り、
ひなあられ、
これで、十分「楽しいひなまつり」が出来ます。
そうそう、白酒。
これは、もう右大臣どころの話ではない。
(♪すこし白酒召されたか、赤いお顔の右大臣)
どちらかというと、
「日本全国酒飲音頭」ですね。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
♪酒が飲める酒が飲める酒が飲めるぞ 
 酒が飲める 飲めるぞ 酒が飲めるぞ

 1月は正月で酒が飲めるぞ
 2月は豆まきで酒が飲めるぞ
 3月はひな祭りで酒が飲めるぞ
 4月は花見で酒が飲めるぞ
 5月は子供の日で酒が飲めるぞ
 6月は田植えで酒が飲めるぞ
 7月は七夕で酒が飲めるぞ
 8月は暑いから酒が飲めるぞ
 9月は台風で酒が飲めるぞ
10月は運動会で酒が飲めるぞ
11月は何でもないけど酒が飲めるぞ
12月はドサクサで酒が飲めるぞ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

と、いうことでいつでもドサクサにまぎれて飲んでいる私です。

そうそう、そう言えば今日は万国郵便連合加盟記念日でもあります。
郵政民営化。
さてさて、どうなることやら。
この頃の小泉さんを見ていると、
郵政民営化についても、なんだか情熱を感じません。
もう手にいれたものは興味ないかぁ???
ねぇ。小泉さん。
それじゃ困るんだが、、、
国は、国民は貴方の玩具じゃない。
と、思いながら今年の「世相雛」は、
小泉さんと細木数子さんと勝手に思っている私。
うわっ〜〜〜〜
誰が買うぅううう。

いずれにしても春はもう間近。

〜〜春もやや気色(けしき)ととのふ月と梅〜〜
(松尾芭蕉)

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久保覚醒

久保お待たせ!619日ぶり復活弾 ということで、
昨日の日本代表とフィンランド代表と親善試合。
結果は2-0で日本が勝ちました。
昨日は久保と巻のツートップ。
広島ファンの私としては、個人的に佐藤寿人選手にして欲しかったが、、、
前半は「まったり」と終わりました。
あああ、、、今日も「トトロか」と思いながら、欠伸。

後半も同じメンバーで始まります。
寿人はまだベンチを暖めている、、、
大体、広島から三人も呼ばれているのに、
みんなベンチを暖めているなんて、どういうこっちゃ、、、
と、ブツブツ文句を言いながら見ていました。
しっかし、
しかし、
3分、右サイドからのスローインのボールを小笠原が動きながら受ける→そのまま縦に突破してグラウンダーのクロス→そこへ走り込んだ久保がチョイと押し込む。
ゴ====ル。
ゴール。
やった!!!!
やったよ。
久保。
久保が笑っている。
晴れやかな顔をして笑っている!!!
なんか吹っ切れたように軽くなった久保。
その後のプレーは実に久保らしかった。
そして続いて後半12分、小笠原がハーフラインの手前から思い切ってロングシュート。このボールがGKの頭を越えてゴールネットに飛び込むと言うスーパーゴール。
凄かった!!!
本当に凄かった。
もう目がテン。
ミッチャン=====
と思わずコタツの布団を握り締めている私。
みっちゃん。すごかったよ。
これにはジーコさんも絶賛。

そして
そして後半27分。
巻に代わって待望の佐藤選手が登場。
(巻君。私は広島贔屓だから勘弁してね。)
わxxxっぁ。
ヒ・サ・ト
相変わらずの寿人で大きい人たちの間をチョコマカチョコマカと走ります。
その後、31分には加地さんに代わって駒野が入ります。
これで、駒野→佐藤の形は整った。
と、思いきや、34分、駒野の低いクロス→佐藤がダイレクトでシュート。
思わずゴールと思ったのですが残念ながらはポスト。
その後も佐藤君はゴールを狙いましたがゴールに届かず、そのまま2-0のまま試合終了。

と、いうことで昨日の試合は
みっちゃんが凄かった。
素晴らしいプレーを魅せてくれました。
ありがとう。
また、久保も得点できて本当に良かった。
良かったね。クボッチ。

あとは、我が佐藤選手と駒野選手、下田選手がドイツに行くことが出来るようにと祈っている私です。

リーグも、もうそこに来ています。
楽しみがパッと開花しそう。

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2006.02.17

今日の衆議院予算委員会

今日の衆議院の予算委員会。
見ていて、ちょっと疲れました。
と、いうのも昨日、国会、日本に激震を走らせた民主党の永田議員が、
今日も質問に立つというので、注目。
そりゃ、昨日から、今日にかけてこのニュースばかりだから。
堀江容疑者から武部さんに3000万円が渡ったかかどうか、、、
小泉さんがいち早く、昨日の段階で「がせねた」と言ったこと。
さらに、地検やら堀江さんの弁護士の話など、情報満載。
そんな中での今日の予算委員会。
予想通り、
自民党のトップバッターは逢沢さんに変更。
永田議員の昨日の発言が何ら信憑性がなく名誉棄損といきまく。
これに対して、民主党の一番手、原口さん。
法務大臣や検察庁に、
地検が捜査の内容を報道に知らせていいのかどうかと、詰め寄る。
過去、操作中の事案に対して捜査状況、また容疑者の弁護士と接見していいのかと尋ねる。
法相、地検しどろもどろ、、、
と、ここまでは良かった。
そして、ついに
注目の永田議員の質問時間が来る。
与野党の盛大な拍手、ヤジの中登場。
さて、何を話し、
どの様な新しい情報を出すか。
誰もが注目。
ドキドキ。
ワクワク。

ところが、
ところが、
永田さん。
「国民の皆さんには詰まらなくなるかもしれませんが、
大切なことなので、同僚議員と同じことを聞きます」
と、言うや否や、
「総理、がせねたと昨日は言いましたが、
それはどういう意味ですか?」
と、尋ねる。
「それはですね、、、」と辞書の意味を言う総理。

あちゃ〜〜〜
永田さん。それじゃ相手の土俵の上だよ、、、とテレビに向かって言うも、
肝腎の永田さん。
聞こえるはずもないので、終始「がせねた」にこだわり続ける。
そしてこんなことも言う。
「メールのネタ元は今も怯えている。
命の危険を感じている。
だからニュースソースは出せない。
またこんな所に出てきたら一方的に責められる」
これに対しては小泉さん。
「永田さん。
一方的に武部さんの次男を責めたのは貴方ですよ、、、」
と言う。
うううう====んんん。
これに関しては小泉さんの方が説得力あり。
それにしても私が驚いたのは、
このメールを真とする側も偽とする側も、
ソース元が命の危険で怯えていると言う内容を平然と聞いていたことです。
特に疑われている方は、
「えっ、そんなこと在るわけない」と否定するのかと思いきや。
顔色一つ変えませんでした。
尤も、よっぽど永田議員のメールを相手にしていないということか???
さてさて、
しまいには、
「総理、教えてください。
どんな情報を出したら信用してくれるのですか?」
おいおい、、、
そりゃないだろう。永田さん。

と、言うわけで、結局、何も分からなかった永田議員の質問。
本当に国民の皆さんの一人、私は詰まらなかった。

いや、分かったことは、
小泉さんの方が一枚上手ということかぁ、、、
もっと、裏をとってから発言しないと、
やはり弱いなぁ、、、
まぁ、これで引くわけにはいかないから永田さんも、
次はドカンと来るだろうけれど。

いずれにしても、
この事件、まだまだ闇は深そうです。
しっかし、国会って変わったなぁ〜〜〜
小泉さんになってから特に。
衆議院予算委員会で、
「火曜推理劇場」、〜〜犯人は誰か?〜〜
なぁんて感じでやっていていいんですかねぇ。

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神戸空港

神戸空港が昨日2月16日開港しました。
テレビでもニギニギしく報道されていましたが、
この空港。
開港までにいろんな物議を醸しました。
例えば、
目と鼻の先には関西国際空港と伊丹空港がある。
周辺は半径25キロメートル通勤圏内に三つの空港がひしめくことになるが、
その意味は何か?
関西の地方番組では、何回も特集が組まれていました。
三つ目の空港は、利便性よりも、財政の悪化と、環境破壊と騒音をまき散らすのではないかと危惧されていました。

神戸空港は神戸市が管理・運営する国内空港。
2500メートルの滑走路を擁し、空港島埋め立てや滑走路整備の事業費は3140億円。
その上、ターミナルビル建設、市が出資するポートライナー)の延伸を含む関連事業費との総額はなんと1兆円規模とされる巨大公共事業。
多くの多くの反対意見をまき散らして、
神戸市は「市民には負担をかけない」と明言。
そして建設を強行。
ところが、
ところが、
すでにその大見栄はすぐに破綻。
空港島の埋め立てに2000億円の借金を既にしています。
当初の計画では、民間に埋め立て地を売って返済すると言うもの。

甘い、甘い。
実際に売れたのは民間に売る用地の0・4%だけ。
空港の手前に控える人工島・ポートアイランドにも広大な未利用地が残されています。
中部国際空港の214倍の高値ということで、もともと売れる見込みなんて全然ありません。

これだけでは借金地獄はとどまりません。
滑走路など空港本体整備のため借金300億円の返済や開港後の空港経営に当て込んでいた着陸料収入も予定の半額。

国はこれに関して、補助金が300億円投入。
えっ?国が???
これは私たちの税金です。
よね?
また神戸市も市民への約束をとっとと反故にして、
「市税の投入」ということ。
おいおい、結局、負担は国民と市民にが背負うわけかぁ。

阪神・淡路大震災の被害を受けた市民生活の復興がいまだ途中の中、
何故、空港を作ったのか?
実際、98年には、「建設の是非は住民投票で」と、30万人以上の神戸司民が直接請求署名を市議会に提出しているという経過もありました。

これに懲りず、小泉さんは
三年後には静岡空港も開港予定。
財政赤字を理由にして国民に負担増、痛み増を強いいる小泉内閣。
財政赤字って言っても、
自分たちで赤字を作っているのだから、
これって、国民が負担するべきものでしょうか?
ねぇ、小泉さん???
小さい政府って、
結局、国民への還元が小さくて、
国民への痛み、負担は莫大。
と、いうことかぁ

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電気用品安全法

電気用品安全法で、中古の電気製品の販売が4月1日から禁止されようとしています。
中古製品で販売禁止の対象になるのは259品目。
電気便座、
電気温水器、
自動販売機、
テレビ、
冷蔵庫、
洗濯機、
直接交流電源に接続する電子楽器、音響機器、ゲーム機器など。
電気用品安全法は、
メーカーに、製品が技術基準に適合していることを検査機関や自主検査で確認し、新たな表示をつけることを義務づけました。
また、製造・輸入事業者、販売事業者は、新マークがないものについては「販売し、又は販売の目的で陳列してはならない」(同法第27条)とされています。

さて、ここで問題なのは、
消費者は元より、中小業者のほとんどが「寝耳に水」の状態だということです。
法の猶予期間だった5年の間、「国によるから告知がまったくといっていいほどされていない。ほとんどの中古業者は、この法の存在すら知らなかった」という指摘が相次いでいるということで、
法の徹底がなされていなかったようです。

所轄官庁の経済産業省、商務情報政策局消費経済部製品安全課によると、
販売業者も「新たに製造事業者の届け出をして、技術基準に適合していることを確認する自主検査をすれば、マーク表示できる。製造事業者として故障などに対応でき安全について責任を負う」ことで、中古の電気製品を販売できるということです。
この自主検査とは、
外観、製品が動く(通電)、感電しない(絶縁耐力試験)の三つのことだそうです。
同課では、「技術基準に適合していれば、最低限の安全性は確保されている。流通前は自主性にまかせることが製品の安全につながる。流通後は罰則などを強化するというのが、法改正の趣旨だ」として、
製品の安全を強調。
確かに、
このところ電化製品の欠陥商品による事故が相次いでいるので、
安全に対する意識を高めることは、消費者としては有り難いことです。
ただ、今回の「いきなり」の法律は、少々戸惑います。
安全は大切ですが、中古の流通を禁止するということは、
新品しか買うことが出来なくなるということです。
これは、なかなか辛い。
辛い。
フリーマーケットなどはグレーゾーンとなるそうですが、
これもまた今後、どうなることか。
私個人は、フリーマーケットは大好きです。
買うのも、売るのも楽しい。
結構、掘り出し物があるんですよね〜〜〜

さて、先に挙げた品目の内、
どれほどが、過去に事故を起こした電化製品か?
楽器や骨董品も流通出来なくなるというが、
これらの商品のどこが危険なのだろうか???
実際、音楽関係の方などは、昔の楽器のほうが音がいいとか。
夫も趣味の楽器やカメラを結構、中古品で買っています。
もし、新品しか購入できなくなるとしたら、
夫には悪いが、これからはパンフレットだけ見て、
買ったつもりになってもらうしかないなぁ〜〜〜
とかとか考えていくと、
結局「安全」を楯にして、
新品を売らんかな、と言うことでしょうか???
ねぇ。

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2006.02.16

教育基本法改正?

