« 2006年8月 | トップページ | 2006年10月 »

2006.09.29

イラク戦争とテロ

米政府、機密文書公開 「イラク戦争でテロ悪化」と言う事でイラク戦争について総括をするなかアメリカ政府自らが「テロ悪化」と認めざるを得ない事態を迎えたようです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
米政府は26日、イラク戦争とテロの関係について分析した機密報告書「国家情報評価」(NIE)の結論部分の機密指定を解除して公開した。イラクでの紛争が「イスラム世界への米国の干渉に対する深い恨みを生み、地球規模のイスラム過激派運動への支持を拡大させた」と分析。今後5年間は、イスラム過激派が拡大を続けるだろうと予測している。
今年4月にまとめられたこの報告書の骨子は、ニューヨーク・タイムズ紙が24日に報道。野党民主党は、9・11テロから5年で米国はより安全になったというブッシュ大統領の主張と反対に、イラク開戦が脅威を悪化させたと批判していた。公開された文書は報道内容を大筋で裏付けており、ブッシュ政権への攻撃はいっそう強まりそうだ。ブッシュ氏は公開に先立つ記者会見で、「海外でこれらの殺人者を負かさなければ米本土が脅かされる」と強調。報告書はイラク開戦が過ちだったという結論に導くものではないと反論した。「自分たちで読んでみるといい。詮索(せんさく)はやめよう」と機密解除を命じたことを明らかにした。「地球規模のテロの傾向——米国にとっての影響」と題した報告書の結論部分は、「米国の対テロ努力が(国際テロ組織)アルカイダの指導部を大きく傷つけ、作戦を妨害してきた」としつつも、アルカイダやその関連グループ、独立系も含めたイスラム過激派全体は拡張しているとみている。
特に「イラクにおける『聖戦』が、新しい世代のテロ組織指導者や作戦員を生んでいる」とした上で、イスラム過激派がイラクで勝利を収めたと考えるようになれば、「より多くの戦闘員が活気づき、ほかの場所でのテロ闘争を継続するだろう」と予測した。
アルカイダが、報告書作成後に米軍作戦で殺害されたザルカウィ容疑者の組織と合流し、イラクを新たな志願者や資金集めに利用しているとも警告した。報告書は、中央情報局(CIA)など米政府の16機関の総意として、国家情報評議会(NIC)がまとめた。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
9・11同時テロ以降の対テロ戦争で「世界はより安全になった」と力説してきたブッシュ政権の主張はなんだったのでしょうか?
イラク戦争とはなんだったのか??
考え込んでしまいます。
これについては更に総括を加えることは勿論ですが、
私たちが教訓として容易に得ることが出来るものは「戦争は憎しみしかうまない」ということではないかと改めて思いました。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

放射能漏れ

米原潜、横須賀出港時の海水から微量の放射性物質と言うニュース。
もっと詳しく見てみましょう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
神奈川県の横須賀港から米原子力潜水艦ホノルルが出港する際に採取した海水から、2種類の放射性物質がごく微量検出されたと、文部科学省が27日発表した。人体と環境への影響はないという。同省は原子炉の冷却水がもれた可能性も否定できないとして再測定を実施。連絡を受けた外務省は、在日米国大使館を通じ米軍に調査を依頼した。原子力艦の寄港時の海水調査で放射性物質が検出されたのは初めて。
ホノルルは7日に入港、14日に出港した。
文科省から委託を受けた財団法人日本分析センターが出港時に艦首、艦央、艦尾の海水と、艦を追尾して採取した海水を調べたところ、艦尾の海水から放射性核種であるコバルト58と60が、海水1リットル中に各約2.1、1.2ミリベクレル検出された。装置の検出限界値(1.2ミリベクレル)に近く、原発排水の放射能規制値と比べると各100万分の1と50万分の1。停泊中の海水も調べたが検出されなかった。コバルト58と60は原発の排水検査でも見つかることがある。冷却水の配管の金属が放射化し、亜鉛などとともに漏れ出る場合が多い。原子力安全課は今回の原因について「原子炉本体のトラブルは考えにくいが、冷却系のトラブルの可能性は否定できない」として再測定を実施している。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
???????
困りましたね。
いえね。つい今年の4月のこと。
アメリカ政府は原子力空母の横須賀配備をせまるため、50年以上一度たりとも放射能を放出したことはないとの文書を発表したばかりだったのです。原子炉は「四重の防護壁」によって放射能の流出はないと強調。
しかし現実には微量とは言え漏れていた(放射能の流出は全か無です。微量と言えども漏れてはいけません)。
放射能測定船が航行する原潜ホノルル号の後方100メートル以内の範囲内で採取した海水から検出したことや、基地内に設置している四カ所の放射能測定器から異常値がでていないことから、ホノルル号が垂れ流しの元凶であることはほぼ確実。
そして、ホノルル号の放射性物質漏れの原因は不明というのがまた不安でもあります。
今、私たちがアメリカ政府や日本の政府に求めることは、
事故の原因をすべてあきらかにすることです。
さらに望むことは元凶である原子力空母配備決定の撤回と原潜寄港の中止です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

世界のメディアから

アメリカのライス国務長官は26日、ラジオのインタビューで、小泉前首相の靖国神社参拝で悪化した「日中両国の和解に何が必要だと思うか」と問われ、「政治的意思が必要だし、問題があったことを認めることが必要だ」と強調。
続いて「歴史を克服するのは難しいが、過去に歴史問題があったことを認めてこそ未来に進んでいける」と述べ、安倍新政権がアジアで指導力を発揮するよう促しました。
さらにアメリカの議会やメディアも安倍内閣に注文をドンドン述べています。
米下院外交委員会でハイド委員長が「事実に基づかない靖国神社の歴史観は是正を求める」と発言。
次期委員長就任が取りざたされるラントス議員は「ナチス指導者に花輪をささげるようなもの」と靖国参拝中止を求めまたのは安倍さんが内閣を発足させる前のこと。
この発言を受けて、
25日付ワシントン・ポスト紙は、安倍首相にたいし「過去の失敗を大胆に捨て去る必要がある」「第一歩として前首相が挑発的に繰り返した靖国神社参拝をやめると宣言すべきだ」と要求。
27日付ニューヨーク・タイムズでも、アメリカとの友好な関係を望みつつも、
「新首相は歴史に誠実でなければならない」「過去の誤りを認めないなら責任ある民主主義として受け入れられないだろう」と主張。
たとえアメリカと言えども、日本の内閣に対して、ここまで踏み込んで書いていくるのは従来にないことです。

一方、イギリスのタイムズ27日付では、
「安倍氏は誠実か—アジア最大の経済国は将来をつかむために過去に直面しなければならない」と題する社説を掲載。「中国を愚弄(ぐろう)するような毎年の靖国神社参拝をせずに、東アジア諸国との関係をまずくすることなく)死者を慰問する方法を見つけるべきだ」と提言。

続いてドイツ・ベルリンのウェルト紙27日付は
安倍氏について、「日本の軍国主義の過去に無批判である。日本の戦争犯罪に対する謝罪を認めないだけでなく、東京裁判の正当性さえ疑問視している」と紹介。戦犯をまつる靖国神社に何度も参拝し、北朝鮮に対する強固な態度で政治のスターになった安倍氏のもとで、愛国主義教育が強化される恐れがあると懸念を表明。
また、公共ARDテレビは26日のニュースで、「安倍氏は平和憲法を変えようとしている。今後、自信に満ちた役者として日本を安全保障の舞台に登場させることを狙っている」と報道。

