北朝鮮の選択
核兵器13個分のプルトニウム保有研究と言うニュース。
この国も何を考えているのか分かりませんねぇ。
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ワシントン──北朝鮮がブッシュ米大統領の在任期間中に、核兵器13個分のプルトニウムを保有しているとする研究が、26日発表された。ブッシュ米大統領が退任する2009年までに、北朝鮮が17個以上の核兵器を保有している可能性も指摘されている。
研究は、国連武器査察官の経験を持つ科学国際安全保障研究所(ISIS)のデービッド・オルブライト所長などが合同で発表した。それによると、北朝鮮・寧辺の核施設の衛星写真や各メディアの報道、北朝鮮当局の発表を分析した結果、北朝鮮のプルトニウム保有量は抑止力になるほどの水準に届いていないとみられ、外部に売る可能性も低い。しかし現在のペースでプルトニウム生産が進んだ場合、北朝鮮の指導者らが「数年内」に、自国分として十分な量を確保したうえ、余剰分を海外に売ることを決める可能性がある。
北朝鮮の現在の分離プルトニウム保有量は核兵器4─13個の生産に対応可能と推定され、1980年代後半の南アフリカとほぼ同水準とみられているという。
(原文まま)
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ちょっと、ちょっと。やめてよねぇ。と言いたい。
またこんなニュースも。
北朝鮮の意図は不明」・米大統領、北朝鮮に自制求める。
お隣さんの動きが気になります。
ミサイルやロケットの発射は「それぞれの国の自主権に関する問題」だと、主張する北朝鮮。
しかし、これは国際ルールに抵触するのではないだろうか?
そもそも、
そもそも、
他国の領海・領空を越えて公海上に達するミサイルやロケットの発射は、
一般の航空機や船舶の航行に威嚇と危険を及ぼすものです。
それぞれの国の自主権と言っても、ミサイルが届く国の安全については、関係する機関や国々に事前に通告することが国際的なルールとなっているのだが、どう考えているのだろう?
国際上のルールとして事前通達があります。
しかし今回、北朝鮮は、こうした事前通告をしていません。
他国の住民を不安に陥れ、自分だけがいいと主張するのは国際的には通用しません。
(私の実家は、日本海側だから、先日、母が心配していたぁ、、、、)
では国際的に批判を浴びながらも、北朝鮮は何故かくもミサイル発射に拘るか?
と、言うとそれはアメリカとの関係でしょう。
ミサイルの試験発射を懸念するのならば、交渉を通じて問題を解決しようとアメリカに要求。
米朝二カ国の対話を求めています。
これに対して当然、アメリカは、ミサイルを突きつけられての対話の要求を拒否。
「力」を突きつけて、交渉しようというからには、
自分たちの利益だけを図ろうとしているのだろうから、アメリカは初めから相手にはしません。
そもそも北朝鮮は、2000年に「米朝共同コミュニケ」出、
また2002年には「日朝平壌宣言」でそれぞれ、みずからアメリカおよび日本との間でミサイルの発射凍結を約束したのです。
発射凍結ですよ。
それを、それを「自主権」の名で覆すとは、、、
解決は「六カ国協議」しかないでしょう。
六カ国協議に復帰することこそが北朝鮮が取るべき道です。
アジアの平和と安定に敵対することなく、平和と協調・繁栄をめざす選択こそが、
長い目で見たとき、北朝鮮にとって真に有益な道ではと思います。
選択を間違ってはいけません。北朝鮮よ。
と私は言いたい。
力での制圧は、勝利するはずがない。
そこからは憎しみしかうまれない。
道をあやまるべからず!!!
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コメント
この北朝鮮ですけど。いままでは超古い体質をもってる国だと思ってきました。でも最近では、それはちょっと違うかもと・・・。
日本にしてもアメリカにしても国内では貧富の格差が大きくなって、少数の「上」にたいする大多数の「下」の憎しみ(ルサンチマン)が蓄積されてきてるのではないかと。これは南北問題にかぎらず、世界的にも同じじゃないかと思います。
北朝鮮は、「下」の一員として憎しみの塊りじゃないかと。
この種の「憎しみ」は、構造を変革するエネルギーにもなります。イラクなら自爆を辞さないテロの抵抗、ヨーロッパなら社会革命だったでしょうか。
でも、危ないんですね。エネルギーには明確な方向性がないんです。たいていは「笛吹き」(瀬戸先生)が大衆を煽動していくようです。ドイツ・ナチスやイタリア・ファシストも、国内に渦巻いた「下」のルサンチマンをエネルギー源にしたと考えられますから。この間の総選挙だって、日本の「下」を利用して圧勝してますよね?
これ以上はコメント欄に書く問題ではないですね。今度また、自分ちで記事にしてみます。
では!
投稿: わど | 2006.06.27 23:40