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2006.06.30

国民を愛して

小泉さん、ゴキゲンですねぇ、、、
小泉首相、米国民に感謝と言うニュース。
今朝もワイドショーは「めぐみさん夫」と小泉さんのニュースばかりかぁ、、、
コイズミサンのビユーティフルな英語と、相好を崩した嬉しそうな顔。
テレビの画面いっぱいに広がっていました。
晩餐会のメニューまでご披露。
コイズミサン、アメリカの牛肉食べるのかな???
この後、大統領専用機「エアフォースワン」で、テネシー州メンフィスのプレスリーの邸宅「グレースランド」を訪問すると言う。
メンフィスかぁ、、、
ここは乗り継ぎで下りただけであまり記憶がないのですが、
空港のあちこちでジャズを聞かせてくれるバーがあったことだけを覚えています。
それにしても我らがコイズミサン。
なんだかなぁ、、、って感じ。
正直、私は気恥ずかしい。
小泉さんの燥ぎようが。
尤も、あれが小泉さんの「個性」だと言われれば、何も言えないが、
が、
やっぱり、気になるんですね。
あの燥ぎの裏(?)でしっかりブッシュさんにお約束。
新世紀の同盟」発表 共同文書
カナダでの靖国発言
ここでも私は何回も書いていますが、
靖国問題はそれぞれの立場でそれぞれの思いがあると思うのです。
私個人は、靖国とは無縁の者だから、参拝云々は、それぞれの立場の方がお心のまま自由になさってもなさらなくてもいいと思うのです。
ただ、公人である総理が靖国参拝なさることへの危惧を感じているのは事実です。
戦犯云々、合祀・分祀については、私個人はまだ定見をもっていません。
しかし、靖国神社の遊就館の展示については疑問を持っています。
さて、総理は、公の場で「靖国に行くのは自由」と言う。
自由。
一方で私たち国民の生活は、かなり息苦しいものになりつつあるように感じます。
監視社会の到来を思わせるような共謀罪。
住民の意思なんてなんのその、米軍基地問題、と市町村合併。
数々の税金に押しつぶされそうな毎日。
しかし、総理はお気楽。
「自由」。
いいなぁ〜〜〜〜総理は。

総理、
私は言いたい。
「♪ラブ・ピーポォ・テンダー」と。
♪国民を愛して、、、、
と歌いたい。
もっと、私たちにやさしくして、、、、と。

ところで、私はラブミーテンダーと言えば、オーラリー(Aura Lee)です。
この曲、フルートで吹いたのですが、すっごく下手でした私。
オーラリーとは、「鳥の泣く声」とも「美しい水の精の名前」とも言われています。
いろいろな方が訳があるようです。
♪ 過ぎ行く春を告げる鳥
今も歌うは愛の歌
オーラリー オーラリー 美しの
黄金の髪は 日に輝く

尽きせぬ思い出 胸に秘め
心に呼ぶは 愛しい君
オーラリー オーラリー 美しの
黄金の髪は 日に輝く

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熱暴走

暑くなると、私の使っているパソコンが熱暴走するのです。
我が家は使い始めからMacです。
以前、Macは、あマックない。と言う記事で「パソコンは絶対、人を見ている」と言う事を書きました。
その時も書いたのですが、パソコンのトラブルは全て夫任せ。
〜〜〜〜〜〜〜
私とパソコンの付き合いは、かなり長いのですが、
メンドウなことは全て夫がしてくれて、
「はい、奥様どうぞ〜」
と、いうような付き合いだったのです。
〜〜〜〜〜〜〜
あの時と変わらない私のパソコンライフ。
ため息が出る。
それはそれとして、
この頃のように暑くなると、パソコンが「固まる」と言うか「凍る」のです。
「ウワッ〜〜〜バグった。」
と、言うことでパソコンのバグについては全て夫任せ。
以前も書いたようにやたら多いジャンクメールに、スパムコメント。
宣伝のトラックバックなどなど。
ネット環境のアレコレは夫のアドバイスに従い、自分はキーを押すだけというお気楽なパソコンライフの私。
夫はいつもトラブルがあったら、
「まずハードを疑い、次にソフト。それでも原因が掴めないなら、もう一度ハードを見る」と言います。つまり、スイッチとか電源とかを調べる。次にアプリケーションなどを見る。それでもダメならいよいよパソコン本体に問題があるということでしょうか。
でも私は相も変わらず、初めからソフト。
「おとうさ〜〜〜〜ん」です。

まぁ、そんなわけでこの頃のパソコンの熱暴走は、なんとか処理しているのです。(夫が。)
が、
が、
今日は自分が熱暴走?

月末は何かと支払いで銀行に行かなければならない。
特に今日は金曜の月末。
天気が崩れると言うので早めに、銀行に行こうとして自転車置き場に行くなり雨がポツリ。
「おお〜〜いかん。」
と、言うことで空を見ながら傘を取りに行き、銀行へは歩きで行きました。
支払いを済ませ、銀行の帰り。
ポツとあたるものの晴れてくるようなので、
家に寄らず自転車置き場から自転車に乗って、生協にそのまま行きました。
私の行き着けの生協は袋は持参。
出掛けの雨で今日は生協はやめようと思って、袋は持っていない。
「ヤバイなぁ」と思いつつ、思いつつ、、、
「今日のお買い得」に目がくらみ、いっぱい買込みました。お買い得と見切り品を。
そして、
なんとか、自転車かごに入れてはみたものの、、、
マンションのエレベータもクリアしたものの、、、
我が家の鍵を開けてドアを開いた途端。

ガチャン。
グチャ。

おおおお〜〜〜
ナンタルチア。
事もあろうにタマゴが、
た・ま・ごが。
落ちました。
グチャ。グスン。

あああ〜〜〜〜

タマゴの掃除しながら、結局安売りで買った卵は3個しか助からなくて、
一個45円かぁ====
飛び散るタマゴの掃除をしながら、、、
己の不幸を嘆きつつ、
天を仰げば、なんと
青空が見える。

うううう>>>>>んんんん。
私は、
熱暴走してしまいそう。
ク・ヤ・シ・イ・

最初から晴れていれば、お買い物袋を持って、生協と銀行の用意をして、、、、
と、天を見て恨みの一つ、二つも言いたいところ。
でも、しゃないから、
笑いました。

アッッハッハッハッ。

大笑いしたら、スッキリ。
手はまだタマゴ臭い。
空は青い。
これは、もう笑うしかない。

と、言うことで、暑い一日の「とある熱暴走」の話でした。

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2006.06.28

錯覚の心理学

〜〜はちすの露をみてよめる〜〜
はちす葉の濁りに染まぬ心もて なにかは露を玉とあざむく
 僧正遍照

意味は、「蓮は、沼や泥に染まることなく美しい花を咲かせるのに、どうしてその葉の上にある露を玉のように見せかけて、人を騙すのだろうか。」と言うものです。
この歌では、
蓮の清らかな美しさが、環境に左右されることなく、損なわれることなくその本性を余すことなく表現しているように思います。そして、後半では、そんな美しい蓮の花が、葉っぱの露をまるで人を幻惑させるように玉のように光らせている所が、お茶目とも言えて実にいい、、、、と謳っているのです。

さて、今日は「枕」に僧正遍照さんをお呼びしました。
この方の有名な歌はなんと言っても百人一首にでてくる「天つ風 」でしょう。
「天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ 」
ううう====ん。
実にいい。
なかなか想像力の豊かな方です。
意味は、
天を吹く風よ。乙女が通る雲の中にある通路を吹き閉ざしてくれよ。舞が終わってもすぐには天上に帰れなくして、天女のように美しい舞姫の姿をここにもうしばらくとどめておこうとおもうから。

今も昔も吹く風や、ちぎれる雲、そして光る月は変わらない。
しかし、それを見る人の心は変わったのだろうか?
いや、変わってはいないのだろうか???
と、言うところで、漸く今日の本題に辿り着きました。

遍照さん、お疲れさまでした。
また、改めて登場していただく日もあろうかと思いますが、その折は宜しくお願いいたします。

では、これからが本題。
「人は変わるか」。
この問題を考えるにあたり、私ときたら「錯覚の心理学」という本をもう一度、本棚から手繰り寄せていました。
本書は初めに、次のように書いています。
「錯覚は人をひきつけてやまない。第一に驚くと共に不思議を感じる。目だましを食らうのは自分であるのに、なんとも楽しくてしかたがない。」
そして、本題として私たちが良く知っている錯覚のアレコレを紹介。
錯覚・錯視の歴史・博物館などが数々挙げられていて、それだけでも十分楽しめます。
では、この錯覚や錯視が何故おこるか?
また、それを楽しもうという心理が何故働くか、、、という事も縷々述べられています。
感覚と心。
感覚は変わりやすく不正確である。そこで心の働きが外界の正確な写しを作り出し、ゆがみを正すという考え方。
その一方出、感覚は本来正確で環境の真実の姿を捉える様にできている。限界があるのは心であり間違うのも判断能力であると言う考え方。
その二つの考え方の「橋渡し」となるのが錯覚の研究であると本書は言う。

「目はだまされるものである」
と、いうのが錯視の正体なのかもしれません。
私たちは、自分たちの感覚を信じて日常を送っています。
空を見上がれば月が輝いている。
しかし、同じ月なのに、天頂の月と地平のそれとは大きさが違って見える。
何故?
あるべきところにあるものが見えない。
またあるにもかかわらず見えない。
何故?
そんな、あんなこんなを分析して、更には3Dにまで話は及びます。
しかし、今にいたっても錯視の本態が何か分かっていないという。
そして最後に著者は言う。
錯覚は時代により、その範囲と形を変えていく。

つまり、
つまり、
昔の人が見た月と現代の我々が見る月は微妙に違うのだろうか???

心も感覚も「絶対」ではありえない。
変わるものである。
と、するなら人は変わることができるし、変わらなければならない。

「そこにある」
「今、ここにある」
それは絶対ではあるが、しかし同時に不確かなものであるとしたなら、
私たちが、生きる上で何をもって糧・指針とするかと言えば、
「空=くう」なのかもしれません。
多分、これとて錯覚かぁ、、、
と、思えば実に深みがあり極みが見え、
蒼穹に吸われていく気がして面白い。
深みにはまります。

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2006.06.27

WTOと日本の農業

<WTO>ジュネーブ会合は難航必至かというニュース気になります。
この22日、農業交渉の議長が自由化基準の合意案を示し、
今週にはジュネーブで閣僚会議が開かれています。
我が国は、日本経団連も20日、農業の自由化などで六月末までに政治決断を求める提案を発表。
また全国農協中央会は23日、「多様な各国農業が共存できる貿易ルール」の実現を求めて、全国集会を開きました。

WTO農業交渉とは2001年にスタートした多角的貿易交渉(ドーハラウンド)の一分野です。
交渉には149の国と地域が参加し、農業のほか鉱工業品、サービス、知的所有権、貿易と環境など多くの分野について交渉。

さてこの交渉。
各国の思惑が当然のことながら交錯。
当初の期限とされた昨年12月の香港閣僚会議に続いて、今年4月末にも自由化基準(モダリティ)を確定できず、その後5月以降、集中的な交渉を繰り返してきました。
この状況を憂えて、
WTOのラミー事務局長は、
「七月末を逃すと交渉全体が一、二年は止まってしまう」と呼びかけ、この6月末に主要国の閣僚会議で政治決断”を迫ってきました。

さて、では何が問題か。
ズバリ。
関税です。

市場アクセス(関税削減など)。
国内支持(貿易をゆがめる国内補助金の削減)。
輸出競争(輸出補助金の撤廃など)。
この3分野を中心に農業交渉は進められたのですが、、、

市場アクセスの分野では、
関税の削減率や重要品目の数などでは輸出国・輸入国間で隔たりが大きくなっています。
とくに、すべての農産物関税を一定水準以下に抑える「上限関税」の導入や重要品目の数では大きな対立があります。

ここでアメリカが求める上限関税の率は75%。
どんなに高い関税率が認められている農産物でも、75%以下に下げることになります。
これを日本の米にあてはめると、現行税率(778%)の十分の一以下の引き下げ。
さらに試算。
現在の輸入価格(10キロ約500百円)に75%の関税を上乗せしても、国産米の卸売り価格(平均3500円)をはるかに下回り、国内の米生産が壊滅的な打撃を受けることは明らかです。
これでは日本の生産農家は潰れるしかありません。
これに対し、
日本政府は、アメリカなど輸出国の要求を拒否し、「多様な農業の共存」を訴えています。
しかし、現実には中川さんははっきりしない。
「守るものは守り、譲るものは譲る」と繰り返す。
さらに最近では「要求する側(輸出国)が先に譲らないと、要求される側(輸入国)は動けない」と輸出国次第では譲歩する可能性も示唆。
おいおい。
日本の農業はどうなるんだ〜〜〜〜
いえね。
譲歩はモチロン大切です。
しかし、この間 日本は譲歩を繰り返し、繰り返し、、、てきました。
理由は、「交渉を動かすため」。
そして、最大の問題と言うか譲歩(これは、もう譲歩とは言えない)
重要品目の低関税輸入枠を最高35%拡大すると提案したことです。
つまり日本の米にあてはめるとミニマムアクセス(最低輸入機会)を年間77万トンから104万トンに増やすことを意味します。
?????
この意味することは何か????
日本国内では減反政策で次々と田んぼが潰されていきます。
お米は、もう日本ではとれなくなるのか?
そして
自由貿易の推進と言う銘柄の輸入米が大手を振って私たちの食卓に上るというのか、、、

「米は自由化しない」。と言いながら、
「農業鎖国は続けられない」と小泉さんはいい、
「国境措置に過度に依存しない政策体系」への移行を宣言。

日本の農業を守るために、今何をすべきか?
それは各国の条件に応じて食料・農業政策を自主的に決定できる権利=食料主権の確立ではないでしょうか。

実際、この5月下旬、日本の農民連と東・東南アジア七カ国の農民組織が東京集会を開催。
「WTOから食糧主権へ」と題したフォーラムを開きました。
私たちは「食」への関心を高め、
日本の農業を守る声を上げる時がきています!!!

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北朝鮮の選択

核兵器13個分のプルトニウム保有研究と言うニュース。
この国も何を考えているのか分かりませんねぇ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ワシントン──北朝鮮がブッシュ米大統領の在任期間中に、核兵器13個分のプルトニウムを保有しているとする研究が、26日発表された。ブッシュ米大統領が退任する2009年までに、北朝鮮が17個以上の核兵器を保有している可能性も指摘されている。


研究は、国連武器査察官の経験を持つ科学国際安全保障研究所(ISIS)のデービッド・オルブライト所長などが合同で発表した。それによると、北朝鮮・寧辺の核施設の衛星写真や各メディアの報道、北朝鮮当局の発表を分析した結果、北朝鮮のプルトニウム保有量は抑止力になるほどの水準に届いていないとみられ、外部に売る可能性も低い。しかし現在のペースでプルトニウム生産が進んだ場合、北朝鮮の指導者らが「数年内」に、自国分として十分な量を確保したうえ、余剰分を海外に売ることを決める可能性がある。
北朝鮮の現在の分離プルトニウム保有量は核兵器4─13個の生産に対応可能と推定され、1980年代後半の南アフリカとほぼ同水準とみられているという。
(原文まま)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ちょっと、ちょっと。やめてよねぇ。と言いたい。

またこんなニュースも。
北朝鮮の意図は不明」・米大統領、北朝鮮に自制求める

お隣さんの動きが気になります。

ミサイルやロケットの発射は「それぞれの国の自主権に関する問題」だと、主張する北朝鮮。
しかし、これは国際ルールに抵触するのではないだろうか?
そもそも、
そもそも、
他国の領海・領空を越えて公海上に達するミサイルやロケットの発射は、
一般の航空機や船舶の航行に威嚇と危険を及ぼすものです。
それぞれの国の自主権と言っても、ミサイルが届く国の安全については、関係する機関や国々に事前に通告することが国際的なルールとなっているのだが、どう考えているのだろう?
国際上のルールとして事前通達があります。
しかし今回、北朝鮮は、こうした事前通告をしていません。
他国の住民を不安に陥れ、自分だけがいいと主張するのは国際的には通用しません。
(私の実家は、日本海側だから、先日、母が心配していたぁ、、、、)

では国際的に批判を浴びながらも、北朝鮮は何故かくもミサイル発射に拘るか?
と、言うとそれはアメリカとの関係でしょう。
ミサイルの試験発射を懸念するのならば、交渉を通じて問題を解決しようとアメリカに要求。
米朝二カ国の対話を求めています。
これに対して当然、アメリカは、ミサイルを突きつけられての対話の要求を拒否。
「力」を突きつけて、交渉しようというからには、
自分たちの利益だけを図ろうとしているのだろうから、アメリカは初めから相手にはしません。

そもそも北朝鮮は、2000年に「米朝共同コミュニケ」出、
また2002年には「日朝平壌宣言」でそれぞれ、みずからアメリカおよび日本との間でミサイルの発射凍結を約束したのです。
発射凍結ですよ。
それを、それを「自主権」の名で覆すとは、、、


解決は「六カ国協議」しかないでしょう。
六カ国協議に復帰することこそが北朝鮮が取るべき道です。
アジアの平和と安定に敵対することなく、平和と協調・繁栄をめざす選択こそが、
長い目で見たとき、北朝鮮にとって真に有益な道ではと思います。
選択を間違ってはいけません。北朝鮮よ。
と私は言いたい。
力での制圧は、勝利するはずがない。
そこからは憎しみしかうまれない。
道をあやまるべからず!!!

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2006.06.26

笛吹くのは誰?