あのアラブ首長国連邦では、アルハリージ紙20日付でレバノン大学教授のマスード・ダヘル氏による安倍晋三氏に関する論評を掲載。
「日本の権力の座にある『新保守主義者』」と題する論評で同氏は、安倍氏の政治姿勢とその特徴について、次のように紹介しています。
(1)アジアにおける日本のイメージと利益を損ねるとの反対があるにもかかわらず米国とあらゆる分野での関係を促進する点で小泉前首相の後継者だ
(2)中国や韓国などアジア諸国が反対している小泉前首相の靖国神社参拝を手本にしている
(3)現在を、日本がアジアで政治、経済、軍事、文化のあらゆる分野で主導権を復活させる歴史的好機とみている
(4)戦力の保持と海外での軍事行動への参加を禁じた日本国憲法第九条を変える試みを進めている。


これは海外のメディアが安倍さんをどのように見ているかを書いている記事です。

安倍さん。
世界に出て行くには可成、「歴史観」の壁は大きい模様です。
アジア諸国だけがアレコレの注文をつけているようではないようです。
かくなるうえは、安倍さん流の言い方に従って、
もう一度、「しっかりと」日本国民・世界の人々にむけて、分かりやすく「靖国と歴史」について自説をお話するといいと思います。

| | コメント (3) | トラックバック (1)

2006.09.26

安倍内閣

安倍新内閣がいよいよ発足。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 衆参両院で新首相に選ばれた安倍晋三首相は26日午後、組閣作業に入り、官房長官に塩崎恭久氏を起用。主要閣僚には、外相に麻生太郎氏を再任、財務相に尾身幸次氏、総務相に菅義偉氏、文部科学相に伊吹文明氏を選んだ。

 新内閣の主な顔ぶれは以下の通り。

 法務 長勢甚遠氏▽厚生労働 柳沢伯夫氏▽農林水産 松岡利勝氏▽経済産業 甘利明氏▽国土交通 冬柴鉄三氏▽防衛 久間章生氏▽経済財政 大田弘子氏▽環境 若林正俊氏▽国家公安 溝手顕正氏▽行政改革 佐田玄一郎氏▽金融 山本有二氏▽沖縄・北方 高市早苗氏
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

この内閣がどんな政策を打ち出し、どの様に国民生活に影響が出てくるのか、、、
今はなんとも言えませんが、
先日、とても気になるニュースを発見。
安倍新政権にメディア戦々恐々?と言う東京新聞の記事。
ご覧になった方も多いと思いますが、
なかなかキツイ内容です。
まだご覧になっていない方は是非読んでみてください。

「言論弾圧」ですかぁ〜〜〜

人間が人間として発達してきたのは「言葉」を獲得してきたからです。
自分の考えや思いや疑問を言葉に表し、
相手や対象からもその考えや知識や知恵を言葉から得、
人類は発展してきました。
つい先頃もOldest Writing in New World Discoveredと言う事でアメリカ大陸で最古のものと思われる文字が発見されたばかり。

言葉は大切です。
言葉を封じ込めることは思想を封じ込めることで、
それはやがて人間の尊厳を奪いさる事です。
では奪い去ったものがひたすら幸せかと言えばそうではありません。
昔からたとえ話にあるではありませんか。
「手に触れる物すべてが金になることを望んだ者はやがてその欲望に囲まれて死していく」というあの話です。
自分の意のままになる者、
耳障りのいい言葉、
だけを身近において、そうでない者を排斥した為政者は、
やがて朽ちていくのが世の常。

安倍さんの内閣が言われているような「言論弾圧」するかしないかは今後の動きを見ていく必要があります。
が、
安倍さん。
本当にこの国の施政を思うなら「言論弾圧」だけはなさらない事です。

国民が豊かで、ギャギャと騒いでいる活力ある国を目指してください。

| | コメント (2) | トラックバック (4)

2006.09.24

ネットがつながりました

ヤフーのレンタルモデムが金曜日に壊れ、
しばらくネット環境にいませんでした。

その間、
相変わらず、座骨神経痛で大騒ぎ、悟れない私です。
冷えから神経痛はくる、ということでこのところ足湯をしたり手湯をしたりと忙しい。

それから、昨日は「ウルトラマン」観てきました。
感想はいずれ日を改めて。
されから、それから、贔屓のサンフレッチエが勝って幸せ。

今日は夫と宇治平等院の阿弥陀如来の天蓋を、初公開ということで観てきました。
これもいずれ改めて。

それから、それから、それから気になることは安倍さんの教基法改革ウンチャラです。
これは、しっかり書いていきたいと思っています。

このところ体調不良につきコメント・トラックバック失礼をしています。
ごめんなさい。
もうちょっとしてスッキリしたらまたお返事をと思っています。
自分の記事をアップするだけで精一杯の今なので許してください。

では、、、

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.09.21

優先順位

一夜明けて、
安倍さんをじっくりとテレビでみながら、悩んでしまいます。
いえね。何がって。
安倍さんにこの国を任せてどこへ行くのかという事についてです。
安倍さんは言う。
5年めどに改憲実現と。
教育基本法を変えると。最優先課題として。
消費税も上げることを視野に入れているという。
一方で、構造改革は小泉さんの路線を引き継ぐという、、、
つまりは「小さい政府」で国民へのサービスは切るということでしょうか。
見えない、、、
本当に見えない。
日本の未来が美しいなんてどうして彼は言えるのだろうか???
憲法をいじり、
教基法をガタガタにし、
格差を広げ、
国民からは金だけでなく「命」までも吸い込んでいくような「鬱・苦・死」国しか見えない。

安倍さんは言う。
“私たち自身の手で、日本の未来の姿、理想を書くということ”と。
私たち自身とは誰か?
日本の未来、理想とは何か?
についての説明はない。
しかし同時に彼は言う。
「集団的自衛権行使」についての政府解釈を変更。と
米軍と自衛隊との共同作戦を最大限拡大しようと言うことか。

「教育基本法改正は最重要法案だ。しっかりとりくんでいく」
とも言う。
彼の教基法へのなみなみならぬ思いはどこからきて、どこへいこうとするのか?
「ダメ教師には辞めていただく」と「教員免許の更新制」を主張。
さらに究めつけは次の言葉。
「国が危機に瀕(ひん)したときに命を捧(ささ)げるという人がいなければ、この国は成り立っていかない」
「国を愛する気持ち、涵養(かんよう)する心を育てる」
安倍さん。
国が危機に瀕しているとは具体的にどういうことだろうか?
国民が生活に貧し、日々をやっとの思いで暮らしているという現実については政治は命をかけて国民を守ってくれないのだろうか?
愛する国のために命を賭すまえに、糊口を繋ぐことの方が最優先ではと思います。
安倍さん。
アナタの周りは裕福でフカフカの人ばかりなのかもしれないが、
そうでない国民もいっぱいいるのです。
社会保障は切り捨てられ、
国民へのサービスはドンドン切られ、
明日への希望や気力がなくなってきている国民が増えて来ています。

憲法や教基法の前にすべきことは、
この国を文字通り「活性化」することではないでしょうか?

| | コメント (4) | トラックバック (4)

2006.09.20

安倍さんですかぁ

自民新総裁に安倍氏 全体の6割超える得票と言うことで、予想通り安倍さんに決まりました。
安倍さんかぁ〜〜〜〜
???????

