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2006.05.10

宇宙基本法

肉眼彗星となる73P/シュワスマン・ワハマン彗星に注目と言うことで、いよいよ今週金曜日、5月12日。
シュワスマン・ワハマン彗星がやって来ます!!
夏の大三角の中にすっぽりとはまる位置で観測できるとのこと。
楽しみです。
是非、ご覧ください。

さてさて、そんな宇宙への思いを寄せ、
ロマンを羽ばたかせるのは素敵なのです。
が、
が、
宇宙が軍事利用されるのでは?と言う懸念が出ています。
情報収集衛星の事です。2003年3月28日にH-IIAロケット第5号機で最初の2機が同時に打ち上げられました。
今後の予定は、
光学衛星(IGS-1Bと同型機)2006年7月H-IIAロケットにて打ち上げ予定
レーダー衛星(IGS-1Aと同型機)2007年1~2月H-IIAロケットにて打ち上げ予定
次期光学衛星 2009年打ち上げ予定
次期レーダー衛星 2011年打ち上げ予定
とのこと。

宇宙の謎に挑み、
宇宙を解明していくことは、人類が遠くとおく祖先に遡った時期からの願望でした。
夜空の星を仰ぎながら、
遠い涯になにがあるか?
そのまた彼方に待っているものは何か?
想像と夢は膨らみます。

したがって、宇宙開発、それ自体は問題がありません。
では、何が問題?
情報収集衛星は情報を公開していないことが、問題なのです。 
衛星の軌道や解像度は極秘。
公表しなければ意味のない防災目的の衛星写真でさえ非公開です。
秘密保全は重要度の順に「機密」「極秘」「秘」に分けて管理。
秘密を漏らせば懲役をふくむ罰則があります。

さらに予算の問題があります。
情報衛星関係予算はこれまでに約5000億円。
しかも使途の細目は国会議員にさえ非公開です。
打ち上げで完了するわけではなく、衛星の寿命に対応した衛星の開発や打ち上げ費用が毎年数百億円にもなります。

そして、遂に「宇宙基本法」(仮称)を議員立法で成立させようという動きが出てきています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
中間報告では、これまで重点が置かれてきた研究開発だけでなく、宇宙を利用して外交、防衛など広い意味での安全保障を実現するために、宇宙開発を国家戦略として位置づけるべきだとした。また、宇宙技術を使って紛争を監視し、未然に防ぐためにも防衛庁も含めた宇宙開発を議論できる場が必要で、平和利用原則の解釈を見直すことが急務だと強調している。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「平和利用」という文言はなく、
「外交防衛、国家戦略」など、きな臭い言葉で彩られている中間報告。

このままいけば、宇宙はもはや戦闘地域になるのかもしれません。
「スターウォーズ」なんて映画だけで十分です。
連休明けの国会の動きが気になります。

 

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コメント

>「平和利用」という文言はなく、
「外交防衛、国家戦略」など、きな臭い言葉で彩られている中間報告。

あれれ、そんなことって!!

日本は宇宙の平和利用原則を国是として来ましたね。 一九六九年の宇宙開発事業団の設置に伴い、国会は同年五月、「わが国における宇宙の開発及び利用の基本に関する決議」を全会一致で行い、わが国の宇宙開発・利用の基本は「平和の目的」に限り、行うことを定めました。

やっぱり、三菱重工などの宇宙・軍事産業の強い要望や、それを受けた日本経団連の系統的な財界戦略が裏にあったのですね。

最近日本政府は武器輸出三原則の緩和・撤廃過程を進めて来ておりますが、これに一段と拍車がかかることでしょう。

憲法九条を改悪して、海外で戦争を出来る国にするだけでなく、武器生産大国、武器輸出大国(死の商人)まで突っ走る気なのでしょうか。

まさか、新しい戦前が、儲け優先で始まっているのではないでしょうね。

公害列島、公害地球、公害宇宙になってしまったら!!  人類の運命は? ペット君を始めとする生物の運命は? 

【資本】はリヴァイアサンか!!

アジア、ラテンアメリカ、EU、世界の目は厳しいぞ。

投稿: hamham | 2006.05.11 20:52

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