『ハーメルンの笛吹男』の記事を以前書きました。
総理とチルドレンと言うタイトルで。
内容は、郵政法案が国会で採決された時、まるで笛吹男に連れ去られる子どもたちのような、
小泉チルドレンについての印象を書きました。
まぁ、それはさておき、
今日6月26日は、まさにこの話の事件がドイツ・ハーメルンで起きた日とされています。1284年の事です。
さて、今日はそんなわけで「笛吹男」に因んで、以前からの懸案「マスメディアのあり方」について考えていくことが出来たらと思っています。

小泉政治5年とメディアの責任──提起・検証・討論──と言うテーマで日本ジャーナリスト会議が集会をしたのは6月18日。
この時、パネル討論で大谷さんは「マスコミの限界」について述べ、続いて視聴者の声の大きさも問題にしました。
つまり、私たち視聴者が情報を垂れ流されるだけ・受け身での立場でなく、
視聴者こそが「主体者」であることを表明する大事を述べました。
私も、毎朝のワイドショーではこの頃ウンザリ。
どの番組を見ても、ついこの前までは(今も)鈴香容疑者のこと。
彼女が小学生の時、中学生の時の文集まで持ち出して云々と真面目な顔で話す大人(?)たち。
私は今じゃ、自分の小学生の時の文集より鈴香容疑者の文集の方を覚えている。
或いは、奈良の事件。
また或いは、、、、、
と、連日報道される凶悪犯罪と「悪者」たち。
ううううう=====んんん。
悩みます。
報道のあり方に。
どの番組も同じ切り方に、同じ解説者・専門家・評論家。
これってアリィ???
犯罪を断罪することは必要なのかもしれないが、、、

さて、
ここで今、一番違和感をもって見ているのは、やはり光市の事件についての報道姿勢です。
以前も母子殺人事件について考えたことと言う記事を書きました。
その折は多くの方からご意見を頂きました。
勿論、頂いたご意見の多くは「死刑制度」についてのものです。
あれから二ヶ月。
先日の最高裁判決で差し戻しになり、またマスコミや新聞、ネットではいろんな方のご意見が活発に出て、今や本村さんは「時の人」。
私は先の記事ではマスコミの姿勢に対して以下のように書きました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次にマスコミ。
今回の報道は大半が本村さんへのエールと共感を示すものでした。
本村さんの説を正論とまで言う識者がいました。
そうだろうか???
正論だろうか???
余談ながら私は今回の事件を見ながら9/11事件を彷彿と思い出していました。
あの時、アメリカ人はテロへの恐怖から「やられる前にやれ!!」と言う雰囲気で犯人が匿われている国への攻撃に出ました。
〜〜やられる前にやれ〜〜
これは一種の煽りです。
人がもつ恐怖に対して必要以上に煽る。
あの時も被害者は限りなく美しく、加害者は無条件に憎い存在でした。
今回も、私たちは報道を見ながら、
「他人事ではない」と言う恐怖が本村さんへのシンパシーとなっているような気がしてならないのです。
犯罪が身近なのです。
いつ私たちが被害者になるかわからない恐怖に暴露されている日常。
「もし、あなたが同じ目に会ったら犯人を許せるか?」と言う問いには、グッグ〜〜と詰まってしまうのです。
許すことなんて出来るわけがない。
と、言う当然の答えが返ってくる。
「あなた方に被害者の気持ちが分かるか、、、」と詰め寄られたら、その前には引っ込むしかなくなる。
そんな反応を見通した報道の在り方が私には気になり、かつ共感できないのです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今は、ますますその思いを強くしています。
何故???
私はこの事件のマスコミの報道で一番気にくわないのは、犯人の少年の手紙を公開したことです。
確かにあの内容はヒドイ。
許せない。
絶対に。
私も、初めてその手紙が報道されたときは犯人の人間性に怒り、救いのなさを感じていました。
しかし、
毎回、どの局でも流されて来る「その手紙」。
次第に私は思ったのです。
「たとえ犯人でも、こんな情報を公開していいのだろうか?
そもそもこの情報を当局に流した友人は、今どんな思いをしているだろうか?」と。
また断片的に報道される手紙の中身。
しかし、本当に少年は「性悪」な内容だけしか書いていないのだろうか?
とかとか、考えていくうちにハッとしたのです。
私たちは切り取られた情報で、誘導されているのではないだろうか?と。
もし、あの手紙が公開されなければ私たちはここまで犯人を憎むだろうか?
「更生の可能性はない。」と私たちは本村さん同様に判断しただろうか?
そして、あの手紙を報道したとき、識者たちは一様に少年の罪の深さを述べる。
確かに罪は深い。
視聴者の私たちは、やりきれない思いと本村さんへの同情と、そして自分に火の粉が振りかからないようにと強く思うのです。
そして、いつの間にか話題は「死刑廃止」云々まで拡大します。
本村さんは言った。
「ここで少年が死刑になれば、最高裁に一つの判例を作ることになる」と。
本当にそれでいいのだろうか???
私は悩みます。

死刑廃止論については、いろんな意見があると思います。
私は、まだわかりません。
この問題、大切です。
だからゆっくり・じっくりと考えていきたいのです。
刑事立法と言う記事を以前書きました。
立法当局が権利を強化・集中することには、私は「否」と思うのです。
だから本村さんの事実が判例になるとしたら「急ぎすぎ」と思うのです。
マスコミの「イケイケドンドン」にも、チョット待って!!!と言いたいのです。

今日6月26日はハーメルンの笛吹男の事件が起きたとされる日。
私たちは誰かがどこかでならしている笛に後先もなく付いていってはいけない。
ゆっくり・じっくりと考えていきたい。
そんなことを思いました。

結局、チャンネルをあれこれ変えて、最終的には健康番組か料理番組に行き着いてホッ。
まぁ、どこに連れて行かれるのか分からない番組より「いいかぁ、、、」

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サッカーを通して

今、ドイツではW杯の決勝トーナメントが行われ、連日好ゲームが繰り広げられています。
特に今朝のオランダVSポルトガルは凄まじい試合でした。
個人的にはオランダが敗退して残念。
今晩はイタリアとオーストラリア。
やっぱりオーストラリアを応援しなきゃ。
と、言うことでドイツでは熱い戦いが展開。
一方、残念ながら決勝トーナメントに出場できなかった日本代表。
誰でもが思うことは次期監督。
とっころが、ギッチョンチョン。
川淵さんがポロリと口を滑らせたのがオシム監督
そりゃ、サッカーマニアからはオシム待望論は以前から囁かれていたから、大いなる期待を持ってこのニュースは受け止められました。

オシム監督。

私はオシム監督については夫からその魔法のような戦術と語録をいつも聞かされています。
実際、夫の本棚にはオシムの言葉—フィールドの向こうに人生が見えると言う木村 元彦 さんの本が置いてあったりして。
私も、その本をチラホラと読み、
読み進むうちに、オシムのサッカーの原点に触れ、
そして、次に思うことは、
オシムの母国についてです。
1941年5月、ボスニアの首都・サラエボでオシムは生まれる。
時代はまさに動いていた。
オシムが生まれる一ヶ月まえドイツ軍がユーゴスラビアに侵攻。
枢軸国はベオグラードを襲撃、わずか11日間で陥落。
そして、ボスニアは「クロアチア独立国」に編入。
これ以降、民族の戦いは続く。
ドイツ軍とチトー率いるパルチザン軍との涯なきかと思われた戦いが繰り広がられる。
そして、第二次大戦終了。
ユーゴスラビアは独立。
そもそも1918年12月1日に建国したこの国は、
南スラブ人の国という意味でユーゴスラビアと呼ばれました。
当初から「モザイク国家」とも言われ、様々の民族で成り立った。
この時、誰もがユーゴスラビアは複雑な民族のもと結集した国と思ったのだが、、、
建国から73年足らず、21世紀を待たず、この国は地球から消えた。
血と血で抗した歴史を残して。

さて、その後の歴史に名を連ねるであろう「90年政変」以降は更に過酷で辛い。
こんな中でオシムもまた歴史の渦に巻き込まれ、
ピクシーことストイコビッチも時代に揉まれて、もまれて流転の人生を送ります。
同じ著者の木村さんの悪者見参—ユーゴスラビアサッカー戦記と言う本を以前チラリと紹介したことがあります。
スポーツが伝えるものはと言うタイトルでアテネオリンピックのサッカー日本代表戦を観戦したときの様子と共に、
ピクシーを紹介。
この記事の背景には、中国の反日デモがあります。
=========
ピクシーは、セルビア生まれのサッカー選手です。
彼の祖国は、
民族の問題を抱え、いまだ解決しない中で、
「サッカーをすることの意義、平和、
人々に生ということを伝えていく」こと
を求めて、
サッカー選手として、戦い続けました。
今は現役を引退しましたが、
尚、戦い、訴えています。
詳しくは悪者見参という本に書かれています。
いつでも、政治は、
あらゆるものを利用していきます。
しかし、
民衆の知恵は、そんな政治に巻き込まれないくらい
豊かで、逞しく、またしたたかでもあります。
もし、今回のような事柄が、
中国や韓国であったとしても、
そのことで、即「かのくには、、、」と判断することなく、
物事の本質を、
等身大、実物大にみていく必要を感じます。

民族、宗教の問題などデリケートな問題。
政治、経済の問題など現実的なこと。
それらを、すべて抱え、包み込みながら、
さらに、超えていくものが、
スポーツや音楽、芸術だと思います。
それは、
人間としての、もっとも原始的なエネルギーに起因している部分でもあるからです。
すべての
しがらみを超えて
「人間である」というただ一つの原点に立ち戻って、
スポーツや音楽、芸術を楽しんで欲しいと、
心から
こころから
願ってやみません。
(上記記事より)
==============

と、言うことでサッカーというスポーツを通して、
人生を見、政治を考える大きな機会になると改めておもいました。

なおユーゴ問題に関しては、私は千田善さんが第一人者と思っているので、
興味のある方は是非Zen CHIDA's PAGE 千田 善のホームページをご覧ください。

そう言えば、昨日6月25日はスロベニア独立の日。

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2006.06.24

妖精たちの夜 その2

この前の記事「妖精たちの夜」からお読みください。

ケルト人がどこで興ったかは諸説があり、定まった学説はないようです。
やがて紀元前4世紀頃ローマ帝国に押されてブリタニアへ大移動。これがいわゆる「大陸のケルト」。
様々の地域で融合していく中で「ケルトはヨーロッパのルーツ」と言われるようになります。
一方「島のケルト」も判然とはしない歴史を持ちつつも、現在ではケルトの国としては、アイルランドやスコットランドに一番、その血が残っていると言われています。
「スコットランド」かぁ。
うううう〜〜〜〜んん。
哀しい。
以前、とびきり難しい民族史と言うタイトルで民族の抱える問題について書いたことがあります。
アイルランドやスコットランドはまず気候が淋しさを際だてるように思います。
バグパイプの音が響く侘しさの中から培ってきたものは、
侵略の歴史に耐え、「目に見えない」美しい国への憧れだったのでしょうか?
「常若の国」「喜びが原」「至福の島」「波の下の国」からなる楽土。
これは不老不死の霊境です。
死者の国ですが、美しい花が咲き、実り豊かな世界。
これがフェアリーランド、つまり妖精の世界へとつながります。
ドルイドの神秘の力を信じ、霊魂不滅
輪廻転生の考えを、静かに豊かに確実に育てていきます。

自然から生まれ、自然の中で育まれそして還っていく、そんなケルトの思想は、
仏教の宗教観や死生観に相通じます。
精霊達は、花々に樹木に宿ります。
魔力のある木は「オーク」「トネリコ」「サンザシ」とされ、人々に愛され、文学の中でも多く出てきます。

見えない世界、しかし確かにあることを願って人々はフェアリーランドを産みだし、
そこに住む妖精を愛しました。
文学に、絵に彫刻に、そして舞台に音楽に。
いたずらっ子の妖精。
清らかな妖精。
人々の願いをうけていろんな妖精が生まれます。
中世では裸の女性を描くことは禁じられていました。
しかし妖精ならいいだろうという理由で、
絵画に出てくる妖精は実に艶やかで美しい。

コナン・ドイルは妖精をこよなく愛した人としても知られています。
「たとえ目に見えなくても、そういう存在があると考えるだけで、
小川や谷は何か新しい魅力を増し、田園の散歩はもっとロマンチックな好奇心をそそるものになるだろう」と書いています。

その世界が本当にあるかどうかはわからない。
あるとも、ないとも言えない。
しかし、その世界が私たちに語りかけ、
繰り広げるロマンは目には見えないが確かにある。
と、私は思います。


と、言うことで妖精の森を突き抜けました。
また機会があれば次の森へとご案内いたします。

では、今晩は素敵な「夏の夜の夢」があなたに訪れることを祈りながら、、

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妖精たちの夜

ウィリアム・シェイクスピアの作品、夏の夜の夢の舞台は、今日6月24日です。
夏至祭(Midsummer Day)ともヨハネの誕生を祝う聖ヨハネ祭とも言われるこの日。
キリスト教の世界観では、
一年中で太陽が一番活発になるこの日の夜、妖精たちが乱舞、魔女が飛び交い、死霊や生き霊が出現。
なかなか賑やかな夜になります。
夏のクリスマスとも言われ、五穀豊穣と悪霊退治を願い、夏至の祝い火を焚きます。

と、言うことで今日は「妖精」について書こうと、
本棚の中にある「妖精学入門」をもう一度引っ張り出してきました。
ファンタジーがお好きな方なら、妖精と聞くだけで、ときめきませんか?
私はときめきます。

「妖精」。

あなたの中では「妖精」はどんな姿だろうか?
私の中では、やはりピーターパンのティンカーベルかなぁ。
では、上の本をガイドブックに、ちょっと「妖精」の世界に迷い込んでください。

==妖精はどこからきたか?==
「妖精は単なる空疎な想像上の生き物ではない。その淵源を民間伝承や神話伝統の物語にたどっていくと、過去から長い時間をかけて人間が培ってきた文化や風習、そしてその時のその生活の場となった土地の風土が深く関係していることが自ずと分かって来るからだ。」
と、初めに書かれています。
そしてその起源は6つ。
1、元素・自然の精霊
2、自然の擬人化
3、卑小化した古代の神々
4、先史時代の精霊、土地の霊
5、堕天使
6、死者の魂

1は「地・水・火・風」の精霊です。
名前はお馴染みの「ノーム」「ウンディーネ」「サラマンダー」「シルフ」。
後世の数々のドラマに出てきます。

2、自然の擬人化については、世界各国共通の「もの」を感じます。
日食、月食、災害に対して基本的・科学的知識がいまだ明らかでない時代。
人々は原因不明の「悪」にはドラゴンや魔女を。
恵みや幸には太陽神や穀物神を信じました。
物活論(アニミズム)や汎神論(パンセイズム)です。
これが妖精誕生の起源の一つであろうと推測することは難くありません。

3、卑小化した古代の神々
4、先史時代の精霊、土地の霊
については、ケルト神話やアイルランドに今も残る先史時代の遺跡などから、推察。
妖精が超自然の力を持つようになっていった歴史や言い伝えがあります。

5、堕天使としては、キリスト教と民間信仰とのゆるやかな共存が伺われます。
イエイツは「ケルトの薄明」と言う本の中で次のように述べているそうです。
「人々の想像力は、むしろ幻想的で気まぐれなもの中に住んでいる。そして幻想も気まぐれも、もしそれが善なり悪なりと結びつけられることがあれば、それらの命の息吹であるところの自由さを失ってしまうのだ」と。

6、死者の魂は極めて日本的です。
つまり「霊魂不滅・転生思想」です。
この考えは興味深いものがあります。
ケルトでは、死者の魂は蝶や蛾の姿をとると言われています。
ピクシーはまさにそうです。
死者と妖精の境目ははっきりしていないようです。
妖精はハロウィーン日、「死者の国の「十分の一税」を納め、
その夜、丘で死者と手を取り合って踊ると言い伝えられています。

こうしてみていくと、
人々の死生観というか世界観は、大差ありません。
自然を畏れ、愛しみ、
死を畏れ、転生を信じる。
そして、次に続く者達との共存をはかるための知恵も忘れはしません。

その2へ。

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2006.06.23

自衛隊撤退の意味 再考

陸上自衛隊撤退のニュースが出てから、私は随分、考えました。
総理の意向は次のようなものです。
「イラク・ムサンナ県の治安権限の移譲もあり、陸自を撤収したい。今後、空自、ODA(政府開発援助)などで協力していきたい」。
また空自については、
・バグダッドへの拡大を安全確保なども検討しつつ、「今後考えていきたい」「検討していきたい」。(これに先立ちラムズフェルド米国防長官と額賀福志郎防衛庁長官の会談あり。アメリカは空自の輸送活動をバグダッドに拡大するよう要請。これに額賀福志郎防衛庁長官は「ニーズに応じて考えていきたい」と答えている)。
・次にアサドへの拡大を安全確保なども検討しつつ、今後考えていきたい」「検討していきたい」。(米海兵隊のニュースによると、バグダッド西方のアサド空軍基地を空自隊員が調査し、「命令が下ればここに飛ぶ準備が整っている」「活動範囲が拡大していくだろう」と答えている。)
・今後、人と機材を増やす可能性としてC130輸送機の三機態勢についても「検討していきたい」。
・空自撤退の条件については「いまはいえない」
とのこと。

イラク派兵は何を意味し、これから何を予想させるかと言う事についてです。
考察を深めていく手掛かりとして、次の点について述べます。
・「イラク復興」支援が何故自衛隊だったのか。
・イラクの現状は今、どのようか。
・今後、我が国はどのような道を選択すべきか。

まず・「イラク復興」支援が何故自衛隊だったのか。
人道支援なら民間・ボランティアでもいいのではないか。寧ろその方がいいのではないかと思うところですが、、、それは、最終的にはアメリカの要望がちらつきつつも表向きは
非戦闘地域とはいえ、戦闘地域だから軍隊ではないが自衛隊だったのでしょう。
以前の記事でも書きましたが国民の多くの不安をよそに2003年7月26日 「自衛隊派兵のためのイラク特措法」が成立。翌年1月19日 陸自先遣隊、サマワ入り(本隊は2月8日に到着)。
今までに、全国各地の師団・旅団からなる「イラク復興支援群」(約500人)と、陸自幕僚監部が選抜した「業務支援隊」(約100人)で構成。これまでに約5500人が派兵されました。 海上・航空自衛隊を合わせた派兵人数は約7600人です。

表向きの理由は、「人道復興支援」。
テレビでもよく自衛隊の隊員がイラクの人々に水を給水している「ありがたい」映像が流れました。
さらに医療支援、学校建設・道路補修などの公共工事を行ってきました。
しかし、外務省がODA(政府開発援助)で6基の浄水装置を提供し、陸自の十数倍の供給が可能になったため、昨年2月に既に打ち切りに追い込まれていました。
次に力を入れたのが公共工事。
しかし、実際に陸自が建設を行うのではなく、イラク人を雇用し、作業を監督するだけでした。このため、サマワでは、「自衛隊がどこで何をやっているのか分からない」という声が相次いでいたのが現状です。

次に二番目の問題。
現実にはイラクは今、どの様な状況でしょう。
戦争開始から3年3カ月。
これまでに戦争で10万人以上ともいわれる民間人が命を落としました。
現在でもイラクの混迷は連日伝わってきます。
米民間調査機関は、戦争勃発から昨年末までに国外に逃れた避難民は約90万人に達したと報告。
この混迷は世界各国のイラク派兵軍隊を撤退させ、遂に、サマワのオランダ軍とオーストラリア軍も撤退。
日本の陸自も撤退を余儀なくされました。 

そして、最後に今後、日本はどうすべきかという問題です。
航空自衛隊は残ります。空自は19日現在で330回、約472トンを空輸。
これは大部分は陸自関連の人員・物資でした。しかし今、陸自が撤退すれば、イラクでの自衛隊の活動は米軍支援に特化することになります。
その活動範囲をイラク全土の24空港に拡大したことは、既に知るところです。輸送先を戦闘が続いているバグダッドや北部地域にまで広げることを決めました。拡大される空自の輸送支援は、米軍・多国籍軍の戦争継続を支える要となります。

何回も書いていますが
「イラク戦争は誤り」でした。
ブッシュ大統領は、フセイン政権が「大量殺人兵器で平和を脅かす無法な政権」だといって攻撃をはじめました。
が、大量破壊兵器を発見しようと大規模な調査を行いましたが見つけることはできず、それどころか攻撃の理由そのものが嘘であったことが明るみになりました。
そして遂に大統領自らその誤りを認めました。
その間、38カ国だった軍隊派遣国の多くがアメリカのうそに反発し相次いで撤退。
24カ国にまで減っています。

イラク戦争はベトナム戦争とも並び称されますが、
結局、武力は解決にはならないのです。
ここまでグチャグチャになったイラクではありますが、
その復興のためにはアメリカ主導ではなく、
国際社会の合意で進むしかないように考えます。
イラク独自の宗教の問題を含め、
イラク人の手による復興の支援を行うことを一番に考えた場合、
答えは自ずと出ると思います。
つまり日本は空自も撤退。
米軍もあるいは多国籍軍も速やかに撤退することは理の当然です。
独裁者であるフセインは、倒れた。
後はイラク人に任せるしかない。
と思います。
いずれにしても、
いずれにしても、
これ以上、どの国からも、どの様な人々も戦禍で死ぬことがありませんように!!!

