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2007.03.30

「権利侵害しないでさん」へのお返事

国民投票案と言う記事を2005年の12月に書きました。
その後も私は国民投票法案の動向や内容については拘ってきました。
何故いま?「憲法改正国民投票法案」
「憲法改正国民投票法案」その2
「憲法改正国民投票法案」その3
「憲法改正国民投票法案」その4
国民投票制度とメディア規制
硬性憲法の意味
さらには共謀罪との関連や、
あるいは国会で審議されるたびにその問題点について述べてきました。

そんな国民投票法案について昨日 「権利侵害しないで」 さんからコメントをいただきました。貴重なご意見、有り難うございました。
本来ならコメントでお返しする事が筋ですが、
ちょうど、エントリーで挙げようとしていましたので、こちらでお返事と言う意味も込めてエントリーとして書きます。
では、
「権利侵害しないでさん」のコメントに沿って今回は論を進めていきます。
まず「現行憲法の第96条で定められている改正手続を、なぜ否定しようとするのか理解出来ません。」と言うお尋ねに対して。
これは先に記事に書きました硬性憲法と重複いたしますが、
立憲主義とは国民が憲法で権力を拘束することです(近代市民革命で確立した大原則であり、民主主義の原則でもあります)。憲法で作られた立法権は根本法である憲法を改正する資格は持っていません。持っているのは国民のみです。
しかもその手続きは通常の立法以上に厳格でなければなりません。
さて今、国会で提出されている法案の中身を厳密にチェックしていくならば、
残念ながら憲法改正者である国民が不在、あるいは不在にされそうな事に対して危惧を表明しているのです。

次に「国民には選択する権利があります。」と言うご意見。
本当にそうです。
まったくもって大賛成です。
これに関しては一番大きな障害は「説得時の平等」確保です。
ご存知のようにメディア利用の広告放送は制限されますがあとは自由です。
しかし全国紙一面の広告料が3000万円の業界にあって、情報を提供するには多額の資金が必要です。
国民の判断を左右する情報が公平かどうかという点については更に論議する必要があります。
言論封殺をさせないためにもメディア利用について真剣に論じなければならない課題です。
また運動期間が短い事も「知る権利」に抵触します。
2ヶ月が最短です。
この期間で国民の多くが情報を得、議論を重ね意思を形成できると思われますか?
私は無理と思います。

私は「権利侵害しないで」さんが主張なさるように、本当に国民が公平に自分の意志で選択できるために、
この法案は拙速で通過させてはならないと思っています。

間違っても、「国民は運動の客体として投票にだけ行ってくれればいい」と言う者にならないために、
法案提出者は、もっともっと国民に支えられる努力をすべきです。
ところが最低投票率の制度は設けていないとなると、
何を持って「国民の意思」とするのでしょうか?
そもそもの立憲主義の精神に戻るなら、
今、提出されている法案の中身は、
国民の権利保障から遠いものであると考えます。

と、言う事で「権利侵害しないで」さんへのお答えを兼ねて、
問題点をさらいました。
問題点は、まだあります。
運動の主体者に対する規制です。
これに関してはまた機会があれば書きます。
今日は、まずはここまで。

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学校教育法に愛国心

学校教育法など閣議決定
 義務教育目標に「愛国心」
と言うニュース。
国家が子どもたちの心を鷲掴みにしていくような気がします。
===========
学校教育法改正案は、昨年12月に成立した改正教育基本法を踏まえ、義務教育の目標に「我が国と郷土を愛する態度」のほか、「規範意識や公共の精神などに基づき社会に参画する態度」などを盛り込んだ。小、中学校などの組織運営強化や教育水準向上を目指し、「副校長」「主幹教諭」「指導教諭」を置くことができるとし、学校評価を行い、改善を図る規定も設けた。
(上記ニュースより)
===========
「規範意識や公共の精神などに基づき社会に参画する態度」かぁ、、、
笑っちゃうな。

目の前に松岡さんや柳沢さんや本間さんや、
それから、
それから、、、
いろんなお顔が去来します。
もう一度、読み直そう。
「規範意識や公共の精神などに基づき社会に参画する態度」ねぇ。
味わい深いお言葉です。

規範意識。
なんだそれ?
あっ、交際している人を官舎に住まわせる事だよ。
公共の精神。
なぁ===に?
ああ、税金で水道水なんか飲まなくて5000円の水を飲む事だよ。

と、言う事か。

なんだか説得力がないんだよね。
現政府やその周りのいろんな諮問機関や会議、委員会の方々が、
美しい日本を説いても。
だって、
行っている事を見て子どもたちは育つのだから。

隗より始めよ。
と思ってしまいます。

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統一地方選 幕開け

統一地方選 44道府県議選と15政令指定市議選が告示と言う事でいよいよ選挙の春の幕開けです。
注目の無党派型の知事が誕生した滋賀、宮崎の両県議選など熱い戦いが繰り広げられます。
いつも選挙のときには書くのですが、
棄権だけはやめましょう。
公約を聞き、納得して投票することが、
暮らしをよくする初めの一歩です。

さてさて、有権者の判断はどのように下されるか注目です!
いずれにしても政治家の皆さんには「嘘の公約」だけは勘弁していただきたいものです。
街角ですれ違う選挙カーから流れてくるアナウンサーの公約を聞いていると、
「うそつけ」と思う事がよくある私です。
言う事よりやった事をしっかりと見ていかなければと思います。

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2007.03.29

さようなら数学屋さん

書こうか書くまいか随分悩んでいました、、、
しかし、やはり書くことにします。
数学屋の秀さんのこのところの論理の破綻についてです。
今までも何回かフェミニズムおむつ問題で意見を交換していた秀さんです。
秀さんと意見交換することは私にとっても改めて「論理学」の勉強になる事だったので、大いに刺激になりました。
こんな秀さんが今、迷走しています。
その迷走を見ることはかなり心苦しいものがあります。
が、
やはり秀さんの論理の破綻を指摘する事が大切では、と考えてここに書いています。

彼のブログで話題になっているエントリーは「南京虐殺」問題についてです。
私は従軍慰安婦や南京問題、あるいは靖国などに関してはキッチリと勉強をした事がないので、これらの問題が浮上するたびにいろんな方の考えを読ませていただく立場で、この件に関してはなんらコメントや意見を述べる事は出来ません。
蛇足ながらApemanさんのブログで随分勉強させていただきました。そこには秀さんの論理の脆弱さが書かれています。
理由は簡単です。
事実よりも言葉に拘っているからではと考えます。
事実の裏付けがない論理が如何に脆い物かと見せつけられます。
勿論、何を事実とするかは南京などの歴史問題ではデリケートだと思います。
デリケートであるからこそ、丁寧に見ていく必要があります。

と言うことで、ここしばらくの彼のエントリーを拝見して、
私は秀さんの
「論理学」
に対しての基本的な考え方に対して大きな疑問を抱き始めました。
以前は秀さんのエントリーに対して、私は批判や意見を述べる時は知りうる限りの論理に基づいて書こうと努力を致しました。
しかし、今日は感想という極めて主観的な意見を述べます。
何故なら相手の秀さんが既に論理として破綻しているからです。

