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2006.06.10

サッカーくじ

いよいよW杯が始まり、
まずはドイツ快勝で幕開けのようです。
日本戦は月曜日。
今から待たれます。
さて、それはそれとして、
今日は先日の参院決算委員会で民主党の加藤敏幸議員の
サッカーくじについての質疑を聞いていた感想を書きます。

小泉さんと小坂文部科学大臣との意見も若干違うようです。
さて、このサッカーくじ。
昨年、サッカーくじ導入(1998年)から7年がたち、その経過や意義について議論がされました。
つまり、この制度を導入した法律では、
「施行後七年を経過した場合においては、…制度のあり方について見直しを行うものとする」としているからです。
そもそもの目的は、
「スポーツ振興の財源確保」でした。
収益金からの助成金を数百億円とする目算からの出発は、
早々から大きくはずれ、いまでは助成金のねん出さえままならず、破たんしています。
さらに、この導入の罪は、財源破綻だけでなく、
多くの自治体やスポーツ団体にまで影響を及ぼしました。
助成金を当てにしたスポーツ振興事業が中止・廃止となったのです。
また、国のスポーツ予算は大幅に削減。
導入前に比べて100億円近くも減少。
結果、「スポーツ振興に財源なし」という深刻な事態がうまれたのです。
そして、運営面での大幅な赤字経営。
負債総額は224億円あまり。
返済の見通しのないままに委託事業から直営方式に切り替え、設備投資として新たに200億円相当を
つぎ込んだにもかかわらず、
やはり「伸び」ません。
そして、ついに小泉さんをして、
「見直し」を言わせるまでに事態は深刻になっています。

私もサッカーくじ導入前は、
財政問題もさることながら、
ギャンブルについて、心配していました。
サッカーくじ法の国会審議で、こうした不安を考量して、
「当面、コンビニエンスストアでは販売しない」と確認事項を作りました。
が、実施後わずか2年で反故になりました。
19歳未満への購入防止で「対面販売を原則とする」とした規制を作成。
しかしインターネット販売に踏み切ったことで年齢制限はなんの意味もなくなりました。
当せん確率も「宝くじなみ」と言うことで当初は160万分の1。
新たに売り出された「toto5」は243分の1になりました。
射幸心を煽るものではない、、、と言って導入に踏み切ったものの、
文科省が胴元か、と思われるような現実です。
売り上げが伸びないまま次第にサッカーくじは混迷の極みに達しています。

健全なスポーツ振興は、
国が財源を保障し、選手を育成していくことです。
決して、ギャンブルのような「くじ」を当て込むことではありません。
この際、
スパッと廃止する方が良いと私は考えます。

以前の記事を掲載しておきます。

ーーーーーーーーーーーーー
どうなる サッカーくじ

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コメント

「健全なスポーツ振興は、国が財源を保障し、選手を育成していくことです。決して、ギャンブルのような「くじ」を当て込むことではありません。
この際、スパッと廃止する方が良いと私は考えます」

日本は社会主義の国ですか?まあ唯一成功した社会主義国だという揶揄もありますが(^_^;)。

地域密着のスポーツクラブの好例として、浦和レッズの様々な取り組みをご存知ですか?

ToToの問題点は、これを利権化した文部科学省や議員、ITに無知で杜撰な運営管理しかできなかったその能なし外郭団体、自助努力もしないでToToの助成金をアテにした各スポーツ団体(スケート連盟の醜態は記憶に新しいところ)にあります。

ギャンブルを否定するなら、パチンコや各種公営ギャンブルも公平に批判すべきです。競馬やパチンコで破産ってのはよく聞きますが、ToToで何か問題発生しましたか?

ToTo5の当選金で射倖心煽られるような奴はいないでしょう。

確かに今のToToのやり方がいいとは思いませんが、少なくとも当選しようと思えば、チームや選手のことをきちんと調べる努力をしないとだめです。それはサッカーを支えるファンの底辺を増やすことにもつながります。

投稿: フロレスタン | 2006.06.11 14:23

 ギャンブラーのはしくれとして言わせてもらうと、買えるところと払い戻すところがバラバラで、どこで払い戻せるのかがわからないですもん。わかったとしても、払い戻せる場所が少なすぎる。そんな面倒くさいもの、誰が買いますか?
 そういうところすらわかってない、つまりtotoがファンの方向を見ていない以上、totoに未来はありませんね。やめて正解でしょう。・・・役人だから、やめないだろうけど。

 たとえば、応援するチームの単勝を競技場でも買えるようにして、さらに競技場で払い戻しもできるようにすればいいんです。・・・たぶん多くのファンは、勝っても記念に残そうということで払い戻しはしませんよ。あはは。

 あと・・・関係ないですけど、フロレスタンさん、せとさんが言ってもいないことに反論してはだめですよ。どうして「社会主義」が導き出されるのかが意味不明なんですけど。ギャンブル否定もしてないのにね。射幸心を煽るというのも、文部科学省の言い分で、それれをせとさんは皮肉ってるだけですよ。せとさんの過去の書き込みをご存知ないのかな。。。

 それに、文部科学省はtotoを「チームや選手のことをきちんと調べる努力をし」ても当たらないシステムにしたんですよね。世間にはなぜか「運まかせのくじは善だけど、ギャンブルは悪」なんていう訳のわからない思いこみがあって、そんなギャンブル批判をかわすために、そうしたんですよね。名前が「勝ちチーム投票券」ではなく「サッカーくじ」なのもそのせいです。243分の1という確率も、競馬の馬連18頭立て(153通り)より難しいんです。難解すぎます。これを「調べる努力をし」て当てることができたら、天才ですよ。

投稿: 評論評論家 | 2006.06.13 11:36

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