この問題、これからも拘ります。

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沖縄慰霊の日

今日は沖縄慰霊の日です。
また新安保条約批准書交換の日でもあります。
これに関しては昨年今日は何の日という記事を書きました。
沖縄の人々にとって戦後とは何か?
基地とともに迎えた戦後を生き抜いた沖縄に、さらなる負担がまたのしかかっています。
沖縄タイムスの基地と沖縄の特集を見ると、基地の町が抱えている苦悩が読み取れます。

また今年は沖縄返還に関しての密約が明らかになりました。
私もこれに関しては、かなり調べて記事にしましたので、興味のある方はご覧ください。
沖縄密約 その1
その2
その3
沖縄密約が意味するものは
この記事の最後で、私は次のように結んでいます。
「この密約が「今」もなお続くアメリカとの屈辱的な関係の原点であると思うと、
この問題、他人事ではありません。まさに私たちの問題です!」と。

沖縄が本当の意味で基地から開放されるために、
私たち自身が沖縄を知り、安保を知り、憲法を知る。
そして今、何が行われているかを知ることが大切ではないかと考えます。

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ああ〜〜

ああ〜〜
あああ=====
残念。

日本、負けました。
1−4。
これで決勝トーナメントの進出の夢は儚くも消えました。

さてさて、どうしたものか。
どの様に書けばいいか。
サッカー関連のお友達ブログを朝から訪問。
元気をもらうためです。
そして、しっかり貰ってきました。
ウンウン。
みんな、4年後にもう頭を切り替えている。
さらに次、さらにその後の4年後へと。
日本のサッカーのこれからについて、その熱い思いが書かれていて、
私も、希望と言うか勇気を充電。
勿論、今回のW杯の結果を受けて、反省・総括・課題を抜きにして、
未来は語れないのですが、、、

いろいろありつつもクラブチームの底上げが大切なのだろうと改めて思いました。
銀河系とはいかないまでも、太陽系くらいのスターをかき集めて、
名前だけ揃えても、機能しないことが、はっきりと分かった今、
やるべきことは一つ。
層を厚くすることです。
Jりーガーのレベルアップが必要だと思います。
海外組に頼ることなく、日本国内でパワーなプレーをしている選手にもっと、もっと注目。
そのためには、
私たちサポータ・ファンが、Jリーグを支え、
クラブチームを支える事だと思います。
これから出てくる「未来の選手たち」の活躍を楽しみにして、
私はこれからもサンフレッチェを応援するぞぉおおお

結局、最後はいつものコレです。
♪サンフレッチェ、、、ちゃちゃちゃーーーちゃちゃ。

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2006.06.22

もうすぐです

もうすぐです。
ブラジル戦。
?????
なんですがねぇ。
でも力いっぱい応援します!!!

イタリアvsチェコ戦も見逃せません。

試合観戦の感想はのちほど。

♪ニィポン、ニィポンニィーーーポン。

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共通ではあるが差異のある責任

昨年は台風やハリケーンなど大きな自然災害に見舞われ、
深刻な被害が各国、各地で出ました。
京都議定書もアメリカが離脱していることなどもあり、
なかなか課題が前に進みません。
地球規模での気候変動。
資源問題。
人口問題。
いずれも一つの国だけが実行するというには、あまりに大きい問題です。
グローバル・レベルでの規範的秩序の構築や追求が求められている時代です。

発展段階が違う国。
経済的格差が違う国。
これらの国同士が、一定のルール(国際法上)に基づき、何かをなし得るためには、
権威ある機関が必要ですが、それも未だ出来てはいません。
リオ宣言
の序文は次のように謳う。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
諸国家、社会の諸部門、人々、それら互いの協カ関係をより高いレベルに進め、新しい、公平なグローバル・パートナーシップをつくり上げていくために、われわれの活動が、すべての人々の利益を尊重し、そして地球環境と聞発のシステムの総合性を守る、そのような国際合意を目指しで展開されていくために、われわれの住かである地球は、相互依存的な関係で成り立つ総合的なシステムである、この地球の特性に対する認識を深めていくために、以下宣吉する。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

また「共通ではあるが差異のある責任」原則として第7条に次のように掲げられています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
7.諸国は、地球生態系の健全性、総合性を保全し、保護し、回復させるために、グローバル・パートナーシップの精神で協カしなければならない。地球環境の破壊にはさまざまな要因が働いており、諸国は共通の責任とともに、それぞれ個別の責任も有している。先進工業諸国は、それらの社会が地球環境に及ぼしている圧カの大きさ、それらが持つ技術カ、財政カの大きさを考慮すれば、SD探求のために国際的な負担に耐える責務を負っている。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

しかし、現実には「共通ではあるが差異のある責任」原則は実行できないのは知るところです。
正義論からみた地球環境問題 と言うタイトルで碓井さんは、環境問題を「正義」というファクタを取り入れて論じています。
正義が現実化するためには、正義に反するものへ制裁を加える制度と権力の必要性。
交換的正義は互恵的性格が強いから、必ずしも権力の介入は求められないが、契約不履行に対する制裁は必要と言う。
さらに問題は配分的正義である。
これは、強力な権力当局の介在なしには現実化しない。
ここで国家機構が如何に介在してくるかである。
そして、正義論は自由論とも関わってくる。
「平等な自由の原理」、つまり「各人は他の人々同様な自由と両立する、もっと広範な基本的自由に対する権利を持つべきである」ということです。
そしてこの原理が環境問題にも摘要、最大限尊重されなければならないと、
著者は言います。
また、参加と民主主義の問題を考えるとき、環境問題は手続き的正義の問題でもあり、配分手続きの問題でもあるゆえ、新たな秩序を作り出す必要を主張しています。

確かに環境問題は、今や民主主義とも密接な関わりをもち、
その資質が問われていることでもあると改めて思いました。

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気候変動

温暖化については、
ここでも何回か書きました。
またその折はいろんな方からご意見を頂き、とても参考になりました。
と、言うことで再び「温暖化」の勉強。

気候変動に関する国際連合枠組条約の第2条目的をまず見てましょう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この条約及び締約国会議が採択する法的文書には、この条約の関連規定に従い、気候系 に対して危険な人為的干渉を及ぼすこととならない水準において大気中の温室効果ガスの 濃度を安定化させることを究極的な目的とする。そのような水準は、生態系が気候変動に 自然に適応し、食糧の生産が脅かされず、かつ、経済開発が持続可能な態様で進行するこ とができるような期間内に達成されるべきである。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
またIPCCの第三次評価報告書の「近年得られた,より確かな事実によると,最近50年間に観測された温暖化のほとんどは,人間活動に起因するものである」の項目を参考にして下さい。
ちょっと長いのですが引用。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
第二次評価報告書では,「事実を比較検討した結果,識別可能な人為的影響が地球全体の気候に現れていることが示唆される」と述べられた。同報告書はまた,人為起源のシグナルは,依然として自然起源の気候変動というバックグランドから読み取れる程度のものであると述べた。同報告書の公表以降,特に,異なる外的影響に対する応答を識別し定量化することに関して不確実性が減少した点で進歩があった。同報告書で確認された不確実性の多くは,いまだにある程度残っているものの,最新の結論は,新たな事実と理解の進展によって裏付けられている。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その根拠が次に述べられ次のような結論を導いています。
「近年地球温暖化が進み、すでに悪影響が顕在化している。
それは人間による二酸化炭素排出の増加」。
こうした研究成果を受けて、
EUも二酸化炭素排出量を50%以上削減などを目標にしています。
しかし「地球温暖化」作者である伊藤公紀さんなどは、
温暖化の原因は二酸化炭素と言うより、水蒸気による温室効果や太陽活動などの自然活動が主因であると主張。
確かに気候の変化は、長期の年月を必要とする学問ですから、
包括的な議論が出来ないのは現状です。
だから現状維持のまま、原発を推進して良い事にもならないし、
工場や車の排出ガス規制をしなくてもいい、ということはありません。
山中康裕さん指摘のように「海からの警告」は、急激な話として社会的興味を呼ぶ必要があるのではないでしょうか?

気候変動対策の妥協の産物である京都議定書ではありますが、
まずは第一歩として、その実現にむけて行政がはかることと、
アメリカの道義的責任も含め、
京都議定書への枠組みに組み込む努力を日本国政府がする必要を感じます。

森林破壊や生物多様性の喪失を含めた環境問題を、考えるにあたり、
自然科学、社会科学、人文科学の学際的な交流を保障して、
予防に当たり、政治・経済も考慮して多面的に考えていくことの大切さを、改めて思います。
この問題、さらに考えていきたいと思っています。

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ダイオキシン問題

日本学術会議の共同声明の記事を先に書きました。
そこで、今日は以前からの懸案であった環境問題について、私の調べたことを書いていきます。

つい先日もマンションでのシックハウス症候群についての裁判がありました。
と、言うことでダイオキシン・環境ホルモンについて、まず考えます。
ダイオキシンが一躍有名と言うか私たちの関心の的になったのは、ご記憶の方も多いと思いますが、
1999年2月1日、テレビ朝日の「ニュースステーション」です。
私も見ていました。
番組で「所沢産ホウレンソウに高濃度ダイオキシンを検出」と報じたことがきっかけとなり、
農水省と厚生省、環境庁が「ダイオキシン対策連絡会議」が出来、5ヶ月後にはダイオキシン法が成立しました。

ダイオキシン—神話の終焉 シリーズ・地球と人間の環境を考えるの著者は、
ダイオキシン問題は「つくられたものである」と主張。
恐竜時代からダイオキシンはあった。
人類は誕生以来数十万年、洞窟や小屋で火を燃して暮らしていたから、ダイオキシンまじりの煙を吸って生きていた。
ひょっとすると遺伝子レベルで「耐性」を獲得しているかもしれない。
発生源は塩ビばかりと言えないし、
ならば
焼却炉をどれだけいじってもダイオキシン問題の対策にはならないと言います。

しかし、本当にそうだろうか???
平成10年度ダイオキシン類コアサンプリング調査(年代別ダイオキシン類測定)結果についてを参考にすると、
東京湾と榛名湖では年代が示す分析結果は明らかに違います。
ダイオキシンの化学的な構造から、その安定性を考慮すると、汚染の始まりは恐竜時代というよりは、
戦後の経済成長からではないかという方が、より説得力があると私は思います。

また、塩ビだけがダイオキシン発生源ではない、というのは確かにそうなのですが、
塩ビによるダイオキシン発生量は明らかに他の塩素化合物の焼却から発生する量とは違います。
第15回全国環境・公害研究所交流シンポジウム−ダイオキシン等有害化学物質に関する環境研究について−などを参考にして下さい。

次に焼却炉の問題ですが、
先の本の著者は、「農業由来によるダイオキシンの量は膨大で焼却施設から排出されるのは相対的に少ない」と主張しています。
確かに農薬のダイオキシンは政府の責任も含め、大きな問題です。
農薬と言えばベトナム戦争を思い出すほど、この問題は当時、私たちの関心の的でした。
だがしかし、
だから塩ビはダイオキシンとは無関係という事には結びつきません。
循環型社会形成推進基本法なども、もう一度勉強をする必要があります。
塩ビも含めて、現在の塩素工業のあり方や、
或いは私たち消費者の意識やあり方を、しっかり見直す時期ではないかと思います。

目に見えない物や、
すぐには結果が出ない物には、
つい油断をしてしまう私たちです。
過度に反応することは必要ありませんが、
正しい知識を学び、
長いスタンスに立って、将来に及ぼす影響を考えていきたいものです。

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各国学術会議の共同声明

日本の学術会議がこのほど、G8サミットに向けた各国学術会議の共同声明
を発表しました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
G8諸国の学術会議と中国、インド、ブラジル、南アフリカの学術会議(計12か国)が署名した共同声明が翌7月にロシアのサンクトペテルブルクで開催されるG8サミットに向けて公表されました。この共同声明はG8サミットで議論されるテーマのうちの二つ(エネルギー安全保障と鳥インフルエンザ等の感染症)に関するものであり、昨年の英国でのサミットに対して発出された共同声明に続き、人類が直面する問題の解決のために各国の科学者らが協力して意見を集約し、G8諸国首脳を始めとする世界の指導者に考慮してもらうよう共同して発出したものです。
 G8学術会議は、2007年はドイツ、2008年は日本での開催が予定されており、 日本学術会議は、日本がG8の中で唯一アジアからの参加国であることを活かし、21世紀に人類が直面する様々な課題の解決に向けて積極的に取り組み、アジアを始め世界をリードする政策提言を目指して行きます。
(上記サイトより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「エネルギーの持続可能性と安全保障」に関する共同声明と、
「鳥インフルエンザと感染症」に関する共同声明です。
エネルギーに関しては、
現在のエネルギー研究への資金や振興策が不十分であるとして、発展途上国が革新的なエネルギー技術分野での能力を増強するための努力を呼びかけるとともに、
クリーンで持続可能なエネルギーシステムへの移行に必要な大規模なインフラへの投資や途上国への支援強化を訴えていることが特徴です。

「鳥インフルエンザと感染症」に関する共同声明では、サミットが鳥インフルエンザのような感染症の危機に取り組む国際的な戦略を打ち立てるよう求め、国際的な監視体制の確立と途上国への援助を求めています。

この声明が実り多い結果をもたらすことを祈ります!!!

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2006.06.21

今、思案中

改めてゆっくり考えながら、
私のブログ運営方針やコメントについての考え方は書きたいと思っています。
今は、
風来疎竹で書いた事と考え方は変わりません。
私は「ネット環境は楽しく」と言うモットーです。
楽しいことは幸せにつながるからです。
人はどんな環境でも与えられた物に対しては「幸せ」を感じなければ損だと思います。
ブログも楽しくて幸せな方が豊かでではないかと思います。
折角、ブログを運営するなら、楽しい方が俄然いい!!!
と、言うことで私は、自分の記事を書き、いろんな方のブログを拝見しています。
また頂いたコメントから、さらに自分自身への糧となるものを求めています。
議論や討論をする場としては開放していないことは、先の記事の通りです。
もし、そのようなものをお求めなら、私は些か力不足であると思われて下さい。
私は、討論や議論はある程度までは相互理解のために致します。
実際、そうした意見交換の中で生産的な広がりと深みを持ちました。
が、非生産的・不毛な討論はネットでは決して致しません。

学生時代からの友人である技術系サラリーマンの交差点の管理人・津村さんは、
「実名・匿名なら津村さん」と言われるくらい、
この問題に関しては蘊蓄が深く、考察も深いのです。
私もいつも津村さんの記事を参考にさせて頂いています。
「匿名のかたへの批判・反論はしません」という記事は一読あり。
是非ご覧ください。
と、言うことで私も今まで匿名・実名に関わらず頂いた批判への反論はしませんでした。
「あああ、、、そうですか。
あなたのお考えはそうですか。参考になりました。」
と言うことで自分への反省と参考にはさせて頂きます。
しかし、その方のコメント内容がどんなに納得のいかないものでも反論はしません。
従って、コメントは削除はしないように心がけてきました。
ただ、
今は私自身のブログ運営の過度期のような気がいたします。
従って、暫定的(あるいはずっと将来にわたり)に、頂いたコメント・トラックバックは一度私の方に来る方式をとってみました。今後変えることもあるので、その折はまたお知らせいたします。
と言うことで、頂いたコメントがすぐに反映しなくなります。

また、コメント・トラックバックの内容いかんでは掲載されないこともあります。
その判断は、管理人である私に委ねていただきます。
ただ、多くのブログマスターが掲げられている判断と同様だとお考えください。

つまり、
今、思案中!!!

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模様替え

今日、思いついてブログの模様替えをしました。
が、
上手くいかない。
どうもイメージ通りにデザインできないのです。
以前はホームページのタイトルは月ごとに変えて楽しんでいたのですが、
ブログの方は、記事を書くことが忙しくてそのままになっていました。
しかし、
どうも上手くいかなくて、気にくわない。
もうちょと変えようと思っていますので、
しばらく落ちつかないと思いますが、宜しくお願いいたします。

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夏至の日の太陽

今日は夏至です。
6月21日 夏至の日の太陽のサイトを見ると、
北緯35度の東京で、夏至の日の太陽の南中高度は78°。冬至の時の太陽の南中高度は32°ということで、その差は46°もあるそうです。
昼が一番長い日です。
尤も、サッカー観戦のために長い夜をお過ごしの方も多いと思います。

ところで夏至と言えばいろんなことを思い出すのですが、
つい先日、科学史の本を読んでいたので、今日は
地球の大きさを測ったエラトステネスの事を紹介します。
今から2000年以上も前のこと。
今のような航空技術もない時代。
こんな時代にエラトステネスは「比例」を使ってほぼ完璧に地球の大きさを測定しました。
(詳しくは上記サイトをご覧ください)

凄いな===
と、月並みの言葉しか出ない私です。
科学史の勉強をする度に、先人の知恵には驚かされます。
何もないところから、必要が生じた場合、人は知恵を余すことなく出すものだと、
感動しながら、かつ己を省みて反省、反省、、、です。

それでも地球は回っているという記事を書いたことがあります。
ガリレオが宗教裁判で断罪された経緯を数学という視点で切り取った「魔術から数学へ」と言う本の紹介をした記事です。
その中で私は次のように書いています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
科学は「魔術」だったのです。
占星術のような学問が大勢を占めていた頃、
ガリレイは実験という方法で、近代科学を打ち立てていく
推進力になった人です。
著者はこう書いています。
「創造の過程においては、
しばしば逆説的な現象が見られるのが普通である。
科学の黎明期を、合理的精神だけが、
新しい世界観を作り出したと、考えるのはおそらく正しくない。
一種の非合理的精神もまた、時代の推進力であったのである。」と。
また、こうも書いています。
「時代の歯車が回るとは、激しい、むしろ不条理な動きにおいてだろうと思う。
宗教裁判が最も多く、魔女狩りが最もひどく、、そして
科学者が最も魔術的だった時代」
こうした時代であるからこそ、突出した科学が生まれた、ということでしょうか。

歴史を見るに、いつの時代も不透明で混沌としています。
しかし、こうした混沌から、大きなエネルギーが作られ、
次代へと引き継がれるのでしょか?
今、まさに私たちは
ひとつの時代を、駆け巡っている
そんな感がします。
好むと、好まざるに関わらざる
時代が次々に私たちに降りかかってくる
そんな感がするのです。
(それでも地球は回っているより 瀬戸智子の枕草子より)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今が殊更に不透明で生きづらいわけでもありません。
昔もそうだったろうし、また未来においてもそうなのかもしれません。

