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2006.03.10

量的緩和 その4

「量的緩和」の背景にあるものは何か?

その1から3までは量的緩和と、私たち庶民への影響をみました。
では、その背景は何かについて当然考える必要があります。
答えは、
不良債権の早期最終処理、
ブッシュ米大統領に対する対米公約です。
「量的緩和」の拡大も不良債権処理の加速と一体で、小泉さんがブッシュ大統領との首脳会談で約束しました。

米国のバイアウト・ファンド(Buy Out Fund)一般にはハゲタカファンドとも呼ばれていますが、
このファンドが不良債権の烙印を押された企業を買いたたいて大もうけを上げました。
もう一度おさらい。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
バイアウト・ファンド(Buy Out Fund)は、複数の機関投資家や個人投資家から集めた資金を事業会社や金融機関に投資し、同時にその企業の経営に深く関与して企業価値を高めた後に売却することで高い利回りを獲得することを目的としたファンドである。
具体的には、MBOファンド、買収ファンド、プライベート・エクイティ・ファンド(Private Equity Fund)、企業再生ファンド、ターンアラウンド・ファンド(Turnaround Fund)などと呼ばれているものが該当し、それらの総称としても使われる。主に、LBOと呼ばれる買収先の資産・キャッシュフローを担保とした借入を用いて資金調達する場合が多い。
(上記wikipediaより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そして「量的緩和」であふれた資金は米国市場に流れ、アメリカを救いました。
有り難いことです、、、
まったく涙が出てきます。
「量的緩和」の実態は、結局
私たち国民から利子を奪って大企業・大銀行とアメリカのために、
マネーゲームを繰り広げ、さらには所得格差を広げてきたというのが本当のところです。

さて、そんな中、
竹中さんは「量的緩和」の解除をけん制し、解除しても日銀がインフレ策を強めるよう求めるなど日銀の「利用」に固執。
何故?
理由はごまかしが出来なくなったからか???
小泉さんが今まで取ってきた政策、「構造改革」、
つまり不良債権の強行処理や国民負担増などデフレ圧力を日銀の金融政策で緩和する方針を取ってきました
ところが実態は、
あいつぐ失業と倒産。
そして不安定雇用のまん延。
国民の所得は減り続け、格差の増大。
日銀の今までの金融政策で政府の経済失政をごまかすやり方は破たん
何を今更、、、
と、思いながら、政府のその場限りの政策と、
アメリカ重視、大企業重視のそのしわ寄せが国民に押し寄せてくることを感じる今回の量的緩和です。
さてさて、、、どうしたものか?

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コメント

「アメリカとの約束」ってことで昔のことを思い出しました。

小泉首相は就任直後、国内でのコンセンサスを全然取り付けずにアメリカとの約束を取り付けて、国内の政治を無理やり動かそうとする手法をよく用いていました。日本人は昔から(それはもう、幕末のペリーさんが来航した時代から)外国から圧力がかからないと全然行動を起こさない国民性だからです。(圧力の内容の是非はこの際別です。)戦後の混乱期も同様でしたよね。仮に外国から何も圧力がなかったとして、当時(今もそうですが、)日本の政治に「行動を起こす」能力があったでしょうか?答えは「NO」だと思います。だから、アメリカからの圧力を総じて否定することができないのが難しいところなのです。

そして、不良債権処理は10年前には片付けておかなければならなかった問題なのに、過去の政権は逃げ続けてきました。お陰でとんでもない代償を支払うことになりました。10年前に不良債権処理を片付けておけば、今程被害は大きくなかったはずです。

で、量的緩和政策は世界に例のない異常な政策なので、可能な限り早く解除するべきものです。(ゼロ金利政策も同様)確かにおっしゃる通り竹中総務相はデフレ対策を日銀に丸投げしていたので、量的緩和政策解除後の会見時に非常の不快な態度をとっていましたが、市場に資金が余り始めた今は、その余剰資金を減らす政策は自然な流れだと思います。(さもないと必ず資金の無駄遣い=不良債権を生みます。)どっちみちデフレは止められません。「今後インフレになる」という経済アナリストが多いですが、根拠を聞きたいです。誰も語ってくれません。

あともう一つ、日銀の金融引締め政策はたとえ好景気のときでも歓迎されません。だからどこかで割り切って実施に踏み切る決断が必要だと思います。

投稿: Felddorf | 2006.03.11 00:58

Felddorf さん。
こんにちは。
コメントありがとうございました。

経済や軍縮について記事を書いたとき、
私はいつも貴方ならどう考えるだろう、、、と思うのです。
Felddorf さんは蘊蓄が深いから私は教わるところ大です。
(ガンダムは余り知らないので、お話に付いていけなくて残念)

さてさて、金融緩和。
そうなんです。
私もこの超低金利時代には反対なので、今回の政策は必ずしも反対ではないのですが、ただその政策が庶民に還元されることを願うばかりです。

>どっちみちデフレは止められません。「今後インフレになる」という経済アナリストが多いですが、根拠を聞きたいです。誰も語ってくれません。

同感です。
私もこの間、いろんなサイトを見て勉強しました。
が、
よく分かりませんでした。
これからも勉強していこうと思います。
また、お教え下さいね。
楽しみにしています。
では、、、

投稿: せとともこ | 2006.03.11 12:18

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