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2006.04.05

桜満開

桜の語源は、木 花咲耶姫神(このはなさくやひめのかみ)から来ているそうです。
桜の霊である「木之花咲耶姫」が、最初の桜のタネを富士山からまいたといわれ、
「さくやひめ」の名前から「さくら」になったそうです。
春と言えば桜。
日本人が一番好きとする花です。
艶やかで豪華で、華奢で淡い桜の花は、その咲き方もそうですが、
散り際の何とも言えない儚さが日本人に合っているのでしょうか?
そんなわけで「桜」と言えば昔から多くの人に謳われ語り継がれて来ました。
昔の人にとって、花は「恋」でもありました。
〜〜「あしひきの 山桜花 日(け)並べて
かく咲きたらば いと恋ひめやも」 山部赤人〜〜
或いはあまりに有名な在原業平。
〜〜「世の中に たえてさくらの なかりせば
春の心は のどけからまし」 〜〜
また、放浪詩人西行。
〜〜「おしなべて 花の盛に なりにけり
山のはごとに かかる白雲」 山家集
「願はくは 花の下にて 春死なむ 
そのきさらぎの 望月のころ」〜〜

そして、その淡いピンクと儚さから到底想像もできない激しい思いを秘めた歌を作ったのは、
岡本かの子でしょうか???
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
桜ばないのち一ぱいに咲くからに生命をかけてわが眺めたり
いっぽんの桜すずしく野に樹(た)てりほかにいっぽんの樹(き)もあらぬ野に
狂人(まちがひ)のわれが見にける十年まへの真赤(まつか)きさくら真黒(まつくろ)きさくら
桜花(はな)のあかり厨(くりや)にさせば生魚(なまざかな)鉢に三ぼん冴え光りたり
生ざかな光りて飛べりうす紅(べに)の桜の肌の澄みの冷たさ

『欲身』より
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あるいは情熱では負けてはいない晶子もしっかり桜を詠んでいます。
「清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふ人みなうつくしき」と。

ほんの僅かな花の命。
だからこそ、惹き付けられる桜花。
今、まさに満開。

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コメント

 コノハナサクヤヒメは日本神話の中でかなり好きな女神さまです。

 極めて美しいから儚い運命なのか。それとも儚いからこそ美しさがきわだつのか。
 あーっ。
 考えてるうちに散ってしまうんだろうな。きっと。

 サクラってやつは、文学者のみならず一般人でも詩人にする力がありますよね。
 僕はライトアップされない本当の夜桜が好きです。月明かりで見る桜は、ごく薄い青色に見えるんですよ♪ 一度おためしあれ。

投稿: ろぷ | 2006.04.06 03:36

ろぷさん。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
そうですか、、、ろぷさんはコノハナサクヤヒメファンですか。
コノハナサクヤヒメ。
素敵で悲しい。
神話の女神はみな哀しいですね。
私はオトタチバナヒメが好きです。

さて、夜桜。
月で薄い青色ですか。
いいですね、、、
我が家の近くにある桜の木、今咲き誇っています。今晩あたりが見頃でしょうか???
楽しみです(^.^)
まだ寒い時期ゆえお風邪など引かれないようにして下さいね。
では、、、また。

投稿: せとともこ | 2006.04.07 16:37

TBありがとう。なかなか色々なことにご興味をお持ちのようですね。お好みの推理小説は何でしょう?

投稿: yuzuki | 2006.04.26 19:49

湯川秀樹は子どものころ墓場で遊んでいて墓石を倒してしまい、弾みで自分も仰向けに転び、天空の桜花とその間から漏れる光の調和の美しさに感動し、その後、その体験が中間子理論の着想に連なっているやに聞いたことがあります。

美と真とは因縁があるんでしょうか?

投稿: hamham | 2006.04.26 21:01

yuzukiさん。
hamham さん。
こんにちは。
コメントありがとうございます。


yuzuki さん。
桜の木にも葉が青々と茂り、季節はいよいよ躍動の初夏に向かっているようですね。
これからの季節、熊野古道はムンムン蒸すそうです。
我が子もこの春、彼にとっては祖父、祖母、大叔父夫妻と古道を歩いてきました。
自然の中で大きく(多分?)なって帰ってきました。
自然が必ずしも偉大で懐が深いとは思いませんが、
私は己の小ささを知るには存分だと思っています。
都会ではなかなか触れることの出来ない自然、私にとっては夜空が自然です。
さてさて、推理小説。
大好きです。たまらなく好きです。
一時期は図書館で推理小説ばかり借りていました。
作家は特に好みはありません。
SFも大好きです!!
また、すてきな本がありましたらお教えくださいね。
では、、、また。

hamham さん。
「出る人、、、」「福知山、、、」の方にもコメントいただきありがとうございます。
いつもながらこちらで纏めてお返事させていただくことをお詫びしながら、、、

そうですか。
湯川博士にそのようなエピソードがあったのですか。
存じませんでした。
〜〜天空の桜花とその間から漏れる光の調和の美しさに感動〜〜
その光景を想像しただけでワクワクします。
ハラハラと舞い散るいっぺんの桜と真一文字に輝く光の織りなすその風景こそが「電子より重くて、陽子よりも軽い」中間子につながっていたのですね、、、
自然とは何も出かけて求めるものではない。
それを感じる心だと改めて思いました。
そして、もちろん科学、真理の探究もこの限りです。
哲学では「真理は美しい」といいますがそうなんでしょうか???
さてさて、こうした美しい真理からあまりに遠いこのごろの現実。
やはり偽物は美しくもなけれえば時代の試練にも耐えることは出来ないと言うことでしょうか。
規制緩和、自由競争、行き着く先は格差社会であることは言うまでもありません。
次代に譲り渡すにはあまりにお粗末な数々の出来事。
今、生きている責任を感じることしきりです。
これからも自戒をこめて書いていきたいと思っています。
またご意見お聞かせください。
では、、、また。

投稿: せとともこ | 2006.04.27 13:28

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