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2006.05.01

ああ皐月

今日から五月。
皐月です。
この時期は田植えの季節。
「早苗を植える月」と言う意味で早苗月といっていたのを略したサツキとなったと一般には言われています。
また,サツキのサの字は,神に捧(ささ)げる稲(神稲)を意味し,そこから稲を植える月の意味になったともいわれています.

他の言い方では、
 仲夏,早苗月,暑月,雨月,梅月,梅の色月,皐月(こうげつ),さくも月,五月雨月,田草月,橘月,月見ず月,吹雪月
などがあります。
季語では、
メーデー、憲法記念日、子供の日、母の日など行事に因んだものや、
自然を愛でる青葉、若葉、新緑などがあります。
穴子、鱚、鯖、蚕豆(そらまめ)、豌豆(えんどう)、豆飯、筍、篠の子、筍飯、蕗は食べ物です。
真っ青な雲一つない空を「五月晴れ」とは言うけれど、
太陽の力がますます強くなり、
自然が勢いづくこの季節は、人にとっても何やら慌ただしく落ち着かない時期でもあります。
「これでいいのだろうか?」
「自分は何か?」
秋の気配を感じながら思うことは何やらしんみりと心に静かに沈んでいくのですが、
惜春の今、同じことを思うのは実に落ちつきなく騒々しく、そして焦ります。
木々が緑を増すエネルギッシュな季節は、滔々と流れていく時を感じるにあまりに似つかわしい。
そんな気がします。

そう言えば五月の季語に雛罌粟(ひなげし)があります。
英語ではポピー、フランス語ではコクリコ。
コクリコと言えば、やはりあの人でしょうか?
そう与謝野晶子です。
〜〜〜ああ皐月仏蘭西の野は火の色す
 君も雛罌粟(コクリコ)われも雛罌粟(コクリコ)
『夏より秋へ』〜〜〜〜
鉄幹を追ってフランスの地に立った晶子。
ひなげしが今を盛りに真っ赤に咲き乱れる中、歌人の魂の揺さぶられる思いがストレートに伝わってきます。
晶子は熱い。
〜〜春みじかし何に不滅の命ぞと
 ちからある乳を手にさぐらせぬ
「みだれ髪」より〜〜

生きると言うことへの積極的な姿勢が伝わります。
春みじかし何に不滅の命ぞと、、、
そうは言いつつ、ちからある乳を手にさぐらせぬとなお余りある情念が晶子らしい。
晶子にとって、五月はどんな季節だったのだろうか?

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コメント

なるほど、勉強になりました☆
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投稿: おおたけ | 2006.05.01 16:29

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