二月の星
今日から二月。
暖冬の今年は私にとっては、いつものように春を待ちわびるという感じで如月を迎えることはありませんでした。気がついたら「あらっ、もう二月。早いわねぇ〜〜〜
それにしても暖かい。「このまま春になるの。」という感じ。
私にとって季節を感じるひとつに星があります。
夕方、洗濯物を取りにベランダに出ると日没の西の空に、それはそれは美しく輝いている金星にウットリ。
まだ高度は高くないので、ちょっと見下ろす形でしばしベランダに佇んでいました。
いつもの冬なら寒くて窓ごしに漸く見える金星なのに、昨日はゆっくりと見ることが出来ました。
夜も更けるといよいよ月も皓々と輝きだします。
寒空に冴え冴え光る月の窓 ともこ
東には冬の星座オリオンが瞬き星達の饗宴を楽しむことが出来ます。
ベテルギウス、シリウスとこいぬ座の1等星プロキオンを結んで「冬の大三角」の仕上がり。さらにリゲル、シリウス、プロキオンにふたご座のポルックス、ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバランを加えれば1等星だけの「冬の大六角形」。
冬は本当に星が美しい。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
夜ふけの空
人と、草木のねむるとき、
空はほんとにいそがしい。
星のひかりはひとつずつ、
きれいなゆめを背(せな)に負い、
みんなのお床(とこ)へとどけよと、
ちらちらお空をとび交うし、
つゆひめさまは明けぬまに、
町の露台(ろだい)のお花にも、
お山のおくの下葉にも、
のこらずつゆをくばろうと、
銀のお馬車をいそがせる。
花と、子どものねむるとき、
空はほんとにいそがしい。
(金子みすず)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
やはり風は冷たく、やがてやってくる春をウキウキと待ちながら、、、
今日から二月。
如月です。
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コメント
寒空に冴えさえ光る月の窓 ですか。
何てことはない句ですが、「月の窓」とは月を見て窓のようなものに見えたと言うことでしょうか?それとも月の光が窓を照らしたではないですよね。
まあ、人によって解釈が違うことはありますので、どちらでも良いのですが、私は詩歌、俳句の類は物しませんので、家内が少し俳句を遣っていますので、たまに批評したりしている程度です。
それにしても暖冬ですが、明日は京都の方でも雪が降るそうですって。でも、すぐに止むでしょう。
投稿: hitoriyogari | 2007.02.01 16:06
今晩は。
無限の天空を背に瞬く星。
子どもの頃に凸レンズを組み合わせて作った天体望遠鏡で胸躍らせて観測しました。
今でも、宇宙に浮かぶ無数の星は、謎めいて美しく魅力があります。
古の人たちとの感性、知性の同期を覚えます。
投稿: hamham | 2007.02.01 22:49
こんにちは。久しぶりに彗星のことです。ユーゴスラビアの占星術師の文章ですが、よくまとまっていると思うので、よかったら読んでみてください。
投稿: 葉子 | 2007.02.06 07:19
hitoriyogariさん。
hamhamさん。
葉子さん。
コメントありがとうございます。
hitoriyogariさん。
俳句って難しいですね。
奥様の俳句、どんななのかとても興味があります。
それを批評なさるhitoriyogariさんの暖かくも厳しい批評も。
どうぞ、いつまでもお元気で仲良くいらしてくださいね。奥様のお話、また聞かせてください。
コーラスのことも。
では、、、
hamhamさん。
素敵なエピソード有り難うございました。
そうですよね。
幼いときって、本当に宇宙に魅入りましたよね。
今は星が見えにくくなりました。
残念です。
子どもたちにロマンを伝えたいと思うことしきりです。
葉子さん。
ご紹介の記事、拝見いたしました。
科学の発達とは何かと考えました。
もろ刃の刃ですね。
この問題、もう少し時間ください。
考えてみます。
とにかく、お体にはくれぐれも気をつけてお元気で。
また近況お知らせくださいね。
では。
投稿: せとともこ | 2007.02.08 16:20