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2006.07.18

雨の祇園祭

昨日、京都では祇園祭最大のイベント山鉾巡行が雨の中取り行われました。
普通なら、私はあのしの突く雨の中を傘をさして見に行こうなんて絶対思わないのですが、
夫の仕事仲間のドイツ人とウクライナ人(今はアメリカ在住)のご夫婦と以前から、一緒に山鉾巡行を見る約束をしていたので、
朝早く起き、夫と四条河原町まで出掛けました。
「こんな雨、誰も見に来ないよね、、、」とかとか6人で言いながら地下鉄を降り、
地上に出たら、
もう、そこは黒山の人だかり、いえいえ傘だかり(そんな言葉あるかぁ)でした。
やっぱり人は出るんですね、、、山鉾巡行ともなれば。
祇園祭については、ガイドブックなどで詳しくその由来やら歴史が書かれています。
もともとは疫病に対しての虞から、疫病神を松の木で吸い取るという由来ゆえ、
雨のこの時期の巡行は「厄除け」には向いているそうですが、
それにしても昨日の雨は凄かった、、、
折角の「歩く美術館」山や鉾の絢爛豪華な粧いが、すべてビニール袋に覆われて残念。
それでも一緒に参観した海外の友人たちは、とても喜んでくれました。
いろんな事を聞いてくるのですが、
日本語でも答えることの難しいことをいっぱい聞かれました。
難しくなると夫にバトンタッチ。
「山伏とは何か?」なんて聞かれて、
ええええ?????
「ブッダの修行をしている人たち」と答えて、私は内心「ほんまかいな」汗タラタラ。
「鉾の上で扇子を持っているあの人は何をしているの???」
と質問されたときは、本当に降参。日本語でも言えない。
「知らない」と正直に言いました。

特に私が凄いと感心したのはウクライナ人の奥さん。
彼女は夫の会議中に片っ端から京都のお寺見物。
私より、見ている。
そして彼女が言うことには「哲学の道が一番好き。
あの道を歩きながら人生を考えて、想像していたら凄く楽しい」。
うわっ〜〜〜〜思わず私は「貴女は哲学者ですね」と言っていました。
「イエス、イエス」と嬉しそうに答えて更に私に教えてくれました。禅寺の石の並び方を。
うう〜〜〜〜んんん。マケタ。
仕方がないので私は日本の歌を教えて、彼女からはアメリカの歌(アメリカに長い)を教えてもらいました。
一方ドイツ人のご夫婦は、歌舞伎に興味をお持ちでした。
着物とか書道が凄く楽しいと話してくれました。

先の記事でも日本の文化について改めて考えたことを書きましたが、
昨日はウクライナの彼女と話をしていて、私は「祖国」について考えました。
ウクライナは地理上の位置から、その歴史は絶えず侵略と征服のそれであることは他の国と同様です。
昨日、彼女と歩きながら、彼女が日本に求める「心」のようなものを知ったとき、
ふと思っただけで確かめたわけではありません、、、(今度会う機会があったらウクライナのことなどお聞きしよう)
しかし、私にとっては、彼女との出会いは刺激でした。
実際、自分が如何に日本文化について何も知らないかと思い知ったわけです。
彼女が、あんなに褒めてくれて、感動してくれた日本と言う国の文化・伝統をもう一度学ぶのもいいかなぁと思いました。
瑞穂の国と昔の人が讃えた日本。
この国が今、どこへ進もうとしているのかも含めて勉強をしようかと思った、
雨の祇園祭でした。

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コメント

 「祇園祭」に外人さんのお共、ご苦労様でした。
 確か、去年のこのブログで私が巡行に参加した経験があると言ったコメントをしたと思いますが、その時も梅雨明け前でしとしとと降っていましたが、人出は大変なものでした。
 それにしても外国から京都を訪れる人たちは、よく勉強をしてくるようですね。
 あなたがフランスへ行くときも一緒でしょう。
 でも「雨の祇園祭」に瑞穂の国を再認識するあたり、あなたらしいと思いました。

投稿: hitoriyogari | 2006.07.18 16:37

hitoriyogariさん。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
はい。
昨年頂いたコメントしっかり覚えています。
それどころか、祇園祭を見ながら上下で歩く方を見てhitoriyogariさんを思い出していました。
それにしてよく降ります。
梅雨が明ければあけたで文句ばかりの私ですが、
毎日の雨。
土砂災害などが心配です。
厄除けをしたからいいかぁと信じながら、
これ以上何事もないことを祈っています。
では、、、また。

投稿: せとともこ | 2006.07.20 16:14

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