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2006.04.12

科学教育と教育基本法

教育基本法が改正される、
「愛国心」はどうなる、、、
様々の議論を呼んでいます。
私もこうした観点から何回か「教育基本法」について触れてきました。
今日は科学教育と教育基本法について考えていきたいと思います。
まず、立案者は『科学教育をどの様に位置づけているか」
次に現実に関わる「教育進行基本計画」の役割。
最後は「科学技術基本法」について考えていきます。

1教育基本制定時の科学教育
実は教育基本法そのもの(前文+11条)の中には科学教育は位置づけられていません。
本来は、先の戦争への反省から成立した法案という性格上、「科学教育の重要性」は認識していました。
原案となった「教育基本法案要綱案」には前文に書いてあったのです。
〜〜〜〜〜〜〜〜
教育基本法案要綱案(参考案)
教育は、真理の開明と人格の完成とを期して行われなければならない。従来、わが国の教育は、やゝもすればこの自覚と反省とにかけるところがあり、とくに真の科学的精神と宗教的情操とが軽んぜられ、徳育が形式に流れ、教育は自主性を失い、ついに軍国主義的、又は極端な国家主義的傾向をとるに至つた。この過りを是正するためには教育を根本的に刷新しなければならない。
<教育基本法案要綱案>より
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
実際の論議の中でも「科学的精神」の重要性は委員会全員の共有するものでした。
が、前文を冗長しない方向へということで削除されました。

科学教育は基本法には盛り込まれませんでしたが、
「文部省刊行の「新教育方針」には書き込まれました。
科学教育の目的を「科学精神を啓発、合理主義、実証主義的心構えを国民に普及浸透」させる。
「近代科学がその本質において民主主義と密接不可分の関係」であることを指摘しています。

次に続く

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