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2006.02.11

医療制度改革の意味すること その3

医療制度改革の意味することは その2から。

公的保険の切り詰めについて、法案はどう言っているか。
「保険診療と保険外診療との併用について、将来的な保険導入のための評価を行うかどうかの観点から再構成」と言います。
つまり、
つまり、
保険が利く医療と、保険が利かない医療をセットで行う「混合診療」の検討です。
ジャジャ〜〜〜〜ン。
出ました。
出ました。
「混合医療」。
〜〜〜〜〜〜〜〜
健康保険法では、治療行為はすべて医療保険で給付しなければならないと定められています。混合診療とはこの制約をなくし、治療行為の一部を医療保険で給付し、一部を自費診療(全額患者負担)で診るという、保険給付と保険外の自費診療費を混合した診療をいいます。これが全面的に認められると、保険のきかない医療が拡大し、患者負担が増えます。
医療用語の解説より
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この言葉が出たとき国会でもかなり問題になり、
時の厚相坂口さんがしどろもどろに答弁されていた姿を思い出します。
昨年10月の厚生労働省試案では、かぜなどの「軽い病気」の医療を保険給付から外す保険免責制度の導入が問題になり、多くの反対の中、遂にあの悪法は見送られたと言う経緯があります。
これについては、また記事にします。 
しかし、
こんなことでめげない(?)小泉さん。
ジャンジャン悪法を出していきます。
法案の最大の目的は医療給付費の抑制と言う目的のために。

まず、今回の法案でも布石を打ちました。
都道府県に入院日数短縮の数値目標を明記した「医療費適正化計画の策定」を義務付け、高齢者の療養病床の削減、高齢者医療制度の創設などです。
(第14回社会保障の在り方に関する懇談会議事要旨を良くご覧ください)

これは混合診療や保険免責制度の導入への道筋をつけるものであることは明白です。
そして、
そして、
こんな小泉さんのさらに後ろにもっと大きな意思があります。
それは財界とアメリカの保険会社であることは周知の事実です。
 
今、テレビをつけるとなんと外資系の医療保険のコマーシャルが多いことか。
私もついフラフラと入ろうか、、、と思ったりします。
残念ながら入るお金がない。
また日本経団連は、露骨に医療が金儲けであることを表明。
「給付費の増加を抑えるため、公的保障の範囲をノ市場に委ねることが不適切なサービスに限定するとともに、保険外サービスと保険サービスの併用を進めるべきである」と。
〜〜国民が納得して支える医療制度の実現〜〜
というタイトル。
はぁ?
国民が納得???
はぁ???
ですね、、、
こうして、
人の命もお金になる、
お金としか思っていない露骨な財界の要求に答えるための、
布石が一つ、ひとつまた一つ、
小泉さんによって打たれていくわけです。
絶対に許してはいけないと私は思います。

このまま行くと、
この国は、本当に金持ちだけしか生き残れない。

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コメント

ごぶさたです
テーマと少し違いますが。庶民負担につながるのは医療改革も年金改革も共通するところTBおくります。

投稿: kouhei | 2006.02.12 21:35

kouhei さん。
こんばんは。
コメント、トラックバック有り難うございました。
お忙しかったのでしょうか?
ちょくちょく覗いていたのですが、、、
いずれにしてもkouhei さんの記事、優しくて、まとまっていて、核心に触れているので、
また精力的に書いてくださいね。
楽しみにしています。
では、、、また。

投稿: せとともこ | 2006.02.13 20:58

仰有る危機感は理解できます。

だけど地名に姥捨てというのがあることから申し上げます、貧しい昔は口減らしをしなければ社会が維持できなっかたのは歴史的な事実です、このことは過去のことと葬って良いのでしょうか、人権を擁護するのは吝かではありません、しかしそれは絶対的でないということは認識すべきだと思います。

オーム裁判にあれほどの時間と費用を掛けるはど私たちは寛容で余裕が有るのでしょうか? そしてそれがどれ程の価値が有るのでしょうか、わたしは費用と効果をいうつもりは有りません、しかし社会的な合理性は追求されるべきだと考えます。

投稿: U_taiki | 2006.02.13 21:18

U_taiki さん。
こんにちは。
お元気でいらっしゃいましたか?
時々ブログ、拝見していました。
あの後、めぐみさん問題、どの様な展開を見せるかハラハラしながら見守っていました。
この頃は夫についてなにやら取りざたされているようですが、、、
いずれにしても、
北朝鮮の犯罪行為は決して許されるものではありません。
日本政府も頑として交渉してもらいたいものですが、どうなのでしょうか???

さて、頂いたコメントの内容。
人権問題として捉えさせていただきました。
そうですね、、、難しい問題です。
立場によって、感じ方、解釈が違いますから、
ただ、仰るようにオーム裁判に関して、時間と費用をかけることは、
なかなか容易に受け入れがたいものです。
が、
被告個人の問題としてでなく「社会の病理」として考えたとき、
何があの事件を起こし、
今後、再び起きないために何を学ぶか、、、は必要と思います。
犯罪は個人を罰するのみならず、
教訓としなければいけないものです。
難しい問題とは思いますが、
しっかり見ていく事は必要なのでしょうね、、、

私たちの周りには、不可解で到底受け入れ難い出来事が多くあります。
その一つ、一つに丁寧に対応することは大変ですが、
そのどれもが結局は人間がしたことだと思って、
しっかりと見ていきたいと思います。
どうぞ、これかも貴重なご意見お聞かせください。
では、、、
季節柄お大切に!!!

投稿: せとともこ | 2006.02.14 15:00

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2月11日付・読売社説 [年金一元化]「“官尊民卑”を早急にただせ」  年金の官民格差の是正は、やる、やらない、といった話ではない。いかに早くやるか、が問われている。  政府・与党の「被用者年金一元化等に関する協議会」が、会社員の厚生年金と公務員が加入する共済年金の、一元化に向けた「検討・作業方針」を決定した。  だが論点整理の域にとどまり、いつまでに実現させる、といった具体論には踏み込めていない。  厚生年金と共済年金を一つにする、というのは、共済年金の様々な優遇措置を廃止することだ。なすべきこ... [続きを読む]

受信: 2006.02.12 21:34

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