教育基本法について書いたのは2004年の9月。
その時の記事を読むと、かなり緩く書いて在ります。
その後の一年半足らずで、この問題が現実味を帯びようとしています。
今国会中に改正案まとめ 与党、教基法改正論議再開ということで、動きが活発化している教基法改正。
さて、この問題、
各党、あるいは私たちの関心・争点は「愛国心」です。
愛国心は難しい。
誰でもが持っている、あるいは認める愛国心。
しかし、
その意味は人によって様々です。
さらに、その愛国心に教育が介入していいものかどうか、という論議があります。
私自身の考えは、
「愛国心」は強制されるものではない。
と、いうものです。
それこそ小泉さんの言葉を引用させていただくなら、
「心の問題」です。
(尤も、小泉さん、靖国は今や心を離れて十分、政治になってしまいましたが、、、)

愛国心は大切だと思います。
しかし、
一番大切なものは人間であるという厳然たる真実の前には、
愛国心とて従わなければならないと考えます。
先の戦争の経験を通して、
私たちの先輩が教訓として得たものは何か?
それは、
国民の下に国家がある、
ということではないでしょうか?
国民こそが主役である、ということでした。
私は、この精神は正しいと考えています。
それゆえ、
どこの国の人でも、
民族や、宗教によらず平等です。
そして、「人」として尊敬されるべきと考えます。
さて、
と、いうことで、この精神を元に作られた現教育基本法についても、
今、改正する必要を何ら感じていません。
いずれにしても、
私たち、国民にきっちりと説明をして頂き、
私たちもよく考え、納得していきたいと思います。

この問題についても、
現政府は「数」で押し切ろうとしていますが、
それは絶対、反対です。
まずは、私たちの声も聞いて欲しい。
と、思いながらこの記事を書いています。
この問題、今後も拘っていきます。

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桂雀三郎独演会

「わいの悲劇」と言っても、
推理小説「Yの悲劇」
でもなければ、今流行の「Y染色体」でもありません。
ズバリ、
落語の演題です。
昨日、桂雀三郎さんの独演会に行って来ました。

あまり書くとネタバレになるので、
内容についてはここでは書きません。
しかし、
落語って面白いと改めて思いました。
落語については、テレビで時々見る程度で、
実はあまり知らなかったのですが、
(昨年は四天王寺ワッソで聞きましたが)
やはり本物を見ると、
その迫力、熱意がビンビンに伝わってきました。
気がつけば、舞台と一緒になって泣いたり笑ったり悩んだり、、、
と、アッと言う間に時間が過ぎました。
話し方はもとより、顔、手振り、動作、そして小物を使って、
空間、時間を自由に操つるプロの妙技に虜になった2時間半でした。
緩急自在にあやつる間のとり方。
笑いの勘所。
ズズ〜〜〜〜と胸に、おなかに落ちました。
「笑い」を通して、
人生を語り、
人生を楽しみ、
人生を生き抜くことを伝えてくれます。

伝統芸能の確かさをしっかりと受け止めました。

歌舞伎、能、狂言、落語、浪曲、民謡その他数々の芸能を
大切に育み、
その精神を次代の子等に伝えていきたいものです。

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2006.02.15

暗黒時代の幕開けになるか

与党、国民投票法案など2法案の今国会成立を確認と言うニュース。
これは大変。
〜〜〜〜〜〜〜〜
自民、公明両党は15日朝、都内で幹事長、政調会長、国会対策委員長会談を開き、憲法改正の手続きを定める国民投票法案と教育基本法改正案について今国会での成立を目指す方針を確認した。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜
これは大変。
国民投票案。
教育基本法案。
いずれも国の根幹をなす大切な法律です。
「数」の勢いで法律成立を狙っている小泉さん。
この法案が如何に暗黒時代の幕開けになるかは、
以前書いた通りです。
決して、
けっして、
通してはいけません。
絶対、反対。
大きな声を上げて
その危険を叫びたいと思います。

以前の記事を以下に掲載しておきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
何故いま?「憲法改正国民投票法案」
「憲法改正国民投票法案」その2
「憲法改正国民投票法案」その3
「憲法改正国民投票法案」その4
自民党改憲案
国民投票案

また憲法に関した過去の記事も掲載しておきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
SOS日本国憲法
シビリアンコントロール
宗教
憲法の理念
NPT会議
今日は何の日
国家と憲法
日本国憲法
標榜するもの
原爆60年 オークリッジでは
「戦争と有事法制」という本
自衛隊法改正の中味を見る
笑う者は誰か
日本国憲法 公布

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防衛庁談合

自民の官製談合防止法改正案、ほう助も認定対象にと言うニュースが出た矢先、
さらに防衛庁の内部調査結果から驚くような内容が出てきました。
「落札率1の案件に関する対応について」という2004年7月23日付のという防衛庁文書がそれです。
同文書によると、
02年度の防衛施設庁を含む防衛庁全体の調達を調査した結果、
落札率100%の件数が2006件。
このうち防衛施設庁は307件。
03年度は1641件中、162件が防衛施設庁。
ところが、
ところが
04年度は539件中、0件。
あらあら不思議。
実はここに「種も仕掛け」もあったのです。
その種、仕掛けが、件に書いた文書。
そして「落札率1(100%)の案件については、
(国民から)何らかの調達不正があるのではないか、などの疑念を想起させる」と指摘。
「工夫を行い、予定価格を(業者に)容易に類推されないよう努める」などを求めた管理局長通知(2004年5月6日付)で「注意喚起」を行ったことを紹介。

つまり、
つまり、
「ばれないようにうまくやって落札率が1にならないようにしろ」と指導しているのです。

そしてこの通知の効果があってか、
通知後、実際に防衛施設庁関連の落札率100%の件数が04年度の0まで激減。
『官製談合』関係者は、
談合がバレないように落札率まで”偽装工作”を行ったということです。
「防衛施設庁解体」で幕引きを考えている防衛庁ですが、
この問題の本質は、
一施設庁を解体すれば済むことではありません。
そもそも見抜けなかった防衛庁の検査の甘さもさることながら、
”談合”についての認識の甘さも在ったと思います。
国民の税金を湯水のように使い捨てる談合の仕組みを徹底的に解明してもらいたいものです。

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小嶋さんと伊藤さん

小嶋社長を再生機構幹部に仲介したということで渦中の伊藤公介元国土庁長官が再びニュースの前面に登場。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
伊藤元国土庁長官、ホテル競売で

 自民党の伊藤公介元国土庁長官が昨年6月、産業再生機構の企画調整室長に電話し、機構の競売案件のホテル運営会社落札を希望する中堅マンション販売「ヒューザー」の小嶋進社長と面談するよう要請していたことが14日、共同通信の調べで明らかになった。

 面談した室長は入札に便宜は図れないことを説明したが、数カ月後に行われた競売では最高額を入札したヒューザーが落札した。

 伊藤元長官の事務所は耐震強度偽装問題が公表される2日前の昨年11月15日、小嶋社長とともに国土交通省幹部を訪ねたことが分かっている。再生機構への仲介が明らかになったことで、小嶋社長の事業をめぐり元長官が以前から関係当局への“パイプ役”になっていた実態が浮かび上がった。

(上記ニュース全文掲載)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と、言うことで、
この二人の”腐れ縁”はずっと以前からあったようです。
何と言っていいか、、、
ちょっとやそっとで、この二人を形容する言葉(それもできればスッゴク罵りの言葉を浴びせたいが)
が見つかりません。

国民には、ひたすらひたすら「痛み」を強いておきながら、
自分たちは、ひたすらひたすら甘い汁を吸っていた「その麻痺した感覚」を思うと、
やはり行き着く先は「現小泉内閣」ですねぇ、、、
証人喚問にまでこぎ着けることが出来るか?

今日のニュースが出るまでは、自民党は確かに政治倫理審査会)での弁明でシャンシャンお手打ちにしようとしていましたが、さらに大きな疑惑が出た以上、
証人喚問は避けて通れないでしょう。

ここで小嶋さんと伊藤さんの足跡を辿ってみましょう。
なお【衆院予算委】偽装問題の背景に政官業の癒着構造 馬淵議員NHK日曜討論 市田書記局長の発言のサイトを参考としました。

まず一番目の疑惑。
小嶋社長ら日本住宅建設産業協会の理事十数人が伊藤氏との懇談会「住宅政策研究会」をつくり、1999年からの五年間に伊藤氏の選挙区支部に1000万円を超える献金をしていたが政治資金収支報告書などからわかった。
研究会メンバーは、ヒューザー、東日本住宅、日神不動産、山田建設、武蔵野産業など確認できただけで14社。いずれも社団法人「日本住宅建設産業協会」に加盟する住宅関連産業。
政治資金収支報告書によると、これら14社の社長らが個人献金した総額は、5年間で1092万円。このうち東日本住宅の桃野社長は03年の100万円はじめ5年間で164万円、小嶋社長は毎年16万円の計80万円を献金。

次の疑惑。
小嶋社長は伊藤氏の政治資金パーティーの発起人に名を連ねた。
04年には、伊藤元長官の政治資金集めのパーティー券をヒューザーが100万円、
山田建設100万円、
東日本住宅60万円、
日神不動産30万円、
社団法人日本住宅建設産業協会も60万円分、それぞれ購入。
同研究会のメンバーは毎月1万5000円を桃野氏の個人口座に振り込み、年末におこなう食事会で伊藤元長官に集めた資金をまとめて渡していたと言うこと。
2000年11月には東京・信濃町の明治記念館の料亭で食事会が行われ、伊藤元長官は桃野社長から約300万円を受け取ったとされている。
ヒューザーの小嶋社長は04,05年と続けて伊藤元長官の政治資金パーティーの発起人になっているが、昨年は偽装問題の発覚で、パーティーそのものを中止。

そして3番目の疑惑。
伊藤氏の親族企業がヒューザーのマンション管理業務を受注していた——など伊藤氏が政治力を背景に巨額の資金を得ていた構図は、わいろの可能性が指摘。

と、まぁこんな感じで歩いてきた二人。
さらにさらに叩けばホコリが出てくる二人とその仲間達。
当の伊藤さんはこの1月19日に自民党本部で会見。
自分の行動について「口利きとは思わない」「何のことかわからなかった」と一方的に弁明。
さすがの小泉さんですらこの会見の後、
「政治家は政治活動について国民に自ら明らかにすることが大事だ」と述べざるを得ませんでした。
しかし、小泉さん。
言うだけ総理。
証人喚問には応じようとしません。
武部さんは政倫審への出席で禊をしようという魂胆。
でした。
昨日までは。
国民には非公開で、議事録さえつくられず、本人が「弁明」するための延命の場であることはあまりに有名な政倫審。
証人喚問とは全然違います。
国会の国政調査権の行使としておこなわれ、事実を偽れば偽証罪に問われる重い責任の場です。
伊藤さんは国民の前に出てくるべきです。
なにしろ、
耐震強度疑惑の立役者なのだから、、、

まぁ、これから出てくるわ、出てくるわ、
ウジャウジャと悪行が出てくるのでしょうね。
そう言えば、もうすぐ「啓蟄」。
本来の地中深く眠っているムシさん、ヘビさんには、
恨みはないが
永田町に巣くっている蛆のような虫は、
しっかりと日の目に出て、
消毒して欲しい、
と、思う私です。

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2006.02.14

中教審 審議経過報告

中央教育審議会の教育課程部会は13日に「審議経過報告」を発表。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
文部科学相の諮問機関、中央教育審議会の教育課程部会は十三日、学習指導要領の見直しに関するこれまでの審議経過報告を了承した。学力低下への国民の不安が高まるなかでの審議だったが、現行の学習指導要領の理念を今後も堅持すると明記、ゆとり教育路線からの抜本的な転換は事実上、見送られた。存廃を含めて見直しが諮問されていた総合学習も今後、改善充実を図る方向で「ゆとり教育」「学力低下」に対する国民の不安を払拭(ふっしょく)するにはほど遠い内容となっている。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「報告」の中身を詳しく見ると、
「学校教育の質の保証のためのシステム」として
(1)学習指導要領で各教科の到達目標を明確に示す
(2)到達目標を達成するため自治体や各学校の創意工夫を生かす
(3)全国的な学力調査で結果を把握・検証する
ことを提起。
そして、具体的な目標は示されていません。
が、部会の議論では「自分の考えをA4一枚(1000字程度)で表現する」などが例示。
授業の内容にかかわるような細かな内容の目標を検討。

「ゆとり教育」については、
「読解力の低下、学習習慣や意欲が不十分、規範意識の低下なども提起されている」
「基礎基本的な知識、技能や自ら学び考える力を育成する狙いが必ずしも十分に達成できていない」などと記述。
しかし、こうした状況は、
「指導要領の基本的な狙いについて各学校や国民への周知が不十分だったことが一因」と分析。
あわせて指導要領自体に非があるわけではないと強調。
「児童生徒の興味関心を重視するあまり、教師が必要適切な指導を実施せず、教育的な効果が上がっていない」などと、指導要領への国民の周知不足や教師側の誤解に問題があるとの認識を示した。
つまり、
報告書は「現行の学習指導要領の基本的な考え方は今後も維持すべきだ」と、指導要領そのものを肯定的に評価する立場を貫いている。

学習量を削減した問題点、習熟度別指導の強制による格差拡大などには一切記述なし。

授業時数については
「全教科の基本」(国語)
「科学技術の土台」(理数)として
「充実を図ることが必要」としながらも「授業時間数も具体的に検討する必要がある」と具体的な記述は今後に先送り。