不透明で混沌であるからこそ、大きなエネルギーがそこに渦巻いているように思います。
人間の計らいなんて大自然から見れば本当に小さな事です。
小さな事であることを認識しつつ、
なお、その小さな事を大切に、大切に生きていきたい、、、
そんなことを感じながら、夏至の日の太陽の有り難さを思い、
この記事を書いています。

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2006.06.20

初の国連人権理事会

ジュネーブにある国連欧州本部で昨日・19日、初の国連人権理事会が開幕しました。
席上、アナン国連事務総長は、
「人権分野における国連の活動に新しい時代が開かれた」と宣言。
人権理の前身である人権委員会の活動を示唆しつつ、
「政治的ないさかいに埋没したり、低劣な策術に訴えたりしない」よう呼びかけました。
さらに「総会による5年の見直し期間中に、人権理が(安全保障理事会など)主要機関に格上げされる働きを示してほしい」とも述べました。

国連人権理事会は、第二次大戦後六十年にわたって存在した人権委員会を改組、発展させて今年3月に創設された組織です。
国連加盟各国の人権状況を定期的、系統的に見直すことなどを盛り込み、
先の人権委員会が陥った特定国への非難合戦を回避する手法などもとられます。
理事会は47カ国で構成され、国連総会による互選で任期は3年。
地域配分はアジア13、
アフリカ13、
南北アメリカ8、
東欧6、
西欧7の国々です。
日本も選出。
しかしアメリカは「より権限の強い機関」を求めて、人権理には加わらないことを決定していました。
上記ニュースにもあるように、加盟国の人権状況などに違いがあるため、実質的な討議はまだまだ先の見通しです。
しかし、こうした国際組織が出来上がったことは評価するにたると思います。

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イラク陸自撤退

イラク陸自撤退を正式表明と言うことです。
総理は「サマワ地域の陸上自衛隊部隊を撤収させることを決めた」と発表。
2004年1月20日から、実に2年と5ヶ月の派遣でした。

世界中の人々が注視の中始まったイラク戦争
大義なき戦争は、その後次々と実態が暴露され、ついにブッシュさんをして「情報は誤りだった、責任は私にある」と言わしめました。2005年12月14日のこと。開戦より1年と9ヶ月のことです。
しかし、そのブッシュさんの誤りを認める発言を聞いてもなお我らが小泉さん。がんばりました。
小泉語録その1
その2の記事に詳細を述べておきました。お時間がありましたらご覧ください。

と、まぁそんな小泉さんでしたが、遂に陸自は撤退。
無事のお帰りを祈っています。
ただ空自はまだ残る模様。
今後のイラク情勢に注目です。

なおイラク関係については、かなり拘って書き込んでいます。
2005年の3月には、
何故 私がイラク戦争は間違いだったのでは、と思うかという記事を皮切りに、時々の情勢を追っています。
これからも、しっかりと見ていき、考えていきたいと思っています。

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2006.06.19

続・福井総裁の問題

先の福井総裁の問題では、道義や倫理は人それぞれということを受けて、
これからの記事では、福井さんが行ってきた金融政策と個人的利殖という事実を中心に考えていきたいと思います。
それに先立ち、
福井日銀総裁:投資問題 欧米メディア、厳しい論調ということで、この問題、
事件が事件、当事者が当事者ということで、各界の注目を浴びているという事実を紹介します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
15日の米ニューヨーク・タイムズ紙は「欧米の中央銀行が株などの取引を厳しく制限する内規を定めているのは、金融政策が市場に影響を及ぼすためだ」と当局に求められる倫理を指摘。日銀が「福井総裁の資金拠出は内規違反に当たらない」との見解を示したことを伝え、「多くの日本人が納得していない」と強い疑問を投げかけた。
(略)
英フィナンシャル・タイムズ紙は16日の社説で「欧米の中央銀行や政府が厳しい情報公開や株式の信託を求められているのに比べると、日銀の内規は貧弱で、内規を近代化させる必要がある」と強調した。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
実は、日本銀行の内規が格段に甘いということではありません。
日本銀行定款などを参考に「日本銀行員の心得」を読むと、
「世間からいささかなりとも疑念を抱かれることが予想される場合には、そうした個人的利殖行為は慎まなければならない」とはっきりと定められています。日銀総裁が私的利益を目的とするファンドに出資し、所得を得ていたことはこの規定に明らかに反するのではと思います。
また、福井さんは村上ファンドのアドバイザリーボードになっていた時期があります。これに関して交友関係上の「フレンドリーなアドバイスだった」と説明。ニュースによると、
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「具体的な投資活動についてのアドバイスはしておらず、アドバイスによる契約も報酬もない」と強調した。
 日銀には(1)日銀内部で知り得たインサイダー情報について利殖活動を禁じる、(2)株式投資などについて事後に報告する、との内規がある。過去の職歴や現在の立場などに照らし、「世間からいささかなりとも疑念を抱かれることが予想される場合には、個人的利殖は慎まなければならない」とも定めている
〜〜〜〜〜〜〜〜
なるほど内規が再び蘇ってきます。これは13日のことです。
しかし、その後の調べで日銀副総裁の時期に村上ファンドのアドバイザリーボードを行っていたことが更に判明。福井さんの弁明が曖昧で委員会は騒然となり、審議が三度中断されたそうです。
与謝野さんが、参院財金委で「総裁になるということが予想されていない時期に民間の方として出資に応募したということで、それ自体は何ら問題がないと思っている」と話した時は13日で、与謝野さんご自身もこの情報はご存知ではありませんでした。
つまり福井さんは国会での答弁にも「偽」があったのでしょうか?
そう言えば、今日現在も明らかにされていない利益の額。
早急に調べて報告すると委員会では発言されていました。

さて、次の海外の記事は。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
16日の米ウォールストリート・ジャーナル紙は、福井総裁が日銀の会見で深々と頭を下げて陳謝した写真を大きく掲載した。同紙は、日銀が総裁ら役員の資産公開制度を持たないことについて、「米連邦準備制度理事会(FRB)の議長らが毎年の公開を義務付けられているのとは対照的だ」と落差を伝えた。
(略)
AP通信は「福井総裁のスキャンダルは、利上げという細心の注意を要する中央銀行の任務を脅かしている」と、今回の問題が日銀の信頼を失わせ、政策運営に支障をきたしかねないと報じた。

上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これに関しては、総理の任命責任も問題視されています。
しかし、総理は相変わらずです。
「説明責任は果たされた。」
「辞任は考えていない。」
とのこと。

福井さんは日銀総裁です。
その立場の人が行った事実を見ていくことで、日本の経済のこれからが見えてくればと願いながら、私は、この問題、今後もゼロ金利や金融緩和なども含め、あらゆる方面からしっかりと見ていきたいと考えています。
なお以前に書いた記事を以下に掲載しておきます。
お時間がございましたらご覧ください。

量的緩和 その1
量的緩和 その2
量的緩和 その3
量的緩和 その4
ホリエモンを生み出した者は誰か その1
ホリエモンを生み出した者は誰か その2
村上ファンド

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福井総裁の問題

村上ファンド問題、続々なのでしょうか?
あるいは、耐震強度のように、いつのまにか雲散霧消なのか??
と、疑心暗鬼になる私です。
規制緩和の見直し20法 今国会で成立と言うニュースを見ると、改めて90年代の「規制緩和」がもたらした功罪を考えてしまいます。

さて、福井さんにここでもう一度登場していただきます(多分、これかも登場予定あり)。
福井さんのこの問題を考えるとき、
道義や倫理で考えるならば、これはいろんな立場の方がそれぞれの思いがあると思うので一筋縄ではいきません。
いつも勉強させていただいているNairFessさんが、とても簡潔に纏めていらっしゃるので、引用させていただきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
しかし「道義」というのはその共同体の中で一定の価値観やそれに基づく倫理観の共有があって初めてその「妥当性」を問える性質のもので明文化されているわけでも何でもない。
その意味では「法」がデジタル的(論理的)であるのに対して「道義」というのはアナログ的(情緒的)な印象がある。
曖昧で二元論的な線引きには適さない。
グローバル化の中にあって「一定の価値観やそれに基づく倫理観の共有」そのものが不透明で錯綜している現在は特に難しいか。
アメリカとは違い「法」「ルール」を下支えしている宗教も殆ど機能していない事もさらにそれを難しくしているような気がする。
例えばコレが米国ならば「法」や「ルール」がそのまま「倫理観」であるとしても、それを裏付ける歴史的・思想的・宗教的・慣習的な「背景」と整合性をつける事にそれほど困る事はないのかもしれないが、これが日本の話となると「そのまま」取り入れても「背景」が違うので「整合性」ではなく「妥協」になってしまいかねない。
常に割り切れなさが残る事で「法」「ルール」と「倫理観」との葛藤があり、その葛藤が「世間」という名を借りて無意識の倫理観に突き動かされた「正義」の異議申し立てをし始める。
「倫理観」が「ルール」「法」に不信をもたらし、「ルール」「法」が「倫理観」に不信をもたらすという悪循環を生んでいるような気がする。
もっと俗っぽく言うと
一方では「ルールや法を守っているんだ、何が悪い」と主張し、一方では「こんな理不尽なルールや法など守っていられるか」
といった状況の中で、そのいずれにも不信感を募らせ互いに傷つけ合いながらイライラしているように感じてしまう。

NairFessメモ帳より)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
なるほど、、、、、
人の社会にあって、倫理や道義や価値観とは何か?
考えさせられます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
人心各不同    
如面有相違   
倶執一般見    
到処逓是非    
似我非為是    
異我是為非    
是我之所是    
非我之所非    
是非始在己    
以竿極海底    
祗覚一場疲   

読みは以下のとおり。

人心は各おの同じからず
面の相違あるが如し
倶(とも)に一般の見を執(しゆう)して
到る処 逓(たがい)に是非す
我に似れば非も是と為し
我に異なれば是も非と為す
是は我れの是とする所
非は我れの非とする所
是非は始より己(おのれ)に在り
道は固(もと)より斯くの若くならず
竿を以て海底を極めんとすれば
祗(た)だ疲れを覚ゆるのみ

意味は、
人の心はそれぞれ同じではなく、ちょうど顔に違いがあるようなものである。ところが誰もみな同じ了見に固執して、どこででも互いに相手の是非を決め付ける。自分に似ていれば、その非は是とし、自分と異なっていれば、その是は非とする。「是はすべて自分が是とすることで決まり、非はすべて自分が非とすることで決まる。」是非の基準は始から自分にあるという了見だ。だが道理というものは無論そんなものではない。竿で海の底まで突こうとするようなもの、ただがっくりと疲れ果てるだけの話である。
私の好きな良寛漢詩より引用。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

常識だ、良識だ、道理だ、、、と主張しても、それはがっくりと疲れ果てるだけの話なのでしょうか?
そうかもしれません。
さらに好き嫌いという感情まで入り込めば、グチャグチャになります。

しかし、その様な思いとは別の所で私たちは社会的存在として好むと好まざるとに拘わらず、
政治や経済の問題と不可分です。
と、言うことで、福井さんの問題は、
事実のみについて、次のエントリーで書いていきます。

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スコアレスドロー

昨日のサッカーW杯クロアチア戦。
0−0のスコアレスドローでした。
ううううう〜〜〜〜〜〜んんん。
なんともはやはや、どう言ったらいいのか?
言えない。
と、言うのも実は私は半分「白河夜船」状態だったのです。

昨日は、朝早く起きてアメリカとイタリアの壮絶な試合を観ました。
凄かった!!!
そんな試合を観戦した後の日本戦。
全ての用事を9時半までに済ませ、家族とテレビの前でキックオフまでをひたすら待っていました。
夫は駒野の代表レプリカ。(残念ながら昨日は出場できませんでしたが)
私はサンフレッチェのTシャツ。
子どもは日本代表グッズを持って、、、

そして、待つこと30分。ビールをしっかり手に持って、、、
いよいよ始まりました。
クロアチア戦。
いつもの音楽が流れ、選手の入場。
ハラハラ、ドキドキ、ワクワク。
解説の井原さんも声が弾む。
アナウンサーも静かにしかし興奮して中継。
うわっ〜〜〜〜〜
いよいよだ。

そしてキックオフ。
始まった。
はじまった。

と、ワクワクしながら観ていたのも5分くらい。
気がつくとウトウト。
ハッ。
今どこ????
ウトウト。
ハッ、、、
の繰り返し。

と、いうことでこの試合の感想は
「眠かった」
です。
試合内容が悪かったのか、良かったのか、感想は書けません。
しかし、川口さんのPKを止めたシーンはしっかり観ました。
神降臨
でした。

ただ、
時々、ウトウト、ハッとしながら観たゲームの流れ。
両チームとも「足が止まっている」という感じでした。
(余談ながらアメリカとイタリア戦、両チームとも走りに走っていました。)
現地は相当の暑さだったと思います。
両チームの選手は、炎天下の中での「気合い」と「気合い」の勝負だったのでしょうが、
体力的には辛いものがあったことは想像できます。
本当に、両チームの選手の皆さん、スタッフのみなさん。
お疲れさまでした。
サポーターの皆さんも大変だったとは思いますが、
W杯って試合以外にも各国のサポーター同士の交流などがあったりして、
それはそれで楽しいと思います。
私たちも4年前は、韓国に行って、いろんな方と楽しく交流しました。

さてさて、次はブラジル戦。
守りの要のツネさんが出場できないので、かなり厳しいものがあると予想されます。
神と言われたジーコさん。
どの様に対策を打ってくるか???
FWの問題が気になるところです。
「いない人待望論」は言いませんが、
秘かにクボがいたら楽しい爆発的な力が出せるかな?
とか、
ヒサトだったらチョコマカ動いて相手を翻弄するだろうに、、、
とかとかつい思ってしまいます。
とは言え、そんなことは無理だから、
今、ドイツにいる日本代表にウ〜〜〜ンと夢を繋いでいます。
いずれにしても、次の試合で力いっぱいプレーして、
予選突破することを願っています。

♪ニッポン、ニ===ポン、日本。
と声をからして応援するぞぉ!!!

まだまだ寝不足はつ・づ・く


 

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2006.06.17

日銀福井総裁の罪

日銀の福井総裁の問題が浮上してから、テレビの報道解説や新聞の記事などを読みながら、しばらくこの問題考えていました。

罪は、
総裁就任前の事ながら、インサイダー取引で逮捕された村上世彰容疑者の「村上ファンド」に、1000万円を投資し、運用させていたというもの。
しかし総裁就任後も、投資を解消せず、運用を任せ続けたこと。

さて、こんな福井さんの国会での答弁は、
「たいした額ではない」
です。
つまり村上さんに運用した資金から得た収益は「たいした額ではない」ということです。
だから「罪にはならないよ、、、」と言うことか?
たいした額なら罪なのか?
罪は「額」で決まるのか???
因みに、福井さん、この額についてははっきりとお答え頂けませんでした。
「もうかりまっか?」
「あきまへん。なぁ〜〜〜に。たいした額ではありませんわ」

村上ファンドの収益は年率30、40%に上ったと言われています。年率30%としても、収益を再運用すれば、投資資金は3年で2倍に、6年で5倍化します。
つまり当初の1000万円の資金は数千万円に膨らんでいるものと、こちらで計算させていただきました。
絶対に損する立場にはいない日銀の責任者である総裁が、株式市場を舞台にしたマネーゲームに加わり続け大儲け。
どこかの誰かが泣いている。
しかし、泣くんじゃないよ。
たいした金じゃないんだから、、、ですかぁ。

庶民というか、少なくとも私の金銭感覚とはあまりにかけ離れているので、たいした額かどうかは分かりませんが、
ただこの様な金銭感覚の福井さんに日銀を任せていいのだろうか?
 
日銀は日本の通貨「円」の元締です。
その使命は今更いうまでもなく物価の安定と国民経済の「健全な」発展を保障することです。
そのために、通貨の供給量を調節し、市場金利を誘導。
したがって株価にも影響を当然及ぼします。
つまり通貨供給が増えれば株式市場に流れる資金も増加。金利が下がれば景気にプラスだという観測から株が買われます。

以前、私もここで「ゼロ金利」について書きました。
この福井さんは、ゼロ金利を維持し、通貨供給量を天文学的な規模に拡大する「金融の量的緩和」を強力に推進してきた張本人の一人であることは周知の事実です。
実際、昨年12月、経済財政諮問会議の席上では、福井さん自らが「最近の株式ブームは「預金金利のゼロ金利が続いていることが原因」だと認めています。
そしてこのゼロ金利政策で、
預金金利が抑えられ、私たちの利子は300兆円以上も奪われたことは以前も書きました。
その裏でご自分は大儲け。
そのやり方は、株式市場には湯水のように資金が流れ込み、ライブドアや村上ファンドをぼろもうけさせ、その利益の一端をご自分に還流。
良い仕組みですね。福井さん。


日銀は98年、当時の証券課長が、高額接待の見返りに、大手銀行に公表前の重要情報を流すなど便宜を図ったとして逮捕されるスキャンダルを起こした事は記憶から薄れてきましたが。その事件こそ福井総裁自身が副総裁のいすを追われた事件だったのです。
これを受けて、日銀は不祥事の再発防止に取り組んできたはずですが、「懲りない人々」だったのですね。
そりゃそうか、、、
国会で追求されても、「たいした額でない」と開きなおる福井さんだから。

こんな福井さんにあなたはあなたの貯金の金利をお任せできますか?

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通常国会閉幕

5か月間にわたった通常国会が、昨日事実上閉幕しました。

偽装に始まり、
疑惑で終わった国会でした。
4点セットにメール事件。
なんだか遠い過去のよう。
今国会で成立した法案の主なものは、
「行革」推進法と医療制度改正法。
会期末に慌てて成立した北朝鮮人権法案。
いずれも国民になんら討論の場を与えず、考えさせる時間を奪っての成立。
しかし負担は国民が背負います。
ズバリ。国民の懐が狙い撃ちです。
そして、
私たちの願い、つまり安全や安心はどこかに吹き飛び不安だけが継続されるようです。
教育基本法案、改憲手続き法案、「共謀罪」新設法案、「防衛省」設置法案など。
さらには消費税率の上げる動向などもあります。
今後の行方をしっかりと見ていきたいものです。

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2006.06.16

米牛肉の輸入再開条件の確定

米牛肉の輸入再開条件の確定
来月下旬をめどにアメリカ牛肉が輸入再開されるそうです、、、

安全は確保されたのでしょうか?

