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2006.04.08

医療制度改革法案

格差は命にまで拡大してきそうです。
療養病床削減に批判 医療制度改革法案、審議入りで野党側と言うニュース注目です。
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高齢化で増え続ける医療費の抑制を図る医療制度改革関連法案が六日の衆院本会議で審議入りした。民主党など野党は、高齢者が長期入院する療養病床を大幅削減する政府案について「行き場のない高齢者が放り出される」と一斉に批判した。
法案には《1》比較的所得が高い七十歳以上の窓口負担を今年十月から、現行の二割から三割に引き上げる《2》現行一割の七十−七十四歳の自己負担も二○○八年度から二割にする《3》一一年度末までに現在三十八万床ある療養病床を十五万床に減らす−などが盛り込まれている。
(上記ニュースより)
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この法案、情け無用です。
特に高齢者への容赦ない負担増は目に余ります。
医療費の総額抑制と療養病床の削減、保険のきかない医療の拡大など公的医療制度の土台を崩す内容です。
ニュースにもあるように野党は批判。
本会議で質問に立った日本共産党の高橋千鶴子議員。
「高齢者や重い病気に苦しむ患者に負担を強いることは、いっそう大きな苦痛を押しつける」
「『所得の格差』が『命の格差』につながるような社会はあってはならない」と、法案の撤回を求めました。
これに対し小泉さん。
「必要な医療まで妨げられるものではない」と答弁。
では具体的に見ていきましょう。本当に必要な医療が保障されているか、、、
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案では、現在38万床ある療養病床について、介護型病床の全廃などにより6年間で23万床を削減。
その理由は、「医療の必要性の低い方は、老人保健施設、ケアハウスに移行することで『社会的入院』を解決する」と言うこと。
社会的入院を拒否された高齢者はどこへいけばいいのか???
現実には特別養護老人ホームの待機者は38万人。

高齢者狙い撃ちはさらに進みます。
例えば家にいる高齢者患者の窓口負担が増えます。
・現役並み所得の70歳以上の高齢者
 2割 → 3割  (今年10月〜)
・70歳〜74歳の高齢者
 1割 → 2割  (2008年4月〜)
・長期入院する高齢者の負担増
 70歳以上の高齢者に食費、居住費の負担(今年10月〜)
療養病床に入院する七十歳以上の食費・居住費も保険の適用が外されます。この負担増は、2008年4月からは65歳以上に対象が拡大。
1カ月の入院費は13万円を超えます。

また保険料はさらに上がります。
08年4月から導入される「高齢者医療制度」は、現在家族に扶養され保険料がかからない高齢者も含め、75歳以上のすべてを対象に、年間平均7万4000円の保険料を徴収。介護保険料と合わせると月額1万円を超える額が年金から「天引き」。

さらにさらに保険のきかない医療分野を拡大する「混合診療」の本格的な導入も計っています。
同時進行で「医療費適正化計画」導入で。
これは経済財政諮問会議の意向を汲んでいます。
GDPの伸び率と高齢化を加味した「基準」で医療費を管理し、医療給付費の総額抑制を求めました。法案は「医療費適正化計画」を策定して「目安指標」を定めるというもの。
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必要な医療はどんどん遠く高くなる気がしてなりません。
医療がお金で差がつくような時代が来たとき、
それは医学自体の後進も意味するのかもしれません。
「医は仁術」であったからこそ、
医学を志す熱き魂は病気と闘い、生命と共にあったのかもしれない。
初めに金ありきになったら医学は何を目指すのか???
政府が今提出した改革案は命の格差を生み出すと共に医療の衰退を招くのではと言う気がしてなりません。

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コメント

 とりわけ、高齢者に負担と犠牲を強要する、「医療制度改革関連法案」の審議の動向に注目しなければと考えています。
 関連する3本をTBさせていただきます。

投稿: harayosi-2 | 2006.04.09 08:23

harayosi-2 さん。
こんにちは。
トラックバック、どうもダメですね^^;
ココログの調子いけません、、、
ご迷惑おかけしていますが、どうぞこれからも宜しくお願いいたします。
では、、、、また

投稿: せとともこ | 2006.04.10 18:06

 原因がココログなのか、グーブログなのかはわかりませんが、TBがどうも上手くいかないようですね。
 月に数本しかエントリーできませんが、時々ブログを覗いてください。
 また記事を書いたときは、TBさせていただきます。

投稿: harayosi-2 | 2006.04.10 22:41

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