「ゆとり教育」を象徴する総合学習も、はじめは存廃も含めた審議が諮問されたが、結局は「総合学習の必要性や重要性について共通理解が得られた」とし、今後、充実させるため、改善策や支援策を講じていく記述。

家庭や地域の教育力を向上させる狙いで導入された学校五日制も「狙いが必ずしも十分に達成されていない状況もみられる」としたが「学校週五日制は国の仕組みとして(今後も)維持すべきだとの意見が大勢だった」と結論付けた。

小学校での英語教育は「充実する必要がある」としたが、引き続き議論、検討するとして教科に取り入れるかどうかなどの明確な方向性は出なかった。
(上記ニュースを参考に観点別に掲載しました)

今回の報告を精査すると、
二つの問題が浮かび上がってきます。
それは、「学校教育の質の保証のためのシステム」として国が教育にさらに口出しをしてきたということ。そしてその到達度を学力テストなどではかるというシステムを作っていこうとしていること。
その一方で「ゆとり教育」を現状のままで是認。
学力が落ちたのは現場の教師の努力不足と言う認識を明らかにしました。

ウワッ〜〜〜〜
辛いねぇ。
現場の先生方は。
さらに、さらに締め付けは厳しくなるということです。
子どもたちの発達段階を一顧だにしない「英語教育」の小学校導入をはじめとして、
現場とのあまりに乖離した今回の報告。
このまま進めば、
子どもたちの世界は、
「机の上」だけになりそうです。
こんな教育を子どもたちに贈りたくない。
彼らには、
もっと具体的、科学的な思考が伸びる教育を贈りたい。
と、
今、強烈に願っている私です。


 

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神話を読みとく

一般に私たちが「日本の神話」と言うとき、
真っ先に思うのは古事記であり、日本書紀です。
漠然と一体になっていて、その違いが明らかでないまま、
「神話」と位置づけられた記紀。
しかし、
この二つは共通な部分もさる事ながら、
大きな違いが沢山あります。
古事記と日本書紀はどう違うかと言うサイトを見ると、記紀の違いがよく分かりますので、興味のある方は是非ご覧ください。
神野志隆光さんの
古事記と日本書紀では、
この二つは全く違った物語から成り立っていると述べられています。
神野志氏は「古事記と日本書紀」の最後の章、〜〜近代国家における”古事記””日本書紀”〜〜で次のように言う。
「アマテラス、スサノオ、オオクニヌシを三機能と言うようなもので構造化できないことはスサノオが追放され、アマテラスとあいまって支配者的機能をになうことにはならないのは明らかである。
構造論のように見えて、実は記紀のそれぞれに即して読むことは回避したまま、記紀の神話的物語をようそうに分解し、その要素を三機能にあうように再構成してしまったものである。まさに作り出された三機能体形である。それは新しい神話作りだと言うべきである。”日本神話”の現代的ファッションなのである」と。
そしてさらに続ける。
「”日本神話”のパラダイムはなお生きている。、、、、」
この後は神野志氏の”神話”との関わり方が述べられています。
本当に記紀、そのものの「声なき声」を読み説く作業を後にして、
その時々の時代の要請に応えたのが「神話」である、と著者は言う。
そして、古事記伝の作者、本居宣長を一本の縦糸にして、
宣長に始まり、宣長に終わって、現代の私たちに改めて、
「神話とは何か?」を問いかけます。
なんのはからいもなく、「神話」そのものを読みとるように、と書き綴った宣長の精神を今に伝えています。
時の権力者によって縦横に書き換えられる、
解釈されることのない素の書物を読み取ることが大切です。
私たちが生きている21世紀。
科学は人類を月まで飛ばし、さらに遠く涯を求めて飛んでいく今日、
私たちは明日だけを見ているだろうか?
答えはノーです。
私たちはいつでも先祖を感じ、
脈々と続いてきた歴史の中で生きています。
この土地に遥か昔に立ったであろう古代の人々に熱く思いを寄せます。
神話は生きている、今もなお、、、
だからこそ、
そうだからこそ、
私たちは、「神話」を正しく理解することの大切さを思うのです。
「あるがまま」に書物を受け入れる、学ぶことが必要です。
その時々の人々によって解釈が加えられることなく、
「古事記」を読む。
「日本書紀」を繙く。
そして、赤き血燃えていた古代の人々の思いを「そのまま知る」こと、
さらに、古事記から日本書紀への変容がなぜ、どのような思惑で行われたか?
などなどを一切の偏見なしに「学問」として理解する態度こそが、
今生きている私たちの指針になることではと考えます。
それぞれの立場で、
それぞれの意見がある皇室典範。
そして、いずれの立場の人からもその主張の根拠となる「万世一系」。
しかし、私たちはこのような言葉はよく聞くが、
その真の意味を知っているだろうか?
感情として、
受け入れる、排除するというのは、お互いの立場として正しくはありません。

こうした時期だからこそ、
まずは、ただひたすらに「古事記」「日本書紀」を読むことが必要なのか、
と思っている私です。
まずは、その一歩から踏み出すことで、
覆い隠されていた何か、
見えなかった何かが明らかになるかもしれない。
いずれにしても、
いずれにしても、
遠い私たちの祖先に敬意を表しながら、
古事記、そのものを「音」として読み、
「心」を知りたい、と思うのです。

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2006.02.11

ジーコジャパン 

日本、追撃及ばず2−3 サッカー日米親善が今終わりました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
米国サンフランシスコで米国代表と親善試合を行い、2—3で敗れた。日本は国内組のみの布陣だったが、6月のワールドカップ(W杯)に向けて、今年初の実戦を勝利で飾ることはできなかった。

 日本は前半早々から中盤でボールを奪われ猛攻にさらされ続け、前半24分と39分に2点を奪われた。後半4分にも3点目を許したが、15分、巻がヘディングシュートを決めて1点をかえすと反撃に転じ、ロスタイムにCKからのゴール前のボールを中沢がけり込んだ。

 先発メンバーはGK川口、DF中沢、田中→長谷部、宮本、MF三都主、福西→阿部、加地、遠藤→巻、小野→本山、小笠原、FW久保→佐藤
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この試合、楽しみにしていた私は、
早々にお昼を食べて、テレビの前でキックオフを待っていました。
前半は久保のワントップ、ということで、
久保に注目!!!
個人的にお目当ての佐藤選手や駒野選手は控えです。
さて、いよいよ待ちに待ったキックオフ。
滑り出しは好調。
日本がボールを支配。
おお、、、このまま行くか。
と、期待。
しかし、どうも選手の足運びがうまくいかない。
と、いうのも、そもそもこのピッチ。
野球場に芝を張ったと言う急ごしらえのもの。
ちょっと、勝手が違うのか、なかなかイメージ通りにボールが通らない。
アレヨアレヨと言っているうちに、気が付いたらアメリカが二点リード。
なにしろサッカーというよりラグビーの方が向いているのではというような体形のアメリカ選手。
体力的に日本選手より上、
いやぁ、技術も上でした。
スピィディーで華麗でした。
と、言うわけで、なかなかパスの繋がらない日本。
久保も消えている。
おいおい、どこに隠れている???
なんだか眠くなってきて、
トトロ状態になりそうな私。
いつの間にかハーフタイム。
そのまま、トトロ。
ごっ====
グワッーーーー
(本気にしないでくださいね。こんな鼾かかない)

「佐藤が出るよ」
の一声でオメメパッチリ。
ガバッと起き上がって、テレビを見る。
おおお、、、そこにはいるではないか。
ヒサちゃんが。
一気に眠気も吹き飛びました。

ヒサチャン。
ちゃちゃちゃ。

そして後半。
俄に活気づいた日本代表。
一点は取られたものの、
巻選手と中澤選手がゴールを決めて、
終わってみれば2−3。
惜しい、、、
残念。

しかし、
しかし、
佐藤選手は持ち前のファイティング・スピリッツでチーム全体の雰囲気を
明るく、元気に、機能的にしたと思います。
ジーコさん。
ヒサちゃん、使ってください。
あっ、それから今日は先輩のカジさんに席を譲ったものの、
駒野選手も宜しく!!!
下田選手はGKだから、ちょっと難しいかもしれませんが、
彼は神です!!!

と、いうことで相変わらず広島贔屓で応援。
面白かった。
特に後半が。

これからいよいよ、いよいよ正念場。
選手の皆さん。
頑張ってください。
応援しています!!!

そうだ、そうだ、
リーグ戦もあと一ヶ月足らず。
こちらも気が抜けません。

今年もまた熱い季節がやってくる。

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医療制度改革の意味すること その3

医療制度改革の意味することは その2から。

公的保険の切り詰めについて、法案はどう言っているか。
「保険診療と保険外診療との併用について、将来的な保険導入のための評価を行うかどうかの観点から再構成」と言います。
つまり、
つまり、
保険が利く医療と、保険が利かない医療をセットで行う「混合診療」の検討です。
ジャジャ〜〜〜〜ン。
出ました。
出ました。
「混合医療」。
〜〜〜〜〜〜〜〜
健康保険法では、治療行為はすべて医療保険で給付しなければならないと定められています。混合診療とはこの制約をなくし、治療行為の一部を医療保険で給付し、一部を自費診療(全額患者負担)で診るという、保険給付と保険外の自費診療費を混合した診療をいいます。これが全面的に認められると、保険のきかない医療が拡大し、患者負担が増えます。
医療用語の解説より
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この言葉が出たとき国会でもかなり問題になり、
時の厚相坂口さんがしどろもどろに答弁されていた姿を思い出します。
昨年10月の厚生労働省試案では、かぜなどの「軽い病気」の医療を保険給付から外す保険免責制度の導入が問題になり、多くの反対の中、遂にあの悪法は見送られたと言う経緯があります。
これについては、また記事にします。 
しかし、
こんなことでめげない(?)小泉さん。
ジャンジャン悪法を出していきます。
法案の最大の目的は医療給付費の抑制と言う目的のために。

まず、今回の法案でも布石を打ちました。
都道府県に入院日数短縮の数値目標を明記した「医療費適正化計画の策定」を義務付け、高齢者の療養病床の削減、高齢者医療制度の創設などです。
(第14回社会保障の在り方に関する懇談会議事要旨を良くご覧ください)

これは混合診療や保険免責制度の導入への道筋をつけるものであることは明白です。
そして、
そして、
こんな小泉さんのさらに後ろにもっと大きな意思があります。
それは財界とアメリカの保険会社であることは周知の事実です。
 
今、テレビをつけるとなんと外資系の医療保険のコマーシャルが多いことか。
私もついフラフラと入ろうか、、、と思ったりします。
残念ながら入るお金がない。
また日本経団連は、露骨に医療が金儲けであることを表明。
「給付費の増加を抑えるため、公的保障の範囲をノ市場に委ねることが不適切なサービスに限定するとともに、保険外サービスと保険サービスの併用を進めるべきである」と。
〜〜国民が納得して支える医療制度の実現〜〜
というタイトル。
はぁ?
国民が納得???
はぁ???
ですね、、、
こうして、
人の命もお金になる、
お金としか思っていない露骨な財界の要求に答えるための、
布石が一つ、ひとつまた一つ、
小泉さんによって打たれていくわけです。
絶対に許してはいけないと私は思います。

このまま行くと、
この国は、本当に金持ちだけしか生き残れない。

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医療制度改革の意味すること その2

医療制度改革の意味することはから。

さて、現法案。
高齢者の窓口負担を現行の1〜2割りから3割に引き上げる。
たかだか1割なんて思わないでください。
一般的な夫婦二人世帯で年収620万円以上(但し悲しいかな、2006年度実施の公的年金等控除の見直し後は520万円以上になります、、、これに関しても問題大いにあり)の場合。
2割負担で月7620円位の支払いだとすると3割で1万1430円になります。
差の3810円が毎月の負担増。
これは少ない見積もりで、実際はもっともっと医療費はかかります。
例えば歯医者に通えばボーーーンとかかります。
エンゲル係数は食費で計算しますが、
今後は医療費で計算したりして、、、
さらにさらに、これだけの負担では済まさない、という恐ろしい現政府のやり方。
つまり、75歳以上のすべての人を対象に医療保険料を年金からの天引きでとりたてる。
病気であろうとなかろうと「とりまっせ」。
病気になったのは自己責任。
国に頼るなよ、、、ということです。
新たに「後期高齢者医療制度」(この言葉で検索ください PDFで出てきます)を08年4月から導入予定。75歳以上すべてから保険料をとるということです。
現行の制度では、
健康保険の被扶養者として保険料を払っていない高齢者がいます。
が、
法案では、この人たちからも年金からの天引きなどで保険料をとる。
年間の保険料は厚労省の試算で7万4000円。
勿論今払っている介護保険料もしっかりと取られます。
さらに、国民健康保険に加入する65歳以上からも国保料を年金から天引きする仕組みを導入とのこと。
こんなに取りながら、
取りながら、
医者に行けば「なんで来たの」というような冷たい視線で窓口負担増。
おいおい、
これじゃ、なんのための税金なんだ、、、
保険なんだ、、、、
と言いたくなります。
そして、これで安心してはいけない。
まだまだ次の手が待っているよ。
ということで、
さらに公的保険の切り詰めへと続きます。

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医療制度改革の意味すること

昨日は医療制度改革法案について、とりあえず今年度の改悪予定について書きました。
高齢者に負い目を持たせるような理由で狙い撃ち。じつは若者世代も狙われている事に要注意。
ドンドン自己負担を増やすやり方。
さて、本当に冷たいこの政府の真の狙いはどこか?
それは、ゆくゆくは公的保険給付を切り縮め、保険外負担(自己負担)を拡大し、公的医療制度を土台から崩していこうというものです。

小泉さん。
「違う」とは言わせません!!!

