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2006.08.25

靖国の本質は何か

靖国問題と聞けばアナタは何を思い浮かべますか?
総理の公式参拝?
政教分離?
A級戦犯といわれる人たちの合祀問題?
あるいは外交問題?

私はここでも何回も書いているように、
靖国に祀られている戦歿者の「霊」に対しての考え方はそれぞれの立場の人がそれぞれ意見を持っていいのではと思います。
個人的には靖国と無縁の者ですから積極的に合祀問題には意見がありません。
まぁ、どうしてもと言うなら、
英霊となった霊に対しては、「どうぞ、祟らないで」と祭ることが神道の死生観に適っているのだろうかと思ったりします。
したがって分祀に関しては、
A級の霊以外にも仏教の人とかキリスト教信者の霊も一様に神道で祀られて困っている霊たちもいるかな、、、と思っています。
仏教では死んだら極楽に行けて、
キリスト教では天国に行くことができるのに、
靖国に入ったが為に黄泉に行くしかなくて戸惑っている霊がいてもおかしくはありません。
お国のため戦って死んで英霊となったけれど、
本当は死んでからは静かに極楽で過したい霊もいるのでは、、、とかとか思っているのです。
生きている私たちには、亡くなった霊のことは分からないのだから、
ご遺族の方々がご自分たちのお気持ちのまま、参拝するもよし、しなくても結構だと思います。
つまり、何を言いたいかというと、
「霊のことは分からない」と言うことです。
したがって分からない霊の問題を政治の駆け引きに使ってはいけない、と言うことを言いたいのです。
靖国問題は生きている私たち、未来の人たちの問題であって、
決して霊の問題ではありません。
その都度、その都度、
都合により英霊への感謝と鎮魂とか言われて呼び出されては霊の方も、いつまでたっても常世にはいけない。
分からないことをいつまでもグダグダと討論するのは時間の無駄です。
そしてさらに不明確な「心の問題」にすり替えてしまうことで、誰もが立ち入ることができない所に逃げてしまってはどうしようもありません。
(尤も、総理は子どもたちの心にズカズカと入り込むような教育基本法に対しては、どうも甘いようですが、)
いずれにしても、このようなやり方は靖国の本質が見えにくくなることを確認しておく必要があります。

靖国の本質は何かと問われれば、私はズバリ
遊就館ではと思います。

靖国神社が「物言う神社」になってきたのは遊就館と無関係とは思えません。
遊就館に代表される靖国史観については、
「是か非か」討論・議論を大いにするべきものではと考えます。
この問題に関しては「心」の入り込む余地はありません。
先の戦争がなんであったのか、、、
侵略か自衛か?
しっかりと勉強をして、ますます明らかにしていく必要を感じています。
考えていくことで、知ることで未来へ引き渡す物が何かが明らかになるのではと思います。
次代の人たちには、再び戦禍にまみえることのない「平和」を贈るために、今生きている私たちは責任を持って靖国と向き合うべきではと考えます。
今、立ち止まり
ゆっくりと、、、

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コメント

こんにちは。

靖国の本質を、と言うなら、私は真っ先に軍馬と軍犬の慰霊像を挙げます。

また、侵略か自衛かというステレオタイプで論じることができるほど、大東亜戦役が単純なものであったとは思いません。また、
靖国史観という言葉も初めて聞く言葉です。

世の中では遊就館の趣旨とは真っ向から対立する考えで溢れ返っています。とすれば、今の世の中の考えに対立するような主張があってもよいのではないでしょうか。

なぜなら、我が国では言論の自由は保証されているのですし、双方相反する考えを知ることによって自分の考えを吟味し高めてゆくことが出来ると考えるからです。

また、遊就館とて表現の自由は保障されるべきであり、単に現在主流となっている考えにそぐわないから悪であるというのも一方的すぎると思います。

忘れてはならないのは、

  和(やわらぎ)を以て貴しと為す

という精神だろうかと。。。。。。


話を戻します。。。。

ある戦いは侵略的だったでしょう。しかし、ある戦いは自衛的だった。そして、その遠因は遠く日露戦争講和後に遡り、日本人の西洋への恐怖と警戒感、対抗意識は江戸末期のペリー来航に遡ると私は考えています。

大東亜戦役の後、アジアで多くの独立国が生まれことは事実であり、その独立にあたっては我が国の軍人も多数参加したと聞いています。そのような善と戦争そのものが持つ悪が存在している中で、単に「戦争は悪だから、先の戦役は悪」と述べてしまうことはできないと思うのです。


そんなことを思うと、先の戦役に対して「東亜の解放という志を掲げよ」と、他者を包み込む大義を持てと述べた昭和天皇の思いを、ふと考えてみたりする訳なのですが。。。。。。。


いつになくきつい語調になっていまい、ごめんなさい。

投稿: へのへの419 | 2006.08.26 09:07

419さん。
こんにちは。
コメントありがとうございました。

一つのものも多様な側面を持っていることは十分承知しています。
だからこそ、丁寧にゆっくりと考察を加えていきたいと考えています。
そして次代に禍根を残さないために過去と向き合う必要を感じています。
これからも多方面にわたり考えていきたいと思っていますので、419さんの綺譚のないご意見又お聞かせ下さいね。
では、、、

投稿: せとともこ | 2006.08.27 18:19

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