では、まず初めに
「論理的」とはどういうことかと言うエントリーを見てみましょう。
秀さんは以下のように論理を説明しています。
============
結論が間違っていても論理的には正しいということはいくらでもありうるし、結論が正しくても論理的に間違っているということはいくらでもある。結論の正しさは論理の正しさに直結しない。だから、結論に対して賛成できなくても、その結論の導き方が、論理的ではないと決して言えないのである。

論理にとって大事なのは、ある前提を置いたときに、その前提のみから結論が導かれるかという整合性のほうであって、前提に何を置くかというのは、論理の問題ではないのである。それこそ前提に置かれる命題が党派性の強いものであれば、誰も賛成しないような結論ではあるが、その党派のものであれば賛成するというような結論が、論理的には正しいという場合がありうる。

(中略)

「論理的」というのは、結論に何を言おうと関係がないのだ。関係があるのは、その結論を導いた推論に整合性があるかということだけなのだ。例えば、ある村に逃げ込んだゲリラを追っていた部隊が、誰がゲリラかを特定できないとき、一人のゲリラを逃がさないために、村人全員を処刑したとする。この処刑は、軍事的に正当性があるかどうか、つまり虐殺にあたるかどうかということを考えるとき、論理的には正反対の結論がともに正しいということがありうる。
(秀さんのブログより)
==============
私はこの文を読みながら、第一番目の感想は
「秀さんはなんのために今まで論理学を勉強していたのだろう」です。
〜〜「論理的」というのは、結論に何を言おうと関係がないのだ。関係があるのは、その結論を導いた推論に整合性があるかということだけなのだ。〜〜と言う秀さん。

では、秀さんが秀さん流に推論をして出した結論は正しくない場合もありうるのですね。
間違った結論に対してのその後の検証はどの様に行うのですか?
また推論の正しさは何を持って検証するのですか?
まさか「宮台が言った、内田が言った」ではありませんよね。
さて結論が正しくても間違っていても結論に責任を持たず「推論」を考えることだけが論理学だとしたら、
論理学という学問は世の中にはなんの役にも立たない学問という事なのですね。
何しろ、そこから導かれる物が正しいか間違いか分からないのだから。
こうして見ると、なんだか論理学そのものが秀さんにかかっては価値のない物になったようで悲しくなります。論理学に対して失礼とは思われませんか?

次に、
コメントを反映させないことについてと言う現時点で最新のエントリーでは、
秀さんの考え方に対して批判や意見を述べたコメントに対して「反発」と言う極めて感情的な捕らまえ方をしています。
反発?
秀さん。
そりゃないよ。
数理論理を謳い、論理学や真理や科学をそのブログに鏤めているのに、ご自分への意見を感情的な反発と取るならそこからは何も産まれない。
アナタは冷静に客観的にそのお得意の論理で人間を、社会を見ようとなさっていたのではなかったでしょうか?
感情を超えて多くの人々を説得・納得させることが「論理学」ではなかったのですか?

さらにその中で次のように書いています。

〜〜事実というのは、末梢的な事実を知りすぎていると、かえって本質が見えなくなって判断を誤るものです。〜〜

うわっ====
おいおい、秀さん。そりゃないだろう。

以前アナタは「誤読」に関して祭りの戦士さんと意見交換をなさっていました。
本を読むことにも熱心に誤読のないように説いていらしゃいました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
正しい読み方の判断には、現実を正しく捉えたという基礎があるような気がする。例えばマルクスの『資本論』を読む時に、自分自身に「資本」というものの正しいイメージがあって、そのイメージと現実から、正しい筋道で論理的展開を捉えていれば、マルクスが書いている内容が正しいものであるかどうかの判断が出来るだろう。そういう時に、マルクスの『資本論』が正しく読めるのではないかと思う。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そのアナタが今は、
現実を正しく捉えるということは末梢的な事実を捨象すると言う。
何を抹消とするか、何を本質とするか検証することもなくバサバサと捨て去り、
捨てない人間に対して「誤読」だとか「論理を知らない」と言い放つ秀さん。
しかもその論理さえ「トリックをみやぶるために必要な道具」ぐらいにしか評価していない秀さん。
つくづく論理がかわいそう。

アナタはどうしてここまで変節したのか?
推論の根拠が「宮台真治がこう言った。内田樹がこう述べた」から一歩も出ていないところにアナタの限界があります。
まるでそれはローレンツの刷り込み現象か?
最初に読んだ宮台センセと内田センセがとにもかくにも正しいとア・プリオリに信じているのでしょうか?

アナタはついに最新記事で、
「反発だけを感じる人は、精神衛生上のためにもここには訪れないほうがいいのではないかと思います。」と宣言。
この言葉がご自分をどんなに貶めているかお気づきにならないのだろうか。
アナタが掲げる数理論理への冒涜であるとどうしてお気づきにならないのだろうか?
感情にまかせて開き直りを語る人の論理を誰が信用するというのか???

最後に秀さんへのお願い。
もう一度初心に戻って謙虚になって下さい。
以前のように「間違いは間違い」と受け止め、では何故間違ったかと検証して次に進んでいった秀さんに戻ってください。
以前の柔軟な思考をなさる秀さんがすぐそこにいると信じて、、、
秀さんご自身が今の「数学屋」さんと訣別なさることを願ってやみません。
さようなら、、、、数学屋さん。

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2007.03.28

沖縄密約判決

沖縄密約、存否判断せず西山太吉氏敗訴と言う判決が昨日27日、東京地裁で言い渡されました。

沖縄密約に関しては私もちょうど一年前、かなり拘って調べました。
お時間がございましたらご覧ください。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
沖縄密約 その1
その2
その3
沖縄密約が意味するものは
沖縄密約 福島さんの質問
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
このシリーズを書きながら私は戦後の国家犯罪もさることながらメディアの果たす役割についても慄然としました。
=======
メディアが果たす役割とは何か?
考えさせられます、、、
「国民の知る権利」
改めて考えます。
国家とメディア・沖縄密約電文漏洩事件を参考にしました。
国家権力とは何か?
その凄まじきものに思いが至るとしばし慄然とします。

また、この密約が「今」もなお続くアメリカとの屈辱的な関係の原点であると思うと、
この問題、他人事ではありません。
まさに私たちの
問題です!
(一年前の記事より)
=========

いつものことながら、
こうした記事を書く度に以前の記事を読み直すと、
そこには「未来への不安」や「今、すべき」ことへの思いを書き綴っています。
そのたびに以前より
不安や闇が大きく深くなる現実を目の当たりにします。

沖縄密約の今回の判決は司法が国家権力の前にひれ伏した一つの前例になるだけでなく、
日本の今後の進路に対しても大きな禍根を残すものです。
西山さんは「まともな裁判官に出会うまで闘う」と述べています。
心から声援を送ると共に、
庶民である私たちはまともな政治家が出るまで、
声を上げていく必要があります。
百年河清を待つようなもので今の自民党政治では無駄かと敗北主義に陥ることなく、
未来の子等に、
豊かで安心な世の中を贈るために大きく声を上げていきたいと改めて思います。

