父母の祈り
父母の祈り
神よ、わが子が自分の道を歩めるように、
わたしが歩みたいと望んだ道を子どもに強いることがないように、
わたしにできなかったことを子どもに強いて、苦しめることがないように、
神よ、わたしを守ってください。
わが子が歩み行く遥かかなたを見据えて、今のわが子の過ちを見守らせてください。
ゆっくりと成長するわが子の姿を、優しい心で見つめることができますように。
些細ないたずらに微笑みかける時と、悪しき行いを毅然とたしなめる時、
その二つの時を見分ける英知を与えてください。
わが子の怒り狂うことばや、押し黙る孤独な姿に、
悩み苦しむ子どもの叫びを聴き取ることができますように。
そして、深い淵を越え、子どもに歩み寄り、理解しあう事ができるよう、
わたしに力を与えてください。
神よ、できないことに目を留めていらだち、怒りの声を上げるのではなく、
わが子が上手にできたことに目を向けて
喜びのことばで褒めることができるよう、
私を導き、ちからをあたえてください。
私が心からわが子を大切にすることによって、
子どもも、心から人を大切にすることができますように。
わが子が力強く自分の道を歩めるように、わたしは子どもを送り出したい。
神よ、どうかわたしに、その勇気を与えてください。
(マリオン・B・ダーフィーの『祈り』から )
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私の大好きな詩です。
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コメント
素晴らしい詩ですね。ご紹介頂きありがとうございます。
夫と一緒に読みたいと思います。
投稿: 水葉 | 2006.08.16 18:42
瀬戸先生、この文ください。
ある人(5歳児の母)に送ってあげたい。
もちろん創作じゃなく、ネットからのコピペだと
ちゃんと断ります。
ただ、先生のサイトからだってことは隠すかも。
うーん、理由は説明しにくいなあ(汗)。
あててみます? (・ф・;)
投稿: わど | 2006.08.18 00:57
こんにちは。
これは親が子供に対する気持ちをつづったものだけど、自分で自分に対してささげる歌でもあるなと思いました。親というのは結局人間だから不完全で、それがまた人の親になります。連鎖をどこかで断ち切るためにも、大人になった子供は自分で自分を育て直さなきゃいけません。そのために、この詩はいい指針になるなと思いました。
投稿: 葉子 | 2006.08.18 11:26
水葉さん。
わどさん。
葉子さん。
こんばんは。
コメントありがとうございます。
水葉さん。
子育てに迷っていたとき、この詩を友人から教えてもらいました。
何回もなんかいも読みながら、
勇気とはまさに「受け入れることである」祖の勇気こそを与えてくださいと祈る親の気持ちに痛いほど涙を致しました、、、
どうぞ、ご主人とお読みください。
わどさん。
是非、ぜひお伝えくださいね。
意味深な理由。
気になりますーーーーね(^.^)
そうそう、先日トラックバックありがとうございました。
あなたのブログ伺いながら、創作読ませていただいています。
今度、感想など書かせてくださいね。
では。
葉子さん。
私も自分自身への戒めとして、今回改めてこの詩を載せました。
読めば読むほど、心の深いところにグサリときます。
本当に指針になり、かつ励ましになります、、、
なかなか到達出来ない私ですが。
ではまたね。
投稿: せとともこ | 2006.08.18 21:35