貴方の政府の出した法案の中身、
さらに今後に続く改悪の数々、実は今後も目白押しであることは周知の事実です。

今後の予定を見ていきましょう。
以下に掲ものは上記サイトから引用しました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 平成19年度実施見込みの変更

 ○傷病手当金・出産手当金の支給額に賞与額を反映させる
 ○保険料賦課の見直し 標準報酬月額の上限下限の変更
 ○標準賞与額の見直し
 ○入院窓口負担に高額療養費自己負担限度額方式を導入

 平成20年度実施見込みの変更

 ○現役並みに収入がなくても70歳から74歳の高齢者の自己負担を1割から2割へ
 ○医療費適正化5年計画の推進
 ○高齢者医療制度
  75歳以上対象
  保険料徴収は市区町村 
  財政単位は都道府県
  年金からの高齢者医療保険料の天引きも
 ○乳幼児に対する自己負担軽減措置の拡大
  3歳未満から小学校就学前までに
 ○政府管掌健康保険の公法人化
  保険料率は都道府県単位で変わる
  例えば、北海道値上げ、長野県値下げ

 平成23年度実施見込みの変更

 原則全医療機関のレセプトオンライン請求化の完了

 医療提供体制の改革

 その他、実施年限は区切っていないが医療提供体制について次のような改変が予想される。

 ○へき地の医師不足への対応
 ○地域医療連携体制の構築
 ○患者に対する情報提供の推進
 ○IT技術を活用した遠隔医療の推進
 ○医療従事者の資質の向上など信頼できる医療の確保
 ○医療法人制度改革

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
誰が見ても、
公的医療制度の崩壊です。

次に続く

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トリノオリンピック

80カ国・地域から5千人 トリノ冬季五輪開幕されました。
テレビで開会式の模様を見ていました。
イタリアらしいお洒落でスマートな開会式でした。
いろんな国があって、
いろんな人々がいて、
いろんな文化がある。
それぞれに素敵な歴史を背負い、
それぞれに輝しい未来が約束されている。
そんな思いで、
入場行進を見ました。
日本人選手団が出たときは、
思わず拍手喝采。

がんばれ〜〜〜〜〜〜


「平和」を願い、
オノヨーコさんのメッセージと「イマジン」。
素敵でした。
やはりオリンピックはいい。
すべての人が美しく笑っている。
すべての人が誇らしげに微笑んでいる。
笑いの輪が広がる穏やかな平和の祭典。

世界中のどの人にも、
広がって欲しい、平和の笑い。
が、そこにあります。

オリンピックはともすれば利権が動き、
あれこれの暗いニュースなんかも出たりするのですが、
それは、お断り。

やはり、
その高邁な精神は、未来に引き渡したいと強く思いました。

これから選手たちの技を磨いた、
一流のプレーが見られると思うとワクワクします。
どうぞ、
選手の皆さん、
裏方の皆さん、
頑張ってください。


日本、チャチャチャ。

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2006.02.10

スポーツの春

書こう、書こう、書こう、
と思っていたスポーツの話題。
サッカーに、
トリノ。
書きたい、書きたい、書きたい、
と思っていました。
とっころが、世の中、何やら騒然として、
なかなか書けない。
日々万華鏡のように変わる政局、
それも美しい模様を描くのではなく、
灰色やら黒やら、ドクドク、ケバケバの万華鏡。
もう、、、ウンザリ。
とは言え、書かなきゃ。
と、思って書いていたので、
サッカーがドンドン後ろに追いやられ書くことが出来ませんでした。
でも、
今日は書くぞ!!!
なにしろ、
明日は日本代表vsアメリカ代表の試合。
絶対、絶対、
見るぞ〜〜〜〜
なにしろ、
なにしろ、
サンフレッチェから三人も代表でアメリカに行ったのだから。
駒野選手、佐藤選手、そしてつい先日GKの下田選手。
スッゴイ。
すごいよ広島。
それに、久保竜彦もいるし、、、
もう、
嬉しくて、嬉しくて、
今からソワソワ、ドキドキ、ワクワク。

サンフレッチェ仲間のトラマさんからおいおいしっかりしろよ日本サッカー協会という記事のトラックバックを頂いたのですが、
そうか、、、
アメリカ肉、食べているのか、、、
困ったもんだ。
その杜撰な管理体制が明らかになった今、
牛肉を食べるのはちょっと、、、という気がしますが、ねぇ。

選手の自己責任、なんて言って欲しくないなぁ。
やっぱり選手の健康は管理する側の責任だと思います。
安心して食べることの出来る食材を選手の皆さんには提供していただきたいです。
(勿論、選手だけなく、みんなに安全な食材を!!!)

そして、明日は力いっぱい、プレーしてください。
ニッポン、ちゃちゃちゃ。

また、トリノも熱い。
こちらも楽しみです。
以前は私も毎冬スキーをしていました。
大自然の中で、
風とともに滑るのは、何とも言えない快感でした。
冬季オリンピックも楽しみ!!!

あああーーー
またコタツに入って、お尻に根が生えそう。
食っちゃ寝、食っちゃ寝で、太っちゃうよ、、、
スポーツの春はなかなか辛い。

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オスプレイ配備

米国防総省発表によると、最新鋭の垂直離着陸機MV22オスプレイを2013年アメリカ会計年度(2012年10月から13年9月)から、米海兵隊キャンプ・シュワブ(沖縄県名護市)沿岸部に建設予定の新基地に配備するそうです。

オスプレイは、従来の輸送ヘリに比べて航続距離が長く、侵攻能力が大幅に強化されているそうです
しかし安全面では色々問題もあり、試験飛行中に乗組員三十一人が死亡するなど、事故が相次いだため、何度も開発計画が延期されました。また、飛行中の爆音が既存のヘリよりもはるかに大きいと指摘されています。

地元沖縄では以前からこの問題についても懸念の声があがっていましたが、
今回の国防総省発表は、基地問題にさらなる犠牲を強いる物と考えられます。

そんなか、
あろうことかアメリカ海兵隊グアム移転費を毎年1000億円、日本が負担予定とのこと。
昨年の日米軍再編の「中間報告」で取り決められたとのこと。

おいおい、
そんなお金、どこにあるの?
えっ===
国民の財布???

まっさか。
そんなことは言いませんよね。
小泉さん。

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医療制度改革法案

医療制度改革法案を閣議決定・高齢者の負担増と言う厳しいニュースについて、ちょっと考えていきたいと思います。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
政府は10日午前の閣議で、高齢化で増え続ける医療費の抑制を最大の目的とする医療制度改革関連法案を決定した。同日中に国会に提出する。10月からの高齢者の医療費負担の段階的な引き上げや健康保険の再編などを盛り込んだ。

 法案が成立すると、10月から、70歳以上で高所得(夫婦世帯で年収約621万円以上)の人は医療費の窓口負担が、今の2割から現役世代と同じ3割に上がる。08年度からは70—74歳で今は1割負担の人も2割になる。

 一方、少子化対策として、07年度から出産育児一時金を今の30万円から35万円に増額する。08年度からは窓口負担を2割とする子供を、今の3歳未満から小学校入学前まで広げる。

 75歳以上の高齢者が入る新しい医療制度や、中小企業の会社員らが加入する政府管掌健康保険は、都道府県ごとに保険料を決める。医療費の水準に保険料が連動する仕組みにし、地域ごとに健康診断や保健指導の強化など医療費抑制の取り組みを促す。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「医療制度改革法案」ねぇ、、、
改革。
いいですか、改革ですよ。
これが、小泉さんの言う「改革」。
では、そのおぞましい中身を見てみましょう。
========

○70歳以上で現役なみの収入のある場合、医療費3割自己負担へ
 ○長期入院の高齢者の食費・居住費負担の引上げ
 ○高額療養費自己負担限度額引上げ
 ○高所得人工透析患者の自己負担限度額の引上げ
 ○出産育児一時金の引上げ 30万円から35万円へ
 ○埋葬料の引下げ 10万円から5万円へ
 ○国保財政基盤強化
 ○国保共同事業の拡充
 ○同一都道府県内での地域健康保険組合設立を認める
 ○中央社会保険医療協議会(中医協)の見直し 委員の団体推薦の廃止
 ○レセプトオンライン化開始
 ○診療報酬の引下げ (法案とは別に厚生労働大臣が中医協へ諮問)
==========
そして、これに留まることなく、
さらにさらに「改悪」は予定されています。
上記サイトをご覧ください。

既に、2002年10月、
七十歳以上の高齢者の医療費負担が定額から原則一割に、
2003年4月には、
健康保険のサラリーマン本人負担は二割から三割に引き上げられました。
この負担増により、
医療受診が減り、本来なら助かる命も残念な結果になった方々も多くいるのではと思います。
(先日、どこかでその統計を見たのですが、今探せないので、
また見つけたら追記致します)
このままいけば、
私たちは医者で診察することは出来なくなるのだろうか?
「どこへ行ったの?」
「うん、医者へ」
「うわっ===スッゲ。金持ち。」
とかとか。

金持ちしか受診できなくなるような医療の仕組み。
では、政府・与党は、どのように強弁しているか。
「現役世代と高齢者世代の負担の不公平が指摘されている」ので、高齢者の負担増で「公平な制度」にすると言うこと。

公平。

公平ってなんだろう?

高齢者は病気を沢山持っています。
そりゃそうです。
体のあちこちの臓器が長年働きに働いてきたのだから、、、
私も毎日、煩く「あこが痛い、ここが痛い」と騒いでいます。
引っ越しの多い我が家は、
転入先では、まず最初にご近所さんに聞くことは、
「どこのお医者さんがいいですか?」
そして、2〜3ヶ月もすると、
財布の中はいろんな医者の診察券で膨らんでいます。
医者に診察をしてもらうことは、
病気もさることながら、心の(小泉さんのお好きな)安心を得ることでもあります。
そんな高齢者の医療の負担を増やすことは、
現若者たちにも、
「お前ら、年とっても見てやんないよ」
と、言うメッセージでもあります。
いずれ人は年をとるのだから、、、

 
政府の卑怯な言い分は、高齢者に“負い目”をもたせることです。
「今のままでは、若者たちに負担を負わせる」と言って、
必要な医療を断念させます。
しかし、
そんな誤魔化しにひっかかってはなりません。

五年後には、
さらに経済の伸び率にあわせて医療費の総額を抑制する計画を具体化しようと画策。
では、具体的に「日本の医療費」が経済の伸びとどのように相関しているか考えてみましょう。
世界の主要国に比べてもGDP(国内総生産)比で一番少ない水準です。
また、総医療費も決して多額ではありません。
対GDP比は、先進国で構成される経済協力開発機構(OECD)加盟30国中、17位。
高齢化に伴う医療費の問題は各国、いろんな対応をしています。
しかし、
政府は、経済の伸びに抑えると言います。
一番少ない水準のままにするということす。
このような考え方をする国は他の先進国にはありません。
日本の後進性だと私は思います。

こうした背景には財界の「社会保障切り捨て論」があることは周知の事実です。
奥田ビジョンがあちこちに見え隠れする、
いや、今や露骨にその正体を表してきたと言うことです。

この国は、一体税金をなんの為に使っているのだ!!!と私は叫びたくなります。
国民の安全はアメリカと軍隊だけが守るものではありません。
いいですか。
小泉さん。
私たちの日々の生活は、
平和は言うに及ばず、
医療、住まい、食べ物、環境、教育、、、、、もろもろに支えられているのです。
そして、政府が守るべきものは、
国民に
「安全」を提供することです。

いいですか。
小泉さん。
政府とは国民に「心の問題」をたれるものではありません。


今、世界はWHOが提唱するような動き、
つまりすべての人が安全で健康な生活を送ることが出来る社会を目指すべきではと私は思い、願います。

この問題、
絶対、絶対、
見逃してはいけないことだと思い、
ちょっと力をこめて書きました。
今後も書き続けていきます。

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2006.02.09

ゆとりから言葉の力へ

学習指導要領、「言葉の力」柱に 全面改訂へ文科省原案を出す予定だそうです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 「ゆとり」から「言葉の力」へ。約10年ぶりに全面改訂される次期学習指導要領に、学校のすべての教育内容に必要な基本的な考え方として、「言葉の力」を据えることがわかった。文部科学省が近く、中央教育審議会の部会で原案を示す。「言葉の力」は、確かな学力をつけるための基盤という位置づけ。学力低下を招いたと指摘を受けた現行指導要領の柱だった「ゆとり教育」は事実上転換されることになる。

