公開討論会
自民党総裁選の公開討論会が昨日日本記者クラブで行われました。
この中で最も気になったのはズバリ憲法改定。
「五年近くのスパン(時期)で考えないといけない。しかし、国民的議論が進み、(国会で)三分の二のコンセンサス(合意)を得る目安が付けば、さらに前倒しもありうる」と安倍さん。
実際、総裁選「政権公約」の冒頭でも「新たな憲法の制定」を掲げ、次期政権で政治日程にのせると公言。
自民党が昨年11月にまとめた新憲法草案について「前文はもうちょっと(手直しすべきだ)という気もあるが、国民のコンセンサスを中心に考える。与党、民主党などによびかけることでかなり自民党草案と変わることも考えられる」と言明。
また、海外での武力行使を可能にする集団的自衛権の行使についても次のように言いました。
「今まで政府の解釈で禁止されていた集団的自衛権の行使そのものの検討や研究をしてみることすらいけないのか」と問いかけ、行使を前提にしない限り必要のない研究・検討をすすめる考えを示しました。
つまり、解釈改憲で集団的自衛権行使を狙うと言うものです。
今までは政府は自衛隊を憲法の否定する「戦力」ではないと主張してきました。
その理由として、
(1)海外で武力行使するための海外派兵はできない
(2)集団的自衛権の行使はできない
(3)武力行使を目的とした国連軍には参加できない
でした。
こうした事情の中で安倍さんの解釈改憲。
言うなれば、集団的自衛権行使について、改憲に時間がかかるから解釈を変えようというものです。
今までは歯止めとしてあった憲法をなし崩しに崩して、、、
世界へ出て行こうとするのでしょうか?
武装をして。
安倍さん宣うところの「美しい国」って集団自衛権を行使して海外派兵をバンバンして、
しかも足元のお国の国民は税金を納めることに疲労困憊。
やせ衰えた庶民は肥えた金満家を太らせるために、ますますやせていく、、、
そんな日本を作ることが彼の国造りなのだろうか???
「鬱(うつ)苦(く)死(し)」ばかりの国はゴメンです。
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コメント
瀬戸さんご無沙汰です。レッツらさんのブログが閉鎖されてさみしいのですが、ご指摘の部分「小泉さんだから仕方ない」で納得していた側面が出てくると思います。竹中大臣が辞めるように、いままでのように行かない側面出てくるのに期待したいです。
投稿: 山中鹿次 | 2006.09.18 08:47