何年か前には考えもしなかった安倍さんが「総理」ですか。
ううううう〜〜〜〜〜んん。
この先、どのような政治が展開されるのだろうか?
正直、不安です。
見えません。

いずれにしても、
これからもしっかりと成り行きを見ていきたいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

座骨神経痛養生記

座骨神経痛との闘いの中で、
何を得たかと言えば「こころ」の問題です。

私は何か問題が生じるとネット検索や本を片っ端から調べると言う「悲しい性」があります。
以前も書きましたが、
それは政治・経済だけでなく病気についても徹底的に調べます。
蕁麻疹の時は、ネットの履歴は「蕁麻疹」だらけ。
花粉症の時期はひたすら「花粉症」。
また、カメムシがでたらカメムシ。
毛虫なら毛虫。
こんな私に夫は「ご苦労な性格」といつも言います。

さて座骨神経痛。
勿論、本棚から関連の本を次々と引っ張り出し、
ここ数日のネットの検索は「腰痛・座骨神経痛」ばかり。
そしてこの三週間で整形外科には行きまくり、
友人には電話をかけまくりました。
整形はセカンドオピニオンということで三軒。
一つは、先生の診察は凄く丁寧で、レントゲン以外にも手やら足やらしっかり診てくれます。
しかし治療は流れ作業。
次の医者は、お気楽。
「あああ、この病気は死にません。死ぬまで痛いかもしれませんが、、、」
と言って、筋肉トレーニングを教えてくれます。
さらにもう一軒は、本当になんでもありの町医者。
ただマッサージの先生が「心」を受け止めてくれます。
「ゆっくり、ゆっくりいこうね。治るから」と。
そんなわけで三軒の医者をハシゴ。
全部言うことは「座骨神経痛」。
しかし治療法はみんな違う。
すると途端に迷う私。
心がザワザワと波たつ。
そこで登場するのが気功の友人とカイロプラクチックの友人。
二人に電話をしてしゃべりまくる。
「元気そうじゃない」なんて言われても絶対信じない。
「うううう〜〜〜〜んん。ココとアコとソコが痛くて泣いている」とひたすら喋りまくる。
電話の向こうの友人は言う。
「元気そうだよ」と。
満足しない私の、次の友人はリウマチとか腰痛で実際に痛んでいる友達。
お互いに痛いところ自慢をしあって、サヨウナラ。
それでも、
それでも、心は落ち着かなくひたすら「治る」ことを求めている。
以前、読んでいた夏樹さんの「椅子が怖い」をもう一度読み直し。
さらに「腰痛は怒りである」という本をネットで知って、即、夫に生協に注文してもらう。
その間、整体にかかっている友人が、今度、一緒に行こうと誘ってくれる。
連れていってくれる日を指折り数えて待っている。
別の友人は「サプリメントがいい」という。
カタログを送ってくれるという。
毎日、ポストを見に行くがまだ届かない、、、

ああああ〜〜〜〜〜
痛いよ。グスン。グスン。
可哀想な私。

そして昨日の夜。
帰りが遅くなると言う夫の電話を受けて、
「じゃ、それまで鎮痛・消炎剤を腰に貼って待っていよう」と思って、
医者から貰った貼り薬を腰にペタペタ。
夫を待つうちにウトウト。
夫の帰りが予想外に遅く、気がついたら12時近い。
慌てて腰に貼ってあった薬をはがしながら、急に心配がもたげてくる・
「あっ、この薬の副作用ってなんだろう?」
思うと不安がドヨドヨとひろがる。
すぐにネット検索。
〜〜〜副作用はかゆみ・発赤、、、、まれにショック〜〜〜

「うわっっ====ショックってなんだぁ」と、さらに検索は続く。
なんだか胃のあたりがスースしてきた感がする。ひょっとしら薬が効きすぎている?
うわっ〜〜〜
「薬名、口にはいる」検索しても出てくるわけない。
ひょっとしたら私「心」が変?
だんだん、心がグチャグチャになる自分を認識。
早速、本棚から「心の病を治す食事」と言う本をとってくる。

そこへ帰ってきた夫。
ことの顛末をしゃべりまくる。
聞いていた夫がただ一言。
「さとれ」と。
曰く。
今、治そうとジタバタしていることはみんな反対のこと。
結局悪くしているだけ。
もう、病気の事は気にせず全て受け入れろ。
痛いと騒いでいる時間があれば写経でもしろ。


うううう〜〜〜〜〜〜んんん。
写経。
夫の口から写経なんて言葉がでるなんて、、、
さとれ、なんて、、、
物理学者で宗教とは無縁と思っていた夫。
般若心経なら唱えることができる私。
道元を読み、良寛を愛し、菜根譚を傍らに、ひたすら精神修養をしようとアタフタとしている私。
結局、夫の一言でそれらがなんと借り物であったかとガツンと思い知った私。

その後も夫から諄に説かれ、
次第に明らかになっていく自分。
言われてみれば、大好きなサッカーや映画の時は痛くない。友人と話していても平気。
趣味の格闘ゲーム(実は大好き)をしているときも全然痛みを感じない。
が、
終わった途端、痛みがド〜〜ド〜〜通し寄せてくる。
結局、私も夏樹さんと同じように
自分で新しい病気を探して、作り、そこに埋没しようとしていたのかもしれません。
夫曰く「暇」だとか。
もっと生産的なことをしろと言われました。
例えば「平和」についてとか、「教育」とか「歴史」とか、、、

実際、腰痛やら座骨神経痛は昨日と同じように変わらずあるのですが、
「だからなんなのだ」
という気になっている私です。
と、いうことで、
すぐには変わらない頑固な私の心と向き合いながら、
今日は、ちょっと他の勉強をしようと思っています。

| | コメント (2) | トラックバック (3)

2006.09.19

座骨神経痛養生中

座骨神経痛の奮闘は続いています。
随分、快くなりましたが、
パソコンの前に座っていたりすると、太ももの裏がジンジンきます。
そんなわけで、
書きたい事や、またいただいたコメントのお返事もさしあげたいのですが、
今、しばらく養生しようと思っていますので、ごめんなさい。
ゆっくり焦らず書いていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2006.09.18

敬老の日

きょうは敬老の日
〜〜〜〜〜〜〜〜
敬老の日は、兵庫県多可郡野間谷村(現在の多可町)の門脇政夫村長が1947年に提唱した「としよりの日」が始まりである。「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」と、農閑期に当り気候も良い9月中旬の15日を「としよりの日」と定め、敬老会を開いた。これが1950年からは兵庫県全体で行われるようになり、後に全国に広がった。その後「としより」という表現は良くないということで1964年に「老人の日」と改称され、1966年に国民の祝日「敬老の日」となったわけである。
(wikipediaより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と、言うことで
お年寄りは「国の宝」であるという精神から始まった「敬老の日」。
60年にわたり続いています。

日本では、65歳以上の方は、
1950年と2005年を比べると、6.1倍。今後、さらに増えるものと予想されます。
また世界でも、高齢者は急増。
過去の約55年間に3.6倍に増えました。
 
お年寄りは国の宝であり、
その国が平和であるか豊かであるかの指標の一つと思います。
医療費が上がり、
年金が減り、
介護保険が上がり、
と、お年寄りが苛められている現実は、
政府の貧困を表すものです。
お年寄りが安心・安全で豊かな老後を過ごすことが出来るような社会を目指す必要を感じています。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2006.09.16

アメリカは安倍さんをどの様に見る

ニューズウィークのアジア最新号は安倍さんについて次のように言う。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
THE WILD CARD
Japan's next leader, Shinzo Abe, is something of a cipher. But what countries in the region do know about his hawkish foreignpolicy views worries them. At a time of already escalating tensions, the transition could be dangerous.
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「実績は薄いが、周辺諸国はすでに彼のことを懸念している」と。
また、
タイム
は表紙で次のように書いています。
「安倍氏が、支持者にとっては強力な指導者だが、批判者にとっては危険な国家主義者」と。
ここでは北朝鮮問題を中心に安倍さんの活動を紹介。
そのうえで、小泉さんの責任や、安倍さんの事実上の外交顧問の岡崎久彦元駐タイ大使の言も紹介。
〜〜の中国を念頭におき「戦争の準備をしなければならない」と〜〜〜
さらに、国神社参拝を繰り返した小泉首相の下で中韓両国との関係が悪化したなか、「東京裁判の正当性を疑問視する」安倍氏が首相になれば「傷が悪化する可能性がある」とも述べています。