上記のニュースでもあるように14日に意見交換会が行われました。
その席上、政府側が輸入手続き再開の考え方として、
決定前に食肉施設を査察すること、
アメリカ側が実施する「抜き打ち監査」に日本側も同行することなどを説明。
しかし、この調査、実はアリバイ的な調査であることがこの会議で明らかになりました。
日本が行う米国内の食肉施設の事前査察について、
「対日(輸出の食肉)処理はやっていないので、それは見ることはできない。品質マニュアル、手順書は見ることができる」と述べたのです。
つまり現実には視察はできないのです。
こんな説明を受けて「ハイ、そうですか」と納得するわけがない。
参加者からは、
「輸入再開反対の声はどうなったのか」
「米国の圧力に負けて、結論先にありきの再開だ」
「日本と同等の対応が必要だ」と、輸入再開に反対する声が噴出。

中川さんは、意見交換会を踏まえ、次のステップへと述べましたが、
本当に意見交換会の「意見」を踏まえるなら、7月下旬に輸入再開なんてどうして言うことが出来ようか?いや出来ない。
結局、国民の食の安全より、アメリカの言い分の方が大切なのです、、、
そして、この決定の先にあるものは、
日本の農業を根幹から破壊しつくすアメリカに私たちの胃袋がしっかりと握られるという現実です。

この問題、もっともっと日本政府は踏ん張ってもらいたい。
絶対に、安全が保障されないままの輸入再開はしてはならないと考えます。

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建築基準法 改正

建築基準法、建築士法など4法改正が成立
すっかり話題が遠のいた感がする耐震強度問題。
今回、成立した法案は主には監督機関に関するものです。
厳しい罰則が盛りこまれることで、
今後、偽装建築が無くなることを願うばかりです。
ただ、国の責任や在り方については、もう一つ曖昧な感がいなめません。
対症療法も大切ですが、
抜本的な解決を試みるためには、建築基準そのものを民間に委託する現在のやり方をもう一度検討することが大切では、、、と思います。
いずれにしても、今後この様な杜撰なことが起きないために、私たちもしっかりと監視の目を養うことが必要なのではと考えました。

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2006.06.15

社会保障目的税

お年寄りイジメ。
障害者イジメ。
労働者イジメ。
次は、赤ちゃんからお年寄りまで国民全部をイジメます。
消費税の率が最大15,5%になるかもしれません、、、
その名も、
「社会保障目的税」。

うわっ=====
ヤ・メ・テぇえええ。
そんなネーミング。
ズルイ。
狡猾。
姑息。

社会保障????
ねぇ。
この国の政府やお役人は、社会保障って一体どんなものだと思っているのでしょうか???
保障なんて名前付けながら、
政府は一切面倒みません。
自分で保障して下さい、
という代物です。
こんなの「保障」って言う、、、かぁ?

一方、
政府がしっかり守っているアリガタイ所があるのですよ。
ズバリ、
銀行、しかも大銀行です。
主要六銀行で法人税がゼロ。
ゼロですよ。
この間、ずっと黒字なのですがねぇ、、、


何というか、
この国は、少しづつバランスが崩れてきているようです、、、

古代や中世のヨーロッパの本を読むことが好きな私は、よく「ガレー船」という言葉を目にするのです。
この頃、私たちって日本というガレー船に乗っている気がしてなりません。
一部の富める勝ち組を乗せて、
セッセ、セッセ、ヨイコラ、ヨイコラとオールを漕いでいる庶民。
そして、この日本丸は、いずこの方向に向かっているのか???
見えません。

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労働法制見直し

お年寄りイジメの医療改革法案の次は、
働く労働者イジメ。
来ましたよ。
来ました、、、
労働法制見直し始動
このニュース、じっくりゆっくり読んでください。
読み終えた後は、
ひたすら「ため息」です。
はぁ〜〜〜〜
フウッ======


では、中身を見ましょう。
【労働時間】関連。
・自律的労働時間制度の創設
労働時間や残業代の規定を適用しない
・残業の割増率引き上げ、休日追加
割増率=月30時間を超えると50%
休 日=40時間超で1日、75時間超で2日

つまり週四十時間の規制を外し、「自律的労働」制度を打ち出したのです。
(日本経団連が求めているもので「使用者から具体的な労働時間の配分の指示がない」などが条件)。
また現在最低25%の残業代の割増率を、月30時間を超える場合は50%にするということです。

【解雇の金銭解決】関連
不当解雇でも、金銭を払えば職場復帰は不要

【就業規則と労働契約、労働条件の変更】関連
会社が定める就業規則を労働条件とみなす
過半数組合の合意があれば就業規則で変更できる
労働者が異議を唱えても雇用継続すれば変更可能
同一企業内と同視できる出向は、個別の承諾不要

【パートなど有期契約】関連
1年か3回超の契約更新で希望すれば正社員に

〜〜〜〜〜〜〜〜〜
厳しいですね、、、、、
働く人々を縛りに縛られ、賃金は低くなる構造が浮かび上がってきます。
また労働組合の骨抜き化、労働基準法の形骸化により、
働く人々の拠り所がなくなり、ひたすらひたすら「耐える」ことが求めらてきます。

この背景には財界があることは言うまでもありません。
「労使自治に委ねて規制を外せ」ということです。
そして具体的には、
罰則付き強行法規である労働法の規制を外すことです。
財界の縛りを外し、その分労働者の首に紐まくということかぁ、、、

こんな法律が通ってしまえば、
この国を支えてきた「働く人々」がやがていなくなります。

長い展望に立って、国民のためになる法律を作って下さい。

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北朝鮮人権法案ってなんだろう?

参院拉致問題特別委員会は北朝鮮人権法案を昨日14日可決、16日に参院本会議で成立の見通しです。
この法案。
本当によくわかりません。
一部のブログで話題になったのが、つい先頃。
これに関しては民主党の
長島昭久さんがブログで説明。
記事を読んでもよくわからない私です。

北朝鮮人権侵害問題対処法案の目的として、
「拉致問題の解決をはじめとする北朝鮮の人権侵害問題について、国民の認識を深め、国際社会と連携し、北朝鮮の人権侵害の実態を解明し、その抑止を図ること」。
そして今、最も話題になっているのが第6条。
「政府は脱北者の保護及び支援に関し、施策を講ずるよう務める」。

??????
相変わらず分かりにくい。
〜〜施策を講ずるよう務める〜〜
これってナンダ???

脱北してきた人々を人道的に保護することは、勿論大切なことですが、
法律で明記することだろうか???
実際、審議の際、
内政干渉ではないかという共産党の議員の質問に、
外務省は「ご指摘の通り」とこれを認めています。

拉致問題の解決と、脱北者の問題は、全く別の次元で論議するべきことではないかと思います。
そして、何よりも、この問題。
あまりに早急に審議が進められているので、
考える暇がありません。
拉致という極めてデリケートな問題を抱えつつ、
国際的な外交に関わる問題を、十分審議もせず、
国民に知らせることもなく採決、成立していいのだろうか???

私たちに知らせる時間、もっと考える時間、討論する時間が必要と思います。
そう言う意味では、
ワイドショー、今更ながら役にたちません。
この間、全然この問題、話題になりません。
特にテレビ朝日「スーパーモーニング」は、ずっと、ずっと「北朝鮮問題」を特集しているということが「ご自慢」だったのに、、、
なぁ???

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2006.06.14

イラク 自衛隊の活動範囲は?

ザルカウィ後継者が報復テロ宣言ということで、イラク情勢、ますます混迷を深めています。
そんななかブッシュさん、イラク電撃訪問などしているようですが、事態の解決には到底及ばないものと思います。
治安はますます悪化。
米兵の民間人虐待ニュースなども伝わってきます。
ところで、
今、イラクで活動している自衛隊の皆さんの状況が気になります。
額賀防衛庁長官によると、昨日13日参院外交防衛委員会の席で、
イラクでの航空自衛隊の活動範囲をイラク国内のすべての空港を対象にしているという事を述べました。
それによるとすでに2005年12月の時点で自衛隊の活動「実施要項」にもとづく実施区域を従来の13空港から24空港すべてに拡大変更。
イラク南部のタリル空港以外のバグダッド北西のアサド空港などに人員を派遣して調査。
その理由は、「米軍のニーズに対してどういうことができるかを検討するための調査をしているが、具体的な調査内容については差し控えたい」との一点張り。
実際、額賀さんは、
今年の4月にシンガポールで、ラムズフェルド米国防長官と詰めの協議をしています。

「ニーズに応える」、、、ねぇ。

はぁとため息が出ます。
ニーズねぇ。
ニーズ。
誰の???
日本国民の?
消費税上げないで。
医療負担上げないで。
とかとか、これってニーズじゃないのかな???国民の。
こんなニーズにとんと応えてくれたことはない。
国民はニーズなんて偉そうなこと言うな!
黙って痛みに耐えろ!!!
です。
しっかし、
アメリカのニーズならなんでもお答えします。ハイハイ。
でもね、このニーズ、日本国民にはナ・イ・ショだから。
なぁんてやめて下さいよ。額賀さん。


現在、「空自は人員200人、C130輸送機三機を派遣」。
そもそも特措法が出来たとき、
自衛隊は非戦闘地域しか行かないと言うことでした。
この「非戦闘地域」と言う言葉を聞くといつも思い出すのは山本一太さん。
あるテレビの番組で、コメンテータの一人が、
「サマワも爆撃さそうになったりして、もう危険なのではないか?」
と山本さんに聞く。
答えて曰く。
「自衛隊は非戦闘地域しかいきません。
自衛隊が行っているということはサマワは非戦闘地域です。」
大まじめに答える山本さんに一同笑うしかない、、、という事がありました。
あれには、みんな「マイッタ、まいった。」でした。
山本さん。手強いねぇ、、、

それはさておき、
もう一度イラク特措法で定められている自衛隊の活動のおさらい。
(1)人道復興支援
(2)安全確保支援(米軍などへの支援)—です。
しかし、今、米軍のニーズにこたえるために、さらにイラクでの活動を拡大するという。
一方で、あれほど「人道支援」と言いながら、自衛隊撤退の声も聞かれる。
となると、、、
つまりは、
イラクでの自衛隊の活動は米軍支援のための輸送に特化するということでしょうか???

また、国会では自衛隊は「戦闘地域」への派遣は許していません。
しかし、すでにサマワ以外の地へも赴いています。
???????
これは日本の国会を形骸化、無視するものと考えます。
アメリカのニーズにこたえるなんて曖昧なことで逃げを打たないで、
しっかりと説明をしていただきたいものです。
自衛隊の方々の安全がかかっています。
また、今後の世界の動きの中での日本の立場にも関係してきます。
説明して欲しい。
これは、国民の
「ニーズ」
です!!!

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命に格差がつくのか?

今日、ついに医療制度改革法が成立しました。

小泉さんは、郵政についで意欲的に取り組んで来た法案の一つに、この医療制度改革法があります。
内容の主な物は以下のとおり。
・七十歳以上の高齢者の負担を1割から2割に引き上げる。
・混合診療の本格的導入により保険のきかない医療を拡大する。
・療養病床の6割削減など。

小泉さんのキャッチフレーズ「痛みにたえて」が、
名実共に私たちにのしかかってくるわけです。

人はいずれ歳をとります。
歳をとれば、肉体は衰え病気にもなります。
今までは、我が国は誰にでも医療を受ける権利を保障していました。
しかし、これからは医療を受ける事ができるのは、
若い頃に「むちゃくちゃに金儲け」した人だけです。
正直に働き、税金と年金を国の言われるままに払い、
国の言うことを信じて年金をあてにして老後の蓄えをしてこなかったお年寄りは、
病院の玄関で門前払い。
そんな時代がやってくるのでしょうか、、、
小泉さん。
あなたの「国作り」とはこんなものだったのですか???
そう言えば、あなたは参議院委員会採決の場にはいらっしゃらなかった。
与党の議員は「安心、安全の医療制度を子や孫の世代まで引き継ぐために必要な改革だ」と言う。
安心、安全の医療制度を次代に引き継ぐことが、
高齢者に医療負担を増大させ、
命に「格差」をつけることなのだろうか???

世界一を誇っていた日本の医療が、崩れていくその第一歩を踏み出した悪名高き日と、今日はなりました、、、

この問題、私たちにとって「健康」と言う最低限保障されるべき問題に関わること故、
かなりしつこく調べました。
以前の記事です。お時間がございましたらご覧ください。
医療の沙汰も金次第
混合医療
医療制度改革法案
医療制度改革の意味すること
医療制度改革の意味すること その2
医療制度改革の意味すること その3

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2006.06.13

駒野選手

一夜明けて、
今朝のワイドショーは軒並みサッカー。
試合の結果は勿論、
相手国の大使館にカメラが入ったり、
大型テレビでみんなで観戦イベントにお邪魔したり、
はては、ピザ屋さんまで登場。
しっかも、どの局も同じ感じで編集しています。
TBSだっけ?日テレ??朝日???
キャスターの顔をみなきゃ局が分かんないくらいミナ同じです、、、
こんなにサッカーって、みんな好きだったのか、、、
改めて感心。

私もテレビ見たり、ネットサーフィンしたりと昨日のサッカーを思い出していました。
いろいろ感想はあるのですが、
そんなアレコレは置いて、やはり広島サポ・ファンとしては、
駒野のプレーの感想しかないでしょう。

感想その1
駒野、本当にワールドカップのその場にいるんだぁ〜〜〜と改めて感激。

感想その2
駒野、よく走って、体張ってDFのように頑張っていた。

感想その3
駒野、眩しかったのかクロスの精度が少々悪くて、残念。
でもこれって駒野のせいだけ???

次回は出れるかな???
加地さん復帰ということだから、クロアチア戦はどうだろう???


しかし、駒野選手にとっては大きな経験になったと思います。
Jリーグが始まっても、頑張って下さい。
フレーフレー駒野。

クラブチームの選手が出ると、
とても身近に感じることができるW杯。
まだまだ楽しみは続きます。

なお余談ながら私個人は、
オランダのサッカー、「いい」と思いました。
セルビア・モンテネグロは、こっそり「ミノ・モンタネグロ」とか言いながら自分なりのW杯を楽しんでいます!!!
サッカーにカンパ〜〜〜〜イ。

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2006.06.12

残念

残念でした。
ジーコジャパン。
1−3で逆転負け。
ううううう〜〜〜〜〜んんん。
残念。

心配された問題が出たように思います。
坪井選手の交代が象徴しているように、
同じ選手をずっと続けて使ったため、かなり選手の疲労が目立ちました。
選手交代もうまく機能しなかったようです。
??????

次のクロアチア戦に期待しましょう。

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良識派

今朝、こんな本を読みました。
安部公房「良識派」です。
高校の教科書にも出てくる話です。
内容は、以下の通りです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ニワトリの集団に、人間がやってきて猫やイタチから守ってあげる。
えさもあげるよと言いながら檻を作る。
ニワトリの一羽が、それってうますぎないか、、、と疑問を呈したが、
結局、仲間はずれにされ、「人間があれほどいうのだから、一応はうけいれよう」「具合が悪ければ話し合いで改めようと、「良識派」が勝ち、自ら檻にはいっていく。
「その後のことは、もうだれもが知っている通りのことだ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
というものです。

「良識派」。
何回読んでも、
いつ読んでも、
実に新しい。
「賢者は死後なお語る」とは言うが、
安部公房の数々の作品、分かりにくくて、読者泣かせではあるが、
しかし、その意図するところは、優れて新しく、
いまなお私たちに語りかけ、警告を発している気がしてなりません。
「その後のことは、もうだれもが知っている通りのことだ」、、、、と。

追記。
最初は短い文なので全文掲載したのですが、著作権上の問題があるかなと思って、小説の内容は
要約しました。
興味のある方は、「安部公房、良識派」などでお調べください。

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2006.06.10

時の記念日

今日、6月10日は時の記念日です。
昨年は、Carpe Diemと言うタイトルで記事を書きました。
古代ローマの詩人、ホラティウスの言葉で「日を摘め」と言うこと。
意味は、ラテン語で「今を生きる」という事です。

今日は有事(うじ)することと言うタイトルで、
玄侑宗久さんが、道元禅師の「時」に対する思いを書かれているサイトをまずご紹介。
有名な而今(にこん、じこん、両方の読み方があります)について書いてあります。
「たったいま」と言う意味です。
人は思いの中では、過去にひきずられ、
未来を心配して、「今」には生きていないことが多いようです。
このブログでも何回も書いていますが、
釈迦の言葉を改めて思います。
〜〜〜〜〜
過去を追うな。
未来を願うな。
過去は既に捨てられた。
そして、未来はまだやってきていない。
だから現在の事柄を、
それがあるところにおいて観察し、
揺るぐことなく、動ずることなく、
よく見極めて実践せよ。
ただきょうなすべきことを熱心になせ。
(中部経典)
ーーーーーーーー

「現在の事柄を、
それがあるところにおいて観察し、
揺るぐことなく、動ずることなく、
よく見極めて実践せよ。
ただきょうなすべきことを熱心になせ。」

何回読んでも奥深い言葉です。
なんだか勇気がでてきます。
とかく失敗ばかりの私。
いつも気に病んで、過去ばかり振り返っています。
「あああ、、、あんなことしなければ良かった。こんなこと言わなければよかった、、、」と。
もう、過ぎてしまって、
私からは手放され、遠くに一行ってしまった出来事なのに。
そんなこんなのアレコレに費やしている時間があったら、
「今」を大切に、
「今」を感じて生きていくことの方が、どんなにか「得」かと思います。

先日、以前子どもの高校の担任だった先生のお話を伺ったのですが、
先生曰く、
「一流の選手は、ポジティブなことしか言わない。毎日、まいにちイメージコントロールをしていて、
心のトレーニングをしている。失敗は振り返らない。決して反省はしない。ひたすらポジティブシンキング。」と。
先生は一時期、オリンピック選手に憧れ、かなりのところまで行かれたそうです。
それこそ一流の選手を数多く見てこられたそうです。
私はこのお話を伺って、家に帰り早速鏡の前で、
「ポジティブシンキング。私はキレイ」とやっていました、、、
そう言えば以前もわが麗しのヘップバーンで同じようなこと書いていたなぁ、、、ハッハッハッ。
この結果はともかく、
家族には明るい話題が振りまけそうです。

と、いうことで、今日は「時の記念日」。

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ここがへんだよ、NHK改革案

NHK「改革」の議論が大詰めを迎えました。
そして、政府・与党で調整のうえ、7月に決定される「経済財政運営の基本方針(骨太の方針)」に盛り込まれる予定とのことです。問題は、政府・与党の密室作業でつくられた「改革」案で、放送にとってもっとも大切な公共性が守られるのかです。
「通信・放送の在り方に関する懇談会 」通称竹中懇の改革案は、
チャンネル数の削減(FM放送と衛星放送の2チャンネルの削減)と、
さらには受信料の支払い義務化や不払いへの罰則の導入を盛り込んでいます。
受信料の支払いが義務になるというのです。
今以上にNHKを「国営放送」化するということです。

そもそも私たちがNHK改革を求めたのは、職員の不正経理問題と番組の公共性です。
しかし、残念ながら今回の「案」はそれらについては抵触していません。

また、NHK改革巡り規制改革推進会議が公開討論という記事を見るとさらに露骨です。
NHKテレビを報道などの「基幹的サービス」と娯楽番組などの「それ以外のサービス」に再編し、娯楽番組は新たに有料放送にするというのです。
これは、民間に新たなもうけ口を提供し、視聴者は受信料以外に料金を負担しなければ、これまでと同じ放送でさえ楽しめないということです。

???????
これって一体どう言うことなのでしょう?
お金を出さなければ、
テレビは見ることが出来なくなるということなのでしょうか。

私たちは、こうした改革をNHKに求めていたのでしょうか???
いいえ。
公平な番組づくりと、
明朗会計を求めていたはずです。
こうした私たちの願いは一つも反映されることなく、
むしろ「お金」「お金」「お金」。
負担だけがのしかかってくる改革って、おかしいのではと思います。
こういうのって普通「改革」と呼んでいいのだろうか、、、

