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2006.02.03

鬼伝説

日本には鬼にまつわる伝説、昔話が多くあります。
それは退治されるような悪いものだったり、
愛敬のあるものだったりと色々です。
鬼の由来というサイトを見てみると、
そこには詳しく「鬼」の姿が描かれています。
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鬼は大別して、説話や伝説、芸能、遊戯などにおいて語られ演じられるものとし ての鬼と、周囲の人々から鬼もしくは鬼の子孫とみなされた人々、あるいは自分 たち自身がそのように考えていた人々、つまり歴史的実在としての鬼、の2系統 に区分しうる。
(上記サイトより)
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と、いうことで、まず「鬼とはなんぞや」と導入で述べています。
なるほど、何気なく使っている「鬼」もよくよく考えていけば、二つの意味で使いわけしているようです。

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日本では、鬼は<穏(おん)>の訛ったものとされ、隠れていて姿をあらわさない 恐ろしいモノを意味していた。そこに死霊を意味する中国の鬼(き)や仏の教えに 従わない異教の神々を邪鬼とした仏教の思想などが複合して、日本的な鬼が形成 されたのである。 鬼は一般に反秩序的・反社会的な存在のイメージを表現したもので、その時代や 地域の状況に応じて多様な形態が生みだされ、けっして固定化したものではなか った。
(上記サイトより)
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分からない物、予想できない物への
不安や虞は、今も昔も変わりません。
人々の安からぬ思いが、思いを呼んで、瞬く間に想像の生き物は膨れ上がっていったことは容易に想像がつきます。
そして、
人々に幸福をもたらす<神>の対極にいるの<鬼>が登場。
さらに、人々の思いは進む。
〜〜〜〜〜〜〜〜
日本の鬼は、人間や神とまったく切り離された別個の存在として想像されたのも ではなく、互いに変換しうるものとして考えられていた。すなわち、神から鬼へ、 鬼から神へといった移行、人間から鬼へ、鬼から人間への移行が可能であった。 そして鬼たちの多くは、人間とその補助物である道具などが何らかの契機によっ て鬼になったものである。
(上記サイトより)
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つまり、古代にあって、自然が人々と共に在るように、
神も、鬼も「人の延長」に他ならなかったのでしょう。
それゆえ、鬼は否定的な邪悪なだけで終わってはいけなかった。
〜〜 鬼は否定的媒介者として、此彼両界の境に立ち、この世を絶えず活性化させてき た〜〜
と、上記サイトでも書いてあるが、
その強力なエネルギーは、時代に必要であったのでしょう。
新しい秩序は古い滞りから生まれてくる。
それを打ち破る強烈な個性が、「鬼」そのものだったのでしょう。
鬼が生まれるとき、
カタストロフィーが生じ、
今までの既成概念は悉く壊され、
新しく次なるものが生まれ、
そして鬼は捨て去られる、、、
「ウチとソト」
という二極化の一方の極を担う鬼は、
可哀想に、忌むべき存在にまた成り下がる、、、
さらに、さらに、次の時代が鬼を求めるまでは。
こうしてみると余談ながら堀江容疑者(うわツ 容疑者になった)の役割が鮮明になります。
小泉さんってなんだろう?

さて、
こんな鬼達。
自分は鬼にはなりたくないが、
傍にもいて欲しくないが、
やはり遠くで見るには面白い。
そして、その鬼が自分の欲だけで動き、正義によって退治される様はなおさら好きなのだろうか?
と、いうことで子どもたち向けの可愛い鬼物語がいくつも出来たのだろうか???
そこにいる鬼は、
どこかユーモラスで、やさしくて、暖かで、お人好しです。
そしてもの悲しい。

ところで、
私が一番好きな鬼の話は、
「泣いた赤鬼」です。
子どもが幼い頃、私はこの話をよく一人芝居で話してやりました。
読めば読むほど涙が出てくる。
その後、赤鬼は青鬼に出会えただろうか???

モチモチの木
花さき山
と読みきかせは続く、、、
もう一度、読んでみようかなぁ。
昔話を。
春とはいえ まだ夜は長い。

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コメント

 今日は。実在した方の鬼または鬼の子孫ですと、古代史における朝廷への反逆者であったり異民族で滅ぼされた人々という説がありますね。例えば源頼光に成敗された大江山の酒呑童子は、朝廷の苛政に苦しむ民衆反乱の指導者であったとか、桃太郎は実は和冦の話で鬼とは朝鮮半島や中国の沿海地方の人々であったという説を読んだことがあります。歴史研究によってそれらの真実が明らかにされるかも知れないなと思いつつ、拝読しました。

投稿: アッテンボロー | 2006.02.03 16:34

いやあ、あなたはよく何でもお調べになって書いて下さるので、この歳になっても知らぬ事ばかりで、大変参考になります。
ところで、恵方巻きがよく売れているそうですが、うちでは毎年家内が巻いてくれますので、今年は南南東の方角に向いて、世界の平和を願ってほうばりたいと思います。

投稿: hitoriyogari | 2006.02.03 16:57

アッテンボローさん。
hitoriyogariさん。
こんにちは。
コメント有り難うございます。


アッテンボローさん。
蘊蓄深いコメント有り難うございます。
大江山の酒呑童子の話、幼いながらとても怖かった記憶があります。
実話に基づいている話は迫力がありますね、、、
桃太郎も一度、私もここで書いたことがありますが、
悲しい話です、、、

さて、お子さんたちお元気ですか?
いつも楽しく拝見しています(^.^)
では、、、また。

hitoriyogariさん。
素敵な奥様ですね。
いいなぁ、、
ご自分で恵方巻作られるのですか???
さぞや美味しく召し上がられたことでしょうね。
ほのぼのとしてきます。
今年も世界平和でありますように!!!
では、、、また。
豆まきはなさいましたか?

投稿: せとともこ | 2006.02.05 12:46

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