 指導要領は、日本の学校の教育内容を方向づけるもので、すべての教科や教科書検定などの基本になっている。今回原案が示す「言葉の力」は次期指導要領の理念にあたり、現行の「ゆとり」に代わるものになる。今後、これに沿って各論の議論に入り、各教科の授業時数などの教育課程を詰める。文科省は07年度までに全面改訂を終える予定。それをもとに、教科書編集や教育現場への周知の期間を置いたあと、次期指導要領を本格実施する。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ゆとり教育」が広く世間に知られ、
物議を醸したのは、主には、二つの学習指導要領の改定と週休5日制の採用と重なります。
一つは、
1989年(平成元年) 学習指導要領の全部改正。
学習内容、授業時数の削減。
二つ目は、
1992年(平成4年)から第2土曜日が休業日に。
1995年(平成7年)からはこれに加えて第4土曜日も休業日となる。
三つ目は、
小学校の第1学年・第2学年の理科、社会を廃止して、教科「生活」を新設。
1999年(平成11年) 学習指導要領の全部改正 (2002年度〔平成14年度〕から実施)
学習内容、授業時数の削減。
完全学校週5日制の実施。
「総合的な学習の時間」の新設。
(上記wikipedia.参考)

私は、この三つにそれぞれの思い出があります。
「ゆとり教育」が叫ばれ、
詰め込み教育が批判され、
従来の教育を落ちこぼれ教育と評して、
教科書は、年を追う毎に薄くなりました。
親たちからは、不安の声だけが聞かれ、
教師からは、何故か現場の過重な負担の声だけが聞かれました。
何回も、何回も、
現場の教師と保護者が話し合い、
知恵を出し合い、
どうにかして子どもたちに学ぶ喜びを与えたいと願いました。
どぶ川学級の映画を見たり、
無着成恭の本を読んだり、、、
はたまた「わらび座」の方針を聞いたり、
いろんな本を読んだり、
と、
あの頃、みんな必死で新しい文部省の教育方針「ゆとり教育」の本質を探り、
とにかく、とにかく子どもたちが健全に育つことを願っていました。
しかし、
勉強すればするほど、
知れば知るほど、
文部省の方針が、机上の論理であるという感を拭うことはできませんでした。
特に、思い出すのは、「総合学習導入」の時。
国立大学の教育学部主催で、
一般公開講座をしたときのこと。
文部省からも、お役人が見えて、その趣旨を説明。
その折、多くの現場の教師から、
「総合学習」の意味を問いただされました。
説明のお役人は、
「とにかく子どもたちを平等に教えていく」の一点張りでした。
揚げ句、
全国どこの学校でも、
同じメニューで総合学習が展開。
教科書は大幅に削減。
全ての子が分かる授業、、、が合い言葉。
こうして、
多くの、多くの関係者を不安に陥れた「ゆとり教育」は見切り発車をしたのですが、
結局、終点に行く前に方向転換。

ゆとり号にのって走った子どもたちには何が残ったのか?
あの時大見えを切って、会場の私たちを黙らせた説明官は今、何を思っているのだろうか?
学力は全体に落ち、
子どもたちの格差は広がり、
ニッチもサッチもいかなくなって、
ゆとり教育の見直し、とはあまりにお粗末。
教育は時間がかかります。
結果が出るのは10年、20年先です。

今回の「言葉の力」、
今後、どの様に進んでいくか、しっかり討論議論をしていく必要を感じます。
しっかり、
しっかり、
注目です。
今後も引き続き拘っていきたいと思っています。

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アメリカ牛問題

歩行困難な牛20頭、米で食用に 日本の輸入再開前と言うニュース。
モウ、なんでもありです。
モウモウ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
米国内の食肉処理施設2カ所で04年6月から05年4月まで、原因不明で歩行が困難になった牛が食肉用に処理されていたことが分かった。正常に歩けない状態は牛海綿状脳症(BSE)感染の兆候とされており、米国でも食用にすることは禁止されている。米国内でのずさんな牛肉処理の実態が次々に明らかになったことで、日本政府には「米国産牛肉の輸入再開が遅れる可能性がある」との見方が出ている。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

日を追う毎に明らかになるアメリカの杜撰な体制。
結局、
政府は、「国民の食の安全」を本気で考えていなかったということです。
私たちの胃袋も、
薄っぺらになった財布も、
すべてアメリカにギュッと掴まれているということです。

何を食べていいのか?
何を信じていいのか?
仙人でない私たちは、食べなきゃいけないのだが、、、
淋しい世の中になりつつあります、、、

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2006.02.08

まちづくり法案

政府は六日、都市の無秩序な拡散をもたらす大型店の出店地域を制限するために、都市計画法と中心市街地活性化法の改定法案を閣議決定しました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
立地規制は、郊外の市街化調整区域や土地の用途を決めていない「白地地域」で、延べ床面積一万平方メートル超の大型店などの立地を禁じる内容。規制区域のある市町村が大型店の立地を認める場合は、都道府県を通じ周辺市町村とも合意を図ることなどを新たに義務付けた。

 一方、大型店を呼び戻すための中心市街地活性化法改正案では、大型店撤退後の空き地、空き店舗があり再活性化を急ぐ地域を都道府県が「特例区域」に指定。新しい大型店が進出する際の手続きを簡素化する。

 さらに、市町村が定める活性化計画を国が審査、認定し、効果が見込める自治体を優先的に支援する仕組みも導入する。

 基本法案は、住宅の質を向上させるため、耐震化やバリアフリー促進の数値目標を盛り込んだ五カ年の基本計画の策定を国と都道府県に求めたほか、民間の住宅関係業者に、住宅の安全性や品質を確保する責務があることを明記した。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
このニュース、商売をなさっている方々以外には、馴染みのないように思え、
つい見落としてしまいます。
しかし、かなり深刻に私たちの生活に跳ね返ってきます。
と、いうことで、今日は大規模小売店舗法について調べてみました。
そもそもは、
「消費者の利益の保護に配慮しつつ、大規模小売店舗の事業活動を調整することにより、その周辺の中小小売業者の事業活動の機会を適正に保護し、小売業の正常な発展を図ることを目的」という考えから出た法律で、1973年に施行。
しかし、
しかし、
1998年には大店法(大規模小売店舗法)を廃止しました。
ときはあたかも「規制緩和」の時期。
この法律の廃止により、
大型店の出店規制 大型店の出店規制がなくなり、どんどん大型スーパーなどがあちこちに建ちました。
そして、代わりとして大規模小売店舗立地法(大店立地法)中心市街地活性化法、改定都市計画法を制定しました。
この結果、
大型店の郊外出店は歯止めがなくなり、中心市街地の空洞化が全国各地で起こったことは周知の事実です。
私たちも、週末は車に乗り郊外の大型店で買い物を済ませることが多くなりました。
駐車場が広くて、いろんなものが揃っている大型スーパー。
ついついいらない物まで買ってしまいます。
その一方で、町はさびれていく。
小さな店が一つ消え、もう一つ消え、
いつのまにか、商店街は駐車場だらけになっていることは珍しくありません。
車の並んだ空き地を見ながら、
自分が住んでいる町が、不便になってきたことを実感。
新鮮なお魚が食べたい。
安全な肉が食べたい。
豆腐一つだけでも気軽に買いたい。
本屋にちょっと寄りたい、、、
などなど。
立ち並ぶ駐車場は詰まらない。

そんな思いは誰もが同じなのでしょうか。
全国の商業者や自治体、住民から大型店出店の野放しへの強い見直し要求が次第に起こり、政府は今回是正をせざるをえなくなりました。
そして、今回の法改定に至るわけです。
こうしてみていくとなかなか良さそうな法改定です。
が、
中身はまだまだ十分というわけにはいきません。
上記ニュースにもあるように、
町の中心が活気を取り戻すために、
沢山のお店が立ち並ぶ、、、
と、いう願いとは裏腹に、
町の中心に大型店がド〜〜〜ンと登場。
という事にもなりかねないのが今回の法の抜け穴(?)というか見るべきところです。
大型店を呼び戻すための中心市街地活性化法改正案では、大型店撤退後の空き地、空き店舗があり再活性化を急ぐ地域を都道府県が「特例区域」に指定。新しい大型店が進出する際の手続きを簡素化する、
ということ懸念されるのです。。
改定案では、「開発整備促進区」と名づけた新たな地区計画制度を新設。都市計画提案者として新たに民間開発業者を認めるなど、いったん原則禁止にした規制を解除する仕組みも盛り込んでいます。

町が活気づくことは嬉しい。
勿論、郊外も活気づいていて欲しい。
しかし、
「まちづくり」という観点から見た時、町の活気とは何か?
をもう一度住民の目から考えることが必要です。

私達の住んでいる町は、
私達が作る。
決して、大企業や大型店が決めることではありません。

この改定案、
今後の動きをしっかり見ていきたいです。

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2006.02.07

今年も主婦川柳

今年もサラリーマン川柳ベスト100が選出されました。
どれもこれも秀逸な作品で、
思わず笑ってしまいます。


雅号、風刺委員会さんの
「サラ川は 世相と本音の 早見表」
ううう〜〜〜んん
言えてる!!

七転八起さん。
「一点で 二転三転 志望校」
うううっっっ
↓↓↓
辛い。

ポチのパパさん。
「妻の口 マナーモードに 切りかえたい」
ドキリ。

などなど楽しくて、ユーモアいっぱいのサラ川。
あなたならどの作品が一番、ピタリときますか?


と、いうことで私も、
今年もめげずにヘタッピィな主婦川柳
あしからず。

「改革は 言葉の意味を 変えただけ」
「チルドレン どこ見て育つ 腹芸か」
「小泉さん 細木数子と タメを張る」
「「反省」は 「もうバレないぞ」の 言い換えだ」

「筋トレは 効果覿面 口回り」
「チャンネルを 変えても出る人 みな同じ」
「サラ川を 笑いながらも 悔しがる コロンブスの卵」

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2006.02.06

「憲法改正国民投票法案」その4

「憲法改正国民投票法案」その3より続く


次に最も問題になるのは投票方法。
〜〜〜〜〜〜〜〜
投票人は、投票所のおいて、憲法改正に対し賛成するときは投票用紙の記載欄に○の記号を、憲法改正に対し反対するときは投票用紙の記号欄に?の記号を、自ら記載して、これを投票箱に入れなければならないものとすること。

憲法改正の内容が複数の事項にわたる場合、一部に賛成で、一部に反対という意思表示の方法を認める必要があるのではないかが問題になる。しかし、そのような場合は、国会が改正案を発議する際に、改正の対象となる各々の事項ごとに発議を行えば、各事項に係る発議に対応して投票を行うことになるので、一部賛成、一部反対の票を投じることと同じ結果が得られるのではないか。
すなわち、この問題は、国会の発議の方法を工夫することによって解決できると思われる(国会法の一部を改正する法律案要綱参照)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
改憲案が一つの条項なら簡単な「○×」も可能でシンプル。
しかし、
しかし、複 数の条項になれば人により条項ごとに賛否が違います。改憲議連は「事項ごとに発議を行えば、それに 対応して投票を行うので、一部賛成、一部反対の投票と同じ結果が得られる」と言います。
つまり一括でいくということか、、、
「環境権」や「プライバシー権」「知る権利」など誰でもが賛成するような権利を掲げているが、
本丸、本命は憲法9条第2項であることは明らかです。


そして、この法案は、かなり重い罰則を設け、
運動、活動の規制を強いています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
第十一 国民投票運動に関する規制

本法案では、国民投票に関する運動については、基本的に自由であるという原則の下に、公務員のように、立場上、公正であることが求められる者の行為、国民に多大な影響を与えるマスコミによる虚偽報道等の不当な行為等についてのみ、公選法にならった規制を設けている。
しかし、国民投票に関する運動は、公選法の選挙運動のように運動期間が明確に限られているわけでないこと等から、規制の範囲が必ずしも明確ではない。また、規制に違反した場合は罰則が適用されることが想定されるので、罪刑法定主義の要請を満たす必要もある。そこで、規制される運動の範囲をある程度明確にするよう、今後、検討する必要がある。
なお、未成年者使用の国民投票運動の規制の是非についても論議があるが、国民投票に関する運動は基本的に自由とするという原則から、規制を設けないこととした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「国民投票妨害罪」を新たに設 置するという改憲議連案。
集会・演説の妨害とくに「多衆」によるものに7年 以下の懲役、不解散罪には2年以下の禁錮とし、演説や文書による扇動罪も設けるとしています。

憲法改正もさることながら、
その手続き法案を見ただけでも
暗黒時代、恐怖政治が蘇ることを予感させます。
私たちは、今
ライブドアだ、マンションだBSEだ、、、と騒いでいますが、
その影で、もっともっと恐ろしいシナリオが動き始めたことをしっかりと見ていき、告発していかなければなりません
もう時間はない。
呼びかけていかなければ。
みんなに知らせなければ。
と、思う私です。

過去の記事です。
お時間がありましたらご覧ください。
自民党改憲案
国民投票案

また憲法に関した過去の記事も掲載しておきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
SOS日本国憲法
シビリアンコントロール
宗教
憲法の理念
NPT会議
今日は何の日
国家と憲法
日本国憲法
標榜するもの
原爆60年 オークリッジでは
「戦争と有事法制」という本
自衛隊法改正の中味を見る
笑う者は誰か
日本国憲法 公布