さらにさらに、
米下院外交委員会は14日に日本と近隣諸国に関する公聴会を開き、小泉首相の靖国神社参拝に反対を表明してきたハイド委員長が、靖国神社の遊就館の歴史観を批判、是正を求めました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【ワシントン14日共同】米下院外交委員会のハイド委員長(共和党)は14日、日本と中韓など近隣諸国との関係に関する公聴会で、小泉純一郎首相が8月15日に靖国神社を参拝したことに言及した上で、同神社内にある戦時中の兵器などの展示施設「遊就館」の太平洋戦争に関する説明内容を修正すべきだと明確に述べた。
遊就館の展示内容が旧日本軍をアジア太平洋地域の「解放者」と説明していることに「当惑している」と指摘した。
米議会有力者が公の場で遊就館問題を取り上げ、批判したのは初めてとみられ、首相が参拝を強行したことに対する強い抗議と懸念の表明といえる。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
太平洋戦争に従軍した経験を持つハイド議員(共和党)は、遊就館の展示が日本の戦争について「西洋帝国主義の支配から解放するためだったと若い世代に教えているのは困ったことだ」と主張。
「この博物館(遊就館)で教えられている歴史は事実に基づいていない、是正すべきだ」と語りました。
また、ナチスのホロコーストの生存者であるラントス議員(民主党)もハイド議員の主張に呼応。
「日本が過去の歴史に正直に取り組んでいないことは、日本自身にとって大きな危害となっている」と述べ、「日本の歴史健忘症の最も顕著な例が、日本首相の靖国参拝である」と指摘。
さらに続けてA級戦犯をまつっている靖国神社への首相の参拝は、
「ドイツのヒムラー(ナチス親衛隊総司令官)、ゲーリング(ナチ政権下でヒトラーに次ぐ実力者)らの墓に花輪を置くに等しい」とも語りました。

この中で、
日本の次期首相への「メッセージはシンプルだ」とし、「戦争犯罪人に敬意を表することは道徳的に破綻(はたん)している。この習わしをやめなければならない」と述べました。
さらにさらにさらに、
同議員は、侵略の歴史を美化する「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書を日本政府が検定合格させたことにも言及。
「南京大虐殺はなかった。日本は他のアジア諸国を帝国主義から守るために開戦しただけだ」とする教科書を「歴史修正主義」だと表現。将来の日米関係にとっても、「日本の超国粋主義者を除くすべての人々にとって、率直に公然と過去と向き合う日本の姿勢が最高の利益であることは明白だ」と語りました。

こうしたアメリカの議会や世論の反応を受け、
また国民の平和を望む声を受け、
次期総理と目される人は、
どのような政策を打ち出すのだろうか???
これは、かなり厳しくチェックしていく必要がありそうです。

すくなくとも安倍さんが言われているような
・憲法を変える
・教育基本法を変える
は、拙速には決めることはできない課題です。
ゆっくり、
ゆっくり、
ゆっくり、、、
考えていっても遅くないように私は思います。
未来に禍根を残さないために。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2006.09.14

消費税より法人税

自民党総裁選にむけてスポットのあたっている三人。
谷垣さん。
安倍さん。
麻生さん。
いずれも「消費税をあげよう」と主張なさっています。
「税制改革」による増収策といえば「消費税しかない」とする立場です。
ところで本当にそうなのだろうか?
「消費税しかない」のだろうか???

財務省の調査で明らかになったことは、
金融関係を除く企業の05年度の経常利益は、過去最高の51兆7000億円。
ところが、
ところが、
法人税収は、89年度の19兆円から、05年度の13.3兆円に減りました。
????
利益が3割増えたのに、税収は反対に3割減ったということです。
なぜ〜〜〜ですか???
答えは、ズバリ。
財界の要求に従って、政府・与党が法人税の減税を繰り返してきたことです。

実際、谷垣さん自身も記者会見で認めています。
〇五年度の法人税収は税率30%で13.3兆円であり、これを89年度当時の税率40%に戻すと税収は18兆円を超えると。
つまり、五兆円は消えたのです。
大企業の金庫の中に。


さらに、よくわからない「研究開発減税」。
これは研究費の規模が大きい大企業の法人税率を6%引き下げる効果があります。
実際、私物化と思われても致し方ないのが、日本経団連の現・前会長の出身企業であるキヤノン、トヨタ。この措置だけで法人税率がなんと24%に下がります。

大銀行も例外ではありません。3兆円の過去最高益を上げながら、国と地方の法人課税を合わせて478億円しか払っていません。
1・6%の負担率です。

税金が高ければ企業が海外へ逃げるとか、
国際競争力に負けるというのが企業温存の理由です。
が、政府の調査で日本企業の公的負担はフランスの半分、イタリアの2/3の水準にすぎないことは充分承知の筈です。

一方、国民からはガッポガッポととりまくってきたことは既に何回も見てきました。
消費税はとくに、低所得者ほど負担が重いという最悪の税制です。
健康で文化的な生活を送ると言うことは、
その日、そのひを過すことと将来の不安、とりわけお金の面で不安がない生活だと思います。
今、この国は国民から「未来」を奪い去ろうとする法案がドンドンまかり取っていくようで、
なにやら首筋が寒くなります。

財政危機、
テロへの危機、
教育の危機、、、、
なんだか危機が多くなりました。
それも政府から発せられる情報の中に危機が含まれています。
危機を言い募り、
不安をかきたて、
そして袋小路に追い詰めていくような政策は
間違っています。

次期総理がどなたかはわかりませんが、
国民が今、一番望んでいるのは、
美しい国(今、充分に美しいです。この国は)ではなく、
「食べていくことができる国」であることを、どうぞ知っていてください。

| | コメント (0) | トラックバック (5)

2006.09.13

ウルトラマン40周年

今年はウルトラマン40周年と言うことで、
今、ウルトラマンが熱い。
私もブームに便乗しようと、40年前のウルトラマンのビデオを観ています。
これが、面白い。
実にオモシロイ。

♪胸(むね)につけてる マークは流星(りゅうせい)
自慢(じまん)のジェットで 敵(てき)をうつ
光の国から ぼくらのために
来たぞ われらの ウルトラマン

手にしたカプセル ピカリと光り
百万ワットの 輝(かがや)きだ
光の国から 正義(せいぎ)のために
来たぞ われらの ウルトラマン

手にしたガンが ビュビュンとうなる
怪獣(かいじゅう)退治(たいじ)の 専門家(せんもんか)
光の国から 地球のために
来たぞ われらの ウルトラマン

音楽がなりだすだけでワクワク。
さっき、観たのは「バルタン星人」。
おおおお〜〜〜〜バルタン星人。
今回の主役は君か。
あのはさみ姿とあのウヲウヲウヲ〜〜〜〜のバルタン君。
そしてお馴染みのハヤタ隊員と愉快な仲間達。
彼らは、怪獣が出ても、ウルトラマンが出てもビックリ腰を抜かさない剛の者です。
そして、いつも言われるように何故か東京に出てくる怪獣たち。

政府は有無を言わさず核攻撃をしようという。
しかし我らが科学特捜隊の隊長は「話し合おう」と言う。
そんなスッダモンダの揚げ句、バルタン星人と話し合う、ことになるのだが、
話は決裂。
そしていよいよウルトラマン登場。
サイコ〜〜〜
思わずパチパチ。
いつの間にかのめり込んでいました。

40年前の作品にもかかわらず、
今に新しい。

ところで腰痛の私は思わずウルトラマンに叫んでいました。
「そんなに腰を反らして飛んだら腰痛になるぞ!!!」と。
人はどんな物でも己に引き当てるものなのでしょうか???

| | コメント (3) | トラックバック (2)

