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2007.11.30

放送法について

テレビを始めとするメディアの関心から一条の光もささないところで、ある法律が強行されようとしています。
それはなんと「放送法」です。
テレビ・マスコミは自分たちの存在生命がかかっているというのに、
連日、どの局も同じニュースばかり、、、
流される映像を見ながら「報道と表現の自由」とは何か???と考えてしまいます。
では、放送法、見ていきましょう。
昨日29日、通常国会に提出されていた放送法改定案の審議が、衆院総務委員会で始まりました。

改定案の柱は以下の通り。
NHK経営委員会の強化。
「あるある大事典」のねつ造をきっかけにした行政処分。
民放に対する認定放送持株会社制度の導入。

この改定案の趣旨には「NHKに係る事項を中心として放送制度を改正」とあります。
NHK経営委員会が「NHKの経営に関する基本方針」をはじめ19項目の職務を行うことを定めています。中には「番組基準、放送番組の編集に関する基本計画」など、表現の自由に直接かかわる事項も含まれています。
表現の自由が政府に介入されてくる危険が大きくなります。

また、持株会社制度については、言論の多様性を保障したマスメディア集中排除原則(総務省令)を大幅に緩和して、東京キー局の支配を強めようとするものです。

行政処分については、番組にねつ造が発覚した場合、総務相が放送局に再発防止計画の提出を求め、意見を付けて公表するとしています。
これは勿論、今年1月に発覚した関西テレビの「あるある大事典」のねつ造問題を口実にして盛り込まれたものであることは明白です。
この運用にあたって政府は以下のように述べます。
「(放送事業者)自らの判断を尊重し、運用を抑制的におこなう」とし、また「社会的要請も考えて、せばめる明文化はしない」。
つまり大臣の判断で規定を発動するということです。
いいですか。
大臣の判断で規定するということです。
大臣ねぇ〜〜〜
今日日、どれだけの大臣が社会倫理に照らして判断をできるものやら〜〜〜
また、総務省が「BPO(放送倫理・番組向上機構)の対策が機能している場合は発動しない」という説明でも「機能しているか判断するのも大臣。」ということを政府は盛り込んでいます。
はぁ====これため息です。

確かに捏造問題やNHKの会長の問題や、あるいは受信料など、放送業界にも抱える問題や解決しなければならない事は山積みです。
しかし、これを口実に国が放送に介入してくることは、私たちが守ってきた民主主義崩壊の危険性さえはらむ大きく深刻なことであることを広く多くの方に伝えていく必要を感じます。

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2007.11.29

身分なき亡者と身分ある亡者たち

今、話題の人と言えばやはりこの人でしょう。
守屋幸子さん。

逮捕される前から衆人の関心を集めていた守屋夫人。
経歴やおねだり実行の数々とキャラたちまくりの守屋夫人。
どんなお顔か、野次馬根性の私は、一人で妄想していたものです。
「傾城」なのか、はたまた「高き鼻の持ち主」かと、、、
しかし、実際、逮捕されその容姿が映像に写され、ご本人の顔を見て、
思わず「あ、、、、、妄想だったのだな〜〜〜」と一人苦笑い。
楊貴妃やクレオパトラと言うよりは、、、かなぁ???
だが、「私の時代が来た」と言い湯水のようにお金を使い、政治にまで口出しをしたポンパドゥール夫人のように「影の実力者」ではあったのでしょうね。
守屋さんにとってはファムファタール(運命の女)だったのでしょう、、、

いえね。
何故、最初にこんなことを書くかというと、
品性の崩れが露に出ている映像を見るにつけ、守屋夫人の甚しい勘違いに虫酸が走るのです。
<防衛汚職>守屋幸子容疑者「宮ちゃん、私を重役にすれば」と言うニュース。
ううう===ん。
如何ともしがたい。
そもそも妻が異常におねだりすることも問題ですが、
「私を重役にすればもっと仕事を受注できる」と宮崎容疑者をそそのかしていたのかと思うと、
その罪の深さにため息が出ます。
守屋夫人は、私たち庶民がどんな生活を日々送っているのか、医療費や消費税や年金問題を抱えているのか、そんなことは脳裏に一片もなかったことでしょう。
あるのは「どのようにおねだりするか」だけ。
ブクブクと私腹を肥やし蓄財に勤しんだ夫人の姿は、確かに「そのよう」でした。
「わたしもおいしいものを食べたい」と夫にせがんだという夫人の、行き着いた先は「臭い飯」ということで至極尤もなことだと個人的には思います。
「身分なき金の亡者」と化した守屋夫人には同情の余地はありません。
そして、
この妻にこの夫あり、ということで、守屋さんその人もひたすらブクブクと私腹を肥やし蓄財に勤しんだようです。
己の蓄財の見返りは、
防衛利権。
つまり税金です。
勘違いしてもらっては困るんだよね、守屋さん。
税金はあなたのものではない。
私たち国民のものです。
それを、自分のものと勘違いして、まぁやってくれました。いろんなこと。