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「憲法改正国民投票法案」その3

「憲法改正国民投票法案」その2より続く

私たちが憲法問題について知る手掛かりは
「官報」と「公報」で示すだけ 。
マスコミに関しては、
〜〜〜〜〜〜〜〜

六 新聞又は雑誌の虚偽報道等の禁止
 新聞紙(これに類する通信類を含む。以下同じ。)又は雑誌は、国民投票に関する報道及び評論において、虚偽の事項を記載し、又は事実をゆがめて記載する等表現の自由を濫用して国民投票の公正を害してはならないものとすること。
?
この規定は、新聞紙、雑誌等が国民投票に関して虚偽の報道を行うことを禁止したものである。例えば、憲法を改正した場合あるいは改正しなかった場合に、どのような事態が生じるかについて予想を記載するような行為は、一般的には、虚偽の報道に当たらない。
?
本案では、マスコミに対する規制は、公選法に規定されているもののうち、虚偽報道の禁止及びマスコミを買収して報道を行わせる行為等の禁止について規定するだけである。表現の自由の尊重の要請がある一方で、マスコミの影響力の大きさを考慮しつつ、マスコミの報道に対してどこまで規制を行うべきかの議論が更に必要である。

七 新聞紙又は雑誌の不法利用等の制限

何人も、国民投票の結果に影響を及ぼす目的をもって、新聞紙又は雑誌の編集その他経営を担当する者に対し、財産上の利益の供与等を行って、当該新聞紙または雑誌に国民投票に関する報道および評論を掲載させることができないものとすること。

新聞紙又は雑誌の編集その他経営を担当する者は、財産上の利益の供与を受けること等によって、当該新聞紙又は雑誌に国民投票に関する報道及び評論を掲載することができないものとすること。

何人も、国民投票に影響を及ぼす目的をもって、新聞紙又は雑誌に対する編集その他経営上の特殊の地位を利用して、当該新聞紙又は雑誌に国民投票に関する報道及び評論を掲載し、又は掲載させることができないものとすること。

八 放送事業者の虚偽報道等の禁止
 日本放送協会又は一般放送事業者は、国民投票に関する報道及び評論において虚偽の事項を放送し、又は事実をゆがめて放送する等表現の自由を濫用して国民投票の公正を害してはならないものとすること。
〜〜〜〜〜〜〜〜
改憲議連は「マスコミに憲法改正の広告を記載させる行為は規制の対 象にならない」と言い、宣伝・広告は無制限にしようとしています。改憲派は、巨額の資金をつぎこん で大々的な改憲キャンペーンを展開する事は目に見えています。
そして反対運動、批判報道は「虚偽」だそうです。

マスコミの報道は今よりさらに規制、偏向していくのか???

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「憲法改正国民投票法案」その2

何故いま?「憲法改正国民投票法案」の続き。

は、法案の内容はどんなものでしょうか。
しっかりと見ていきましょう。

与野党の国会議員約300人で作る 「憲法調査推進議員連盟」(改憲議連)が2001年11月、改憲発議のための「国会法改正案」と、 約60ページもの「憲法改正国民投票法案要綱」を発表。

まず大きな問題は、
〜〜改憲議連の「国会法改正案」は、改憲案を提出するには「衆議院で100人以 上、参議院で50人以上の賛成を要する」(修正動議の提出も同数が必要)〜〜ということで、
改憲案を提出できるのは多数政党のみです。
因みに、
一般の法案提出は20人(参院は10人)、予算をともなう法案は50人(同20人)の賛成が必要。ということで実際の議員構成からみると、改憲案や修正案 を出せるのは自民党と民主党だけです。他の少数政党は改憲案/修正案に対し、議席に応じた時間 だけ質疑し、あとは採決で賛否の投票をするだけです。

さらに問題は 憲法96条
〜〜〜〜〜〜〜
 
第96条 この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。

2 憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の 2以上の賛成で」国会が発議すると定めています。つまり、衆議院が賛成しても参議院が否決したら改 憲案は廃案になるというのが本来の意味です。
ところが改憲議連の法案では、A議院が採択した改憲案をB議院が 否決しても、B議院の修正案をA議院が否決しても、「両院協議会」を開くことができると言うことにしました。
これは憲法59条違反です。
〜〜〜〜〜〜〜〜
 
第59条 法律案は、この憲法に特別の定のある場合を除いては、両議院で可決したとき法律となる。

2 衆議院で可決し、参議院でこれと異なつた議決をした法律案は、衆議院で出席議員の3分の2以上の多数で再び可決したときは、法律となる。

3 前項の規定は、法律の定めるところにより、衆議院が、両議院の協議会を開くことを求めることを妨げない。

4 参議院が、衆議院の可決した法律案を受け取つた後、国会休会中の期間を除いて60日以内に、議決しないときは、衆議院は、参議院がその法律案を否決したものとみなすことができる。
〜〜〜〜〜〜〜〜
つまり、「法律案」について衆参両院の議決が異なったときは、衆議院が3分の2以上で再議決 して成立させるか、両院協議会を求めることができるとしています。
しかしここで言う法案は改憲案ではありません。もし国会法の手続きを改憲案に適用するなら、両院協議会が3分の 2以上で採択した法案は修正できず、今度は両院の過半数で成立することになり、憲法96条の「総議員 の3分の2以上」という規定からもずれてしまいます。


さらに問題は続く。
〜〜〜〜〜

国民投票は、国会が憲法改正を発議した日から起算して60日以後90日以内において内閣が定める期日に行うものとすること。ただし、国政選挙の期日その他の特定の期日に行う旨の国会の議決がある場合には、当該期日に行うものとすること。

内閣は、少なくとも国民投票の期日の20日(衆議院議員の総選挙の期日に行う場合にあっては12日、参議院議員の通常選挙の期日に行う場合にあっては17日)前に、国民投票の期日及び内閣に送付された憲法改正案を官報で告示しなければならないものとすること。
?
国民投票の期日を憲法改正の発議後何日以内にするか、また、告示をいつまでに行うかは、周知期間をどの程度とるべきかという判断とリンクしている。
国民に憲法改正についての周知を徹底させるためには、十分な期間が必要であるが、あまり、期間が長いと逆に関心が薄れるおそれもある。そこで、本法案では、両方の要請の調和点として上記の日数を設定した。
ちなみに、昭和28年の自治庁案では、発議後35〜90日の間に国民投票を行い、投票期日の25日以前に告示を行うこととなっていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
発議から60〜90日で投票という短期決戦 国民投票は、国会発議から「60日以後、90日以 内」または「国政選挙の日や国会が議決した日」に行うということ。
2〜3カ月でどれだけの人が改 憲案の内容を知り、是非を判断できるでしょうか。
日本の根幹をなす憲法を十分な議論、討論、精査する時間もなく結論を出すということです。
これは危ない。
絶対いけない。
そもそも、自民党が現憲法を「十分な議論をせずに作成」したと言うことで「見直し」提案しているのなら、
もっと、もっと議論すべきです。
時間をかけるべきです。

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何故いま?「憲法改正国民投票法案」

憲法改正手続きの国民投票法案 3党協議めど立たず 民主が硬化と言うニュースを今日2月6日の朝、読みました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
憲法改正手続きを定める国民投票法案をめぐり、自民、民主、公明三党の協議が足踏みしている。三党は昨年暮れの非公式会合で今国会の法案提出、成立を目指すことで一致したが、通常国会で民主党が対決姿勢を強めたために協議入りのめどが立っていない。協議開始のカギを握る参院側の腰も重く、自民党執行部には焦りの色が見え始めた。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
何故ここまで急ぐのか???
私たち国民の多くはいまだ憲法論議に結論を出してはいません。
平和憲法になんら問題を感じていない私は、
むしろ憲法9条に誇りを持っています。
そして、この憲法の精神が普く多くの国々に反映されたらいいと願っています。
日本国憲法は決して制度疲労はしていない。
ハーグ世界平和市民会議で日本国憲法が評価されたことはあまりにも有名。
〜〜〜〜
1 各国議会は、日本国憲法第9条のような、政府が戦争をすることを禁止する決議を採択すべきである。
〜〜〜〜
その後、多くの国際会議で日本国憲法の精神が謳われていることは周知の事実です。
昨年7月。
国連本部で世界国のNGO諸団体が参加した「武力紛争予防のためのグローバルパートナシップ」の国際会議が採択した「世界行動宣言」でも、
「日本国憲法第九条は、紛争解決の手段としての戦争を放棄するとともに、その目的で戦力の保持を放棄しているこれは、アジア太平洋地域全体の集団的安全保障の土台となってきた」と明記。
日本国憲法九条が、アジア太平洋地域全体の集団的安全保障の土台、平和の土台として高く評価しているのです。
そんな日本国憲法を今、手放す動きがあります。
何故???
その理由はアメリカからの要求であることは論をまちません。
時々のアメリカの要求に時々の理由をこじつけて、言いなりになってきた日本。
ついに日本周辺でアメリカの戦闘を支援する法律も作ら れ、アフガン攻撃を支援。
イラク占領に自衛隊を出すところまで来ました。
世界各国がイラクから撤退している今、まだ日本の自衛隊の皆さんは後方支援ということで、
命を張っています。
心配です。
どうぞ、どうぞ、くれぐれもお気をつけて下さい。
さてさて、こんな現地でご苦労なさっている自衛隊の皆さんとは別のところで、
多くの法案が通り、多くの税金が使われている。
法案作成者は、自分がイラクに行こうなぁんて頭から思っていません。
行くのは、
国民です。
もう一度、書きます。
憲法を改正しようとしている議員の皆さんは、ご自分やご家族が戦地に赴き、
血を流すとは思っていません。
(アメリカ)のために戦い、
(アメリカ)のために血を流すのは、
私たち、庶民なのです。
小泉さんは「05年までに自民党改憲案を作る」と言い、改憲案の国会発議と国民投票の手続きを定める 「国会法改正案」と「憲法改正国民投票法案」の国会提出を計っています。

次に続く

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2006.02.05

ともに血を流す同盟

米軍の戦略や態勢などを再検討した2006年版「四年ごとの国防計画見直し」(QDR)報告。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
具体的には、(1)湾岸戦争のような通常兵器による「伝統的な敵」(2)イラクやアフガニスタンで米軍が武装勢力などから受けている「不規則な攻撃」(3)同時テロのような米本土に対する「破滅的な攻撃」(4)米軍の指揮系統などに打撃を与える「妨害型の攻撃」−に分けた。

 そのうえで、本土防衛の強化、テロ組織への迅速な対応、大量破壊兵器の拡散防止、中国やロシアなどへの対応に焦点をあてた。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

これは大変なニュースです。
日本に言及した部分はかなり深刻です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
同盟国は明らかに米国の力の源泉の一つである。過去四年間、NATO(北大西洋条約機構)諸国やオーストラリア、日本、韓国などは国際安全保障への新しい脅威に対する新しい活力と適応性を採用してきた。米国は英豪両国と特別な関係を築き、イラクやアフガニスタンでの作戦などをともにたたかってきた。これらの緊密な軍事関係は、米国が他の同盟国や友好国にも求めているモデルになっている。

日米同盟はアジア太平洋地域の安定にとって重要である。

米国は、国際的な「ミサイル防衛」協力でも成功しつつある。例えば、日米両国は最近、海上発射型の次世代SM3迎撃ミサイルの共同開発で合意した。

米国の同盟国は、共通の安全保障問題に取り組む上での土台になっている。太平洋において、日本、オーストラリア、韓国などとの同盟関係は、地域における二国間および多国間の対処を促進している。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
しっかり、
しっかり、
中身を吟味しましょう。
まずいつも、いつも出てくる「テロとのたたかい」。
「長期戦争」に対応するため、「冷戦時代の組織と思考」に「二十一世紀に必要な変革」をもたらすと強調。米国の陸、海、空、海兵隊の四軍相互や米政府の他省庁、同盟国などとのいっそうの協力強化を打ち出しています。
そして、
兵力配置見直しの一環として、太平洋への兵力配備の増強ということ。
米海軍の空母は12隻から11隻に削減。
しかし日本に関係ある太平洋地域では5隻から6隻に増強、
さらに潜水艦では六割を回す。
うわっ〜〜〜〜
太平洋は、
海の上も中も星条旗でいっぱいになるわけかぁ、、、
テロとの戦いのためということです。
はぁ???
テロねぇ〜〜〜

同盟国間の軍事関係の強化では、
北大西洋条約機構(NATO)とともに
太平洋地域を重視。
「日本やオーストラリア、韓国、その他諸国との同盟が、二国間あるいは多国間による域内の関与と、共通の安全保障上の脅威に対処する協力行動を促している」と評価。
有り難いことです。
アメリカに評価されて、、、
涙が出てきます。
そりゃ、そうか。
日本だけじゃなくグアム基地にまで日本の税金をつぎ込むのだから、
感謝されて当然か。

イラクやアフガニスタンで米国と共同して軍事作戦を展開している英国とオーストラリアを高く評価。
「こうした密接な軍事的関係は、米国が他の同盟国や友好国と促進しようとしている協力の広がりと深さのモデルだ」強調するアメリカ。
そして、
日本との同盟関係も、「米英同盟」や「米豪同盟」のように、 “ともにたたかい、ともに血を流す同盟”へと強化する方針。
アメリカは先制攻撃はいとわないと明言。             
ともにたたかい、ともに血を流す同盟です。
いいですか。
もう一度。
ともにたたかい、ともに血を流す同盟。

さて、そのためにさらに言う。
同盟軍との「合同作戦」や「防衛システムのいっそうの統合」、「(米軍による)受け入れ国の基地の使用」などを重視。
出ました、、、
基地です。
基地。
米軍受け入れの。
在日米軍再編計画の詳しい中身は以下のとおり。
(1)米陸軍キャンプ座間(神奈川県)への新しい陸軍司令部(UEX)の創設
(2)沖縄の米海兵隊部隊の再編
(3)米空母打撃群の日本への長期的な展開。