2006.09.12

公開討論会

自民党総裁選の公開討論会が昨日日本記者クラブで行われました。

この中で最も気になったのはズバリ憲法改定。
「五年近くのスパン(時期)で考えないといけない。しかし、国民的議論が進み、(国会で)三分の二のコンセンサス(合意)を得る目安が付けば、さらに前倒しもありうる」と安倍さん。
実際、総裁選「政権公約」の冒頭でも「新たな憲法の制定」を掲げ、次期政権で政治日程にのせると公言。
自民党が昨年11月にまとめた新憲法草案について「前文はもうちょっと(手直しすべきだ)という気もあるが、国民のコンセンサスを中心に考える。与党、民主党などによびかけることでかなり自民党草案と変わることも考えられる」と言明。
また、海外での武力行使を可能にする集団的自衛権の行使についても次のように言いました。
「今まで政府の解釈で禁止されていた集団的自衛権の行使そのものの検討や研究をしてみることすらいけないのか」と問いかけ、行使を前提にしない限り必要のない研究・検討をすすめる考えを示しました。
つまり、解釈改憲で集団的自衛権行使を狙うと言うものです。
今までは政府は自衛隊を憲法の否定する「戦力」ではないと主張してきました。
その理由として、
(1)海外で武力行使するための海外派兵はできない
(2)集団的自衛権の行使はできない
(3)武力行使を目的とした国連軍には参加できない
でした。
こうした事情の中で安倍さんの解釈改憲。
言うなれば、集団的自衛権行使について、改憲に時間がかかるから解釈を変えようというものです。
今までは歯止めとしてあった憲法をなし崩しに崩して、、、
世界へ出て行こうとするのでしょうか?
武装をして。
安倍さん宣うところの「美しい国」って集団自衛権を行使して海外派兵をバンバンして、
しかも足元のお国の国民は税金を納めることに疲労困憊。
やせ衰えた庶民は肥えた金満家を太らせるために、ますますやせていく、、、
そんな日本を作ることが彼の国造りなのだろうか???
「鬱(うつ)苦(く)死(し)」ばかりの国はゴメンです。

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2006.09.11

国連全地球的対テロリズム戦略

もう5年になるのですね。
アメリカの同時多発テロから。
今日のニュースでは、あのビル崩壊後、体調を崩した人が多いことを報じていました。
さらに今後増えることも見通されています。
遺族の方、九死に一生を得た方、復興の仕事をなさり健康を損なった方、、、
まだまだ傷は癒えません(それどころか深まるばかり)
さて、
これに先立ち、国連総会は8日、テロリズムを非難し、根絶のため地域、国家、国際社会のそれぞれのレベルで取り組む行動計画を盛り込んだ「国連全地球的対テロリズム戦略」を全会一致で採択。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
決議は「あらゆる形態のテロを強く非難する」としているが、各国の見解が分かれている「テロの定義」は盛り込まれなかった。さらに、交渉が行き詰まっている「包括テロ禁止条約」の成立に向け、あらゆる努力を払う決意を確認するとの決意を示した。
行動計画はインターネット時代のテロ対策を重視、各国にテロリストのネット使用を厳しく取り締まるよう促しているほか、生物兵器に関連した事件のデータベースの整備や国境監視の強化などを盛り込んだ。 
アナン事務総長は「歴史的な偉業」と称賛したが、エリアソン総会議長は「非常に微妙な問題」と指摘。民族自決権に基づく武装闘争をどうとらえるかなど、テロの定義をめぐる加盟国間の対立が容易には解けない現状が浮き彫りになった。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
各国の立場により微妙なニュアンスの違いもあるようですが、
それでもテロ防止にむけて国連のレベルで討論していくことは解決の第一歩出は、と期待しいものです。
テロリズムを「国際の平和と安全に対する最も深刻な脅威の一つを成すものとして強く非難する」ことを再確認。
さらにテロリズムを「国際社会は必要な手段を講じ、テロリズムの防止とそれとのたたかいでの協力を強化すべきだ」と指摘。
また「行動計画」部分として
「テロリズムの拡散につながる環境に対処する措置」、
「テロリズムを防止し、それとたたかう措置」、
「人権の尊重と法の支配をテロリズムに対するたたかいの根本的基盤として確保する措置」
などを列挙。
評価すべきこととしては貧困の半減を2010年を達成期限として目指した国連「ミレニアム開発目標」実現を盛り込んでいることです。つまり貧困がテロの引き金の一つになっていることを指摘して、その防止のために抜本的解決を図ろうとするものです。

いずれにしても「暴力」からは何も生まれないことを再確認するためにも、
今日9/11は世界中にとって忘れてはいけない日です。

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2006.09.09

9月9日

今日は重陽の節句です。
昨年も書きましたが旧暦の事ゆえ実際は10月。
季節の感覚からするとまだ「夏」のように思うのですが流石に夕方の空は「秋」です。
昨日8日は部分月食が朝早く見られたのですが、残念ながら私の住む地域は曇りで観測は出来ませんでした。
が、
季節は確実に「秋」に向かっているようです。

秋の花は何故かうら寂しい。
春や夏のように豪華ではなく楚々と咲いている花が多いように思います。
秋の花は風にゆられ、
ゆられた花は空に優しく舞う。
そんな透明なこの時期です。
そして夜は深まり、
深まる夜の月を見ながらお酒を酌み交わすことを楽しんだ先輩たち。
彼らが見上げていた月の
その向こうに何があったのだろうか?

延命長寿の霊力にあやかりたいと言う願いを込めて、
この日、古代の人々はお酒に菊の花を浮かばせてたしなみました。

今晩、丸い大きな赤い月が東の空から上がる頃、
秋の気配を楽しまれては如何でしょうか?

| | コメント (2) | トラックバック (1)

どうする?金融庁

サラ金の高金利を引き下げる貸金業規制法改正原案をめぐり、自民党内の調整が難航しているとのこと。
では実際どう言うことか見てみましょう。

そもそもは、金利引き下げでの焦点は、
サラ金が利息制限法の上限金利(15〜20%)を上回る出資法の上限(29・2%)すれすれで融資する灰色金利の廃止でした。
自民・金融庁の案は、この灰色金利を廃止したといいます。
が、現実には、期間6カ月〜1年、30〜50万円の短期・少額の融資は「特例」として年28%もの高利を認めるものです。
サラ金の一件あたりの貸し付け平均は40万円。
つまり特例が特例でない事態になります。
なぜ高金利特例なのかと言う事について、
金融庁は、「給料日までのつなぎ資金など短期・少額の融資は、金利を下げると審査が厳しくなり融資が受けられなくなる人が増えるからだ」と主張。
しかし「甘い言葉にゃ裏がある。
美しい花には刺ある」
この「短期・少額融資」というのが罠です。
「十日以内は無利息」と聞けば、誰でもイイネ、、、しかも可愛い女の子や優しそうなオジサンやワンちゃんまで言うのだから安心。
と、思って借りようものならそこからは無限地獄です。
10日間なんてすぐに経ちます。
これからがサラ金の真骨頂。
年3割近い高利を容赦なくかけるのです。
そして後は御存知の通り。
返済のために別のサラ金からも融資を受ける多重債務。そして遂に破産や自殺にまで至るというのが今までのサラ金禍の構図。

と、言うことでこの案は各方面から批判が相次ぎ、
流石の自民党ももう一度練り直す模様。

金利を下げることは勿論、サラ金の金利云々よりもさきに、
低所得世帯へのセーフティーネットとなる緊急小口資金制度や生活福祉資金貸付制度など低利の公的融資制度の拡充など政府自らが行うべきことも視野に入れて検討する必要があります。
この問題、今後もしっかりと見ていきたいものです。

| | コメント (2) | トラックバック (2)

2006.09.07

鬼と女とは人に見えぬぞよき?