国民の声が行き届かないところで、
国民からお金をむしり取ることだけしか考えていない人たちによって決められる
諸々の事案。
本当にイヤになります。
もっともっと、私たち庶民の立場に立って代弁してくれる委員会を作っていかなければと思います。
やはり、
声をあげることしないのでしょ。
「ここがへんだよ、NHK改革案」と。
以前の記事です。
===========
NHKのスクランブル化


 

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サッカーくじ

いよいよW杯が始まり、
まずはドイツ快勝で幕開けのようです。
日本戦は月曜日。
今から待たれます。
さて、それはそれとして、
今日は先日の参院決算委員会で民主党の加藤敏幸議員の
サッカーくじについての質疑を聞いていた感想を書きます。

小泉さんと小坂文部科学大臣との意見も若干違うようです。
さて、このサッカーくじ。
昨年、サッカーくじ導入(1998年)から7年がたち、その経過や意義について議論がされました。
つまり、この制度を導入した法律では、
「施行後七年を経過した場合においては、…制度のあり方について見直しを行うものとする」としているからです。
そもそもの目的は、
「スポーツ振興の財源確保」でした。
収益金からの助成金を数百億円とする目算からの出発は、
早々から大きくはずれ、いまでは助成金のねん出さえままならず、破たんしています。
さらに、この導入の罪は、財源破綻だけでなく、
多くの自治体やスポーツ団体にまで影響を及ぼしました。
助成金を当てにしたスポーツ振興事業が中止・廃止となったのです。
また、国のスポーツ予算は大幅に削減。
導入前に比べて100億円近くも減少。
結果、「スポーツ振興に財源なし」という深刻な事態がうまれたのです。
そして、運営面での大幅な赤字経営。
負債総額は224億円あまり。
返済の見通しのないままに委託事業から直営方式に切り替え、設備投資として新たに200億円相当を
つぎ込んだにもかかわらず、
やはり「伸び」ません。
そして、ついに小泉さんをして、
「見直し」を言わせるまでに事態は深刻になっています。

私もサッカーくじ導入前は、
財政問題もさることながら、
ギャンブルについて、心配していました。
サッカーくじ法の国会審議で、こうした不安を考量して、
「当面、コンビニエンスストアでは販売しない」と確認事項を作りました。
が、実施後わずか2年で反故になりました。
19歳未満への購入防止で「対面販売を原則とする」とした規制を作成。
しかしインターネット販売に踏み切ったことで年齢制限はなんの意味もなくなりました。
当せん確率も「宝くじなみ」と言うことで当初は160万分の1。
新たに売り出された「toto5」は243分の1になりました。
射幸心を煽るものではない、、、と言って導入に踏み切ったものの、
文科省が胴元か、と思われるような現実です。
売り上げが伸びないまま次第にサッカーくじは混迷の極みに達しています。

健全なスポーツ振興は、
国が財源を保障し、選手を育成していくことです。
決して、ギャンブルのような「くじ」を当て込むことではありません。
この際、
スパッと廃止する方が良いと私は考えます。

以前の記事を掲載しておきます。

ーーーーーーーーーーーーー
どうなる サッカーくじ

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2006.06.09

ドミニカ訴訟

ドミニカ移民訴訟
判決が出ました。
東京地裁は7日、「時の壁」を理由に移民側の請求を棄却するというものでした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1950年代後半、政府の政策に応じて中米・ドミニカ共和国に渡った日本人ら計170人が「募集時の約束と異なる悪条件の土地を与えられ、困窮生活を余儀なくされた」として、国に計約32億円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は7日、請求を棄却する判決を言い渡した。金井康雄裁判長は「外相や農相、担当職員は、農業に適した土地かどうかを調査する義務や、移住希望者に情報を提供する義務に違反した」と述べ、当時の国の対応は違法だと指摘した。しかし、提訴時には入植から20年以上が過ぎ、賠償請求権が消滅していたと結論づけた。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

このニュースを見るまでは、
ドミニカ訴訟のなんたるかについて、意識したことはありませんでした。
ドミニカって聞けば、
♪ドミニカニカニカ 天使のような、、、
って曲の頭だけが思い出す程度の私です。
そんなわけで、ちょっとこの訴訟、調べてみました。

上記のニュース記事によると、この訴訟の発端と歴史は以下の通りです
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〈ドミニカ移民〉 56〜59年、日本からドミニカ共和国に249家族(1319人)が入植した。戦後、海外からの引き揚げ者などで急増した人口を減らすため、日本政府は中南米への移住を推進。ドミニカ移住もその一つだった。募集要項では約18ヘクタールの肥沃(ひよく)な土地を無償譲渡するとされたが、実際の配分面積は狭く、土地も耕作不適地で、移住者に所有権はなく耕作権しかなかった。移住者の生活は困窮し、61〜62年に約130家族が国費で集団帰国した。残留した移住者は00年に提訴。帰国者も訴訟に参加し、併合審理されていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

この訴訟に対して東京地裁は国の責任を認めました。
「農業に適した農地を備える移民先を確保する義務を尽くさなかった」。

当時日本政府は、戦後急激(700万人の引揚者など)に膨れ上がった人口を減らす目的で、
「国策」と銘打ち、ブラジルをはじめ、コロンビアなど中南米への移住を推進。
そして、現地に行ってみれば、
岩だらけの不毛の地だったり、ひどい塩害の不毛地帯だったということです。
想像を上回るひどさに入植の方がたは生活苦で苦しみ死に追いやられた人もいました。
2000年には、
「農業に適するかなど現地調査や情報の提供する義務を尽くさなかった」と、提訴。
また小泉さんも、
2004年3月の参院予算委員会で「外務省に多々反省すべきことがあった」と国の無策を認めました。

しかし、今回の判決は、
20年間の除斥期間を過ぎており「賠償請求権が消滅した」として原告側の請求を棄却。

?????
これは事実上の敗訴なのでしょうか?

実際、原告らは、
「提訴から判決まで六年。十七人の原告が死去しました。今日の敗訴判決によって移住者は文字通り『棄民』であったことが、さらに明らかになったのです。移民者の無念や苦しみに時効はない」とのこと。


訴えを退けたのは20年間の除斥期間が経過して賠償請求権が消えたというものです。

国策と言って、不毛の地へ追いやった国民を、
「除斥期間が経過」と言う理由で賠償請求を認めないことは、
原告に、さらなるムチを浴びせるようなものではと感じます。

あの混迷期を思うと、
国の政策は間違ったかもしれない。
また、その間違いは認められた。
ならば、
ご苦労をおかけした原告の方々に、ねぎらいと感謝と敬意を表すことに、
「時の壁の判断」は必要なのだろうか???
私は必要ではないと考えます。

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盗作事件雑感

ニュースに「盗作」の和田氏が話題になって、アレヨアレヨと思っている間に、
遂に渦中の和田氏は今までの名誉が全て泡と消えました、、、

この間、このニュースについて随分考え込みました。
芸術家とは何か?
あるいは倫理やモラルについて。
考えが進むほどに思い出すのは「ゴッドハンド」の異名を持つ藤村 新一さんの事だったり、あるいは今、話題作の小説「ダ・ビンチ・コード」の盗作訴訟だったり、「論文」捏造。
はたまたライブドアや村上ファンド。
また耐震強度、、、
と「本物、偽物」に関して、思いはドンドン膨れます。
これは、一言で言えば、
「困った事だ」
になるのでしょうが、、、

さて和田氏に関して話を戻すならば、
私にとって一番興味ある事実は、
「何故、そんなことをしたのだろう?」です。
先日、朝のある番組で、和田さんご自身が電話出演なさって、
ご自分の芸術に関して、あるいは今回の事件についてお話されていました。
その時の私の一番目の感想は、
「いかがわしい人」。
でした。
いえね。盗作や模造や、あるいはオマージュであっても、
それはそれで、私にとって大きな問題ではありません。
ルーブル美術館へ行けば、名画の前で沢山の芸術家が模倣している光景を見ました。
和田さんも事実、復画や修正術を本格的に学んでいらしたのだから、相当の技術の持ち主と思います。
今、世界に現存している昔の絵画や彫刻、あるいは建造物は、そのようなプロの技で伝えられているのだから、それはとても意義ある敬意に値する仕事と思います。
私が和田さんの事を何故「いかがわしい人」と思ったかというと、
罪を「芸術」に着せたからです。
誰が見ても、どこから見ても和田さんの作品と、スーギさんのそれは酷似しています。
コメンテーターがそれについて訊ねると、和田さんは次のように言う。
「あの作品と私の作品は全然違います。プロが見れば一目瞭然です。盗作なんてとんでもない」と言います。
因みにgoo辞書によると、
盗作とは「他人の作品の一部または全部を自分の作品として発表すること。剽窃(ひようせつ)。」ということです。
さらに和田さんは、
「いろいろテレビに批判している人がいますが、それは芸術を知らない人が、なんでもかんでも言っているのです。私は芸術を知らない人には、何も言いません。」と。
その後も和田さんとコメンテーターの間で、著作権やら何やらでアレコレのやり取りがありました。
ご自分がつごう悪くなると「私は芸術家だ」と逃げを打ちます。

「芸術家」

私は悩んでしまいました。
芸術家とはなんだろう???
芸術とはなんだろう?????

そもそも、この問題の発端は和田さんの作品の芸術性にあったわけでなく、
「アイデア」を盗んだのではないか「著作権」はどうかと言うことにあったわけです。
手続上の事を問うているのであって、
「芸術性」と言う形而上の問題を言っているのではないのです。
仮に和田さんの言われるように、スーギ氏への敬意としてのオマージュなら、ますますご本人に前もって通知するか、少なくとも受賞したことを、ご本人に知らせるべきだと思います。
色調や小物の位置など違うから、これは自分の独創的な絵だとあくまで言い張るなら、
オマージュ云々は言う必要がありません。

結局は後付けで、なんでもかんでも言っているというのが本当のところでは、と思ってしまいました。
それでゴメンナサイとすれば、可愛いが、
「芸術」を持ち出したところが、彼の品性の卑しさを表しているのでは、と感じました。
芸術に対して、失礼なことをしていると思います。
また、一般の人々に対しても、なんとも傲慢でやりきれないものを感じます。
「おまえらには、オレの芸術がわかってたまるか、、、ド素人が。」
なんて思っているとしたら、大変な誤解です。

芸術は、
誰のためにあるか、、、
確かに孤高の芸術もあるとは思いますが、
それは、名もなき多くの人々のためであり、
名もなき多くの人々が感じ入るモノこそが、
芸術なのではと思います。
そう言う意味では、
もう、和田さんは芸術を彼自身から生み出すことは出来なくなっていたのです。
人々の心を代弁するアイデアは枯渇していたのでしょう。
モラルやルールを摩滅させてしまった自称芸術家の姿は、実に淋しい。

テレビを見ながらの私の雑感です。

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いよいよW杯

W杯ドイツ大会が今夜開幕、祭典ムード盛り上がる
いよいよです〜〜〜〜
しばらく寝不足が続きそうです。

ドキドキ、はらはら。
ワクワク。
何よりも、
日本代表であることは勿論ですが、
いろんなチームのサッカーが観戦できて、
とても楽しみです。

観戦の感想など折に触れて書きたいと思います。

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2006.06.07

今日の小泉語録

今日の小泉さん。
またまた迷言・蒙昧でした〜〜〜
参院決算委員会でのこと。
民主党議員の方のサッカークジについての総理の見解や、
共産党の議員の方の障害者自立支援法案のその後についてや、
書きたいことは、いっぱいあるのですが、
それは、またいずれ。
今日はやっぱり最後の質問に立った社民党の又市さんとのやり取りが、
実に総理らしくて、不謹慎ながら笑ってしまいました。

言葉を正確に再現は出来ないのですが、
小泉さんが選挙の応援演説の際、
「コンビニで風邪薬など買えるようになった、、、、」云々と言ったのですが、
それは薬事法では医薬品はコンビニでは買えないのだから、間違いを認めろ、、、
と、又市さんが言いました。
それに対して我らが小泉さん。
「いやぁ〜〜〜〜〜又市さんも野党の議員だからおわかりと思いますが、
応援演説でイチイチ丁寧に政策を話することはありませんよ、、、、」的な放言をイケシャシャと言います。
又市さんはこれに対して「嘘をついていいのか?」と詰めると小泉さん。
「嘘ではありませんよ!」
と自信満々。
これには安倍さんを初め政府関係者はタジタジ。
「コンビニでは医薬品は買えません」と皆が言う。
小泉さん、後ろを向いてみんなに聞く。
「えっ?買えないの????」
とかやっている内に一時審議中断。
結局、もう一回出てきた小泉さん。
「いちいち、多くの聴衆に話さなくても大体のことを分からせばいいんだ。
そんな細かいことであげつらうな、、、、」的な事を言ってチャンチャンでした、、、、

もう一度書きますが、言葉の一つ一つは再現していませんが、
流れはこの様でした。

小泉さんにとって街頭演説とは、こんなものだったのでしょう。そして国会の答弁だって、
この程度なのでしょう。
それにしても、この開き直りスゴイ。
国語入試なんて小泉さんにかかったら、怖くない。
問い「○○は何を指すか?」
答え「○○もイロイロ、答えもイロイロ」
問い「この時の作者の悩みはどこでわかるか?」
答え「どうして悩むのか不思議でしかたありません。」
問い「この文を読んであなたはどう感じたか?」
答え「あんまり小さいことには拘らない。ガタガタ質問するな!」
です、、、


ああああ===
本当に、小泉さん。
もう精彩を欠いています。
思えば、お好きな織田信長、「本能寺の変」もまさに今。
〜〜時は今、 雨のしたしる さつきかな〜〜
小泉さん。
9月までありますよ。
少しは、国民のための政治、最後の花道と思ってなさって下さいね。
そして、共謀罪、教基法、国民投票法案、医療改革法案、、、、
諸々の悪法もご自分とともに全て政治の表舞台からお持ち帰りくださいね。

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少子化対策

既に各マスコミで報道ずみですが、女性が一生に産む子どもの平均数(合計特殊出生率)が昨年1,25となり、過去最低を五年連続で更新。
こうした事態の中、
少子化の歯止めは、打開策の見通しは小泉内閣では、現状で「ない」と言っても過言ではありません。
税制対策として子どもの数によって控除。
保育所設置とか「家族の日」などを設置。
などなど、、、
対策を考えているようですが、もう一つ決め手に欠くようです。

そもそも現内閣は、この事態を深刻には受け止めていないようです。
川崎厚生労働大臣は、結婚件数が上昇傾向にある事や今年の出生数が前年を上回る水準で推移している事をあげて「一部に明るい兆しもみられる」と希望的観測を述べています。
ポジティブシンキングと言えば聞こえはいいが、、、
果たしてどうでしょう?

小泉さんの5年間はあらゆる分野で破壊とルール無視の政治だったのですが、
少子化問題も例外ではありませんでした。
・労働法制の規制緩和
・子育て世代への増税や負担増、
・保育料の値上げや保育サービスの後退
働きながら子育てを行う世代にとって厳しい条件が大きな障害として立ちはだかっていました。

実際、政府も、少子化の要因は政策のアレコレであることを認めています。
少子化社会白書で、
若者の不安定雇用と低賃金、
子育て世代の長時間労働、
経済的負担の増大をあげていました。
つまり分析はしていたのですよね、、、
少子化の原因が何かは。

先進国共通の問題とも言われる少子化問題。
フランスでの移民デモも元を辿れば少子化です。
アメリカも例外ではありません。
結局、少子化により、社会を支える労働力を移民などの低廉な労働力に頼る構図が出来上がり、
それがさらに社会の不安を招くことになるという悪循環になっているのが今日の欧米諸国です。

しかし、各国はただ手を拱いて見ていたわけではなく、ドイツでは
1994年の出生率は1,24。
2004年には1,36までに回復。
政策としては、保育所の拡充と育児休業手当の引き上げ。
育児休業手当を現行の定額(約6万6000円)から、収入の67%(上限は約26万円)保障。
また父親の、育児参加を促そうしています。

フランスは出生率が1990年代の1,6台から2005年には1,94に回復。
出産後も女性が働くことができる条件を整えています。
また男女ともに労働時間が短く、手厚くきめ細かい家族手当などがあります。

今回、政府が打ち出した政策も、
税制面では、少しは子育て世代への優遇処置となるかもしれませんが、
基本的には、
親世代の働く条件整備が、第一番ではと思います。

子どもは社会の宝です。
子どもたちが安心して育つ環境整備を、あらゆる場面で用意することの必要性を感じます。

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日本の経済格差

 財務省の財務総合研究所は5日、「日本の経済格差とその政策対応に関する報告書」を公表しました。
座長は貝塚啓明 中央大学研究開発機構教授・財務総合政策研究所名誉所長。
11章と補論から成っています。
目的と報告のポイントだけ掲載します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1.研究会の目的等

今日、我が国では経済格差への関心が高まっている。
経済格差には世代間、世代内、階層間など各種の態様が考えられるが、それらの格差の
程度によっては、経済社会の活力に対する懸念材料となる可能性がある。
このため、経済格差の実態を把握することが重要となっており、また、望ましくない格
差があれば、それを是正する政策手段についての検討が必要と考えられる。特に、社会保
障制度・税制などの面からは、公的年金、医療保険、介護保険、生活保護等に関してどの
ような格差の問題があるのか、再分配はどのように機能しているのか、また、社会保険料・
税の負担と社会保障給付とがどのように見直されるべきか、といった論点についても重要
な検討課題となっている。
財務総合政策研究所では、各種の経済格差の実態について整理分析し、その問題点を明
らかにするとともに、それらへの政策対応についてのインプリケーションを提供すること
を目的として「我が国の経済格差の実態とその政策対応に関する研究会」(座長:貝塚啓明
中央大学研究開発機構教授・財務総合政策研究所名誉所長)を、平成17年9月から18年2
月にかけて6回にわたり開催してきた。さらに、このたび、研究会の成果を踏まえ、各メ
ンバーの分担執筆により報告書を取りまとめた。

2.報告書のポイント

本報告書の構成は、第1章(大石論文)では所得格差の実態と要因、所得再分配効果の
内容と推移等についての研究結果が示され、第2章から第6章までは、公的年金(麻生論
文、牛丸論文)、医療保険(池上論文)、介護保険(油井論文)、生活保護(後藤論文)とい
った社会保障の各分野について、格差と所得再分配等に関する個別の研究結果が示されて
いる。また、第7章(田近・八塩論文)と第8章(國枝論文)は、それぞれ所得課税、資
産課税の再分配機能等に関する研究結果である。さらに、第9章(山重論文)、第10章(森
信論文)、第11章(広井論文)は、税制と社会保障制度などを通じた一体改革に関する研
究結果である。最後に、本報告書全体に対する補論として、寺井論文と小黒・森下論文を
集録している。
(上記報告より転載)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私たちの生活に特に関わる所を次に見ていきましょう。
ジニ係数(所得や資産の格差の広がり具合を表す際に用いられる指標)は1990年から96年までほぼ横ばい。
96年以降上昇。
実際の価は99年(当初所得、原データ)の0,482から2002年には0,514と上昇。
つまり、格差は拡大しています。
その背景については、
「人口高齢化や、単身あるいは夫婦のみの世帯増加といった人口・世帯構造変化が大きく影響している」と指摘。