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2007.03.27

乱開発を告発

先日 
コメントを頂いたLadybirdさんのブログ「浦戸湾」を拝見。
Ladybirdさんは「高知市の発展をささえて来た浦戸湾について,その自然,歴史,文化について語り合い,浦戸湾を乱開発から守りましょう.」とブログ紹介をされています。
エントリーを拝見すると、
なるほど行政がいかに住民不在かという実態が浮き彫りになっています。
私の住む地域もあるいは今まで住んでいたところも道路や橋では同じような問題がありました。

今年度の予算でも無駄な公共事業に莫大な予算がつきました。
国、地方すべての行政に通じることですが、
住民が何を求めているか、
何を最優先で守らなければならないか、を
明らかにして自治を行って頂きたいものです。
そのために、まずは私たち住民が願いを訴えること、告発していくことではと思います。

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2007年度予算

2007年度予算が成立しました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
07年度予算の一般会計総額は、06年度当初予算比4%増の82兆9088億円。税収は6年ぶりに50兆円を超え、53.4兆円。財政赤字を埋める新規国債発行は25.4兆円と10年ぶりの低水準に抑えた。一般歳出は46.9兆円で3年ぶりに増加。公共事業関係費は20年ぶりに7兆円を切ったが、再チャレンジ支援や少子化対策などに重点的に配分した。国債費は20.9兆円。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この予算の特徴は端的に言えば、
弱き者にはますます負担が多く、
富める者はますます富める、予算です。

庶民 定率減税の廃止。(1.7兆円の増税)
若者の就労支援や雇用保険への国庫負担金など雇用対策費 前年度比で約半分。
生活保護費の母子加算を今後三年間で段階的に廃止。
母子家庭に支給されている児童扶養手当が最大半分に減。

高額所得者 証券優遇税制の延長など。
大企業の税負担 減価償却制度の見直しで七千億円減。
米軍基地の再編 沖縄への新基地建設や米グアム基地強化のための調査費。「ミサイル防衛経費」も割増。

などなどです。

庶民にとっては冷たい政治が続きます、、、
この政治、変えるのは私たちの意識と参政権を行使することです。
統一地方選挙、それに続く参議院選挙、
候補者の公約をしっかりと聞き、
将来にわたる政策を見極めていきたいものです。

 

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2007.03.24

ふと思ったこと

このところ、とみに思い出す禅話があります。
南嶽懐譲と馬祖道一の有名な鏡の話です。
〜〜〜〜〜〜〜〜
南嶽懐譲のような偉い人になろうと思って馬祖道一は坐禅をしていました。
そんなある日、南嶽懐譲が、
「おまえさん、坐禅ばかりして一体どうするつもりだ。坐禅して何になるんだ」と馬祖道一に聞きます。
答えて曰く「私は坐禅をして仏になろうと思っています」。
それを聞いた南嶽懐譲はそれ以上何もいわないで、1枚の瓦を持ってきて、それを一生懸命磨き出し、いつまでたってもやめません。
ついに馬祖が「和尚さん、それは瓦じやないですか。瓦をいくら磨いたって鏡にはなりませんよ」と言います。
南嶽懐譲は「いや、私はこの瓦を鏡にするんだ」といって磨くのをやめません。
そういわれると、不思議にそうかなと思えてくるのです。
そして最後に南嶽懐譲が馬祖に
「本当に何をしたらいいのかといえば、ちょうど人間が牛車に乗っているようなものである。車が動かなくなったとき、車をたたくのか、牛をたたくのか、どっちだ」と聞いたのです。
それに対して馬祖は何も言いませんでした。
〜〜〜〜〜〜〜〜
この後、馬祖が何を悟り、何を得たかは後に伝わってはいません。

一般にこの話の教訓は、
「坐禅だけをしていても仏にならない」と言うことから、
凡夫は「モノ」を修得するということは形だけに拘るが、覚者は左様なことはしない、、、
と、言うことです。
悟りの真髄とは頭で「ああ〜〜〜だ、こうだ」とゴテゴテこね回すことではなく、
ましてや権威を無批判に受け入れることではありません。

未だ、迷いの私にはわかろう筈もありません。
が、
この話、この頃、頭の中を去来するのです。

自分が学んできたと思っていることにしがみつくことなく、
謙虚に柔軟にたおやかにあらゆることを考えていきたいと思います。
よくよく気を付けていきたいものです。

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2007.03.23

宇宙基本法その2

先に宇宙基本法についてエントリーを挙げたところ考えさせられる丁寧なコメントを頂きました。
ありがとうございます。
本来ならコメント欄でお答えすることが筋ですが、
折しも今日、発射準備でも迎撃命令が可能に ミサイル防衛で閣議決定と言うニュースも出て心を痛めています。
これに関しては以前、笑う者は誰かと言うタイトルで記事に致しましたので、その問題点についてはそちらをご覧ください。
と、言うことで、
頂いたコメントからお返事するに値するものについて再度ここで考えていきます。
(北朝鮮云々や戸締まりの話は、申し訳ありませんが今回はここで述べる必要を感じませんので書きませんがお許しくださいね)
さて、宇宙基本法についてもう一度おさらいをすることで問題を明らかにしていきます。
1969年に宇宙開発事業団法が国会を通過する際に衆参両院が採択した時、宇宙開発は平和利用原則で「非軍事」であるという解釈のもとの決議であった事は周知の事実です。
その後、防衛庁の衛星利用が浮上するたびに国会で「非軍事」に関して決議抵触との議論がされてきました。
そして、ついに政府は1985年に商業利用が一般化している衛星などは自衛隊の利用が認められるとし、この「一般化」論で情報収集衛星も「非軍事」と位置付けて強引に導入。つまり解釈論で安全保障にかかわる宇宙利用をある程度できるようにしました。
しかし、それでも厚い法の壁をとっぱらおうと「宇宙開発特別委員会」は議員立法で「宇宙基本法」の制定に取りかかりました。
そこでは「安全保障」のための宇宙開発と言う理念が謳われ、とくに情報収集と通信・測位が強調。
もう一度書きます。
情報収集と通信・測位が強調されている法案なのです。
そして、その目的のために「平和利用」を「非侵略的」と後退させています。実際、この委員会は平和原則に関しての討論をきっちりとした形跡がありません。
まず結論ありきだったのです。
言葉が後退することは、その先に言葉以上の何かが隠れていることをしっかりと見極めていく必要があります。
過去、何度となく私たちは、言葉により「ここまでは」「これくらいなら」と許してきたものが後になれば取り返しのつかないものになっていたことを経験しています。
国民の治安を守るためと称して保安隊が、
やがて他国の侵略に備えると自衛隊が、
それが今は積極的に海外へ自ら出向いていく「軍隊」になりました。
同じことが宇宙に適用されないとは言いきれません。
それが証拠に「平和利用」を取り下げたのだから、、、
また天文・宇宙、其の他自然科学者からもこの法案は危惧されていますが、その最大の理由は情報の非公開です。
宇宙科学は研究者同士の情報公開によってボトムアップのプロジェクトが進められていたのですが、
情報が機密化することで、研究・開発が立ち遅れて行きます。

また同時にこの法案は宇宙関連産業の振興を謳っていることも見逃してはなりません。
膨大な予算を使って、
宇宙を平和利用から「安全保障」、しかもそれはアメリカのための安全保障であることは明らかですが、
そんな法案を通すことは、将来大きな禍根が残るものと思われます。この法案の今後の行方はしっかり見ていく必要を感じます。