虫愛ずる姫君は言う。
「鬼と女とは人に見えぬぞよき」と。

馬場あき子さんは「鬼の研究」の中で件の言葉を以下のように解説しています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
姫君は人間社会のひずみにうまれた歪んだ意識や先入観が作り出す不自然な習俗に、さげすみのまなざしを送りつつ暮らしているが、さすがに当時の女のならいにまったく背きはてることも出来ず、したがって親たちとも、面と向かって応答するという大胆な方法は取らず、例の抒情的にしていささか不愉快な垂れ布や几帳のかげに身を置いて物案じをするのであった。その合理的進歩性においてやや常識をはみ出し、世間からの変人扱いに対しても激しく拮抗せざるを得なかったこの姫君が、ある日、しみじみと「鬼と女とは人に見えぬぞよき」と案じ給うた、その物思いとはいったいどのようなものであったろう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

鬼はその正体が見えぬこそ恐怖の対象として畏れられ敬われそして親しまれてきました。
日中堂々と往来を闊歩する鬼は既に「鬼」の本質から外れているのです。
そして女もまた然りと姫君は言う。
几帳か御簾か知らないがそんな中に隠れて素顔を出さないところに床しさと愛らしさがあるとされた時代。
こんな時代にもやはり「既成の観念」に飽き足らない女性はいて、
その身内からでくるエネルギーをもてあまし、そうかといっても時代に抗することも出来ない。
そんな姫君が愛した物は「むし」。
しかし、
この時代、全ての女性が身動きできないガチガチの生き方をしていたかと言えば、
そうではなくて一般大衆の女たちは「わわしく」「逞しく」「したたか」にそして「艶やかに」生きていました。
時代や権力の制限を受けつつも伸びやかに生と性を生きぬいた女たちとは対照的に自分の人生を歪に嘆息した姫君は、それでも青虫から蝶への変身する姿に己を投じたものと思います。
鬼も女も、虫も現実とはかけ離れた仮の姿として、、、

ではこの姫君が生きた時代と今の私たちの時代とは全然違うかと問われれば、
私は「同じ」と答えます。
いえね。
先般の皇位継承問題。
私自身は先の記事にも書いたように平和の象徴と言う意味で皇室の存在意義を認めています。
長い歴史の間には天皇その人に絡むアレコレの意見はアレコレあるものの。
このたび紀子妃が男の子をお生みになり、これに関して皇位継承云々でまたいろんな立場の方のご意見が聞かれることと思います。
私個人は、象徴天皇であるがゆえに「男女平等」の立場で皇位継承がなされていけばいいのでは、、、
と考えています。
お世継ぎ問題が当事者の皇室の方々に大きなプレッシャーとならないためにも。

なにはおいても、
アマテラスは女性である!!!

| | コメント (3) | トラックバック (1)

核兵器取り決め(草案)発見

米核兵器の日本への持ち込みを認める日米核密約に基づき、「海軍補給艦船」を含む米軍艦船が核兵器を搭載したまま日本への入港を繰り返していたことを証明する米政府内部文書の存在が、このほど明らかになったと言うニュースを発見。
これはどう言うことかと更に読み進めると、以下のとおりです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この文書は、米軍の核兵器持ち込みに関する二十二カ国との取り決めの一覧を作る作業の一環として、一九六八年十月八日に国防次官補室が作成した「核兵器取り決め(草案)」です。米国の民間調査団体「ナショナル・セキュリティー・アーカイブ」(NSA)が八月後半に公表た。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そこでチョットこのサイトを調べて読んでみました。
半分程度が削除され、国名もすべて削除されているが、この中の五ページ分が明らかに日本にかかわるものだと指摘。
この記事は米に「核密約」関係文書 現在も極秘扱いと言う記事が既に1999年にNSAから出ていたようですが、今回の記事は7年経ってさらに詳しい情報を得ることが出来たNSAが発表した物と思います。
これによると、核搭載米軍艦船が日本に何回も何回も寄港していたということです。
それは「密約」に基づいてだそうです。
密約。
つまり国民は知らされていなかった、、、
と言うことです。
朝日新聞の記事が出た翌日の1月12日。核密約と言うタイトルで沖縄タイムスは社説を書いています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
やはり「核密約」はあった。われわれの懸念が現実のものとなった以上来週から始まる通常国会で徹底的に論議し、真相を究明してほしい。
 十一日付の朝日新聞は、一九六九年の日米首脳会談で、当時のニクソン大統領と佐藤栄作首相が交わしたとされる非常時の核持ち込みに関する「密約」の関係文書が米国家安全保障局(NSA)に保管され、現在も「極秘扱い」になっていることが明らかになった—と報じている。
日米首脳の「核密約」については、九四年に若泉敬・元京都産業大教授が著書「他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス」で暴露して以来「存在」を疑うものはいなかった。だが、密約に直接関連する公文書が今回初めて明らかになったわけで、朝日新聞の資料入手は画期的と言える。
これまで政府は、この種の文書を否定してきた。九四年当時の羽田孜首相は「密約は存在しない」と言い、その後村山富市首相も「官邸で探したが見つからなかった」と述べ、どちらかといえば「密約隠し」を行った。
外務省も同様だった。それが覆されたのだ。対米外交の弱腰を再認識させた重大な問題と言わざるを得ない。
今回入手したのは「核密約」文書そのものではない。しかし、密約に直接関係する公文書であり、核密約があったことはもはや動かせない事実であろう。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この当時の政府や外務省の対応ぶりが書かれています。
結局、国民に内緒でアメリカいいなりの外交をしていたのですね、、、

この問題、私たちの核兵器を廃絶しようという切なる願いに真っ向から挑戦、というより私たち国民を裏切っていた背信的行為と言っても過言ではありません。
真実をしっかりと国民に伝え、
今後どの様にアメリカに対応していくつもりか国会の場で明らかにしていただきたいと強く思います。
 

| | コメント (5) | トラックバック (2)

市場化テストの基本方針

この5日に閣議決定された市場化テストの基本方針
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
基本方針では来年度から入札の対象とする業務として、ハローワークが手掛ける技術者向けの職業紹介、国民年金保険料の徴収、登記証明書の交付など9つを明示。当初検討した電話による年金相談と厚生年金保険への加入促進は今回は見送ったが、今後も対象業務を追加する考え。年内をメドに来年度実施分の上積みが可能かを判断する。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
公共サービスにたいする国の責任がさらさらにすり減り、すり減り今やボロボロの雑巾。
手にとって見透かしてみると先には「民間・ボロもうけ」と言う字が見えます。

今回、市場化テストの対象とされた事業は9つ。
・ハローワークの職業紹介事業。
うううう?????
労働者の最後の砦ともいうべきハローワーク。
ここは職業紹介だけでなく、憲法が定める国民の勤労権を保障するための大切な機関です。
法令違反企業への指導など労働条件向上の役割も担っているのです。
ここの機関を民間に任せることになれば、もう勤労権はズダズダになると考えられます。
ハローワークそのものが法令違反企業になったりしたら、、、
誰が国民の労働権・勤労権を守るのでしょうか???
ハローワークの関連事業である人材銀行など五事業で、
厚労省は「入札募集者と参加者が同じなので対策が必要だが、時間的に間に合わない」として、入札参加を見送ると言うのです。

おいおい。
そもそもの市場テストそのものさえどこかへ捨て去ったのか〜〜〜〜い。
建前や〜〜〜〜い。
どこへ行った?

あっ、見つけました。
見つけました。

リクルートでした。
しっかりここに建前が飛んで来て、グチャグチャに丸められていました。
「官と民間を競争させる」
という建前の文字がもう読むことさえできません。

・年金保険料の収納や登記所の証明書交付なども個人情報を扱う大切な所です。
情報に対しての責任もさる事ながら年金保険の収納を民間に任せることは、わけもわからず成果主義に走る可能性大になると思います。手数料と高金利で大もうけしようと信販・銀行業界が参入を求めてきている背景をしっかりチェック!!!

