« 広島VS千葉 | トップページ | 概算要求基準 »

2006.07.23

貧困化する日本

書かなきゃと思いながら書く時間が無かったその2。
日本の貧困化。

経済協力開発機構(OECD)はこの20日、日本経済を分析した対日経済審査報告書を公表。
格差拡大が指摘されました。
報告書は、日本の所得格差が拡大し2000年にはOECD加盟国の中で相対的貧困率がアメリカに次いでなんと二番目に高くなったことを明らかにしています。
詳しく見ましょう。
今回の調査は、生産年齢人口(18歳から65歳以下)を対象に、
税金や社会保障の負担などを引いた後の自由に使える所得である「可処分所得」について分析したもの。同所得分布の中央値の半分以下の所得しかない人口の割合(相対的貧困率)を算出したものです。

結果は、日本は一位のアメリカの貧困率13・7%に迫る13・5%で、三位のアイルランド11・9%よりも際立って高い数値。
因みに、日本の1990年代半ばの数値は11・9%です。
さらに今回の調査で、頭が痛いのは、生活必需品のコストを基に算出した「絶対的貧困」の率(%)です。
日本で80年代半ばか2000年に5ポイント増加したと指摘し、OECD加盟国の中で唯一の国だということです。
絶対的貧困ですよ、、、
これが増えています。


こうした結果を踏まえ、
報告は、格差拡大の原因に、非正規労働の拡大による労働市場の二極化があると分析。
日本に対する勧告として、正規と非正規の労働市場の二極化を是正することが重要な鍵だと指摘、正規雇用増加への「包括的な取り組み」を求めました。

もう一度おさらい。
「日本の格差拡大の原因が、非正規雇用の拡大による労働市場の二極化にあること」。
さらにしつこくおさらい。
「日本の格差拡大の原因が、非正規雇用の拡大による労働市場の二極化にあること」。
また、雇用水準に比べ相対的貧困率の高さは驚くべきことだと指摘し、「税制改革」については、所得分配への影響を考慮すべきだとも同時に勧告しています。
実際、日本政府も、06年度版の「経済財政白書」で、経済格差が拡大していることを認めているのは周知の事実。
その要因として「リストラ」と非正規雇用の拡大など「雇用の多様化」があるとも分析しています。
しかし、
しかし、
結局分析しただけだった事も周知の事実。
格差拡大の最大の原因である雇用破壊をすすめた「構造改革」路線についての根本的な反省はありませんでした。
したがって今回のような不名誉な勧告がなされたのです。

小泉内閣の罪は大きいと私は思います。
抜本的な解決をせず、
それどころか労働法制の規制緩和をさらにすすめ、庶民大増税で格差を固定・拡大させようとしているのです。
信じられないことですが、、、実際に起こっている。

小泉さん、何を考えているのだろう???
この国をどうしようとするのだろうか、、、
大体、小泉さんは「事の重大さ」がわかっているのだろうか???
貧困がますます拡大。
二極化、とは言え、ジリヒンで先輩たちの遺産を食いつぶしているこの国の未来は暗い。

では今、成すべきことは何か???
とりあえずは「構造改革」の転換を図ることではないか、それも急務に、と思う昨今です。

|

« 広島VS千葉 | トップページ | 概算要求基準 »

コメント

OECD対日報告書にたいする感想、同感です。私も気になるので、各報道機関(電子版)をあたりました。その結果わかったことなのですが、相対的貧困とは何かという説明がほとんどありません。しんぶん赤旗はこの点、丁寧に説明し、グラフによる比較が可能な編集でした。
 私は、当地の地方新聞読者欄に次のように投書しました。たぶん没になると思いますが、紹介いたします。
<貧困率世界二位のいみするもの/二十日発表のOECD(経済協力開発機構)の「対日経済審査報告」が、日本の相対的貧困率(200年)が、アメリカについで二位の13.5%に上昇したとして、貧富の格差が拡大・固定化していることを懸念している。/アメリカをモデルに経済のグローバル化(アメリカ化)とアメリカ式の規制緩和をおこなってきたのだから当然の帰結である。行き着くところへ来たということであろう。そろそろアメリカ万能の発想を切り替える必要があろう。/ヨーロッパ型の資本主義も視野にいれるべきだろう。規制緩和万能でなく社会政策を重視する方向だ。/OECD報告の相対的貧困率の平均は、8.4%であるが、ドイツ、フランス等、ヨーロッパ諸国の大半は平均値以下である。/社会システムを保持するための社会政策の再構築を望む。>

投稿: 徳島達朗 | 2006.07.28 11:41

瀬戸さん、お久しぶりです。

私は格差社会というものを数字ではなく、現実の問題として実感しています。
まず、若い世代での生活保護受給の拡大。
消費者金融での借り入れの増大。
パート、アルバイトでは結婚も子供作りもできない状態。
すべて、身近で起っています。
日本では年金で暮らせず海外へ移住する人も。
開き直って犯罪者になる人も。

グローバリゼーションなんてアメリカの猿真似にすぎないから、アメリカ型社会になるのは当然。
そんなことぐらい予想できるはずなのにね。

友人から電話があり、金がないから病院に行けないなんてことも。

過激な競争社会は弱者を増やすだけだ。
安倍はもっと過激だから、さらにこれらの事態は悪化すると思う。

株価やGDP、ゲームのようにこれらを重視する。
まったく、政治家というものは人間を見ていない。
人々の暮らしというものを、、、

投稿: mossarin | 2006.07.31 08:33

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15797/11069160

この記事へのトラックバック一覧です: 貧困化する日本:

» 格差〜 [tsurezure-diary]
うちの豚児の話など。 今日から夏休み~だけど担任の先生が熱心なんで、希望者には補修やってくださる。ありがたや。おハズカしながら、うちは漢字が苦手なんだよね。それで再試くらったんだ。同じように再試になった子たちに点数を聞いたら、自分よりすごい低かったんで安心したらしい・・・って安心するなよ! うちの子より点数が低かった子らは、どの子の家も生活が大変で子どもの世話もままならない部分もあるみたい(子どもからの伝聞)。�... [続きを読む]

受信: 2006.07.24 15:00

» 70歳以上の一定以上所得者に3割証送付 [医療制度改革批判と社会保障と憲法]
   70歳以上の一定以上所得者に3割証を送付   老人保健法、健康保険法の所得区分の判定が、8月1日であることから、70歳以上で一定以上所得者に、8月1日からの新しい医療証が7月末に送付された。  それは、医療費の自己負担が3割と表示され、ただし、9月30日までは2割負担と書かれている。  先の国会で、6月14日に成立した医療制度改革関連法の先行実施分の反映だが、3割負担の医療証を送り付けられた高齢... [続きを読む]

受信: 2006.07.28 05:02

« 広島VS千葉 | トップページ | 概算要求基準 »