つまりイラク戦争のような大規模な戦闘に加え、
「変革」された陸軍や海兵隊による「特殊作戦」、
対テロ・ゲリラ戦といった「非正規戦」も重視。
沖縄に駐留する陸軍第一特殊部隊群第一大隊(グリーンベレー)などの強化も打ち出しています。
これが狙いです。
今、沖縄や各基地を抱えている地域での問題はそっちのけにして、
在日米軍再編を主張。
もう待てないと言うアメリカ。
沖縄の海兵隊について「緊急事態への迅速な展開能力を維持する」と強調。
その主力である31MEU(第三一海兵遠征隊)は、QDRが打ち出している地球規模の迅速な展開能力、特殊作戦能力を兼ね備えており、いっそうの強化を狙っています。
余談ながら沖縄タイムスにはこの31MEUについて特集記事があります。
地元の声が切実に載っています。

もう日本はアメリカ本国の○○です。
司令部が来る。
空母が来る。
そのうち、日本の国旗日の丸(反対、賛成いろいろありますが、ここではおいといて)
はお星様の一つになったりして、、、梅干し?
と危惧する私。

また、米核戦略の一環に位置付けている「ミサイル防衛」では、「国際的な協力拡大」の「成功」例として、米国と日本が新しい迎撃ミサイルの共同開発で合意したことを評価。
日本にいっそうの協力を促す。
人的、財政的な協力です。
ミサイル防衛については、ここでも何回か書きました。
私たちの税金の問題とも密接です。
米軍への「思いやり予算」には2326億円を計上。
「ミサイル防衛」システムの導入経費として1399億円。
お忘れなく。
私たちの税金です。
しっかりと見ていく必要があります。
さて、
最後にもう一度しつこく
ともに戦い、ともに血を流す同盟。

アメリカのために戦い、
アメリカのために血を流す同盟です。
アメリカは、
けっして日本のためには戦いはしない。
血は流さない。
守ってくれる、、、なぁんて事はない。
何故なら、
もう一度、
QDRを読み直してください。
イラクやアフガニスタンですよ、、、敵は。
中国やロシア?
いえいえ、、、
それは日本の為ではありません。
アメリカの敵になった時だけです。
信じられないなら、
もう一度、QDRを読み直して下さい。
北朝鮮にイランが敵?
そうでしょうか。
本当に日本のことを考えているのならもっと早く北朝鮮と交渉してくれてもいいのでは?
拉致問題が出たその時に。
イランに関しては、アメリカは国際社会と協調すべきで、アメリカが判断する何物もない。
と、いうことで、
アメリカが本当に日本を守ってくれるのか?
むしろ、
日本はアメリカの戦略に巻き込まれていく気がしてなりません。
本当に、
本当に、
このままいくと、
気がついたら、「日の丸」は星条旗の星の一つになりかねない。
今、政府はなりふり構わず、憲法を変えようとしている。
しかし、其の真の狙いは、
アメリカの為に戦う軍隊を作ることかもしれない。
憲法の問題は、もっともっと、
話し合わねばならない大切な問題です。
決して性急にことを進めてはいけない。
将来に禍根を残さないために。
しっかり、
しっかり、
この事態を見極めなければなりません。
〜〜〜〜〜〜〜〜
以前の記事です。
笑う者は誰か
自衛隊法改正の中味を見る

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改革は名のみの

国民から小泉さんへ贈る歌


♪改革は名のみの

改革は名のみの政治の寒さや
永田のサギは ウソは言えども
責任はあらずと 素知らぬ顔
責任はあらずと 居直るだけ

メッキは剥げ取られ野党はいろめく
さては時ぞと 思うあやにく
今日もきのうも 徹底追求
今日もきのうも そればかり

改革と聞かねば知らでありしを
聞けば急かるる よくなる日を
いつまで待つのか その時
本当に来るのか その時


追記。
こんな歌、歌いたくない、
というコメントをhitoriyogari さんから戴きました。
まったくです!!!
そこで、そうだと思い、
小泉さんへ贈る歌と冠をつけました。
hitoriyogari さん。
貴重なご指摘ありがとうございました!!!

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春は名のみの

昨日は立春でした。
各地で真冬並みの寒さ 東京・大手町で5.1度ということでまだまだ寒い日が続きます。
またインフルエンザも流行とのこと。
どうぞご自愛ください。

♪早春賦

春は名のみの風の寒さや。
谷の鶯(うぐいす) 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず。
時にあらずと 声も立てず。

氷解(と)け去り葦(あし)は角(つの)ぐむ。
さては時ぞと 思うあやにく
今日もきのうも 雪の空。
今日もきのうも 雪の空。

春と聞かねば知らでありしを。
聞けば急かるる 胸の思(おもい)を
いかにせよとの この頃か。
いかにせよとの この頃か。

(吉丸一昌作詞・中田章作曲)

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2006.02.03

鬼伝説

日本には鬼にまつわる伝説、昔話が多くあります。
それは退治されるような悪いものだったり、
愛敬のあるものだったりと色々です。
鬼の由来というサイトを見てみると、
そこには詳しく「鬼」の姿が描かれています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
鬼は大別して、説話や伝説、芸能、遊戯などにおいて語られ演じられるものとし ての鬼と、周囲の人々から鬼もしくは鬼の子孫とみなされた人々、あるいは自分 たち自身がそのように考えていた人々、つまり歴史的実在としての鬼、の2系統 に区分しうる。
(上記サイトより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と、いうことで、まず「鬼とはなんぞや」と導入で述べています。
なるほど、何気なく使っている「鬼」もよくよく考えていけば、二つの意味で使いわけしているようです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜
日本では、鬼は<穏(おん)>の訛ったものとされ、隠れていて姿をあらわさない 恐ろしいモノを意味していた。そこに死霊を意味する中国の鬼(き)や仏の教えに 従わない異教の神々を邪鬼とした仏教の思想などが複合して、日本的な鬼が形成 されたのである。 鬼は一般に反秩序的・反社会的な存在のイメージを表現したもので、その時代や 地域の状況に応じて多様な形態が生みだされ、けっして固定化したものではなか った。
(上記サイトより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
分からない物、予想できない物への
不安や虞は、今も昔も変わりません。
人々の安からぬ思いが、思いを呼んで、瞬く間に想像の生き物は膨れ上がっていったことは容易に想像がつきます。
そして、
人々に幸福をもたらす<神>の対極にいるの<鬼>が登場。
さらに、人々の思いは進む。
〜〜〜〜〜〜〜〜
日本の鬼は、人間や神とまったく切り離された別個の存在として想像されたのも ではなく、互いに変換しうるものとして考えられていた。すなわち、神から鬼へ、 鬼から神へといった移行、人間から鬼へ、鬼から人間への移行が可能であった。 そして鬼たちの多くは、人間とその補助物である道具などが何らかの契機によっ て鬼になったものである。
(上記サイトより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
つまり、古代にあって、自然が人々と共に在るように、
神も、鬼も「人の延長」に他ならなかったのでしょう。
それゆえ、鬼は否定的な邪悪なだけで終わってはいけなかった。
〜〜 鬼は否定的媒介者として、此彼両界の境に立ち、この世を絶えず活性化させてき た〜〜
と、上記サイトでも書いてあるが、
その強力なエネルギーは、時代に必要であったのでしょう。
新しい秩序は古い滞りから生まれてくる。
それを打ち破る強烈な個性が、「鬼」そのものだったのでしょう。
鬼が生まれるとき、
カタストロフィーが生じ、
今までの既成概念は悉く壊され、
新しく次なるものが生まれ、
そして鬼は捨て去られる、、、
「ウチとソト」
という二極化の一方の極を担う鬼は、
可哀想に、忌むべき存在にまた成り下がる、、、
さらに、さらに、次の時代が鬼を求めるまでは。
こうしてみると余談ながら堀江容疑者(うわツ 容疑者になった)の役割が鮮明になります。
小泉さんってなんだろう?

さて、
こんな鬼達。
自分は鬼にはなりたくないが、
傍にもいて欲しくないが、
やはり遠くで見るには面白い。
そして、その鬼が自分の欲だけで動き、正義によって退治される様はなおさら好きなのだろうか?
と、いうことで子どもたち向けの可愛い鬼物語がいくつも出来たのだろうか???
そこにいる鬼は、
どこかユーモラスで、やさしくて、暖かで、お人好しです。
そしてもの悲しい。

ところで、
私が一番好きな鬼の話は、
「泣いた赤鬼」です。
子どもが幼い頃、私はこの話をよく一人芝居で話してやりました。
読めば読むほど涙が出てくる。
その後、赤鬼は青鬼に出会えただろうか???

モチモチの木
花さき山
と読みきかせは続く、、、
もう一度、読んでみようかなぁ。
昔話を。
春とはいえ まだ夜は長い。

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今日は節分

今日は節分
wikipediaによれば、
〜〜〜〜〜〜〜
各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。特に、立春の前日(2月3日ごろ)のことを指す場合が多い。以下、立春の前日の節分について述べる。 節分とは「季節を分ける」ことをも意味している。
〜〜〜〜〜〜〜
とのこと。
節分と言えば、
豆まき、イワシの頭に柊、恵方巻にお蕎麦。
なかなか忙しい。
その由来は、それぞれに色々あるのでしょうが、
いずれにしても、
寒い冬が過ぎ、やがてやってくる春への思い、そしてそれが幸せなものでありますように、という
願いが込められているものです。
キリスト教の国では、2月2日を「キャンドルマス」と言って、
やはり春をお祝いします。

さてさて、
こんな節分の日。
「鬼は外、福は内」の掛け声で、
それぞれが、それぞれの「心の鬼」を退治、
いえいえ「心の鬼」と対峙する日でもあります。
貴方の「心の鬼」は一体、なんですか?
私のそれは、
「執着」です。
何事にも執着することなく、サラリと生きていきたいと願いながら、
ううう〜〜〜〜んんんと捕らわれている私。
例えば、お金とか、、、
あれこれ、考えると足りないよ、、、絶対足りないよと嘆いている。
それから、
健康とか、人の関係とか、仕事とか、生きがいとか、、、
まぁ、おおよそ誰でもが持っている悩みに押しつぶされています。
ウワッ〜〜〜〜〜。
タスケテ!!!
と、いうわけで、今日はその鬼達との一年に一回のご対面です。
どうぞ、鬼さん、お手柔らかに。


「腹立たば 鏡を出して 顔を見よ 鬼の姿がただで見られる」
昔の人はうまいことを言う。
有り難いことです。
鬼の姿なんて、そうそう本物を拝むことはできない。
しかし、
しかし、
怒った時のあなた、そのものが鬼ですよ。
かぁ、、、
まぁ、それなら任せない。
いつでも出せるよなぁ。
それに、言いたくないけれど、このところの政治を見ていると、
出てきますよ、出てきますよ。
ゾロゾロと怒りの鬼達が、、、
「耐震偽造の鬼はそ〜〜〜と」
「ライブドアの鬼は塀のそ〜〜〜〜と(いえ、中です)」
「BSEの鬼(牛かぁ?)は海のそ〜〜〜〜と」
なぁんて。

ところで、実は私は民話、昔話の鬼達が好きです。
愛くるしい。
そんな鬼の話を次に書きます。 

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2006.02.02

天下り

別の審議官OB仲介 岩国の談合疑惑ということで、
一連の防衛庁談合疑惑。
この事件が高官天下り先に高額工事、調整時に「配慮」という芳しからぬお土産もつけて、今私たちの目の前に登場。
さてさて、どうしたものかぁ〜〜〜
このニュースを見ただけで、
頭がクラクラします。
なにしろ、私たちの税金が明らかな形で使われたのだから、
これは被害者は国民です。

談合によってすでに官庁の発注先が決められている。
しかも、それが全て天下り先。
受注業者は予定価格いっぱいの高値で落札。
ライバルなんていないからやり放題。
さらに美味しい仕事が欲しいから、役人の天下り先に率先してなりたがるわけです。
これを人は、
官製談合と呼び、政官業癒着そのものを指します。

さて、防衛施設庁。
防衛庁の外局として、自衛隊や在日米軍の使用する施設の取得、工事、管理などの全般を所管。
年間の予算は約5000億円。
うち2000億円があらたな建設、施設工事にあてがわれています。
このお金が「おいしい」部分です。
法律のもとでも、一向にあとを絶たない官製談合。
元を絶ちきるためにはどうすればよいのでしょうか?
やはり、
まず高級官僚の天下りを規制。
また、受入企業もさらに厳しく罰則されるような仕組みが必要です。

それにしても、
それにしても、
小泉さん。
「自民党をぶっこわす」と言い、
「構造改革」と言い、
「小さい政府」と言い、
一体、どこが壊れ、どこが改革され、どこが無駄をなくしたのでしょうか?
ねぇ???