今回の閣議決定。
まずは小手調べです。
次から次とやって来ます。
実際、聖域を設けず、必要な措置を講じると言うことで、
公共サービスの実態なんてなんのその。
住民が困ろうと一向にかまいません。
コストが高くつこうが企業がもうけさえすればよいのです。
美しい国とはこんな国なのです。
泣けますね、、、

| | コメント (1) | トラックバック (2)

2006.09.06

ラヴ・ユー・フォーエバー

紀子さま、男児ご出産 41年ぶりの男子皇族誕生と言うことで今日は朝からこの話題一色。
まずはおめでとうございます。
庶民には想像もつかないようなプレッシャーの中でのご高齢出産。
母子ともどもお元気の由、とても嬉しく思います。
私は戦後生まれだから皇室については、アレコレの思いはありません。
社会科では「象徴天皇・平和憲法」と言うように習い、幼い頃は「皇室アルバム」をテレビで見ながら育ち、天皇その人への思いは「平和」と重なるものでした。
その後、さらに歴史を学び、
いろんな方々の色々な立場での皇室への思いというものを知るようになりました。
が、個人的には
皇室の方々にはお幸せでいていただきたく、平和の象徴としていらしていただきたい。
皇室が平和であることが私たち国民も平和であると思うから。
そんなわけで私は個人的には紀子妃が第三子をご出産されたことに、素直な慶びの声を申し上げたいと思うのです。
そのお子様が男子であるとか女子であったらというような事に関しては些かの関心もありません。
ひたすら、お子様が健やかにご成長なさることをお祈りしています。
そして、宮家のお子様は勿論、
日本中の、世界中の子どもたちが幸せであって欲しいと願います。
子どもたちは「幸せ」になる権利を持って生まれてきたと思うのです。
どの子も等しく。

最後に紀子妃とさらに多くの子育て中のママたちに、
ラヴ・ユー・フォーエバーの有名な一節を贈ります。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アイ・ラヴ・ユー いつまでも
アイ・ラヴ・ユー どんなときも
わたしが いきているかぎり
あなたは ずっと わたしのあかちゃん
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

| | コメント (2) | トラックバック (3)

2006.09.05

2007年度概算要求

二〇〇七年度予算に対する各省庁の概算要求が出そろいました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〇六年度当初予算より約三兆四百億円多い八十二兆七千三百億円程度になるとの見通しを明らかにした。国債の利払いや償還に充てる「国債費」が、景気回復に伴う金利上昇の見込みから、一兆九千三百億円増加することなどが影響した。財務省は三十一日に各省庁からの概算要求を締め切り、年末にかけての査定で厳しく歳出を抑制する方針。
(上記サイトより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

では具体的に見ていきましょう。
まず特徴は従来通り「福祉は削減、米軍へは手厚い」と言うものです。
軍事費は1・5%増で、SACO(日米特別行動委員会)や軍事偵察衛星の関連経費を含めると4兆9500億円。
そのうち、米国の核先制攻撃戦略を支える「ミサイル防衛」には、56・5%増の2190億円を計上。
理由はそりゃ、これしかないでしょう。
「北朝鮮の弾道ミサイル発射を踏まえた措置」。
有り難いことです、、、

一方私たちに直接関わる社会保障は、
対象者の増加などで必然的に増える社会保障費の増加分の三割、2200億円をカット。
つまり自分でやれ、ということです。
勿論、雇用保険の見直しや生活保護基準の見直しも忘れません。
ここで言う見直しとは「削減」と同意語です。
しかし公共事業は大手をふるっています。
一応は削減と言いながらしっかり特別枠を確保(3000億円)。
この特別枠には空港・港湾への連絡道路やスーパー中枢港湾プロジェクトなど、従来型そのものの大型事業を並べています。
おいおい空港はもうたくさん。
三大都市圏の環状道路は二割増の2142億円、スーパー中枢港湾は四割近い増加で524億円、関空二期工事など大都市圏の巨大空港整備は36%増2191億円。

本当にこの国は貧乏なんですかね???
いえいえ実は国民に手厚い奉仕をするのがイヤなだけなのです。
米軍や公共事業のお金ならバッサバサと出しますよーーー

今回の概算要求を見て感じたことをツラツラと書きました。
おっと、消費税、忘れるところでした。
こうした貧乏な国ゆえ国民の皆さん、もっと税金払ってください。
しかも国民すべからく頂きますよ。
赤ちゃんからお年寄りまで。
と、言うことで多分これから消費税が浮上してくるのでしょう。
ヤレヤレ、、、ため息です。
もう、払う税金はないよ===
税金を払うためにもっともっと働け!!!
と、言うことです。
泣かせますね。
なかなか美しい国が出来上がります。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006.09.04

総裁選

安倍さんが広島で総裁選出馬を表明して3日が経ちました。
出馬を正式に決める前から次期総裁との声が高く、
マスコミやネットでも安倍さんに対しての発言のアレコレ、さらにはそこから発生したネット界隈での一悶着(あるブログでのある記事に対するトラックバックそ削除云々)と、私にとってはこの2〜3日は情報を得る事に忙しくて自分自身の考えをまとめるに至りませんでした。
さてそんな中、安倍さんの対抗馬にあたる麻生さんの発言に些か気になるものがありました。
自民党がこの1日、広島市内で中国ブロック大会を開き、
総裁選に出馬すると言われる安倍晋三官房長官、麻生太郎外相、谷垣禎一財務相の三人がそろって社会保障問題などで討論した事は既に報道で盛んに言われています。
このなかで麻生さん。
〜〜いまの時代に合った年金づくりを考えなければならない〜〜
と言う主張をなさいました。
ここまではヨシ。
しかしその後次のような由々しき発言が続きました。
「六十五歳以上の人のうち本当の意味での寝たきりは15%しかいない。あとの85%はまわりが迷惑するくらい元気。こういう人は働くしか才能がないといえば語弊があるが、あんまり遊んだことはない。そういう人たちをうまくおだてて使うことが会社経営者の才能」。

うううううう〜〜〜〜〜んんん。

もう一度書きます。
「六十五歳以上の人のうち本当の意味での寝たきりは15%しかいない。あとの85%はまわりが迷惑するくらい元気。こういう人は働くしか才能がないといえば語弊があるが、あんまり遊んだことはない。そういう人たちをうまくおだてて使うことが会社経営者の才能」。

麻生さん。
これってあんまりじゃないですか?
高齢者の方に対してあまりにも失礼ではと思います。
迷惑するほど元気???
これって本当に酷い発言です。
しかも外務大臣が公式の場で発言することだろうか?
そして結論として「経営者は高齢者をおだてて使え」とアドバイス(?)。
知性とか品性とかひとかけらもありません。

麻生さん。
今、私たちがここにあるのは、お年寄りの方々がお若い頃に汗水たらして働いたその財産で生きているわけです。
現役を引退されて悠々と余生を送っていらっしゃる高齢者の方々のことを周りは迷惑なんて思うでしょうか?
仮に思うとしたらそれは政治の貧困ではと思います。
お年寄り、子どもたち、障害者が如何に大切にされるかを見ることは
「その社会の成熟度」を伺う指標と思います。
そう言う意味では、
麻生さん、自らが今の政府には成熟した市民社会を担うだけの理論も政策もないことを述べているのではと考えます。

次期総理が安倍さんか、麻生さんか、あるいは谷垣さんなのか
私の手の届かないところで決められるのはとても残念です。
が、
どんなに手の届かないところで決められた総理であろうとも、
私たちの生活に隈なく関わってくる人だから、
やはりその品性が高い人であってもらいたいと願わずにはいられません。