航空自衛隊の次期輸送機(CX)。
海上自衛隊の新型護衛艦のエンジンの選定・納入。
01年12月に発覚した海上自衛隊の装備品をめぐる請求水増し問題の口添え。
この人、さらにやっていました。
自衛隊が海外派兵型に移行での主導的な役割
報道では沖縄の米軍基地移転問題の疑惑も取り沙汰されています。

これは守屋さん一人の問題でないことは明らかです。

私たちの生活や命が、
こんな人たちの手に握られていたのかと思うと、怒りを感じます。
この問題、決してけっして守屋夫妻だけの罪に押しつけることなく、
本当に悪い「者」を明らかにしていくことを願ってやみません。
名は体を表すと言うが守屋さんには、守る者は何もない。
妻さえ泥まみれにした守屋さんが、その泥沼から這い上がることが出来る方法はただ一つ。
全てを法の前に明らかにし、法の裁きを受けることだけです。

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2007.11.28

悪人正機なるか?

今日11月28日は親鸞上人の命日です。
私が生まれた育った地は、
この時期はいつも鉛色の雲が垂れ下がりみぞれまじりの雨が冷たく降ってきます。
お逮夜(おたいや)の時期は天気があれると父が生きている頃はよく言っていました。
先ほど母に電話したら「今日は真っ青な青空が見える」とのこと。
さてさて、それはともかく今日は親鸞上人の命日。
親鸞と言えば私には倉田百三の「出家とその弟子」です。
人間親鸞と唯円の悩みや苦しみが生々しく描き出され、
若かりし日の私には強烈で鮮烈な印象で、本を閉じたことを思い出します。

親鸞。

教えは悪人正機を中心に説きました。

〜〜善人なほもて往生をとぐ、いはんや悪人をや。しかるを世の人つねにいはく、「悪人なほ往生す、いかにいはんや善人をや」〜〜

「悪人こそが阿弥陀仏の本願による救済の主正の根機である」。
阿弥陀仏が本当に救いたいのは悪人であり、善人は自らの力で成仏を目指せるので、眼目ではないというものである。

悪人とは何か、
善人とは誰か、、、
それは仏の前ではみな同様。
救われるには悪人も善人もみな同じ。
だがしかし、
衆生である私たちは、心の隅で他をそっと差別(しゃべつ)する。
我こそが善であり、他は至らざる者と、、、
本当に心の隅で、そっとではあるが。
親鸞は、そうした善人を鋭く戒める。
そして、そうであってもみな同様に救う。
まことに、まことに有り難き仏の道を説いたわけです。

〜〜善人なほもて往生をとぐ、いはんや悪人をや。しかるを世の人つねにいはく、「悪人なほ往生す、いかにいはんや善人をや」〜〜


この言葉、噛みしめれば噛みしめるほどに「許されている」有り難みがひしと伝わります。
が、
仏の道は許しとともに自己を律することも教えているのです。
悪人は悪人のままでは往生はできません。
ここで言う善も悪も、ひたすらに己の心と向き合うということです。
悪人だから往生できるのは、全てを明らかに告白し、己の罪を全て受け入れる時です。
守屋氏午後にも逮捕 収賄容疑で取り調べ、東京地検と言うニュース。
悪人と言えば悪人である守屋夫婦。
しかし、彼らが己の罪を認め全てを明らかにしたとき、悪人は正しくなる機会を得ると考えます。
守屋さんご夫妻においては逮捕の日が親鸞上人の命日と言うことで、
懺悔と事実を全て明かして頂けたら、、、いいですね。
それにしても、
往生際のわるい誰かさん。
会合に出たの出ないのと争点をずらさずに、本当は「何をしたか」を証言してもらいたいものです。


いささか、本来の悪人正機からずれましたが、
許してくださるところが有り難い。
今日11月28日は親鸞上人の命日。

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ねじれ目線

イラク戦争、、、
あれから4年余り経ちました。
その間、いろんなことがありました。
ともすると記憶の彼方に追いやられそうなイラク戦争。
まだまだ平和とは名ばかりで過酷な現実を日々送っていらっしゃる人々のことを忘れたわけではありません。
どうにかして、イラクに真の平和や安寧を祈りつつ、願いつつ、、、