伝え聞くところによると、
小泉さんになってから役所の風紀が甘くなったと言います。
そりゃ、おんみずから、無責任なのだから、
下で働く方が、責任ある筈がない。
政治が乱れると、
必ず役人が汚職する、、、という構図がさらに
さらに進み、
この国は内から腐っていく、のでしょうか???
無節操で、無法がまかり通る政治が、
今、日本列島を吹き荒れている気がしてなりません。
貴方の言うところの光と影。
もう、この国の国民には光は届きません。
影で震えています。

私たちは、
本当に大きな過ちをおかしたのだろうか?
小泉さん。
貴方に政治を任せたという。

いずれにしても、
国民のなけなしの貯金を食い荒らし、
トコトンとりあげた税金を、
一方で、湯水のごとく使う現小泉内閣の有り様には、強く抗議します。
国民を見てください。
国民の声を聴いてください。
小泉さん。

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第10惑星

「第10惑星」、直径は3千キロ 冥王星より巨大ということで、
天文ファンには興味あるニュースが出ました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
米科学者らが昨夏に発見を公表した太陽系の「第10惑星」は直径約3000キロで、冥王星(直径約2300キロ)より確実に大きいことがドイツ・ボン大学などの観測で確かめられた。太陽の周りを回っていても小さな天体は惑星とは認められず、「第10」を惑星と認めるかどうかは今夏の国際天文学連合で議論される。研究グループは、「これに惑星の地位を与えなければ、冥王星を惑星と呼ぶ正当な理由がなくなる」としている。2日付の英科学誌ネイチャーに論文が掲載される。
(中略)

 測定誤差は400キロ程度で、最も小さく見積もっても「冥王星より大きいことは、疑いの余地がない」という。観測結果からみると、表面は冥王星と同様に氷で覆われているらしい。

 「第10惑星」は米カリフォルニア工科大のマイケル・ブラウン教授らが03年10月に見つけ、昨年7月に発表した。冥王星よりも遠く、太陽から56億〜145億キロ離れた楕円(だえん)軌道を、約560年の周期で回っている。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そうか太陽系に新たな兄弟が出来た、というか発見されたのか、、、
「スイ、キン、チ、カ、モク、ド、テン、カイ、メイ」
と覚えていた太陽ファミリー。
10番目の兄弟の名はどうなるのだろうか???
遥か彼方の兄弟星は、
氷で覆われていると言う。
その閉ざされた星に、今、人類の注目が集まっている。
静かに眠っていた星の、
そのまた彼方に続く星ぼし。
宇宙は広く、
限りない。
宇宙の小石の一つ、地球で発達した美しい生物、人類。
「世界で一番美しい物語り」では、
進化こそが美しい物語であることを説く。
今、私たちがここにあること。
この形であることの合目的性。
単純から複雑に進化する中で獲得してきたこの形の美しさ。
それは、モチロン人類だけでなく木々や虫や鳥や、すべての仲間たちにとっても例外でなく、
彼らにとっての美しい物語り。
そう思うと、生命の大切さがひしと伝わります。
そして、
そのどれもが永遠でないのだから、
だからこそ、
大切に愛しんでいきたい、、、

命の重みを思いながら、
新しい惑星に、
「ようこそ」と歓迎の意を改めてここに表して。

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ブッシュ大統領 一般教書演説

ブッシュ米大統領は1月31日、一般教書演説を行いました。
〜〜〜〜〜〜〜
大統領は、米国が引き続き国際社会で指導的役割を発揮し、民主主義と自由、希望を拡大することが、米国をテロから守る唯一の方法であるとの認識を表明した。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜
さて、では中身を吟味していきましょう。
まず、前半の大半を費やしたイラク戦争。
〜〜〜〜〜〜
大統領はイラクの民主化が進展しており、米国が勝利を収めつつあると明言した。イラク駐留米軍の規模は縮小可能としながらも、判断は米軍首脳に委ねる姿勢を示し、イラク撤退を求める民主党をけん制した。イラク戦死兵とその遺族に感謝と敬意を表す一幕もあった。
(上記ニュース)
〜〜〜〜〜〜〜
本当にそうだろうか?
大統領が言うように、「イラクの民主化が進展」しているだろうか?
伝え聞くところでは、
イラクは、昨年末の議会選挙後も組閣に手間取り、ますますの「泥沼化」状況。
先制攻撃でイラクを侵略して以来、イラクの人々の死亡者は3万人になるとブッシュ大統領自身が認めています。また米軍兵士の死者も2200人以上を超えました。
いまや誰も信じない「イラク戦争の大義」。
ブッシュさん自身も認めたのです。
なお小泉さんはブッシュさんが認めているにも拘わらず「あの時は正しかった」と主張。
私は小泉さんがなぜ分からないのか不思議でなりません!!

さてイラクに戻るなら、
米軍が指揮する多国籍軍の駐留にたいして、イギリス国防省でさえ昨年十月の発表で、
イラク国民の82%が強く反対していることを認めています。
この数字は大きくなることはあっても減りはしません。
イラク国民は米英軍にもはやなんの期待もしていないのか、、、
「撤退しない」と言い続けるブッシュさん。
イラク国民を自由にする、開放すると言った貴方から、
今、イラクの人々は開放されたがっているのか、、、

次にパレスチナ問題にも言及。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
パレスチナ評議会選で大勝したイスラム原理主義組織ハマスには、イスラエル承認と武装解除、テロ放棄を求めた。
(上記ニュース)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
イランの核兵器開発問題への危惧はいいとして、
この問題も勇み足にならないことを望みます。
一方、パレスチナ。
過半数を占めたイスラム原理主義勢力ハマスに、イスラエルの承認を求めました。
これはブッシュさんの言う通りだと思います。
ただ、同時にパレスチナの人々の民族自決権も公正に保障することが大切です。
民族の問題や紛争は「公正、公平」が不可欠です。
当事者と一緒になって騒いでいたら、問題はますます混迷します。
ではアメリカはこの間、パレスチナに対してどうであったか?
と、問われるなら、いささかアメリカには不利な結果がでます。
そうです。
ちょっとイスラエルに肩入れしすぎているようです。
イスラエルとパレスチナ問題を詳しく見るなら、
そこにアメリカの介在が見え隠れします。
イスラエルにたいして1967年以降の占領地からの撤退を求めた国連安保理決議。
つまり、将来のイスラエルとパレスチナ国家の「国境線」を引くことを、「非現実的」だといって、イスラエルの入植活動を容認。
かなり露骨にイスラエル贔屓です。


またその他では経済では「中国とインド」が競争相手と位置づけました。
今、中国、インドが伸びています。
物作りを手放した我が国はどうなるんだろう?この先。

「石油中毒」と自国を評して、クリーンエネルギーの開発も提案。
これはいいのではないでしょうか?
京都議定書で、圧力をかけているアメリカが今後どのようにエネルギー問題を考えていくか注目。

日本にも影響のある一般教書演説。
今後、日本にどう影響を及ぼすことか、しっかりと見ていく必要があります。
なにしろ日本はアメリカの○○○だから、、、
お金から人から、すべてアメリカの後始末。
情けないことに。
こんな日本に誰がした!!!
ねぇ?
小泉さん。

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2006.02.01

家計調査

総務省が31日、昨年12月のサラリーマン世帯家計調査を発表。
それによると、
一世帯当たりの消費支出は37万9769円。
物価変動を除いた実質で前年同月比3・2%増加で三カ月連続のプラス。

支出の内訳を見ると、
設備修繕・維持の増加で住居が15・5%増加。
また寒波の影響で灯油代や電気代などの光熱・水道が8・7%増。
家具・家事用品も、ストーブや温風ヒーターなど暖房器具の購入で0・4%増加。
被服および履物は下着類や婦人用セーターなどが買われ、8・6%増。
一方で、交通・通信、教養娯楽は前年実績を下回った。

世帯主の定期収入が10カ月連続マイナスとなる中での消費増加について、
総務省では「景気回復への期待に加え、寒さ対策として出費せざるを得ない側面もあったのではないか」(消費統計課)と分析。

同時に発表した2005年のサラリーマン世帯の平均消費支出は前年比0・3%減の32万8649円で、二年ぶりに減少した。
(以上総務省より)


如何ですか?
このニュース。
私は実感として、やはり灯油です。
高い!
18リットル1500円代のとき(一月半ば)
どうしようとしばらく店頭で考えていました。
二つ持っていったポリ容器。
一つだけにしました。
家に帰って、
ファンヒータをつけるたんびに、
お金が燃えている気がしなりません。
ちょっとでも部屋が暖まると、すぐに消します。
消します。
電気が安いか、ガスがいいか、、、
頭を痛めていました。
私の友人は、家にいても、電気や水は使う。
かといって外に出てもお金がかかる。
と、いうことで、家の中では、目をパチクリ、する以外は動かないんだ、、、と言っていました。
実際、やりくりする主婦には相当に辛い今年の寒波でした。
あああああ、、、
清く、貧しく、美しく、、、かぁ
(最後はちょっと自信がありません^^;)

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普天間移設待ったなし?

「普天間移設待ったなし」米国防長官、自民党議員らにと言うことで、
アメリカは露骨に圧力をかけてきているようです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
米国のラムズフェルド国防長官は31日、訪米した逢沢一郎前外務副大臣ら日米議員交流プログラムの自民党議員団と会談し、米海兵隊の普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、「待ったなし」として早急に取り組む必要があるとの考えを示した。逢沢氏が明らかにした。

 日米は昨年10月、在日米軍再編の「中間報告」に合意したが、ラムズフェルド長官は合意内容を着実に進める必要があると強い姿勢で語ったという。長官は、普天間飛行場の移転受け入れに柔軟姿勢を示す島袋吉和氏の名護市長当選を歓迎する意向を示したという。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

待ったなし、、、かぁ。
待ったなし、、、、ねぇ。
一体、どこの国に基地を作ると言うのでしょうかね???
今までも思っていたのですが、
この頃、アメリカはさらにさらに露骨に日本に圧力をかけてきている気がしなりません。
本国自体がブッシュ政権の危うさから支持率が下がっているので、
植民地の(?)日本になんでも押しつけようとしているのか???
ねぇ?
小泉さん。
なんでも聞いてくれるから。
セグウェイ一つで。

アメリカは今、急速に中国に接近中。
そう言えば、
先のニュースの続き。
〜〜〜〜〜〜〜〜
議員団は国務省のゼーリック副長官ともこの日会談。ゼーリック氏は歴史問題に言及し、「中国の政治的カードとしての側面も否定しないが、中国の人の心に深い影を落としていることも理解できる」と述べたという。「米国としては日中、日韓関係がさらに悪化することは望まない」などとし、関係改善の努力も求めた。
〜〜〜〜〜〜〜〜
小泉さん。
日米関係さえよければいい、、、
と愚かにも考えているのは、小泉さんだけなのです。
アメリカにとっては、日本はアジアの一つ。
そんなアメリカのために、
何からなにまで、
グアム移転の費用まで出しても、
向こうはちっとも恩にきていない。

いずれ「はしごをはずされる」かも。
気がついたら、
日本にはアメリカの基地だらけ。
日本人はみんなイラクの後始末に行かされている。
アジアの国々に友人はいない。
なぁんて事のないように、、、

アメリカの関係も大切。
隣国との関係も友好的に。
そして、
国民の声をしっかりと聞くことこそが、
「構造改革」では、、、と思います。

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二月の花

今日から二月。
春の足音がいよいよ聞こえてきます。
旧暦では如月。
日本書紀(七二〇年)では、二月をキサラギと訓ませており、後々「如月・衣更着」の漢字をあてたということ。

その語源は、 
二月はまだ寒さが残っているので、
絹を更に重ね着する月「きぬさらにき月」と言い衣更着となる。(国語大辞典、二中暦、下学集)というのが一般的。
さらに、
草木張月(くさきはりづき→きはりづき→きさらづき→きさらぎ)となる。
草木の芽の張り出す月だから。(語意考)

旧暦二月は燕か来る時候であるとされ、昨年の旧暦八月に雁が飛来し、
更に燕がやって来る月なので「来更来」である(類聚名物考)

「(陽)気が更に来るから」(和訓栞)

「萌揺月(きさゆらぎつき)」の略(大言海)

など素敵な意味があります。

さてこの季節。
春間近とはいえ、まだまだ季節に色はありません。
花達も、しっかりと蕾をとじて、咲き誇る季節を待っています。
そんな二月の花の代表は、
やはり、
椿。

そりゃ李白が「二月の花は紅」と言ったのだから
(尤も 霜葉は二月の花よりも紅なりと謳ったのですが、、、)

緑のキラキラと輝く葉をぬって、
赤く大胆に咲く椿は冬の季節には似つかわしい。

また、二月の花と言えば
スイトピーやセツブンソウなどもあります。
淡くて儚げで、風にユラユラゆれる様がなんとも可愛いスイトピー。
白くて凛としていてそれでいてたおやかなセツブンソウ。

これから、いろんな花達が咲き出して、
町に花が溢れるのだろうか、、、


花の街

♪七色(なないろ)の谷を越えて
流れて行く 風のリボン
輪になって 輪になって
かけていったよ
春よ春よと かけていったよ

美しい海を見たよ
あふれていた 花の街よ
輪になって 輪になって
踊っていたよ
春よ春よと 踊っていたよ

すみれ色してた窓で
泣いていたよ 街の角で
輪になって 輪になって
春の夕暮(ゆうぐ)れ
ひとりさびしく ないていたよ
(江間章子作詞・團伊玖磨作曲)

舞いながら、
舞いながら、
ゴキゲンヨウ、ゴキゲンヨウとみんなに声をかけている風が、
貴方の私の頬をなでる春がもうすぐ、そこに。

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