また、税の再配分効果が
「高齢者で大幅に低下し、中年層でも低下が認められた」と分析。
さらに深刻な問題として、
「子どもの貧困率が上昇している」と指摘。


うううう????
なんともやるせないですね。
格差拡大が言われて久しくなります。
そして、そのしわ寄せが高齢者や子どもに押し寄せて来ているという実態が今回の調査で明らかになりました。
以前の記事でも深刻な格差社会
格差社会について取り上げましたが、ますます富める者と持たざる者の差は広がっていきます。
村上さんの逮捕に象徴される実を捨て、虚に走ったその行き着くところを考えると、
今、
今こそ、
しっかりと丁寧に判断するときだと思います。
判断を下すのは国民。
実行するのは政府。
格差のより小さい、誰もが平等に「得る」権利を保障されている社会を作ることを、
性根をいれて考えるときです。

つい先日は出生率低下がニュースになりました。
この問題は次に譲ります。


 

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2006.06.06

放てば手にみてり

「放てば手にみてり」。
正法眼蔵 辨道話の言葉です。
「真理を得る最も優れた方法は座禅である。
座禅の修行によって執着を捨て、思いを手放し、心を空にすれば、真理と一体となった自由自在な豊かな境地が手に入る」と道元禅師は説いています。

うううう〜〜〜〜〜〜んんん。
欲深き自分ゆえ、なかなか今あるものは手放せない。
もっと、もっとと欲は限りなく膨れ広がり、
目の前にある欲にもうガンジガラメの自分がいる。
ちょっと、手放してごらん。
掌を広げてご覧。
と、言われても、首を頑として縦に振らない強欲な自分がいる。
つい先日も、トイレットペーパーの値段がが上がる、ティッシュペーパーが上がると聞けば、いっぱい買込んでしまい、狭い家が紙だらけで足の踏み場がない。
バーゲンで食材を買込むと最後まで使いきる前に腐らせる、、、
バカだね。私。と一人で笑って誤魔化しています、、、
今、持っているものにガチガチにしがみつき、振り回され、なんとも風通しが悪いったらありゃしない。
一度、全てを手から放り投げて、
がちがちのケチや、つまらない見栄や、偏見や、欲から解き放たれてみたら、
どんなに「心」が明るく楽になるだろう、、、


どんなに頑張っても握れるものなんてタカが知れている。
だから一度、執着から解き放たれたら、どんなにか心地よいだろう。

今日は、先に村上さんのことを書きました。
彼の罪は罪としても、
政治に及ぼす影響、経済界に巻き起こした不信などは、別のものとして、
村上さんが言い放った言葉「お金儲けすることは悪いことですか?」と言う言葉が、グサリと突き刺さります。
私は村上さんじゃないから、彼のような能力も才覚もない。
だから、私はできないし、行わないから捕まらない。
では、仮に私にそのような能力があったら行うだろうか?
とにかく、とにかく金儲けに日夜明け暮れ、馬車馬のようにひたすらお金を追い求める、そんな「私」になるだろうか???

村上さんは、人間なら誰でも持っている欲について、畳み込むように私の心に攻め入ってきました、、、
私は村上さんの立場だったら同じことをしただろうか???
考え込みました。
しかし、結論は
私は村上さんじゃない。
と言うあまりにも当たり前のことでした。
そんな思いが心を去来していたとき、ふと思ったのが、
「放てば手にみてり」です。


堀江さんも村上さんも、
そんなに頑張って独り占めしなさんな、、、
少しづつ、みんなが持っている方が心安らかであろうに。
と、無い者の私は思うのです。

上の正法眼蔵は次のようにも言う。
「学道の人、衣食(えじき)を貪る事なかれ」と。
そして言う。
人にはめいめい一生に備わった食べ量があり、寿命がある。分を超えた物は得られないとも。

分を超えた物を持つと、物以上に心忙しく猜疑心あふれ、孤独なことでしょう。
堀江さんや村上さん。
彼らの得た物、失った物の相殺をしたとき、
テレビで見ている私には、あまりにも教わることが多い。
彼らの使命は、
或いは、私たちに先人の知恵を身を持って教えてくれることにあったのだろうか、、、
彼らを見てると、実に「持たない者」の心安らかな一日の有り難みが分かるのです。

放てば手にみてり。
放つのは欲。
手に満ちるのは心豊かなその日の暮らし。
そして、政治はそんな庶民のささやかな幸せを守って欲しい、、、

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村上ファンド

村上代表を逮捕 インサイダー取引容疑でというニュースが週明けに出てから、また経済事件がテレビ・マスコミで俄に脚光を浴びています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ニッポン放送株の売買をめぐり村上ファンドがインサイダー取引をした疑いが強いとして、東京地検特捜部は5日、同ファンド代表の村上世彰(よしあき)容疑者(46)を、証券取引法違反(インサイダー取引)の疑いで逮捕した。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
つまり「村上ファンド」は、ライブドアによる買い占め情報を事前に知りながら、
ニッポン放送株をめぐるインサイダー取引をしたという疑惑です。
詳細は、以下のとおり。
=======
村上代表は04年11月8日ごろ、ライブドア(LD)の幹部らから同社がニッポン放送株の5%以上を取得する方針だと知らされた。
その後、村上ファンドの幹部らと共謀して、この情報の公表前に同放送株を取得して利益を得ようともくろみ、同11月9日〜05年1月26日に、約193万株を約99億5000万円で買い付けた疑い。
(上記ニュースより)
========
ううう=====んんん。
私には想像も出来ない金額なので、一口に99億とも100億とも言われてもピーーーンとはこないのですが、、、

そもそも証取法166条〜167条では、
上場企業の5%以上の株取得を、TOB(株式公開買い付け)に準じる行為と規定。
さらに情報を内部関係者から聞いた者が、情報公表前に当該企業株を買い付けることは、インサイダー取引にあたるとして禁じています。

「もの言う株主」としてお茶の間にお目見えした村上さん。
華やかな履歴と共に鳴り物入りで、昨年は堀江容疑者とともに何かと話題を提供してくれました。
あの時は村上容疑者は「ホワイトナイト」か、、、と盛んにワイドショウーに登場している専門家が解説していましたが、実はあの頃から村上さんホワイトどころかマックロだったのですねぇ====
昨日の記者会見では、
「金もうけ、悪いことですか」と質問した記者に逆に開き直りとも思える発言の箇所が何回もテレビで流されていました。
貧乏人の私には、村上さんと共通の土壌がないので、
「金もうけ、悪いことですか」って聞かれたら、
「うう===んんん。私もお金が欲しい」と言ってしまいそう。
これは、やはり質問した先の記者の言い方が悪かったと個人的には思います。
「法に触れなければ、何をしてもいいんですか?」
なぁんて聞いたって、、、
村上さんは、法に触れることをしたのです!!!
話は脇道にそれますが(すぐに戻ります)、記者会見の場で代表とされる記者の質問が、時々トンチンカンって思うことがあります。

それはそれとして、
今回の事件、
当然ながら政界も揺らいでいます。
閣僚、村上代表に苦言 小泉首相は批判に反発
========
首相は、規制緩和などの行き過ぎが原因ではないかという批判について「何でも小泉批判に結びつけたがる」と反発。村上代表の逮捕についても「監視機能が正常に機能している表れ」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
(上記ニュースより)
=========
ううう〜〜〜〜〜むむむ。
甘いねぇ、小泉さん。
ご自分に。
{村上代表の逮捕についても「監視機能が正常に機能している表れ」}
参ったな、、、小泉さんには。
どう言っていいのか分からなくなることが時々(実はいつも)あります。
小泉さんの鉄壁の守り(?)にはホトホト呆れて道理はどこか彼方へ吹っ飛んでしまいます。
そうか、そうか、監視機能が正常に機能している表れかぁ〜〜〜〜

堀江さんの逮捕に関して、
ホリエモンを生み出した者は誰か その1その2と記事を書きました。
あの時、投資事業組合について調べました。
本やらネットでつまみ食いの知識でしたが、分かったことは「規制緩和」がそもそもの元凶であることでした。
今回の村上ファンドにしても、私募ファンドを可能にしたのは1998年の投資信託の規制緩和です。(提言した規制緩和委員会の委員長は宮内義彦オリックス会長)。
村上さんとオリックスは浅からぬ縁があることは報道の伝えるとおりです。
今日の村上さんの財をなし得た裏には宮内さんの強力な後押しがあったことは明白です。
「株主」のために金儲けする、企業価値を高め、古い経営を変えるとと豪語する村上容疑者。
しかし、現実にやっていたことは、
ニッポン放送株の買い占め。
手にした利益は、おおよそ100億円。
阪急との経営統合を進めている阪神電鉄株の買い占め。
阪神株の売却で手にする利益は500億円。

さて、お待たせしました。小泉さん。
「監視機能が正常に機能している表れ、、、」と総理であるあなたが胸を張って(?)ご自慢できることではありませんよね。
司直の手が伸びるまで手をこまねいてきた金融行政の在り方については、小泉さんは総理としての責任はあります。
堀江さん。
村上さん。
それから彼らに続くどこかの誰か、、、
カネ、カネ、カネ、
金の亡者が跳梁跋扈するそんな日本にした、しようとしたのは、
政治の貧困です!!!
この問題、これからも見ていきたいと思います

村上ファンド事件関連のニュースが時系列で載っています。
なお喜八さんが一連の事件の司直やメディアについて興味深い記事を書いていらっしゃいます。

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2006.06.05

暗闇の奇祭

今日は県(あがた)祭りです。
暗やみの奇祭として有名な県祭の伝統は実に古い。
以前ここでも紹介した桜の語源になったコノハナサクヤヒメが祭神です。
良縁、子宝、安産の神様です。
闇の中なら無礼講と言うことで、
江戸時代は何をしてもかまわないという無礼講の夜として男女が盛り上がる祭りだったと言うことです。
エネルギッシュで、艶やかな祭りの夜は、
当時の人々にとって素朴な生と性の讃歌であったのでしょう。

今も残り伝えられる数々の奇祭を見ると、そもそも祭りはその性質からして、男女の豊かな性愛の場であったのだろと想像に難くはありません。
それは、権力からは無縁の民衆の生きる知恵とも伺われます。
しなやかで純朴で粋な祭りも時代と共に変遷。
しかし、人々のコノハナサクヤヒメに対する敬慕は今も棄てれることなく脈々と受け継がれています。
日本の良き奇祭、伝統がいつまでも続くことを祈っています。
今晩は晴れとのこと。
私も夫と二人で(もう子どもは相手をしてくれない)見物に出掛けようかと、今から楽しみにしています。

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マルタ戦

中田怒っていますね。
昨日のマルタ戦。
結果は1−0で日本代表が勝ったものの、、、
うううう??????

ストレスのたまる試合でした。

前半早々の玉田選手のゴールで「これは」と期待したのですが、、、
その後の試合運び。
うううう〜〜〜〜〜〜んんん。
でした。
先日のドイツ戦のビデオを前日の土曜日に観ていた私としたら、これが本当に同じチーム?
と悩んでしまいました。
「やるじゃん。ジーコジャパン。」
ドイツ戦は2−2だったものの、スピードと連携がきっちりかみ合い、一つの意思のもとに選手がプレーしている清々しい印象だったのですが、、、ねぇ。
そんなつもりで昨日はワクワクしながらテレビの前に座ったのだが。

いやぁ〜〜〜終わってみれば、
いつもの日本代表でした、、、よ。
どうして「相手」に合わすんだろうなぁ???
相手が強ければ強い。
中くらいなら中ほど。
途上のチームならそこそこに。
日本代表って律儀なんですかね???
ギリギリの試合がお好きか?
それにしても特に後半が悪い。
サイドを使って頭脳的につなごうとせず、とにかく力業の中央突破。
ボ〜〜〜ン。
ポ=====ンン。
蹴ればいいと言うものでもなかろうに、とテレビに向かってブツブツ。
解説、アナウンサーも
「駒野がフリーで上がっていますがね、、、」と言う。
誰が見ても、サイドを使え、、、という場面でも強行突破。
そんなのできるわけない。
わなぁ〜〜〜


と、言うことで課題山積の昨日の試合でした。
ヒデさん激怒、ということですが、
まぁ、そうは言ってもここまで来たのだから、
後はジーコさんの神通力に頼るしかないのだぁ=====
なぁんて思うけれど、それはいけません。
不退転の決意で臨んでいる選手一人一人の力を信じて、
一生懸命応援するのみです。

ニッポンチャチャチャ。
ニッポンチャチャチャ。
もうそこまで、、、

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2006.06.03

科学リテラシーの必要性

教育課程部会 理科専門部会 第1回が開催されたのは、2004年の5月のこと。
つまり今から二年前です。
その中で、科学リテラシー、それも成人の科学リテラシーの低さについて言及していました。
==========
OECDの調査や科学技術政策研究所の成人の科学リテラシー調査,あるいは成人が科学館に年に何回行っているかなどの調査からは,むしろ大人の方の科学リテラシーや関心の低さが問題だと思う。科学に対する大人の評価や科学への関心の低さが,結局はそうした社会や家庭の中で生活している子どもたちの科学の学習とか,科学の学習に対する構えとか,姿勢を決定してくると思う。結局,こうしたプロセスは,1つのサイクルになっているのであって,そういう大人が再生産される,というところを考えていただきたい。
(文科省サイトより)
==========
これについては私も科学リテラシーと言う記事を以前書きました。米国NSFで行われた科学リテラシーの問題の一例を掲載しましたので是非ご覧ください。
本来は「読み、書き、そろばん」の意であったリテラシーと言う言葉から派生して基礎的なもの、必要不可欠なものと言う意になったリテラシー。
では何故、必要不可決か?と問われれば、
今、人類は大きな転換期に直面しているというのが、一番納得のいく答えではないかと考えます。
誕生から、文明を獲得してライフスタイルを変えてきた人類。
そして今、人類はかつてなく「自然」に挑戦しています。
原子爆弾。
遺伝子操作。
などなど。
そのどれもが、自然の摂理と科学の発展の均衡の上にあります。
そして、専門家と非専門家とのいわゆる「格差」が広がり、あるいは専門家でも自分の守備範囲以外は何も知らなくなってきています。
つまり、学問の行く先を統合的に見るものがいなくなってきているということでしょうか?
自然発生、自己成長していく各学問分野。

今、この成り行きに警鐘をならそうという一部の研究者も出て来ています。
目指す方向は、基礎教育と系統的な内容学習と問題解決のための方法学習をリンクして学ぶ場を提供していくことです。
それをまとめて「科学リテラシー教育」という読んだ方がいいかもしれません。
人間の言葉、数字の言葉、そして自然の言葉を読み取り、理解し、発展させる教育が今、まさにのぞまれます。

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政権末期の矛盾噴出

小泉さん。本当にもう「やる気」がないのでしょうかね???
来年度予算案の見通しが立っていません。
国会は普通ならこの時期は
通常国会の審議と並んで来年度の予算編成が論議される時期です。
事実、今までは、6月中に「経済財政運営の基本方針(骨太の方針)」が閣議決定、その後7月に概算要求の作業が始まるというスケジュールでした。
ところが今年はまだ「骨太の方針」の検討が大幅に遅れ見通しが立っていません。
では何故???
答えは一つ。
矛盾が噴出しているということです。
政府は「歳出・歳入一体改革」を言うが、現実には社会保障や地方財政などの歳出をどれぐらい削減するか、増税など新たな負担増をどうするのか現場との調整が遅れています。
小泉さん。
就任以来、国民をイジメ尽くしてきました。
年金。
介護。
医療。
社会保障。
どれもこれも国民の懐を狙い撃ち。
そして担当省庁の歳出削減を押し付けてきました。しかし「なお負担を求めるような制度改正は慎重に」という声が、今や政権内部からも出ています。
そのために考えていた消費税率上昇案も「来年の参院選に不利」という懸念が与党に出て来ています。
そりゃ、国民ももうこれ以上は痛みを押しつけられても我慢できないところまで来ています。
どんなに政権与党が「今は」多数であっても、それはなんの保障もないことは自らが承知しているわけです。つまりは国民の意思こそが大切であることを知りつつ、抜け目なく国民の財産をかすめ取ってきたわけですが、その怒りと矛盾に晒されているわけです。
混迷している小泉内閣。
今や「社会保障の在り方に関する懇談会」は形骸化しています。
なんとなれば先週発表した最終報告で何一つ具体的な案を提出できませんでした。
「給付と負担の不断の見直し」
「予防と自立支援の推進」。
何コレ????
とは言え中身が無くても具体的に国民からドンドン取り(盗り?)マッセであるところがコワイ。
さて、もう一つの鳴り物入りは「再チャレンジ推進会議」です。
これもまた、再チャレンジとは言うもの具体的な対策を打ち出せませんでした。
そもそも、この再チャレンジとは、小泉さん自ら認める「格差と貧困の拡大」が無視できなくなったため、「再挑戦の仕組み」を考えるというものでした。
各省庁を総動員。安倍さんが総裁選を見通して目玉にしようとしているのは各マスコミも伝えるとおりです。
しかし今週発表された中間取りまとめの内容と言えば、
「働き方の複線化」。
「学び方の複線化」。
??????
おいおい、具体的にはどうなるんだ〜〜〜
答え。
国民から盗りまくります。
とは言えないところが苦しいぃいいいいい
のでしょうかねぇ。

予算編成できなくなった小泉内閣の末路は何を意味しているか?
それは小泉さんの路線が間違っていたということです。
「官から民へ」
「国から地方へ」
「小さな政府」
「構造改革」
言葉はいろいろ並びましたが、、財界・大企業への大盤ぶるまいと国民への負担押しつけだけのこの5年間でした。
私たちに必要な総理は、
私たちの「かまどから煙があがっているか」を常に気にかけてくれる人です。
絶対に「小泉さん」に象徴されるものではありません。
 

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民主案丸のみ、のち迷走のワケ

昨日の共謀罪の舞台裏について、東京新聞に詳しい記事が載っています。民主案丸のみ、のち迷走のワケ
これを読むと舞台裏がよく分かります。
結局、国民は不在と言うことが今更ながら明らかになりました。
しかし、一連の流れで、如何にこの法案が「闇の法案」であったかがよく分かりました。
国際法も、テロ対策も単に国民へのリップサービスだったのです。
本質は、えげつない国民取締法であることが白日の下にさらけ出したということでしょうか?
いずれにしても、国民である私たちは、この間の顛末をしっかりと記憶して、
次にゾンビが出てきても、
またぞろ出てきても、
負けないで廃案に追い込むしかありそうにないと思った次第です。
いつもながらネットニュースは期間が来ると消えるので以下に原文ママで転載します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 「共謀罪」創設問題は、自民・公明両党が民主党の修正案を全面的に受け入れると表明し、採決とも伝えられたが、二日、一転して継続審議の見通しとなった。小泉首相の得意技“丸投げ”ならぬ、与党は“丸のみ”戦術も駆使したが、野党側の抵抗で迷走状態に。共謀罪創設には反対の世論が盛り上がり、与党側も抗しきれなくなったようだが、与党側が「丸のみ、のち迷走」に陥ったわけは?

