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2006.12.16

あの素晴らしい教育基本法をもう一度

“人は生れながら自由で,しかもいたるところで鎖に縛られている”
と初めに書いてJJルソーは「社会契約論」を著わしました。
その中に次の一節があります。

人民の自由は、国家の健全に比例する。

さて、改正教育基本法が参院可決・成立と言うニュースが飛び込んで来たのは昨日12月15日。
言葉もないまま、私もアレヤコレヤと忙しくしていて、怒りをブログにと思い、漸くパソコンの前に着いたのですが、
ふと思い出したのはルソーの「エミール」。

教育に関わろうとしたとき、
また自分が子育ての中で迷い込んだとき、
何度も開いた「エミール」。

子どもを、あるがままに受け入れ、育てることの大切さを滔々と書き綴るルソーの世界に埋没していったものです。
あのルソーの言葉が甦ります。


「自然を見よ、自然が教える道を辿れ、自然は絶えず子供を鍛える」。
と。
そして、
「教育は、自然の本性に合わせなければならない。
国政に合わせるものは、個性に逆らうものである」。
ともルソーは教える。

教育の目的は機械を造ることではなく、人間を創ることである。
と述べ、自然から学び、自然に帰ろうと呼びかけた教育者は、同時に政治思想家でもありました。
「人間不平等起源論」「社会契約論」と著わすなかで、彼は声高に主張します。

主権は人民にあり、政府は権力を委任された機関に過ぎない。

と。
そうです!
主権は私たちにあるのです。
決して政府でも国家でもありません!!!
勿論、教育も。
「教育とは自然の性、すなわち天性に従う事でなければならない。
国家あるいは社会のためを目標とし、国民や公民になす教育は、人の本性を傷つけるものである」。

昨日12月15日。
私たちは、失意と落胆に打ちのめされました。
しかし、
しかし、
「教育」を守ろう、国家の介入は子どもたちの自然の性を壊すものであるという認識のもと、
かつてなく多くの人たちが声を挙げました。
何日も。
何回も、、、

この波は止まることを知らず、続きます。
改悪法案が実施されることのないまま消え去る日まで、、、
あの素晴らしい教育基本法が戻ってくるまで、、、

もう一度、エミールの言葉を噛みしめて。
〜〜教育は、自然の本性に合わせなければならない。
国政に合わせるものは、個性に逆らうものである。〜〜

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コメント

 教育基本法が死んだ日.世間はあまりに静かでした.天と地がひっくり返ったというのに.
 どうなってんだろう.日本のマスコミ.君たちの目はフシアナか?

投稿: Ladybird | 2006.12.19 19:07

Ladybird さん。
こんにちは。
お返事遅くなりごめんなさい。

マスコミの罪の大きさ、深さをまざまざと見せつけられた気がいたします。
あの日は松坂選手のニュースの方が教基法より大きかったですね、、、

これから、さらにマスコミは政府のために働くことでしょう。なにしろ本命がひかえているのだから。
憲法改正という。
怖いことです。

いずれにしても伝えられるときに伝えていく必要を大きく感じている「今」です。
これからも、ご意見お聞かせくださいね。
では。

投稿: せとともこ | 2006.12.21 14:18

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