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2007.10.17

テロよりも花を

花よりもなほという映画、
昨年の6月劇場公開の話題作でした。
なにしろ配役がすばらしい、、、
大人の雰囲気、いい味をだす役者がそろいました。

私も先日、遅まきながら夫と観てきました。まだご覧になっていない方もいらっしゃるかもしれないので、ネタバレにならないようにあらすじは省略。
で、
感想は「やさしい映画」です。
みんな「いい人」なのです。
貧しくてその日をやっとこ、やっとこ生きている長屋の人たち。
勿論、そこには人情もあるが生き抜くためのしたたかで逞しい人々の日常が中心に描かれています。
そしてテーマは、
ずばり、
「恩讐のかなた」ではないでしょうか???
敵討ちをするために、敵討ちするためだけに、日々を送ることが、
本当に亡くなった人の弔いになるのだろうか、、、
敵を憎むことしか目的がないとしたら、
それは本当に亡くなった人の願いだろうか、、、

物語は「仇討ち」というテーマを縦横に掲げながら、
仇討ちする者、される者の人生を問うていきます。

そして悩み、苦しみ、呻きながら、
仇討ちは最早、時代遅れである事を知る。
敵を討っても何も残らない、、、新しい涙と恨みだけが残ることを知る。
生きるとは「エネルギーである」ことを力強く感じていく、、、
最後に「超える」ことこそが生きることの勝者であることを教えます、、、
まさに「恩讐のかなた」にあるものは喜びであり希望である。
そんな思いをゆっくりとじっくりと噛みしめることができる映画でした。

この映画。
まさに「時は今」ではないでしょうか???
9/11以降、世界は正義と言う名の仇討ちの繰り返しで
憎しみはあらたな憎しみをうみ、
犠牲はさらに新しい犠牲をもとめ、
際限ない戦場が繰り広げられています。
そして、日本はテロ防止という錦の御旗をかかげ、
その一端を担うために乗りだそうとしている、、、

仇討ちは何も残さない、、、何も救いはしない。
憎しみだけが残り、、、犠牲者だけが増えていく。
そんな状況を打ち破るのは、
「ここらでやめよう」というその一言。その一点だけです。
もう、やめようよ。
淋しすぎるから。
テロよりも花だよ、、、と、
映画「花よりもなほ」を見終えたあと思いました。
最後にもう一度。

テロよりも花を

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