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2006.04.06

六ケ所再処理工場

六ケ所再処理工場でアクティブ試験始まると言うニュースが出たのは先月の31日、
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 日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)で31日、試運転(アクティブ試験)が始まった。国が進める核燃料サイクルの中核施設で、原子力発電所の使用済み核燃料を初めて使い、プルトニウムを取り出す。商業用としては初の処理工場。プルトニウムはウランと混ぜた混合酸化物(MOX)燃料にして、原発で再び利用するプルサーマルで当面、使われる。
(上記ニュースより)
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これはつまり、
来年8月の操業にむけて430トンの使用済み核燃料を再処理し、4トン程度のプルトニウムを取り出すと言う、日本で初めての大規模なプルトニウム生産です。

再処理工場では、
原発の使用済み燃料から硝酸と有機溶剤を使ってプルトニウムを分離。
極めて強い放射能を溶かし出すため、臨界事故や火災、爆発あるいは配管等の腐食による事故も起こりやすい、危険性の高い施設であることは多くの専門家が指摘しています。もともとこの再処理技術は、もともとこの再処理は、軍事用のプルトニウムを回収するために開発された技術を商業用に転用したものです。
原発以上に危険で未成熟な技術です。
アメリカをはじめ各国の再処理工場では、火災、爆発、臨界事故などが今までにも何回となく起こっています。

それは六ケ所再処理工場でも例外ではありません。
これまでも配管から硝酸溶液が漏れる事故や、溶接不良による水漏れなどを起こしています。
さらに不安は、本格運転によってプルトニウムなどを含む溶液が漏れない保証はありません。
クリプトンなどの放射性廃棄物を海や大気に垂れ流しにするため、環境汚染を広い地域にもたらすのでは、と住民は不安を隠しきれません。
では国の安全行政は、度重なる事故や危険に対して、どう考えているかと言うと、
監督省庁はなんと経済産業省です。
経済産業省は、監督機関というより推進機関です。
原子力の規制と推進の分離という国際安全基準に照らすとこれは大きく逸脱しています。

さらに驚くことには、
プルトニウムを大量に生産しても、実際に使用する見通しはありません。
政府が当初予定していた高速増殖炉の開発が頓挫したのは周知の事実です。

さらにさらに忘れてはいけないことは、コスト面。
核燃料サイクルにかかる費用負担は、使用済み燃料を再処理せずにそのまま処分する場合より高くつくことが、原子力委員会の試算で明らかになっています。
六ケ所再処理工場にかかる国民負担だけでも、19兆円にのぼると見込まれていることも報道で知らされています。

 
危険でなおかつコスト面でも高い。
しかも利用の見通しはない。
一体、なんのためにここまでするのか???
もっと自然エネルギーを効率よく利用することに科学は役立たないものか、、、
ドイツでは、
長期的なエネルギー政策を協議する政財間会合で「原子力発電を二〇二〇年までに段階的に廃止するという昨年十一月の連立政権合意を確認」と言う方針が今後も引き継がれると言うことです。
そしてメルケル首相は会合終了後、政府として再生可能エネルギー研究に20億ユーロ(約2800億円)を拠出していくことを明らかにしました。
勿論ドイツにはドイツの事情があります。
石油、天然ガスなど発電用エネルギーの半分以上を輸入に頼っているというのが今の状況です。
17基ある原子力発電所は電力の3割、風力や太陽光などの再生可能エネルギーは1割を占めています。確かにドイツの郊外は大きな風車がいくつもいくつも回っています。
原子力発電の代替として再生可能エネルギーに力を入れていく立場です。

どの国でも限りある資源の中でのエネルギー問題ではありますが、
考え方の基本としては、「自然」の再利用という方向が一番これからの社会にとって安全で効率がいいように思います。

これに関しては、これからも本などで調べて、また記事にします。

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