安倍さん。
火のないところに煙は立たぬと昔から言いますが、
口から口へ、ネットからネットへと言われているウワサ。
本当なのですか?
民衆・大衆の自由な発言を取り閉まろうとなさっていると言うことが取り沙汰されています。
もし事実なら、
これは絶対なさらない方がいい。
「墓穴」を掘ります。
過去の歴史をご覧なさい。
大衆を味方につけない権力はいずれ滅び去っていきます。
なぜなら、一握りの権力はあまたの大衆に所詮、対抗できないのだから。
時代の流れ、時の轟音は大衆から発していくのです。
私は歴史を繙く度に思うのですが、
どんな時代でも一握りの権力者によって時代は作られていくように見えるのだが、
その根底には大衆の大きなエネルギーに支えられていると言うことを見逃してはなりません。
そう言う意味でも今、巷で言われているような言論への圧力が本当にあるとしたら、それは大衆への挑戦です。やめた方がいい。
絶対に勝算はありません。
さて、美しい国とは、人々がまぁ煩いくらいギャンギャン騒いでいる生命力溢れる国のことです。
権力で民主を縛ることは絶対なさらない方がいい。
ところで美しい国の発想は安倍さんのオリジナルなのですか???
いえね、、、
少々気になっただけです。

谷垣さん。
消費税、上げないでください。
これ以上税金が上がるとこの国で税金を納めることが出来る人はいなくなります。
少子化のためなんてここに少子化を理由にするなんてズルイですよ。
少子化を真剣に考えているなら先にすべきことはもっともっとありますよ。
谷垣さん。

と、いうことでかつてなく次期総理になられる方には注目が集まっている総裁選。
しっかりと見ていきたいものです。
このニュース、今後も気がつき次第書いていくつもりです。

 

| | コメント (0) | トラックバック (1)

サウジアラビア戦

オシムジャパン初黒星 サウジに惜敗

結果だけを見れば残念でしたが、
課題が浮き彫りになり次へのステップと考えれば、負けも意義があると思います。
私は後半20分過ぎ、寿人が出てから夫に起こされて見始めました。
(それまでは夢うつつ、、、)
寿人、頑張っていたのですが、決定打をはずしたのが痛かったですね。
選手も体調が戻っていないのか全体にボッ〜〜〜としていました。
監督の言うところの「考えないお子様的」プレーになったようですが、
やっぱり熱いサウジアラビアでのアウェー戦だから考える前にボツ===だったのか。
監督は「自分たちで考えろ」と言うが、
私からしたら(ここだけの話)
コーチーの大熊さん。
ウルサイ、、、
「トゥりオ、あがれ、あがれあがれ、、、もっとあがれ」
「○○、スペース狙え、、、、」
「○○、もっと走れ、、、、」
とかとかとか。
テレビ見ながら思わず私は「大熊さん変わんないね」
その揚げ句違う声がしてきました。
おおお、あれは反町さん???

そんなわけで、オシムさん。
コーチー、かなり煩いですよ、あれじゃ選手はびびちゃう。
これは私がチラと思った印象です。
本当のところはわかりませんが。
いずれにしても次のイエメン戦。
頑張れ!!!

♪ニィポン、ニィーーポン、ニィポン

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006.09.01

普段の心構え

今日は防災の日。
なんだか本当に防災の日と言うタイトルで昨年は記事を書きました。
本当にこの日は災難が多い。
〜〜〜〜〜〜〜
1983年 大韓航空機撃墜事件。
2001年 歌舞伎町ビル火災発生で44人死亡。(戦後5番目の大惨事に)
2004年 ロシア北オセチア共和国でベスラン学校占拠事件起こる(~3日)。人質の生徒ら死傷者1千名以上。
浅間山噴火
〜〜〜〜〜〜〜〜

そんなわけで今日は防災、大地震に備えての特集を組んでいる番組が多いようです。
咄嗟のときにすぐに対応できるか自信はありませんが、
普段の心構えとして、いろいろ教えてもらいました。
一部分を以下に列記しておきます。
参考にして頂ければ嬉しく思います。

大地震のとき。
・どこにいても頭と手首、首を守る。
(落ちてくるガラスから守るため)
家では座布団など、外ではカバンでも雑誌でもOK。
手首を中側にして座布団などを頭に乗せる。
・テーブル、机の下に潜る。
(テーブルや机が倒れないように脚をしっかり握っておく)
絶対に避けたい所は、
窓や暖炉、重い家具、大型電気製品の近くです。
台所も危険。
屋外の場合は
地下は危険、すぐに地上に出るように努力する。
なるべく空き地がいいが、近くにないときは大型スーパーがいい。
エレベーターに閉じ込められたら3〜4日は救出がないと思って、体力を温存すること。
そして普段の心構えとしては、
家にいるときは厚手のスリッパをはいている。
玄関の近くにバールなど最悪扉を開けることが出来る工具を用意しておく。
常備食(とくにチョコレートがいい)、水を確保。
家族で災害にあった場合の避難所やおちあう先を決めておく。
などなどです。

この方法で生きのびろ!とみのさんのおもいッきりテレビを参考にしました。

さてこれらは個人の心構えですが、行政の方も「備えあれば憂いなし」の施策を充実していただきたいものです。
耐震強度偽装事件。
この頃トント音沙汰ありませんね、、、
今も多くの方が偽装マンションでお住まいなさっていることと思います。
行政は、建築物の耐震性を強めることをなによりも緊急課題として取り組んで行く必要を感じます。
また避難所となる小中学校の耐震化率は半数程度という実態も改善の必要があります。
夫の職場の建物は耐震強度が0,26。
昭和40年代の建築なのですが、これは震度5弱では危ないと言う数値です。
つまり中越地震や福岡沖地震ぐらいの大きめの地震がくれば潰れてしまいます。
実は、偽装以前から耐震補強を名目にした建て替えが計画に上がっていたらしいのですが、国立大学の法人化により補強計画の話頓挫しました。
こんな事例は全国あちこちにあるのでは、、、と思います。

また最近の水害はかつてなく大きな被害をもたらします。その特徴の一つに、中小河川の破堤水害と都市型水害があります。
流域の開発や排水能力の低下が被害を大きくしていると言われています。
開発優先のまちづくりが横行する中で防災はすっかり隅に追いやられています。
さらに地域での救援活動に必要な消防力は「人で不足」になりつつある現状です。つまり「官から民へ」の掛け声のもと、公務員の大量削減の対象に消防隊員も入っているからです。

内閣府はこの六月、「被災者支援に関する各種制度の概要」というパンフレットを作製しました。
中身の充実と広く国民に知らせる努力が待たれます。

| | コメント (1) | トラックバック (1)

今日から九月

今日から九月。
子どもたちには雨の始業式となった地域が多かったのではないでしょいうか?
九月の声を聞いた途端の「秋」の到来を思わせる肌寒い明け方でした。

九月の異名は長月。
その語源は諸説あります。
新暦では十月上旬から十一月の上旬にあたるので、感覚はちょっと違いますが、夜がだんだん長くなる「夜長月(よながつき)」の略とする説が有力です。
その他、雨が多く降る時季であるため、「長雨月(ながめつき)」から「長月」になったとする説。
「稲刈月(いなかりづき)」
「稲熟月(いなあがりつき)」
「穂長月(ほながづき)」まど稲を刈り収める時期から来たという説もあります。
長月の「長」は稲が毎年実ることを祝う意味からといったとも言われています。
「名残月(なこりのつき)」が転じたとする説などもあるようです。
また、
いろどりづき(色どり月)、きくさきづき(菊開月)、くれのあき(晩秋)など美しい音で表す言葉も沢山あります。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
玄月、菊月、祝月、詠月、朽月、剥月、紅葉月、竹酔月、寝覚月、青女月、 小田刈月、季秋、暮秋、末秋、杪秋、窮秋、残秋、高秋、霜辰、粛霜、季白、季商、暮商、杪商、歳晏、無射、 終玄、天雎、授衣
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
英語のSeptemberという言葉が「雪の後の7番目の月」を意味するラテン語< septem ab imbre >からきています。


日一日と夜が長くなるこの季節。
通り抜ける風も涼やかで透明になります。
夕焼けと赤とんぼ、コスモスの似合う季節です。

山鳥の 枝踏みかゆる 夜長哉  蕪村
夕汐や 艸葉(くさば)の末の 赤蜻蛉  一茶

| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2006年8月 | トップページ | 2006年10月 »