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2006.06.07

少子化対策

既に各マスコミで報道ずみですが、女性が一生に産む子どもの平均数(合計特殊出生率)が昨年1,25となり、過去最低を五年連続で更新。
こうした事態の中、
少子化の歯止めは、打開策の見通しは小泉内閣では、現状で「ない」と言っても過言ではありません。
税制対策として子どもの数によって控除。
保育所設置とか「家族の日」などを設置。
などなど、、、
対策を考えているようですが、もう一つ決め手に欠くようです。

そもそも現内閣は、この事態を深刻には受け止めていないようです。
川崎厚生労働大臣は、結婚件数が上昇傾向にある事や今年の出生数が前年を上回る水準で推移している事をあげて「一部に明るい兆しもみられる」と希望的観測を述べています。
ポジティブシンキングと言えば聞こえはいいが、、、
果たしてどうでしょう?

小泉さんの5年間はあらゆる分野で破壊とルール無視の政治だったのですが、
少子化問題も例外ではありませんでした。
・労働法制の規制緩和
・子育て世代への増税や負担増、
・保育料の値上げや保育サービスの後退
働きながら子育てを行う世代にとって厳しい条件が大きな障害として立ちはだかっていました。

実際、政府も、少子化の要因は政策のアレコレであることを認めています。
少子化社会白書で、
若者の不安定雇用と低賃金、
子育て世代の長時間労働、
経済的負担の増大をあげていました。
つまり分析はしていたのですよね、、、
少子化の原因が何かは。

先進国共通の問題とも言われる少子化問題。
フランスでの移民デモも元を辿れば少子化です。
アメリカも例外ではありません。
結局、少子化により、社会を支える労働力を移民などの低廉な労働力に頼る構図が出来上がり、
それがさらに社会の不安を招くことになるという悪循環になっているのが今日の欧米諸国です。

しかし、各国はただ手を拱いて見ていたわけではなく、ドイツでは
1994年の出生率は1,24。
2004年には1,36までに回復。
政策としては、保育所の拡充と育児休業手当の引き上げ。
育児休業手当を現行の定額(約6万6000円)から、収入の67%(上限は約26万円)保障。
また父親の、育児参加を促そうしています。

フランスは出生率が1990年代の1,6台から2005年には1,94に回復。
出産後も女性が働くことができる条件を整えています。
また男女ともに労働時間が短く、手厚くきめ細かい家族手当などがあります。

今回、政府が打ち出した政策も、
税制面では、少しは子育て世代への優遇処置となるかもしれませんが、
基本的には、
親世代の働く条件整備が、第一番ではと思います。

子どもは社会の宝です。
子どもたちが安心して育つ環境整備を、あらゆる場面で用意することの必要性を感じます。

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コメント

 こんにちは。
 政府の打ち出す施策は、ひと言で言うと、セコイという感じですな。根本解決策からは程遠いということですが。
 特に、労働者が長時間会社に拘束され、かつ、賃金は安いはいつ首を切られるか分からんという環境下では、そもそも安心して暮らせません。自分ひとりならどうにかこうにか暮らせるけれども、配偶者や子供の生活の責任までは到底負えんと思う人々も少なくないでしょうな。
 安全・安心に暮らせるための労働環境・社会保障がなくして、子供の出生数が増加するとは思えません。現在は、その両方がないがしろにされているのですから、出生率の漸減傾向は止まらないでしょうな。

投稿: 闘うリベラル | 2006.06.07 17:58

闘うリベラル さん。
こんばんは。
コメントありがとうございます。

政府のやり方って、いつも対処療法というか、場当たり的というか、
全体を見ていないので、ある分野はよくなると、そのしわ寄せが別のところにくる。
チグハグな政治なのですが、とくにこのごろの小泉さん。もう末期症状です。
今日も国会の答弁。まるでやる気なしでした。
そのくせ、ご自分の改革(?)を自慢することは忘れません。
少子化問題も、もう破綻がきているにも関わらず、
決して認めようとはしません。
なんとか、その場をごまかして、、、、です。
こんな大人を見て、子どもが健全に育つはずもなく、
そうすれば,なおさら子どもを産む世代は考えてしまい、、、という悪循環です。
根本的に社会の見方を変革してもらいたいものですね。
この問題、これからも考えていきたいもんものです。
また、ご意見お聞かさいね。
では、、、

投稿: せとともこ | 2006.06.07 23:08

少子化対策については、私も以前記事にしたことがありますので、その記事をトラックバックさせて頂きました。

トラックバックした記事の補足になりますが、日本は学歴社会なので、欧米と同じような少子化対策をしても恐らく効果はありません。

投稿: Felddorf | 2006.06.10 01:23

Felddorfさん。
おはようございます。
コメントありがとうございます。

さてさて、、、、
頂いたトラックバックはよく分かりましたが、コメントの内容はよく分からなかったのです^^;ゴメン。
お時間のある折でも、もっと、詳しく説明して頂けたら嬉しく思います、、、、
私も、また勉強させていただきますね(^.^)

と、いうことで、またお返事待っています!!!
じゃ〜〜ね。

投稿: せとともこ | 2006.06.11 10:36

私のトラックバック記事を読んで頂いて感謝です。

>> 日本は学歴社会なので、欧米と同じような少子化対策を
>> しても恐らく効果はありません。
>
> お時間のある折でも、もっと、詳しく説明して頂けたら
> 嬉しく思います、、、、

是非。と言いたいところですが、この説明を始めると途方もない長文になりそうなので、またの機会にさせてください。

ともかく、今年度の一般会計に1兆円を超える少子化対策予算が計上されている以上、今後何かしら大きな動きがあるはずです。そのときにまた…

投稿: Felddorf | 2006.06.11 22:15

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