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2007.08.14

日米軍事情報包括保護協定

日米軍事情報包括保護協定:調印し発効と言うニュースがありました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
麻生太郎外相とシーファー駐日米大使は10日、外務省で軍事機密の第三国への漏えいを防ぐための包括的な枠組み「日米軍事情報包括保護協定」(GSOMIA)に署名し、同協定は即日発効した。ミサイル防衛(MD)など日米両国の秘密情報の共有が進む中、米国防総省と防衛省が新たに指定する「秘密軍事情報」の保護義務を相互に負うことで、防衛関連情報の交換を円滑に進める狙いがある。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これは、
これは、
なんなのだ?
如何様に判断すればいいのか?
と悩んでしまうのですが、庶民である私の立場からすれば「ノー」ですねぇ。
さて何が、と問われれば
日米軍事一体化のいっそうの加速と情報保全の強化で国民の知る権利が侵害されるという虞があるからです。
私たちの行動や情報は逐一、把握され一方当局の軍事活動は全て秘密裏に闇のうちになされるとしたら、これは恐怖以外の何者でもありません。
同協定の締結は今年5月の日米安保協議委員会(2プラス2)ですでに合意されていました。
さてさて中身を見るならば「秘密軍事情報」と言う言葉が目に飛び込んで来ます。
「秘密軍事情報」
なにやら淫靡でさえある「秘密軍事情報」。
実際は、
(1)米側と同じ秘密指定を行い、「機密」「極秘」「秘」の三段階に区分する
(2)アクセスできる者を制限する(3)政府が企業に「秘密軍事情報」を提供する場合、守秘義務契約などを行う—などの措置が明確に定められています。

いよいよアメリカが上陸、乗込んで来るということです。
既にアメリカは六十数カ国とGSOMIAを締結していると言われています。
アメリカ行政の出張機関となるわけです。
GSOMIAが締結されると、「秘密軍事情報」の取り扱いが米国と同一のものとなります。
すると、これまでは認められなかった米艦船の日本国内での修理や装備品の購入などがアメリカ「本土」同様に進めやすくなる→利益拡大を狙う軍需企業がウハウハと言う仕組みです。
また国民の知る権利については上記ニュースは次のように述べています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
日本政府は、協定締結に伴う自衛隊法など国内法整備について「現行法を改正する必要はない」(外務省幹部)と説明している。ただ運用が始まれば、米国からより厳しい秘密保護に関する国内法整備を求められ、政府の情報統制がさらに進む可能性もある。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
いいですか。
もう一度おさらい。
「政府の情報統制がさらに進む可能性もある」
と、言うことです。

先の参議院選挙の「ねじれ」国会でアメリカは、さらに力づくで日本をねじ伏せようと今後益々要求してくるものと考えられます。
アメリカ詣でをして「マダムスシ」なんて燥いでいる小池さんですが、一部では「日めくりカレンダー」と揶揄されているようです。
(余談ながら人気マンガ「ワンピース」じゃないですが、マダムスシの破廉恥な言動にスシ自ら気がついて欲しいと願いながら鬼斬り=オニギリと叫んでいる私です)
こんな小池さんに長期の展望に立って政局を見極める力があるのか些か不安さえ感じる私です。
大体、安倍さんの内閣って、なんなのだろう?と頭を抱えます。
だってそうでしょう。
「美しい国」「瑞穂の国」かと思えば「マダムスシ」と此方が赤面する防衛大臣がいる内閣。
笑っちゃうね。
いやいや、笑ってはいられません。
この内閣の混迷は国民に跳ね返ってくることだから、、、

安倍さん。
小池さん。
見るべきところは「国民」ですよ。

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