お年寄りに厳しい確定申告
確定申告の時期。
私もそろそろ書き上げようと思って、書き方のサイトを見ていました。
そしたら、こんなサイト、お年寄りにきびしくなる平成17年分確定申告というのを見つけて、
ため息。
ふっ=====。
私はまだ年金世代ではないけれど、いずれやってくるその時期。
今でさえ、こんなお寒い状況。
私たちに支給されるときはどんな風になっているのやら、、、
と、言うことで、ちょっと中身をみていきましょう。
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いま特に、「今年の確定申告で昨年とちがうところは何?」という質問を多くいただくようになりました。ごく普通の一般生活者を想定した場合に、その特徴を一言でいうと、「お年寄りや自営業者にきびしくなった」といえるのではないでしょうか。
なぜ、「お年寄りや自営業者にきびしい確定申告」なのでしょうか。
「お年寄りにきびしい」内容のほうからみていきたいと思います。
お年寄りにきびしい、内容のひとつは年金税制です。
自営業者や嘱託で再雇用という場合を除いて、年齢65歳以上の場合、主たる生活財源はいままでの貯えと年金受給ではないでしょうか。
年金関係の税の仕組みですが、以下の計算式により計算されます。
☆ 収入金額—公的年金等控除額=所得金額
公的年金等控除額とは年金受給者の必要経費として法定されている金額のことです。
サラリーマンの必要経費は給与所得控除額といって、これも税法上、収入金額に応じて定められているように、公的年金等控除額も年齢と収入金額に応じて定められています。
年齢の基準は65歳未満と65歳以上とによって分類されますが、特に、65歳以上の人に対してきびしくなることになります。
つまり、必要経費としてカウントされる金額が少なくなればなるほど、⇒所得が多くなる⇒税金も多くなる、ことになりますが、この公的年金等控除額が縮小されるのです。
(上記サイトより)
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なんだかな、、、
人生、いっぱいいっぱい、働いてきた方々からもむしり取るような仕組みで、
淋しい。
さてその理由を見ると、
「高齢者には金持ちが多い」
「高齢者だからという理由だけで税制上優遇するのは不公平だ」ということです。
2004年の通常国会で法律成立。
老年者控除を廃止。
さらに年金生活の高齢者の場合は、公的年金等控除の縮小とあわせて、所得税の課税対象額が70万円も増えることになります。
税率10%で7万円、定率減税分を除いても5.6万円もの増税になります。2005年の2月支給分の年金から、天引きされる所得税が増えて、年金額が減った人が500万人にも上りました。
高齢者って金持ちですかね?
確かにそう言う方もいらっしゃいます。
しかし、そう言う人は若い頃から金持ちだったのでしょう。
高齢者になっていきなり金持ちになることはない。
寧ろ、
節約に節約をして、
欲しいものも我慢して、やりたい事も我慢して、
老後のために貯めたお金ではと思います。
孫の喜ぶ顔がみたい、という思いで、お小遣いを与えたり、
あるいは子どもに心配かけないくらい自立しようとしている方々が多い。
決して余り
あるお金を持っているわけではないのです。
そんな高齢者からまで、奪い取るこの国のシステムは、本当に冷い。
小泉さん。
「お金がある」人からとる、と言うなら、
まずは大企業、大資本家から取ったら如何ですか?
大企業への限りない優遇は不公平じゃないんですか?
国民イジメも大概にしてもらいたい、
と、私は思いながら「確定申告」ならぬ「怒って深刻」です。
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コメント
仰る通りです。「怒って深刻」よくぞ言ってくれました。私も怒り狂ってるぞ。
法人税は減税をしたままになっているのです。諸外国から見てもその税率は数%低いのです。
大企業の景気は良くなっているのだから、余り年寄りを苛めると、その酬いは必ず来ると思え、です。
投稿: hitoriyogari | 2006.03.02 16:48
hitoriyogariさん。
こんばんは。
今日も国会では、小泉さん余裕しゃくしゃくでしたね、、、
もう敵なし。
と言う感じで、今国会で予算が通過するようです。
本当に困ったものです。
が、
諦めず、声を出し続けていきましょうね、、、
これからも宜しくお願いいたします。
では、、、また。
投稿: せとともこ | 2006.03.03 18:32