タカに絆創膏
八百円大臣とか絆創膏大臣とかA級戦犯大臣とかいろいろ異名をつけられた赤城農相。
ついに辞任なさいました。
ニュースなどを見れば、その辞任劇さえ一悶着(?)ならぬ一もめがあったようで剣呑な雰囲気での記者会見でした(赤城さんも総理も)。
ところで、ここでも国民不在を感じた私です。
赤城さんの辞任の理由。
「参院選で私に関するさまざまな報道があり、与党の敗北の一因になった」のが「大変申し訳ない」から辞めるというのものです。
事務所費問題をはじめ「政治とカネ」の疑惑で政治不信を頂点まで高めた赤城氏。
アナタがするべきことはファイルを高々と掲げることではなく領収書類を示して国民に説明責任を果たすことです。
それを回避したまま、とにかく辞める、が自分は悪くないという思いはいっぱい、いっぱいの記者会見でした。
と、言うことで
もう一度おさらい、赤城語録。
「参院選で私に関するさまざまな報道があり、与党の敗北の一因になった」のが「大変申し訳ない」から辞める。
おいおい、赤城さん。
国民をなめちゃいかんよ、、、と私は思わず、あの絆創膏が以前張ってあった額やらほっぺやら食い入るように見ました。
「あなたねぇ〜〜〜アナタの不祥事で与党が敗因するほどアナタは大物じゃないよ」。
あのね〜〜〜
私たち国民がどうして怒っているか、
それは、不透明な事務所費問題をはじめとして税金の私物化、さらには法律を都合よく作り(そりゃお手盛りだよね)「法にのっとっている」と開き直り。
揚げ句は海外に逃亡。
そんなチャチな大臣がワンサカといる内閣に国政を任すことが出来ないと判断したから、
ノーモアアベの票を投じたのです。
憲法。
教育。
国民監視。
税金の限りない徴収に自分たちの限りない無駄使い。
健康保険に介護に年金、福祉、、、、、
どれをみても、
とんでもない内閣の方針にストップをかけたのです。
そんな、赤城さん。
あなたの不祥事のことが直接の原因なんて、ちょいとご自分の罪を過信しすぎ。
尤も、アナタは一言もご自分の罪は認めていないのだが、、、
それにしても、この頃とみに思うことは小泉さん以降、政治家の言葉が軽くなったと言うか、
何を信じていいのか分からなくなりました。
「小沢さんか私か」と公衆の前で公然と言い放った安倍さんだが、国民はノーモアと意志表明をしても、「国民の声」は我にあると頑なに言い張る安倍さん。
何がそこまでアナタに言わせるのか???
いえね。
ひょっとしたら軍事オタクだけの「いいひと」だけの安倍さんかもしれませんが、
総理としての資質、それも政治を見極め、動かす冷静な判断に欠いているという致命傷を負ったアナタに、この国を任すことはいかにも危ない。
アナタの瑕疵はあまりに大きく絆創膏の一つ二つ貼ったくらいでは覆いようもない。
安倍さん。
能あるタカは爪を隠すというが、
爪を研ぎとぎ、誰の前でもその爪を隠さず見せつけていたタカの行く先はどんなものなのだろうね、、、
「雉も鳴かずば打たれまい」というが爪をむき出しにしたタカはどうなんだろう???
と思ったものです。
慌てて爪に絆創膏しても、もう遅いのか、、、
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コメント
与党が敗北したから辞任って、大臣とは政党の付属物だったってわけですね。
国民を舐めるな!
投稿: 愚樵 | 2007.08.03 10:53