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ゲートキーパー法案

密告社会の到来を予感させる法案がまた国会を通過しようとしています。
「ゲートキーパー(門番)法案」(通称)がそれ。
さすがに弁護士に対する依頼者「密告義務」は見送りましたが、
が、
が、
保険会社など広範な業種には密告義務を課しています。
さらに、警察が司法書士を含む事業者に対して、裁判所の捜査令状なしで立ち入り、帳簿類を「検査」できるという条項が含まれます。
いいですか。
令状なしということは、なんの捜査も確信もないまま思いつきで捜査できるということです。
さて、その内容は以下のとおり。
「犯罪組織によるマネーロンダリング(資金洗浄)防止のため」、弁護士や司法書士、保険会社やクレジット会社、貴金属業者など43業種を「特定事業者」に指定。
(1)顧客の本人確認
(2)取り引き記録の保存(7年間)
(3)「犯罪の疑いのある取り引き」を、関係省庁に通報することが義務づけられます。
そして省庁はこの情報を国家公安委員会と警察庁に通知することになるという構図です。
そして、
そして、
事業者は通報したことを顧客に「漏らしてはならない」(法案)とされます。
つまりお客は安心して会社に情報を提供するのですが、その情報が知らない間に公安とか警察に伝わっているということです。
これがゆえ「密告法案」と呼ばれます。

私たちは、もう何を信用していいのかわからない。
事業者は事業所で、顧客の信頼を失いかねない。
お互いにとって不幸以外の何者でもない法律が、
今、制定されようとしています。
法案は施行日を「〇七年四月一日」と設定。
与党は今週内にも衆院を通過させ、来週中に参院で成立させると言うことです。

管理社会がもうそこに来ている、、、
と言うのかぁ。

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2007.03.21

空海

今日は春分の日で彼岸の中日。
ここ数日は冬が戻ってきたようで寒さにうち震えていたのですが、
今日は少し暖かです。
お墓参りに出向く車で朝は渋滞。
ご先祖様を敬うことは、どんな宗教であれ大切だと思います。
私は実家からは遠いので、父の墓参りには行くことが出来ません。
心の中で亡き父に手をあわせておきます。

さてさて、こんな彼岸の中日。
弘法大師、空海の命日でもあります。

弘法大師はお大師さんと親まれ全国いろんなところに縁の地があります。
京都ではなんといっても「教王護国寺・東寺」です。
私も世界遺産巡りで拝観したことがあります。
その広さに目がクラクラ。
足はガクガク。
空海が何を思い、何を求めてこの寺を開いたか、感傷に浸る間もなく次々と訪れる観光客の波にのまれていました。
もったいないことをした、、、と今にして思います。
また夫を誘って行ってこよう、、、と。

〜〜生れ生れ生れ生れて生の始めに暗く 死に死に死に死んで死の終りに冥し〜〜

生の燃え尽きる最後の瞬間まで「人間とはなにか」を問い続けた空海、その人の言葉が今、身に浸みます。

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硬性憲法の意味

国民投票法案、公聴会追加で与野党合意と言うニュース。
いよいよ俎の上に乗ってきたのでしょうか?憲法改正が。
〜〜〜〜〜〜〜〜
衆院憲法調査特別委員会は20日の理事懇談会で、憲法改正手続きを定める国民投票法案の審議について、2カ所での地方公聴会開催と中央公聴会の追加で合意した。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
国民投票法案の意図がむき出しの改憲法案であることは、この間ブログでも何回も書いてきました。
改憲のために作られる法案の中身には、国民は不在です。
なぜなら国民の大多数は現日本国憲法になんの不都合も矛盾も感じてはいないからです。
「戦争放棄」いいじゃないですか、、、
「主権在民」そりゃそうです。
「基本的人権の尊重」当然です。
一体、どこが問題があるのか?
憲法を変える必要があるのか?
国民は納得していません。
どうしても国民の承諾を得ることができない改憲に対して、ついにしびれを切らして出てきたのがこの「国民投票法案」です。
改憲のハードルが低くなりました。
ヒョイと変えることができる法案です。
改憲勢力にとってはシメシメです。
国民の多くはこの中身を知らされることなく、さらにはその先に待っているものは闇の中です。
私たち国民に討議・熟慮の時間を奪い、国民をたんに客体と位置づけるこの法案は絶対に通してはいけません。
そもそも日本国憲法96条1項。
「この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。」
とあります。ここで言う「国民投票」が2005年10月6日自民党早川議員が言うような「最高裁の国民審査と同様の信任投票」では決してありません。
憲法、あるいは立憲主義に対しての明らかな勘違いです。
国民が憲法で権力を拘束。
国民の権利保障をはかるという原則を近代市民革命を経て私たちの先輩は大原則を確立しました。
「憲法は社会契約を具体化する根本契約であり国民に不可侵の自然権を保障するものである。
憲法によってつくられた権力である立法権は憲法に拘束される。憲法の改正は国民のみに許される」
と言うことです。
その基本的視点として憲法改正は通常の立法以上に厳格に手続きが行われ、また改正権者は主権者である国民であることは言うまでもありません。
これがいわゆる硬性憲法といわれる所以です。
憲法学の長谷部東大教授は「日常的な政治過程を支える社会の基本原理を日常的な政治過程の手の届かない所に隔離することが憲法の重要な役割である」と述べています。
つまり枠組みのあり方そのものを問う憲法改正の国民投票が最高裁の信任投票と同じであってはいけないのです。
一人ひとりが主権者として存在を認められていた日本国憲法が、
今、国民にささえられることなく改正されようとしています。
この動き、決して、
決して、
決して、
黙って見過ごしてはなりません。 

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2007.03.20

あれから4年

アメリカのイラク攻撃から4年になりました。
思い出します。あの日を。
それ以来、随分イラクに拘り続けました。
カテゴリーの「イラク問題」を見ると、我ながら随分書き込んだと思います。

大量破壊兵器を持っていると嘘と誤魔化しでイラクに攻め入ったアメリカ。
その結果、20万人以上ともいわれる死者をだし、数百万人を避難民にしています。
イラクは政府を漸く発足させたものの、宗派間対立が高まり治安は悪化するばかり。
復興もままならない泥沼状態。
この責任が軍事力でイラクを支配しようとしたブッシュ大統領にあることは明らかです。
実際、ブッシュ大統領、本人も認めているところです。
また、同時にいち早くイラク開戦を支持し、自衛隊を派兵して米軍作戦を支援。
今も続けている日本政府の責任も大きいのは言うまでもありません。

国連憲章にもとづく平和秩序よりも「日米同盟」を最優先した当時の小泉さん。
また安倍さんもブッシュ大統領にエールを送っています。
この1月に発表した軍事力強化で抵抗運動を一掃する新政策について、
「良い成果をあげることを期待する」(30月日参議院本会議)と述べています。
世界の動向はイラク戦争収拾、軍隊撤去動き出しているにも関わらず、日本はいまだアメリカの言いなりでイラクに駐留。
実際、日本の航空自衛隊は、米兵・軍事物資を空輸することによって、新たな米軍攻撃作戦を支える役割を果たしています。
これは憲法違反です。
1990年10月26日政府統一見解なのです。
いまだこの見解の修正は無いにもかかわらず、自衛隊はひたすら米軍のために活動しています。
憲法違反であることは明白です。
また今年7月に期限が切れるイラク特措法を2年間延長し、航空自衛隊の米軍支援を続けるつもりです。

イラク戦争は間違いだった、、、という事実をしっかりと認め、
今後、自衛隊がイラクの地へ戦争支援のために赴くことのないように、
特措法の延長には反対です。
安倍さん。
美しい国とは一体どんな国なのでしょうか???
アメリカの言いなりに、
基地を作り、お金を出し、日本の企業を壊し、日本の農業を壊し、
ついには国民まで差し出す国がアナタの美しい国なのでしょうか?

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2007.03.19

円キャリートレードってな==に?

okachinの辛口エッセーのブログマスターは、
いつも暖かいコメントを下さるhitoriyogari さんです。
経済に蘊蓄が深いhitoriyogari さんのエントリーを拝見して、
株や金利の動きが日本経済にどのように影響を及ぼすのか私も教えていただいています。
私は株は全然、わからないのですが、
「円キャリートレード」と言う言葉が新聞やテレビで飛び交い、
なんだかわからないまま、不安になりました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
依然として日本の金利はまだまだ異常に低いと言うことである。フアンドにとってはうま味のある取引であるからだ。
 このほど欧州が0,25%の利上げをして3,75%とした。従って、日本との金利差はまた元どうりとなって、何等障害はないと言うことだ。
また円が世界中を駆けめぐっていくのだろうか。 
(上記ブログより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

うううう====ん。
まだまだトンネルの向こうは見えないということなのでしょうか?
世界の経済と共に、今後の動きを見ていくことが大切なのでしょうね。
私もわからないと言うだけでなく、積極的に見ていきたいと思いました。

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ご用心 宇宙基本法

今日昼頃食分の小さな部分日食が日本海側の地方(中国地方以西、石川、北東北、北海道)で見ることが出来たようですが、
生憎、私の住んでいる地域はこの範囲にないので残念でした。
また夜は夜で冬の青白く輝く星達はそうそうに西に傾き、天頂は春の星達が静かに活動を始めます。
春の星達は控えめですが、これからは暖かくなるので時間をかけて星空観測が出来るようになります。
おとめ座流星群や、月と昴の饗宴などお楽しみください。
虚空に吸い込まれるように夜空を見上げ、無限の宇宙への思いは尽きることが無い。
宇宙は誰にも邪魔されず、ロマンをもとめ、夢を羽ばたかせる空間です。
いや、空間であった。
のです。

美しい宇宙を前振りにして非常に不粋な話ですが、
これまで「非軍事」に限るとしてきた日本の宇宙開発を、軍事利用にも拡大する動きが、自民党と財界を中心に加速しています。
以前も
宇宙基本法と言うタイトルで書きましたが、宇宙の軍事利用に道を開く「宇宙基本法案」(仮称)の骨子を昨年夏にまとめた自民党はさらに10月、「宇宙開発促進特命委員会」(委員長・額賀福志郎前防衛庁長官)を立ち上げて本格的に検討。そして今・通常国会にも、議員立法で法案提出を狙う模様です。
今回の動きは、平和利用の解釈を変更して「非軍事」の制約を取り払い、「非侵略」であれば軍事利用も可能とする狙い。
軍事目的をもつ情報収集衛星の高性能化、弾道ミサイル発射探知のための早期警戒衛星の導入など、自衛隊による独自の軍事衛星の開発に道を開くことになります。宇宙の「ウェーボナイゼション(武装化)」を目的にしていると言われています。
この背景は 宇宙を軍事に活用したい自民党の防衛族議員と、多額の開発費には国費を使い、衛星やロケットの打ち上げの受注量を増やしたい航空宇宙産業界の思惑が一致したものと言われています。
また、いわゆる防衛族は、専用の衛星通信システムや対衛星攻撃機、戦場気象衛星なども視野に入れて検討しているようです。
さらに警戒すべきは、これはたんに一つの法案ではなく、憲法九条改悪などの一連の動きの一コマであることを見ていく必要があります。
宇宙が映画のシーンのように戦闘の場になっていくのか?
と、言うことではなく、むしろ情報合戦ではと思います。
したがって今でも情報収集衛星については「機密」を理由に情報が非公開にされていますが、その方向はますます顕著になります。
実際、こうした秘密政策は宇宙の開発や科学の発達にとって大きく障害として立ちはだかっています。 
「安全性にかかわる技術交流が妨げられたり、論文発表が自由にできなくなる。そうなれば、科学者にとっても社会全体にとっても、大きな損失だ」と言う指摘も科学者から聞こえてきます。
予算についても然り。
軍事予算が増える分、平和利用の宇宙科学予算が減らされる可能性も大きいでしょう。

私たちは、つい憲法や国民投票法案に目がいきますが、
知らないところで次第に「戦争のできる国」へ一里塚、一里塚が進められていることを、しっかりと見ていく必要があります。
この法案。
絶対、見逃してはなりません!

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2007.03.18

2007年広島ーガンバ戦 

昨日3月17日。
万博で行われたJリーグ第3節G大阪戦。
ううう〜〜〜〜ん、残念無念!
0-3で完敗。

関西での試合は今シーズンはガンバ戦と神戸戦だけ(おお=い、京都とセレッソ、早くかえってこ〜〜〜い)。
と、言うことで絶対にスタジアムに行くぞーーーと可成前から気合いをいれていました。
前売券も買って、当日の天気もチェックして、、、と。
そして当日。
天気はまずまず。でも寒そう===
しっかし、行くのだ〜〜〜
寒さなんかに負けてはいられない。
でも寒そう===
なんで7時の試合なんだ、、、とかとか思いながら弁当を作ります。
暖かいお茶を沢山用意して、使い捨てカイロをいっぱい持って、暖をとる服をいっぱい着て、
身動きできないくらい荷物を車に載せて、
イザ、万博公園に向けてデッパツ。

万博公園と言えば良い思い出が無い。
駐車場は最悪で、
スタジアムのアウェー席は最低で、
トイレは臭くて汚い。
(ガンバサポの方、ごめん。でも悪いのはガンバであって、サポの皆さんじゃないから)
そのうえ、
そのうえ、、、、

ガンバに勝っていない、、、んだよな。広島。
これが、なにより痛い。

と、言うことで絶対に勝つぞ!!!
と、気合いを入れてデッパァツゥ〜〜〜

途中、渋滞に巻き込まれることも無く、
今回は車は夫の知り合いの人に頼んで、一駅後に駐車しました。
車をおいて、モノレールに乗ってイザ敵地へ突入。
ブカブカに着込んで、お弁当を持って、遠くから来たんだから、今回はカツゾ!!!

おおお===
それにしても、今シーズン初のスタジアム観戦。
胸が高鳴ります。1時間前。。
ドキドキ、ワクワク。
ぴゅ====(風のおと)。

アウェー席にいくと、もう広島からきているサポーターがドンドコ太鼓をならしたり、
これぞ、スタジアムという感じで盛り上がっています。
私たちは、隅の席に座りまずはお弁当を開いて食べ始めました。
なっなんと。
お弁当の唐揚げがカチカチ。
アチアチにしてきたお茶がヌルヌル。
ブルブル震えながら、風ビュービューにふきさらされ、家族全員が身を寄せあって食べた心地もしないままひたすら箸を口に運んでいました。
そこへ、広島の友人がやってきて久しぶりに一緒に観戦。
元気そうでとても嬉しく思いました。


びゅーびゅー

うわっ===
この先、どうなるんじゃ。
試合が始まる前から凍っている。
カチンカチン。
どうか、、、サンフレッチェの選手の皆さん。
この凍った家族全員の体に熱い血を吹き込んでおくれ====
と祈りつつ、
祈りつつ。

試合は始まったのですが。
が、
始まってみれば、
祈りは空しく、ただただ寒い内容でした。
ガックン。

広島も立ち上がりは中盤のプレッシャーを厳しくして良い内容でした。
が13分、ガンバの二川に決められ、リードされました。
余裕を持ったガンバに追っかける広島。
今までの広島なら1点はすぐに追いつける。
寿人がいる。
ウエズレィーがいる。
いる、いる、、、はずなのだが???

そのうち、そのうちの思いを裏切るように後半は、ナンタルチアの2失点。
おいおい。
ちょっと、これはないだろう、、、と言う失点。
この失点が広島に精神的にも打撃を加えたのか、選手は怯え出して、なかなか冒険をしなくなりました。
終わってみれば0−3.
あああ、残念。

本当に残念。
広島ファンという事を抜きにしてみたら、
ガンバの試合、なかなか楽しかったです。
ガンバ、一枚上手でした。
今は、と言うことです。

広島にとって、ガンバが「内容の濃い」試合をするということは、
刺激になり目標になり、励みになることです。
負けて悔しいが、
しっかりと敗因を分析して、次に続ける事の方が大切です。

頑張れ====
サンフレッチェ!!!
次はナビスコ。
そして名古屋戦。
落ち込んでなんかいられない。
この凍える寒さは、もうおしまい。
春がそこまでやってきている。

頑張れ!!!
サンフレッチェ。ちゃちゃちゃ

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2007.03.17

堀江裁判

昨日3月16日。
ライブドアの堀江貴文前社長に対して、東京地裁が懲役二年六月の実刑判決を言い渡しました。
実刑です、、、
堀江被告の犯した罪とその責任については、私も以前、何回か考察を加え意見を書きました。
ホリエモンを生み出した者は誰か その1
ホリエモンを生み出した者は誰か その2
もうホリエモンと呼ばないでなどの記事です。


それにしても、今更ながら思い出しますねぇ〜〜〜
2005年の総選挙。
ええええ===と、なんでしたっけ竹中さん。
「小泉、ホリエモン、竹中で改革をやり遂げる」と演説していましたね。
懐かしいですね武部さん。
「(堀江被告を)私の息子と思って応援してほしい」
「党改革で知恵を貸してもらいたい」。
おおおお====
さすが自民党。
懐の深さを感じます。
よ。
武部さん。

そして今や我らが総理・安倍さん。
当時、自民党の幹事長代理でした。
「小泉内閣が構造改革を進めなければ堀江氏は出てこなかった」と発言。

はいはい。
本当に。
本当に仰せの通りです。
構造改革の申し子・堀江被告。
被告ですよ。
実際、ライブドアが利用した手法は、
「貯蓄から投資へ」の名目で実施された「株式交換」や「株式分割」など、金融「構造改革」そのものです。
相次ぐ規制緩和の結果がライブドアの犯罪です。

今回、証券取引法違反に問われたのは、
株式交換という新手による企業買収を実施した際に虚偽情報を公開したこと、
架空売り上げの計上や支配下の投資事業組合を駆使して自社株売却益を利益に付け替えるなどして、
言わば決算を粉飾したことです。
粉飾決算です。
「一般投資者を欺き、その犠牲の上に立って、企業利益のみを追求した犯罪」だと判決も指摘しています。
錬金術師と言われた堀江被告。
未だ罪を認めず、
当時の会計ルール上は、投資事業組合によるライブドア株売却益は利益に計上できると主張し、さらに堀江被告は事件に関与していなかったと反論しています。
これはあまりに愚かな反論ではありますが、
仮に知らなかったすれば堀江被告は無能な経営者であったということです。
勿論、本当はバッチリ知っていたと思うし、自らが進んでその手法を取り入れていたと思いますが、、

錬金術師、堀江貴文は終わった!

が、
最大に被害を蒙った個人投資家への対応や、
私たち国民が今後、新たな”ホリエモン”の犠牲にならないように
包括的な法規制、証券業界・取引所や金融商品のあり方、情報開示や監督・監視体制など、事前規制を含む総合的な規制の確立を求めてやみません。

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2007.03.16

国民投票法案 公聴会

自民党の中で今、「安倍状況」という言葉が流行っていると言う記事を読みました。
機能不全,機能がまひしているという意味。要するに心臓(晋三)まひ状態だということだと、自民党の議員が述べているそうです。
確かに、今の安倍内閣のドタドタを見ると、身内からもため息が漏れてくるのはわかります。
しかも、すぐそこに選挙が迫っていると言うこの時期の続く不手際。
しかし、安倍さん。
そんな内閣の機能不全・機能マヒなんかなんのその。
ひたすら走り続けます。
改憲への道を。
国民投票法案、4月中旬に衆院通過の公算と言うニュース。
気がかりです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
衆院憲法調査特別委員会(中山太郎委員長)は15日、憲法改正手続きを定める国民投票法案の公聴会の22日開催を与党単独で議決した。採決の前提となる公聴会の設定で、与党が描く4月中旬の衆院通過の可能性が高まった。与党は民主党に修正案作りを呼び掛ける一方、単独採決も辞さない硬軟両様の構えで今国会成立を目指す。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
国民投票法案かぁ、、、
殆どの国民になんら説明らしい説明も無く、
手続きだけパッパッと数の理論で行い、
法律だけが出来上がる。
しかも、その法律は、改憲へと続くものであるならば、尚更、国民に納得させる必要、説明の必要があります。
何をそんなに急ぐ?
安倍さん。

安倍さんの内閣は、
強権ばかりが目に付きます。
国民の生活や将来への不安はトント、無策。
憲法と教育基本法だけが内閣のする仕事ではない。

安倍さんの内閣はいずれの件案に対しても説明不足の感がしてなりません。
松岡さんの問題を筆頭に安倍さんご本人も取り沙汰されている慰安婦問題。
説明していただきたい。
憲法を変える必要性。
是非、ぜひ説明していただきたい、、、
国民投票法案が通れば、
莫大な広告料を使って、改憲の宣伝をすることが今から予想されるのですが、そんなメディアを通してでなく国会の場で説明をすることが大切です。
なぜ、改憲かを、、、

自民党では今、「安倍状況」と言う言葉が流行っていると聞くのですが、いずれ将来、国民までもがこの安倍状況に陥ることのないように、しっかりと見ていく必要があります。

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2007.03.12

どこを見ていく都知事選挙

都知事選挙を前にして、
<石原都知事>銀座料亭で2000万円受領?ハと言う記事、気になります。
石原さんの都政私物化や問題発言は枚挙にいとまがなく、既に多くの方の共通認識かと思います。
8年間におよぶ石原都政。
その間、都民の福祉と暮らしはザバッと切り捨てられました。
老人福祉手当、老人医療費助成、シルバーパスなどが切り捨て対象でした。「何がぜいたくかといえば、まず福祉」と豪語してドンドン排除していった石原さん。
一方では巨大開発にはバンバン税金を注ぎ込む。
臨海開発や高速道路建設など大規模開発を中心に年間1兆円も注ぎ、さらに、問題のオリンピック招致を口実に、8兆5千億円もの巨大開発を計画。
さらにさらに教育や心にズカズカと入り込んでいった8年間。
「私はあの憲法を認めない」と公言、改憲の旗振りをしてきました。卒業式や入学式での「日の丸・君が代」問題で教育現場に強権的に介入。
そして今、問題になっている都政私物化の罪。税金をつかっての超豪華海外旅行、四男の重用、知事と側近による公費での飲み食いノ。
などなど。
調べればもっと出てくるかもしれません。
ご自分や家族は税金を使ってしたい放題。
貧しい人々には税金は無駄遣いと言って盲導犬のエサ代補助まで切り捨てる石原さん。
こうした矛盾が噴出で迎える都知事選挙。
東京の首長選は、日本の今後を占う上でも大きなものなので国民は一斉に注目。
果たして誰がノー石原を唱え、今よりはウ〜〜〜ンと健全な施政が東京に戻ってくるか、、、と。
そんな矢先の浅野さんの出馬表明で、さらにさらに都知事選挙は盛り上がってくるのかと思います。
が、
ここでちょっとまてぇ====
です。
マスコミはあたかも浅野さんだけが石原さんの唯一の対抗馬のように捉え喧伝しています。
センセーショナルな出馬までの過程やテレビで追っかけられて答える浅野さんの姿は形こそ違え小泉さんが劇場化した選挙の手法を彷彿とさせる物があります。
いつもトラックバックを頂くhamhamさんは本格選挙の到来か? 東京都知事選や浅野さんの表明内容について疑問を呈していらっしゃいます。
たしかに浅野さんはその出馬表明で「石原さんの一期目はよかった。二期目はおかしい」と言うような内容を述べました。
一期目は期待していたとも言いました。
が、
が、
先ほど挙げた福祉切り捨ては実に石原さん一期目の施政だったのですが、、、ねぇ。浅野さん。
障害者差別発言。
女性差別発言。
問題になりました、、、
全て一期目です。浅野さん。
ガラパゴス諸島めぐりを税金で行ったこと、ワシントン高級ホテルに宿泊。全て一期目です。浅野さん。
このどこがいいのですか?
期待できるのですか?
浅野さん。
浅野さんとはどういう人?
浅野史郎前宮城県知事。
福祉切り捨て、国保証取り上げ、大型開発のムダ遣いなどは既にその県政をみると明らかです。
介護保険導入を口実にした介護手当など経済給付的独自施策ののきなみ打ち切り、乳幼児・障害者・母子家庭の医療費助成への一部負担導入。
「障害者自立支援法」を賛美。
なるほど、浅野さんも福祉や大型開発に関しては石原さんと同じか?
二期目を批判する浅田さんだが、オリンピックの名前で、さらに大型開発に8兆円つぎ込もうとしていることが問題ということか、、、 
一番注目されている今回の都知事選挙。
候補者は石原さん、浅野さんだけではありません。
吉田万三さんや黒川さんもいます。
とくに吉田さんは足立区の元区長という実績もあります。
変化を求め、政治の健全化・透明な税金の運用を期待している都民を裏切ることはあってはならないと考えます。

そして一番大きな責任は、
マスコミの取り上げかたと今更ながら思います。
情報のアレコレに惑わされることなく、しっかりと見ていく必要を感じます。

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2007.03.08

謎の光熱費

出来るものなら探偵ナイトスクープの探偵さんに調べてもらいたい。

「たんていさぁ〜〜ん。
どんな使い方をしたら光熱費が500万円になるのですか?

なぞだ!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
松岡氏は5日に「水道は『何とか還元水』とかいうものを付けている。暖房なりなんなり、別途そういうものも含まれている」と答弁した。これに対し、7日に質問した芝氏は「浄水器やストーブは(光熱水費ではなく)備品・消耗品費だ」、井上氏は「松岡氏の熊本の二つの事務所の光熱水費が66万円、38万円なのに、なぜ無償の議員会館の事務所の光熱水費がそれよりも多額なのか」と追及したが、松岡氏は頑として内容を明かさなかった。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

と、言うことで、
たんてぃさぁ====ん。
松岡さんの代わりに調べてください。
この環境問題云々で、エネルギー資源を大切にしなければならない折、
500万円の光熱費を使いきる国会議員のセンセの使っているストーブとか浄水器はどんなものなのか?
気になります。
気になります。
本当に知りたい。

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暴走政府

確定申告最終版で、一年前のしわくちゃレシートを前にして、
負けず劣らずシワクチャになりながら悪戦苦闘していたのですが、
が、
が、
そんな忙しいさなかに、
なんだんだ〜〜〜〜
これは。

国民投票法案、月内に衆院通過の方針 与党、単独採決も

なぁ====にぃ。
これ????

なんだか、この国の政治は、
ドンドン、国民から隔離して一人暴走しているようです、、、

どうして?
そんなに急ぐのか?

私たちの日々の生活はプアでやっとこなのに、
政府は国民の生活を守ることは一切やらず、戦争、戦争へと戦争への道をひた走っているようです、、、

だれが止めることが出来るのか。
暴走政府を。

答えは、
国民です。

この問題、これからもこだわり続けます。

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2007.03.06

国民との溝

証券優遇税制をご存じですか?
ニュースを読めば業界が存続を求めて根回しに躍起だったことがわかります。
結果、7人の大金持ちが年間200億円も減税という恩恵に蒙ることができました。
05年分の国税庁・申告所得税標本調査をもとに試算。
株式等譲渡益にかかる税率を本則20%を10%に軽減している証券優遇税制による減税総額は申告分のみ年約2652億円。
このうち申告所得の合計が5000万円を超える階層は1万2298人、で全体の3・9%です。
この人たちは一人あたり同約1407万円の減税を受けていることになります。
さらにもっと大金持ちは7人、つまり100億円を超える人たちです。この階層の減税規模は同約200億円に達しました。一人当たり同約28億6000万円もの減税を受けています。

昨日も書きましたが、
株なんかに縁の無い私は、こんな恩恵に浴することもなく今、確定申告中。一年間の必要経費のレシートを広げてため息ばかり。
定率減税削減は庶民には痛い。
これは住民税に影響額がでるのは必至。
総務省自治税務局によると「平年度ベースで約4000億円」だと言うことで納税者一人あたり約7000円の増税になることが明らかです。 一方、大企業・大資産家へはお約束の減税が待っています。
約3900億円。