 審議入りで紛糾した衆院法務委員会が始まったのは、二日午後六時。民主、社民など野党の姿はなく、議席には与党議員だけ。

 保坂展人議員(社民)は「丸のみは自民党の巧妙な戦術。仮に共謀罪が成立して批判を浴びても、悪いのは民主党だと言い抜けるつもりだ。大成功のつもりが、口が軽い人がいたばかりに台無しになったのかな」と話し、引き揚げた。

 委員会では、西川公也議員(自民)が、前日の理事会まで採決の約束ができていたが、当日になり野党の理事が態度を翻した事情を説明。憤まんやるかたない表情で「理解できない状況だ。私たちは野党の案に賛成すると言っているのに、なぜ困るのか」と述べた。

 与党案を提出した早川忠孝議員(自民)も法案提出後の五月中旬から再三にわたり野党側と法案のすりあわせを行った経緯を説明。

 麻生太郎外相の代理で出席した塩崎恭久外務副大臣が外相のメッセージを読み上げたが、その後、突然、立ち上がった石原伸晃委員長が声を出さずに「お、わ、り」と口パク、さらに右手を顔の前で振って、いぶかる議員たちの視線をさえぎった。顔を見合わせる議員たちを尻目に、理事は懇談会のため隣の部屋に。開会まで五時間もかかった委員会は、わずか十五分で終了した。

 開会前には、松島みどり議員(自民)が「今日は強行採決をやるよ。民主党案を自民党が強行採決するんだから前代未聞だ。歴史的な日にする」とまくし立てたが、結局、結論は先延ばし。前日からのドタバタ、迷走状態を象徴した。

 ではなぜ、野党案を丸のみしてまで共謀罪法案を成立させようとするのか。

■法案成立優先 中身問わず?

 共謀罪法案は国連で採択された国際組織犯罪防止条約の批准に必要な法整備と位置づけられている。小泉首相にとって最後となる来月の主要国首脳会議(サミット)や訪米を控え、「手みやげ」にしたいという思惑も透けて見える。

 政治評論家の小林吉弥氏は「国会を会期通りに終わらせ、安倍後継の支援態勢づくりに向け早くフリーハンドを得るための策」と総裁選絡みとの見方をする。

 そもそも与党は、民主党案では「条約の批准ができない」と主張してきたはずだ。にもかかわらず、民主党案丸のみという“奇策”に出た。「要は法案を成立させればいいというだけで、共謀罪の中身はどうでもいいということだ」と政治評論家の森田実氏は厳しく批判する。

 「与野党で議論して、修正点を詰めていくなら分かる。しかしそんな手続きもなく、手のひらを返すように無原則に野党案を丸のみしようとするのは、国会の権威を失墜させるものでしかない」

この奇策、実際に行われた前例もある。

 一九九八年、日本長期信用銀行(当時)の経営不安をきっかけに高まった金融不安にどう対処するかが焦点となった「金融国会」で、自民党は民主党提出の金融再生法案を丸のみし、成立にこぎ着けた。

 当時、民主党事務局長を務めていた政治アナリストの伊藤惇夫氏は、「この直前に行われた参院選で大敗を喫し、参院での与野党逆転を許した自民党は、民主党案を採用しない限り法案を通せない状況に追い込まれていた」と振り返る。

 しかし、この「丸のみ」後、小渕政権は自由党、次に公明党を政権に取り込み、参院での少数与党状態を解消していく。結果的に、丸のみが政権浮揚のきっかけをつくった形だ。

■『凍結』し提出 後から解除…

 また、法案成立後、自分好みに改正するという戦術もあった。メディア規制法案と批判された人権擁護法案に関する自民・公明両党の協議で、数年前、話し合われたという奇策だ。

 焦点となっていたのは、政治家への取材規制につながるとされたメディア規制条項。批判をかわすため、同条項を「凍結」して国会に提出するのか、凍結せず提出するか。関係者によると、同法案成立にこだわる自民党大物議員が、こう言ったという。「まあ、まあ。凍結して法案提出しましょう。成立してから凍結を解除しちゃえばいいんだから」

 与党が衆参両院で安定多数を占めている現状は、小渕政権当時とは異なる。巨大与党から、「丸のみしたい」と提案を受け、民主党は、拒絶しにくい状況に陥ったともいえる。

 事実、野党関係者は丸のみ案が示された一日夜、「与党は民主党が次々条件を出しても妥協する意向を示している。今や民主の意見は何でも法案に反映できる情勢だ」としたうえで、苦しい胸中をこう吐露した。

 「これは罠(わな)なんです。明日(二日)、衆院法務委員会が開かれても、政府側は『受け入れられます』という確定的な答弁を避け、『民主党案が国連で受け入れられるよう努力します』と答弁するだろう。ここがミソで、民主党案成立後、『これでは国連の納得が得られなかった』と言い出し、法務省原案に近づく改正をするに違いない。その場合、共謀罪成立に手を貸した民主党は世論から袋だたきにあう。だから、政府与党にとっては一石二鳥の罠なんです」

 さらにこう続けた。「民主党案でよいというなら、これまで政府原案や与党案の方が優れている、民主党案は欠陥だらけだと言ってきた国会答弁は、国民向けの虚偽答弁だったことになる。そうした説明責任も追及しないまま丸のみ案に乗ってしまってよいのか」

 前出の伊藤氏も「社民、共産両党との共闘を分断されるマイナス面と自党の案をのませたというプラス面のどちらをとるか、党内にはかなりの戸惑いがあった」と解説する。

 しかし、麻生外相が二日午前、「民主党案のままでは条約の批准はできない」と蒸し返したため、民主党側が自民党との協議を拒否する姿勢に固まった。

■三権分立違反 法相に抗議も

 さらに、野党側が“憲法違反発言”と呼ぶ杉浦正健法相の“ある発言”も、野党を活気づけた。杉浦法相は五月二十三日の記者会見で、「今国会中に一日も早く可決してもらいたい。審議は尽くし、機は熟している。国対が腹を決めれば(採決は)すぐにできる」と述べた。これに野党側が反発し、民主、社民が共同で法相に抗議する事態を引き起こした。

 野党議員は「共謀罪の法案は、法務省が作った政府原案、自公両党の与党修正案、民主党修正案という三種類があるが、政府原案が提出されたのが発端であり、行政府(法務省)は、立法府(国会)に審議をお願いする立場。法相の発言は、憲法の三権分立原則を踏みにじるものだ」と話す。

 それにしても今回際だったのは自民党のドタバタ劇。ここから見えてくる小泉政権の全体像を前出の小林氏はこう表現する。

 「小泉政権はもはや政策論争に力を入れようという気持ちを失っている。政権の末期症状がはっきり露呈した」


<デスクメモ> 自民党の細田国対委員長は、丸のみ戦術を自らの頭文字を取って「ウルトラH」と自画自賛したらしい。しかし、その後の迷走ぶりをみると、五輪の体操でも「ウルトラE」までしかないのに、その上の「H」とはならなかったようだ。継続審議のようだが、もしかしたらこの「H」、「廃案」の頭文字かも。 (透)

(原文まま)
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2006.06.02

国民投票法案が審議入り

国民投票法案が審議入り、与党と民主3点で隔たりと言うニュース。
目が離せません。

いよいよ審議入りです。
憲法改正のための手続きを決める法案が国会に提出されました。
現憲法制定後、初めてのことです。
この法案の中身も問題ですが、これについては、多くの方が書かれているように、
「戦争への道」の一里塚であることは間違いありません。
しかし、何よりもこの姑息なやり方に問題を感じます。
国の最高法規である憲法にかかわる重要な法案を、
会期末のこの時期に駆け込みで提出。
なにがなんでも審議を推し進め、通そうというその見え透いたやり方に、この法案の中身が象徴されているようです。
政府与党は「国民の多くが望んでいる」と言います。
しかし、この間の世論調査でも、国民は、改憲手続き法の制定を国政の重要課題とはみていません。
つまりその本質を知らさないまま、「国民投票法案」をあたかも国民の願いのように触れ回るのは、おかしい。
むしろ、国民は九条は、「変えるべきではない」という声が多数です。

政府はいつものように、レトリックを使う。
つまり、「具体的な改憲構想とは切り離して、公正、中立な制度をつくる」と言うのです。
しかし、昨日の大学独立法人化の時にも見たように、
あるいは消費税の時も、
あるいは郵政民営化の時も、
あるいは、
あるいは、、、、
どんなときでも、政府は美しい精神論を説いて、行うことは国民をガチガチに縛ることばかりです。
今回もまさにその手法が使われようとしています。
「具体的な改憲構想とは切り離して、公正、中立な制度をつくる」と。
しかし、現実には
自民党はすでに昨年の11月、「新憲法草案」を正式に決定。
憲法調査会長も、改憲手続き法は「改憲の準備に直結する」と明言。
民主党は来年、独自の改憲案をつくると幹事長が発言。
公明党も、加憲案を今年秋に出すと言う。
どこを見ても「我先に」と改憲ラッシュです。
そして、その目的のために手段である今回の法案。
具体的な改憲法案と切り離す、、、と言われても、後ろに「改憲」「改憲」「改憲」とトントン振っているのだから、これ以上具体的、現実的な「法案」はないと思います。

いずれにしても、
いずれにしても、
いずれにしても、
憲法9条を射程にしている改憲案には頑として認めるわけにはいきません。
・自民党ーーー戦力不保持、交戦権否認を定めた九条二項を削除し、「自衛軍」の保持と海外での武力行使を可能にする規定を盛り込み、集団的自衛権の行使ができるようにする。

・民主党ーーー「制約された自衛権」、武力行使を含む国連多国籍軍への参加など。

・公明党ーーー「一項、二項は残すから九条改憲ではない」と主張、。三項を加えて自衛隊の存在と国際貢献のあり方を明記。

ううう?????
いずこも同じですねぇ。
 
さてさて次に法案の中身についての問題を洗い出していきます。

・国民の自由な意見表明、憲法にかかわる運動を制限。
具体的には与党案は、「公務員及び教育者がその地位を利用して国民投票運動をすることはできない」規制対象は、全国で約400万人もの公務員、約130万人もの教育者。
民主党案は、国家公務員法などの「政治活動の制限」規定で対処。
宣伝も改憲派有利

・事実上のメディア規制。
具体的には国会に設置するとしている広報機関は、改憲に賛成した議員が圧倒的にしめる構成。
その運営、パンフレット作製など、改憲に賛成した議員が有利に進めることが可能な仕組み。
政党等による無料のテレビ、ラジオのCMや新聞広告は、所属国会議員数を踏まえて配分される。

・「過半数」の意味。
与党案は有効投票総数の過半数。
民主党案は、投票総数の過半数。
つまり投票率とは無関係ということです。
これは選挙の時もいつも言われていますが、
低い投票率で過半数を得ても、結局国民の総意とは言えないことは明らかです。


こんな大切なことを、拙速で決めることは、大きな大きな禍根を残すことと思います。
この動き、これからもしっかりと注目です。

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私も電話かけました

電話をかけようと先に書いたので、
私も早速掛けました。
秘書の方が出られました。
「共謀罪、絶対通さないでください」
「はい、伝えておきます」
「通さなかったら応援しますが、通したら、ちょっと、、、」
「はい、わかりました」


電話掛けるのは、最初はハードルが高い気がしますが、
向こうは、国民の声は大切にしなければならないので、丁寧に聞いてくれます。

絶対、電話掛けましょう。
平岡秀夫事務所
国会事務所
〒100-8982 東京都千代田区永田町2-1-2 衆議院第二議
員会館341号
TEL 03-3508-7091
FAX 03-3508-1055

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電話をかけよう

緊急。
共謀罪。

喜八さんが詳しく報じられていますので、
是非ご覧ください。

まったく。
ナンタルチア〜〜〜〜です。
喜八さんの記事をそのまま以下に掲載します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
16時のNHKニュースによると、与党側が民主の提案を呑んで、今
国会成立を目指
すとのこと。民主は対応を協議中。

電話で態度変化するなとの呼びかけをしましょう

至急、至急、至急
民主党 TEL:03-3595-9988(代表)

民主党の法務委員会の名簿、電話などはこのサイトの中に。
http://kyobo.syuriken.jp/iinkai.htm

平岡秀夫事務所
国会事務所
〒100-8982 東京都千代田区永田町2-1-2 衆議院第二議
員会館341号
TEL 03-3508-7091
FAX 03-3508-1055
岩国事務所
〒740-0026 岩国市車町1-13-13
TEL 0827-21-4567
FAX 0827-21-4570

あと、電話は衆議院代表から、民主党政策調査会へまわしてもらうよう
にとのこと
03-3581-5111 衆議院代表

引用おしまい

--------------------
それから、こういうメールが私のところにきました。

以下引用

国会の現場に置いては、
彼らが国民のメッセージを受け取る方法にはそれぞれ伝わる差が大きいとの事。

メールは量の確認だけで彼らはほとんど読まない。
ファクスは紙として残るのでとりあえず目を通さなくてはいけなくて、多いと業務に
支障が出るのでインパクトはある。
電話は直接伝えられる色々な意味で最も有効な手段!

との事です。
こういう緊急時は電話が最も有効だと思います。
ぜひ電話しましょう!

さっき平岡秀夫国会事務所の方に廃案に向けて徹底するように電話をしたら、まだ秘
書の方がいました。
明日の法務委員会で政府が民主党案をきちんと呑むなら成立に応じる危険が出ていま
す。
どんどん電話してください!!
そんなことをしたら国民は民主党を支持しない!!と。
民主党代表番号も留守電を受け付けています!
どんどん各電話の留守電にも入れましょう!!

引用おしまい
(喜八ログより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
つまり、電話が有効ということです。
もう一度確認。

平岡秀夫事務所
国会事務所
〒100-8982 東京都千代田区永田町2-1-2 衆議院第二議
員会館341号
TEL 03-3508-7091
FAX 03-3508-1055
岩国事務所
〒740-0026 岩国市車町1-13-13
TEL 0827-21-4567
FAX 0827-21-4570

あと、電話は衆議院代表から、民主党政策調査会へまわしてもらうよう
にとのこと
03-3581-5111 衆議院代表

電話は絶対、有効です!!!
一本の電話の影に1000人のサイレント・マジョリティがいることを政治家の誰もが知っている。

共謀罪反対、と電話しましょう。
私もこれから多くの方に呼びかけます!!!

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2006.06.01

大学法人化のその後

国立大学が法人化されて、ニ年(2004年4月から実施)。
本来ならば、廃案になっていたかもしれない法人法案。
審議は難航、何度も中断。
政府側の陳謝、発言取消、訂正が相次ぎ、
その矛盾が明らかになったところの国会会期延長(イラク特措法のため)によって生み出された、いわば鬼子のような法案だったのです。
大学はどの様に変わったのでしょうか?
時の文部科学省大臣遠山敦子さんな言った。
「大学の自主性と自律性を確保するため」と。
当時、多くの大学人が法人化に反対。
その度に大臣と副大臣(河村建夫さん)は同じことを主張。
「大学の自主性と自律性を確保するため」と。
では現実にどの様に大学は変わったか?
自主性と自律性が確保されたかという点について検討、さらには法人化が何をもたらしたかについても考えていきたいと思います。

大学は以前は「評議会」と言って教学と管理運営を担う組織がありました。
しかし、これは廃止され、代わって「「教育研究評議会」と「経営協議会」が置かれるようになりました。
それぞれの大学の裁量が認められる学長選挙も学外者を含めての選考会議に委ねられる大学も出てきました。
また研究費に対しては「裁量経費」と言う名目で「掴み金」のような予算は増える一方、研究室割り当ての研究費は大幅に削減されました。
「大学の自主性と自律性を確保するため」は早々に破綻しているのですが(尤も大学人は最初から、その様な政府の言い分は信用していませんでした。何しろ玉虫回答もいいところだったのだから)
そもそも政府は、大学に「真理の探求」と言うロマンも役割も求めてはいません。
単に行政改革の一つです。
1998年の中央省庁等改革基本法で「独立行政法人」の制度が決定されました。
その流れの中で公務員の削減や各省庁再編などがあったのですが、国立大学もその例外ではありませんでした。
名前こそ「国立大学法人」ですが実態は独立行政法人です。
つまり目指すところは「減量化」と「効率化」です。
国立大学は文科省から中期目標を与えられ、その「業務」に邁進して遂行。
そしてその報告を文部科学大臣に報告というトップダウン方式が大学に堂々と乗込んで来たのです。
この仕組みをよくよく見ると、何かににているのです。
そう「教基法改正」法案のやり方、趣旨と。
つまり、教基法10条の廃止により、行政が教育に口出しするというやり方。
「教育振興基本計画の設定」により、教育が投資の対象になりうると言うことです。
政府によって価値があると認められたものには光があたり、予算がバンバンつく。
基礎研究などはさらに教育条件が劣悪になるというものです。
ひたすら国際競争に勝ち抜く人材と大学を要請していくと言う方向だったのです。
大学法人化は「教基法」の先取りだったのでしょうか?
「自主性・自律性」はもう今では死語と化しています。

一方、国民の私たちにはどの様なツケが回ってきたかという、もうこれしかありません・
「授業料値上げ」です。
以前の記事ですが参考にしてください。
高学費
親の負担

教育は、結果が出るのは20年30年後です。
すぐには分からないため、なんとなく見落として来ている大学法人化です。
しかし、この結果が出る頃には「日本人の頭脳」はどの様になっているのでしょうか?
戦後の動乱を乗り越え、そして世界に誇る先端技術を身につけた日本を支えていたのは「教育」です。
戦時中も火を消さなかった教育は、日本人をして「頭のいい国民」とさせました。「頭がいい」ということは生き抜く力があるということです。
それは一部のエリートだけを作ればいいというものではありません。国民全体が広く、深く教育に接することで保障されるものなのです。
今、この国は「教育」を捨て去ろうとしているのでしょうか???

未来の子どもたちのために、真理探求の喜びと意義を伝え、守ることの責任を重く感じている私です。
この問題、これからも考えていきたいと思っています。

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水の月

今日から6月。
6月と言えばアジサイと雨。
梅雨の時期です。
ところが異名では水無月と言う。
こんなに「水」があるのに何故?
これについて、日本語の文法を辿ると合点承知。
漢字で水無月と書けば、素直に水が無いとしたいところですが、
実は、「みなづき」の「な」は漢字で「無」ですが、文法的には、この「な」は
現代日本語の「の」と同じ属格(所有格)を表す後置詞で、「水な月」とは「水の月」と言うことなのです。
このサイトにとても詳しく説明がありますので、興味のある方は是非ご覧ください。
日本語と英語の蘊蓄サイトです。

また他には以下の異名があります。
水月、旦月、季月、伏月、遯月、焦月、涼暮月、松風月、風待月、鳴雷月、季夏、晩夏、 長夏、常夏、炎陽、積陽、陽氷、極暑、小暑、林鐘、則旦、長列、鶉火。

ううう、、、、ん。
どれを取っても趣があります。
旧暦ゆえ今の季節感とは若干ちがうのですが、
それにしても「音の響き」が美しい。
い涼暮月 (いすずくれつき)
夏越の月 (なごしのつき)
松風月  (まつかぜつき)
青水無月 (あおみなづき)
風待月  (かぜまちづき)
涼暮月  (すずくれづき)
、、、、、

季節はいよいよ夏へと向かっていきます、、、

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