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2006.04.15

アメリカの混迷

米大統領、ラムズフェルド国防長官支持を表明というニュース。
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イラク戦争の指揮をめぐるラムズフェルド米国防長官の辞任要求は14日さらに広がり、復活祭休暇中のブッシュ大統領が「強力な指導力を発揮しており、私の全面的な支持を得ている」と国防長官を支持する異例の声明を発表した。

 14日はイラク戦争で精鋭の米陸軍82空挺師団を率いたスワナック少将ら2人が国防長官辞任要求を明らかにし、退役将軍で明確に長官の辞任を求めたのは、6人となった。ニューヨーク・タイムズ紙が1面トップで6人の詳細な発言を顔写真付きで伝えるなど、メディアも連日大きく取り上げている。

 休暇でキャンプデービッド山荘に滞在しているブッシュ大統領は同日午前、ラムズフェルド長官とイラク情勢を協議した後に声明を発表し「この歴史的に重要な時期に指導力を発揮している長官に深く感謝している」と説明。「長官は多くの困難な任務を抱えており、激務をこなしている」と擁護した。
(上記ニュースより)
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つまり「制服組」の反乱に対して、大統領自らが長刀を振るったと言うことでしょうか?
いえいえ、大統領は新たな間違いを犯したと言う方が正しいのか、
あるいは単に自己保身かもしれません。

そもそもの発端は、イラクで陸軍の精鋭部隊、第82空てい師団を指揮したチャールズ・スワナック元陸軍少将が13日、CNNとのインタビューで米国防長官に辞任求める発言 をしたことにあります。
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ラムズフェルド長官の管理能力に疑問を示し、「現地の司令官に細かいところまで干渉している」と批判。また、米兵によるイラク人虐待が明るみに出たアブグレイブ刑務所の問題への対応について「過ちを認めず、正当化に躍起となっている」などと語り、「われわれには新たな国防長官が必要だ」と主張した。
ラムズフェルド長官に対しては、04−05年に陸軍第1歩兵師団の司令官を務めたジョン・バティスト元少将も12日のインタビューで、「戦争の原理が分かる指導者が必要だ」として、辞任を求めていた。さらに、米中央軍元司令官のアンソニー・ジニ氏、元海兵隊中将のグレゴリー・ニューボールド氏らも、長官の辞任を相次いで要求している。
(CNNより)
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大義なき戦争の行き着く先は、自己破滅です。
既にアメリカの世論は「イラク戦争」を支持していません。
いまなお続くイラクの混迷を考えたとき、
今回、大統領が、国防長官を支持すると異例の表明をしたことは、
もはやこの国の主導者は、イラクに対してなんの解決策もなく、
ひたすら「逃げ」の一手。
自分に火の粉がかからないようにしているだけなのかもしれません。

イラク戦争は間違っていた。
と、自らが認めたブッシュさん。
ここは潔く国防長官の無能、無力を認め、非を認め、
そしてイラク問題解決のために何が一番いいか。
それをイラク国民に問う、ことから始めてください。
決して武力で制圧することのないように。
既に歴史は「無敵艦隊」が跋扈する時代ではないのです。

イラク戦争は間違っていた。
と、自らが認めたブッシュさん。
もうこれ以上無駄な戦争はしないでください。
国際社会はイラク問題解決のために動き出しています。
アラブ連盟は12日、イラク問題関係閣僚委員会を開催。
そこで、同委員会は8項目の宣言を採択。
(1)イラク国民の和解を達成し、その利益を擁護するために開催された会議へのイラクの不参加に遺憾の意を表明する
(2)アラブ諸国がイラクの内政に干渉することなく、その主権と統一、イラク国民の意思と自決権を尊重するために協力する
(3)二十二日からヨルダンの首都アンマンで開催される(イラクの宗教指導者が集う)「イスラム・イラク合意と和解会議」の開催を歓迎する
(4)六月にバグダッドで予定されているイラク国民和解会議を開催するためのアラブ連盟の活動を支援する。
などなどです。

どうぞ、これらの声に真剣に耳を傾けてください。
イラク戦争は間違っていた。
と、自らが認めたブッシュさんへ。

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