それでも、
それでも、
この間のアメリカ政府や日本政府の在り方に対しては疑問を持たざるをえません。
また事実を知れば知るほど、無辜の民を犠牲にして憚らないアメリカ政府や追随する日本政府への不信は大きくなるばかりです。

そんな折り、昨日参議院で、自衛隊のイラク派兵の根拠法であるイラク特措法を廃止し、自衛隊を撤退させる同法廃止法案(民主党提出)が野党の賛成多数で可決されました。
ここにいたってなお自民党と公明党は反対。
今日参院本会議で可決され、衆院に送付される見通しです。

イラク戦争の「大義」と言うものはフセインの像が崩れたように、随分前から崩れ去っています。
大義なき戦争であったことはブッシュ大統領みずからが認めています。
このブッシュ戦略に賛成の意思を示し多くの指導者は政界から去っています。
また軍隊も撤去しています。
大義なき戦争に加担する『正義」を人々は是としないからです。
ところが、
ところが、
ところが、
大義があろうが、なかろうが、
そんなことはおかまいなし。
ひたすら、ひたすらアメリカいいなりの国がここにあります。
そう、
日本です。
残念ながら日本なのです、、、

いえ、
日本ではありません。
日本の中の自民党と公明党です。
アメリカでさえ、来年中の撤退を求める法案が米下院で可決。
イラク駐留米軍のサンチェス元司令官も「終わりが見えない悪夢」が続いていると発言。
泥沼状態のイラクを尻ぬぐいさせるのは日本の役目ということか、、、
実際、イラク占領への参加国は、33から26カ国に減少
 
さすがの石破さんも(今後の米軍駐留が)どういう形になるか分からない状況の中で、お答えしかねる」と答弁。
答弁はしているものの、実際にはアメリカ言いなりの施政しかとることができない自民党と公明党。
どうもねじれているのは国会ではなくて、
自民党と公明党の目線が国民ではなくてアメリカであるというそれが原因なのかもしれません。
この際、ねじれ国会とはいわず「ねじれ目線」と言った方がよろしいかも、、、

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2007.11.27

予算の時期です

昨日は国会中継をつらつら見ていました。
例の額賀さん。
ツヤツヤのお顔に何故か満面の笑み。
そして福田さんは眠そうに、やっとこさっとこ、官僚の作った文を棒読み。
本当に緊張の欠いたいつもの国会が映し出されていました。
さてさて、こんなかでも日本政府はきっちりとアメリカのための予算と軍事予算は確保するつもり。
国民に一切の思いやりなんて示さない「思いやり予算」。
来年は、この思いやり予算を一掃できる好機です。
しかし、福田さんはアメリカに、
「基地で働く日本人従業員の人件費を削減する」ということを伝えるだけで精一杯。
勿論、アメリカからは反発。
折角税金を山ほど使ってアメリカに行った福田さんですがブッシュさんとの日米首脳会談はたった一時間あまり。
もうブログ界隈では話題ですが北朝鮮問題も、BSEも給油もすべて含めてアメリカの言いなりで終わった会談でした。

1978年に金丸信防衛庁長官(当時)が日米地位協定を無視してふみきった思いやり予算は当初は62億円だったものが今年度は2100億円強。
日米地位協定二四条では、
「合衆国軍隊を維持することに伴うすべての経費」は「合衆国が負担する」と明記。
基地の施設整備費、日本人従業員の人件費、光熱水料、、米軍駐留を維持するための経費です。
法律さえ無視してアメリカのためにひたすら奉公している日本政府を目の当たりにみていた守屋さんは、
そりゃ、山田洋行に自分への「思いやり」を要求する気にもなったことでしょう。
税金は決して庶民には行き渡らないこと、
力や金にさらに集まることを肌で感じてきたことでしょう、、、
ねぇ。久間さん。額賀さん。
それにしても、
後期医療制度の貧しき内容をみるにつけ、
消費税を上げよう、上げたいという政府の本音を聞くにつけ、
5兆円にのぼる軍事費や思いやり予算はどこから出てくるのと聞きたいものです。
ねぇ。
福田さん。
額賀さん。

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2007.11.24

秋の京都その2

秋の京都巡りは続きます。
いっぱい、いっぱいの観光客とともに南禅寺の紅葉を楽しみながら、
夫と私は「どうしよう、、、もう帰ろうか、どもここまで来たから永観堂に行こうか、、、」と思案。
もう足はクタクタ。
お腹がぐうