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2007.03.23

ゲートキーパー法案

密告社会の到来を予感させる法案がまた国会を通過しようとしています。
「ゲートキーパー(門番)法案」(通称)がそれ。
さすがに弁護士に対する依頼者「密告義務」は見送りましたが、
が、
が、
保険会社など広範な業種には密告義務を課しています。
さらに、警察が司法書士を含む事業者に対して、裁判所の捜査令状なしで立ち入り、帳簿類を「検査」できるという条項が含まれます。
いいですか。
令状なしということは、なんの捜査も確信もないまま思いつきで捜査できるということです。
さて、その内容は以下のとおり。
「犯罪組織によるマネーロンダリング(資金洗浄)防止のため」、弁護士や司法書士、保険会社やクレジット会社、貴金属業者など43業種を「特定事業者」に指定。
(1)顧客の本人確認
(2)取り引き記録の保存(7年間)
(3)「犯罪の疑いのある取り引き」を、関係省庁に通報することが義務づけられます。
そして省庁はこの情報を国家公安委員会と警察庁に通知することになるという構図です。
そして、
そして、
事業者は通報したことを顧客に「漏らしてはならない」(法案)とされます。
つまりお客は安心して会社に情報を提供するのですが、その情報が知らない間に公安とか警察に伝わっているということです。
これがゆえ「密告法案」と呼ばれます。

私たちは、もう何を信用していいのかわからない。
事業者は事業所で、顧客の信頼を失いかねない。
お互いにとって不幸以外の何者でもない法律が、
今、制定されようとしています。
法案は施行日を「〇七年四月一日」と設定。
与党は今週内にも衆院を通過させ、来週中に参院で成立させると言うことです。

管理社会がもうそこに来ている、、、
と言うのかぁ。

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コメント

 そうなんですか.このブログで初めて知りました.私はテレビのニュース番組をよく見るし,新聞も人並みには読んでいると思うのですが.
 こんな重要なことを日本のマスコミはなぜ大きな話題にしないんでしょう.個々の法案や事例もさることながら,マスコミのあり様に危機を感じます.

投稿: Ladybird | 2007.03.23 10:07

 日本のマスコミは,こんな重要なことを,なぜ大きく報道しないのだろう?
 このことに,何より大きな危機を感じます.

投稿: Ladybird | 2007.03.23 10:21

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 ゲートキーパー法、つまり犯罪収益移転防止法=密告義務法が昨日衆院を通過してしまったのですね。 保坂さんのどこどこ日記に、突然22日に審査が決まった、と記載されたのが3月20日。あっという間のことですね。 民主党... [続きを読む]

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