この国ではお金持ちと政治家を支えるために国民は機械のように働き、はたらき、はたらき、、、
使い捨てられていくのです。
松岡農相は昨日の参議院予算委員会で事務所費として水道代・光熱費500万円と答弁。
野党議員がなおも追求しようとするならば「時間の無駄」と応えます。
無駄なのは時間じゃなくてご自分の事務所費なのだが、、、
国民はと言えば、公営住宅の応募倍率は全国的に激増というニュースが伝わってきます。東京都は募集戸数8600戸にたいして応募者数は約24万5千人に達し、倍率は28.5倍。

なんだか閣僚と国民の格差とは経済生活もさることながら道義や倫理も開きつつあるように思えてなりません。

安倍さん。
国会での高くて大きな声での答弁ではなく私たち庶民に必要なのは
衣食住の安心と保障なのです。

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2007.03.05

Jリーグ開幕戦

書こう、書こう、書こう、、、
ルンルンに書こうと思っていたのですが、
アレヤコレヤで忙しくて書けませんでした。
やっと書けます。

遅くなりましたが、Jリーグ開幕!!!
ジャ〜〜〜〜ン

3月3日。
おひなまつり。
サンフレッチェ広島と東京FCの開幕戦が味の素スタジアムで行われました。
結果は4−2で広島が勝ちました。
2002年以来の開幕戦勝利。

いよいよ今年も熱い季節がやってきました、、、
土曜日は、テレビの前に早々と座り、
ビールを持って、スタジアム入りの気分で待ちます。
ドキドキ。
グビグビ(これはなんの音でしょう?)
そして、
そして、
ついに試合が始まります。
ウワッ〜〜〜〜
おおおお====
スタジアムの声援に負けじと此方も声をあげます。
我が広島は緊張からか立ち上がりはFC東京のペース。
オープニングシュートは1分に金沢。
続いてルーカス。
と攻められます。
いかん。
なんだか心配。
と思った不安を吹っ切るようにやってくれました。
ひさちゃん。
13分、青山→駒野→柏木→佐藤寿がダイレクトで先制点ゴーーール。
ゴ=====ル。

ぎゃ====

ウワッ〜〜〜〜〜
あらゆる雄叫びが我が家を包みます。
 
その後、広島は3点追加して、2点は取られ、
終わってみれば4−2で勝利。

まずは快調な出足。
ですが、
が、
問題も多々ありました。

これからの長丁場。
弱点を修正して、より強いチームになってもらいたいものです。
とっころで、
久保竜彦。
やりましたね〜〜〜
あれぞ久保。
なんだかイキイキとプレーしている久保を見るのは嬉しい。

と、言うことで次節は柏戦。
楽しみです。

サンフレッチェ。
ちゃちゃちゃちゃ〜〜

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山宣から学ぶ

今日は山宣の命日です。
以前も山宣ひとり孤塁を守ると言う記事を書きました。
その中で私は次のように文を結びました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今、再び
山宣のあの強烈な生きざまを思うのは、
世の中が、
見えなくなる予兆なのだろうか???

私たちの先輩たちが、
命をかけて守ったものが、
今、目のまえから
ポロポロとこぼれ落ちていく気がする。
しかも
なんのおしげもなく。

山宣は凶刃に倒れたとき、
その暴漢の袖をギュッーと握り締めて
離さなかったという。
山宣が握っていた手のその先には、
「自由」「平和」があるのだろう。
彼は
死ぬ間際まで、
いや、
死んでなお離さなかったのか?
離さなかった、、、

もうすぐ参議院選挙。
どれだけの代議士が、
背後に大衆が支持していると、言えるだろうか??
私たちは、
だれに願いを託すか、、、
よく見極めなければ、、、

「山宣ひとり孤塁を守る。
だが私は淋しくない。
背後には大衆が支持しているから」

もう一度、
あの高邁な精神を
ここに高らかに歌う代議士が出てくれることを
のぞみながら。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この記事は2004年の参議院選挙を前にして書いたものです。
あの時、私は山宣を思い、
山宣のように大衆の為に命を賭けた代議士がいたことを思い、
山宣が守ろうとした物を思いました。
そして、それがポロポロと惜しげもなくこぼれていく現実を危惧していました。

貧農に喘ぐ農民や労働者。
貧困故に産児制限をし、性病を覚悟で身売りをした女性たちを守るために山宣は敢然と戦いました、、、
今、若者はワーキングプアと言う新しい名前で新しい貧困に立たされています。
産児制限は個人の意志とは別の所で社会が制約するような現状を若い夫婦は抱えています。
山宣の時代は終わってはいない。
終わっていない、、、

終わっていないならば、
ならば、
私たちは再び国会や地方議会に山宣を送り出すことが必要ではないかと強く思うのです。
折しも今年は統一地方選挙に参議院選挙の年。
誰がやる、とか
誰が推しているから、とか
そんな理由ではなく、
何をやる人か、を
しっかりと見極めることの大切さを思います。

最後にもう一度。
「山宣ひとり孤塁を守る。
だが私は淋しくない。
背後には大衆が支持しているから」

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2007年度予算

ネット環境にしばらくいなかったのですが、
この間、いろんなことがありました。
伊吹発言についてはいずれ稿を立ち上げようと思っています。
まずは確定申告や予算についてちょっと書きます。
今年も確定申告の時期がやってきて私も花粉症でぼっ==とした頭を抱えながら奮闘。
今年の確定申告は定率減税の全廃で負担が増えます。
所得税の20%(最大25万円)、住民税の15%(最大4万円)を税額から差し引いていた定率減税は申告時にはその有り難みをヒシと感じていました。
が、
今年から全廃。
また老年者控除の廃止、公的年金控除の縮小などでサラリーマン、中小零細業者、農家、高齢者の負担が大幅に増えたました。
負担はこうして国民がひたすら背負うのですが、そのもとになる予算の審議はあまりにお粗末と言うか国民不在でした。
自民、公明両党は2日午後、与野党合意のないまま開会された衆院予算委員会で、2007年度予算案の採決を強行。
中身は定率減税廃止による1.7兆円の庶民増税、
生活保護の母子加算の段階的廃止、
雇用対策費の半減などです。
一方、大企業に対しては従来通りの厚遇。
財界・大企業に、減価償却制度「見直し」で新たに7000億円の減税を献上。
たったの七人が株式売買で200億円もの減税を享受するような大資産家優遇の減税措置(約1兆円分)を、期限を延長して継続。
つまり大企業と金持ちのために国民がさらにさらに懐から税金を差し出すという仕組みが作られたのです。
また、売りの「再チャレンジ」「底上げ戦略」でも、
予算では雇用対策費を半減する上、母子家庭の命綱の児童扶養手当は大幅削減を計画。
おいおい、、、と言いたくなります。
さらに道路特定財源を温存。
「米軍再編」経費を本格計上。
格差がさらに広がり、貧困に対してなんら政策もないままの予算は、安倍内閣の暴走をますます後押し財界とアメリカのためだけであることが明らかなのですが、
その採決を時間をかけずに与党の単独で数にまかせて通したことのツケはいずれこの内閣に跳ね返ってくる物と思います。
いずれにしても、今年は大事な選挙の年。
決して未来に禍根を残すことのないように、きっちりと日々の政治の動きを見る必要を感じています。

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