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2006.04.20

変わる町並み

午前中、近所のスーパーに行って来ました。
私鉄の駅のすぐ傍でいつも繁盛。
小さくて古くて汚いスーパーなのだが、場所がいいので夕方は勤め帰りの主婦でごった返しています。
二人と通れない狭い通路の両脇は、乾物やらお菓子が乱雑に積み重なっていて、向こうから来た客とすれ違うのは大変。
そんな活気あるスーパーが私は大好きでした。
引っ越しの多い我が家にあって「土地」の情報をいち早くキャッチするのは主婦である私の仕事。
と、言うことでいつも最初に話をするのはスーパーのレジの方。
友達のいない新参者にとって一番目の話し相手です。
ここに来た当初、このスーパーの店員さんには随分、私は話し相手になってもらいもらいました。
そんなお気に入りの小さなスーパーが今日「店じまい」。
理由は、
場所がいいからマンションになる予定ということで、土地所有者から立ち退きを請求されたそうです。
こうして、また町の小さなお店が消えていくのか、、、
私はやりきれない思いでいっぱいになりました。

さてさて、そんな折、
中心市街地の衰退に対応するとして「まちづくり三法」見直し法案が国会で審議中。
そもそも「まちづくり三法」は、大店法を廃止し、中小小売業者との商業調整を廃止したかわりとして、1998年に成立した経緯があります。
その中身は、
「都市計画法の土地利用規制により大型店の出店の可否を市町村が判断する」
「立地場所が決定した後の大型店については大店立地法で交通渋滞や騒音など周辺環境への影響について配慮を求める」
「中心市街地活性化法により、市街地の整備改善、商業等の活性化を一体的に推進する」
などです。
この結果、
郊外に大きな駐車場を抱え、沢山の専門店や娯楽施設まで備えた大手の“超大型”スーパーが作られました。
ウィークエンドは朝から車が並びます。
昨日までは田んぼだった静かな田園が一夜明けたら、大きな店がデ〜〜〜ンと立っていて道路はコミコミです。
一方、中心市街地の商店街は駐車場の関係などからますます寂れ、日曜日なのに「閑古鳥」のなく始末です。地元の商店街は危機に直面。
また、大手の店にしたところで、地元に密接に関わるということではなく、単に「もうけ」目的で進出していることゆえ、採算があわなければアッサリ撤退。
後は野となれ山となれ。いえいえ廃墟です。
そんな経過を辿り今回の「都市計画法改正」案。
郊外立地の規制強化は一歩も二歩も前進です。
が、手ばなしでは評価できません。
何故なら中心市街地の大型店出店を促進する意図もあるからです。
中心市街地活性化法(中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進に関する法律)の「改正」案がそれです。
その中身は、法律の名称からも目的からも「商業の活性化」を取り除きました。
支援の方向を「都市機能の集約」をめざす都市再生型の開発促進としています。
つまり、大型店の出店を促進するために、生活環境の保持のための住民・自治体の意見表明・勧告の仕組みまでなくなるというものです。
小さな町の商店街。
生き残りをかけて、ひたすら努力をしていました。
しかし、今回の案は、いよいよ大型店が町にやってくる、、、というものです。
行き場をなくす地元商店街のお店屋さんの悲鳴が聞こえてくるようです。

まちづくり、というが
一体どんな町を作るというのだろうか???
日本には小さな小さなお店やさんがいっぱいあって、、、それは幼い日の思い出に通じます。
トーフ屋さんとか魚屋さんとかお肉屋さん。
買い物かごをぶらさげて、一軒一軒、ひやかしがてら覗いて、やっぱり買込む母の姿を思い出します。
伝統とは何も構えたものではない。
日常の生活そのものが伝統、文化だと思います。
また一つ、日本の伝統である「町並み」が消える、、、

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コメント

民主党の元党首の親族が社長をされてる
流通大手の某社は超大型店をバカバカ作りました
広島にもありますけども
あそこの基盤たる東海地方なんかは
廃墟が増えてきております。
そのくせポスターには「木を植えてます」とか
「環境に・・・」という謳い文句。
木を植えるんだったら日本でもっと植林してくれ
他にもいろんな会社が大型店を去年までに
バカバカ建てましたけど
傍から見てて不毛な消耗戦をやってるな、と。
止まった瞬間にその企業は潰れてしまう
という強迫観念みたいなものがあるんでしょう。
私は歩いて疲れる大型ショッピングセンターより
小さいけれども特徴のはっきりした店のほうが好きです

投稿: トラマ | 2006.04.21 08:46

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