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2006.04.01

消費税

消費税が導入されて18年目になります。
1988年 竹下内閣時に、消費税法が成立、12月30日公布
1989年4月1日 消費税法施行 税率3%。

消費税導入の口実は
「福祉の充実」
「高齢化社会への対応」でした。
その前に中曽根内閣の時浮上した売上税が、世論の大きな大きな批判をあびて撤回した経験があり、
私は、消費税の時も世論が大きなうねりを示し、廃案になるかと期待していました。
しかし、その時は政府のうたい文句は「福祉」や「高齢化」と今ではお馴染みの文句に加えて、
物品税の廃止がありました。
物品税はいわゆる間接税です。
生活必需品に対しては課税を差し控え、贅沢品には担税力が認められるからこれを重く課税するというものです。
この考え方は戦後の混乱期、生活が未だ苦しいとき、贅沢品よりは生活必需品というものでした。
しかし、高度経済成長を迎え、多くの人々が宝石、毛皮、電化製品、乗用車あるいはゴルフクラブといったものを購入。
それらが物品税の対象となり、税率が高い。
それならば、物品税を廃止して、全てのものを「消費税」として低い税率になるのならいいではないか、、、と言う考えでした。
私も幼い我が子を抱えていたときなので、車のディーラーに「物品税が廃止される、、、」と言われて、つい買ってしまいました。勿論中古ですが、、、
あの時3月31日には、みんながスーパーに押し寄せたことを覚えています。
日持ちのするものを買いあさりました。
今まで経験したことのない消費税というものが生活の中に入ってくるのですから。
翌日の4月1日はもう大混乱。
まさにエプリールフールですよ。
3%と言う数字は可成大きくのしかかりました。
当時は小さなお店は消費税免除という法律でした。
にもかかわらず便乗で消費税を加算するお店は、すぐに主婦のクチコミで廃れていきます。
どのお店が良心的かそうでないか、、、主婦の生活に根差した本能は鋭い。
出産で病院に入院しても消費税。
「なんで生産したのに消費税やぁあああ」と叫びながら新しい制度に戸惑っていました。
また、年末には近所の主婦と「家計簿調査」をしました。
消費税は積もると大きいといことが一目瞭然。
消費税反対、の声は生活者である主婦からあがります。
その後、廃止どころか、あろうことか消費税率5%。
この時、私は花粉症で鼻をクシャンクシャンさせながら、ティッシュの買込みに専念しました。

89年以来、国民が納めた消費税はなんと170兆円。
ところが、この間、法人税は約160兆円もの減収。
これはどう言うことか?
つまり消費税は法人税の減収の穴埋めにつぎ込まれたということか。

消費税収を社会保障に回すというのは嘘だったのか、、、
そうか、だから施行を四月一日にしたのか、、、
「いやぁ、社会福祉に使うってのは嘘ですよ。可愛い冗談ですよ。
エプリールフールですよ、、、」
ってことかぁ。

消費税の一番大きな問題はズバリ
低所得者ほど負担が重い逆進性です。
年収が200円未満の家計の収入に対する消費税の負担率3・7%に対し、
年収が1500円以上では1・4%でしかありません。
物品税というものが廃止され、贅沢品も安い税率で購入することができるようになった、
しかし、そんな恩恵は一般の庶民には程遠いものです。
私もせいぜいが中古の車だったのだから。
むしろ毎日の生活に関わる商品に税金が一律にかかるのは本当に辛い。
そして、政府はさらに狡いことに、
「財政赤字」を楯にする。
が、
財政赤字。
ここで良く見てみる必要があります。
財政審(財務相の諮問機関)の資料によると、90年度から今年度(予算)まで、
国債残高は375兆円も増大。
そのうち公共事業の積み増しによる影響が60兆円、
旧国鉄債務の国民への付け替えや銀行への税金投入などの影響が35兆円、
税収減の影響が160兆円に上ります。
この税収減が先に述べたものです。
つまり大企業・大銀行への減税と公共事業。
谷垣さんがテレビでまことしやかに財政赤字を言うが、それは私たち国民の責任ではありません。
責任は、
政府
です。
そのツケをいつも払わされている私たち庶民。
これ以上の税率アップはもう勘弁してください。

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コメント

世界中に消費税を導入している国は多くあれど、全ての消費に同率の課税をするア○な国は日本以外に聞いたことがありません。殆どの国は生活必需品は非課税または税率が低いです。

厄介なのは2004年4月から導入された消費税の税額表示義務です。今まで外税と内税でばらばらだった課税が、この法律で実質内税に統一された訳ですが、実はこの制度、「買い手」だけではなく「売り手」にも税負担を強います。店頭表示価格が必然的に上がってしまうからです。

私は、消費税発足時に内税方式で価格転嫁して、その結果潰れてしまった弁当屋を知っています。私自身は商売に明るくないですが、これだけでも商売がシビアな世界だってことを実感した記憶があります。つまり、現在は消費税が上がったからといって販売価格にそのまま転嫁できない仕組みになってます。(売り手にとっても頭の痛い問題です。)そして恐らく、デフレが更に加速することになろうかと思います。消費税率を上げる布石は既に2年前から打たれています。

あと、消費税の増税を一番嫌がっている閣僚は、恐らく現職の財務相である谷垣大臣でしょう。彼は、参議院選挙のある来年度に消費税率を上げる法案の提出をしたいと言っていますが、自らの手で廃案に追い込みたいのかもしれません。法人税についてはどこかのテレに番組で谷垣財相曰く、「法人税を上げると、日本に拠点を置く企業が皆外国に逃げてしまう。上げたくても上げられない。」とのこと。

長々と失礼しました。今回はこれにて。

投稿: Felddorf | 2006.04.02 01:34

Felddorfさん。
こんにちは。
コメントありがとうございました。
お元気でいらっしゃいますか?
私は花粉症で苦しんでいます(>_<)

さて消費税。
私の友人もラーメン屋さんをしていましたが、
消費税3%の時に「これ以上あがったら店たたむしかない」と言っていました。
そして、5%の時、お店をたたみ、今どこにいるか音信不通です。
中小零細にとって消費税は本当に過酷です。
大型店舗が生き残り、町並みは消えていくのでしょうか???
古き良き物は次第になくなっていくような淋しさも感じます。
新しい物も勿論いいのですが、
小泉さん推進の「格差社会」で生き残る新しき物とは何か???
と考えるとゾツとしませんね、、、
いずれにしてもこれからも見ていきたいと思いますので。宜しくお願いいたします。
じゃ〜〜〜〜ね。

投稿: せとともこ | 2006.04.03 16:53

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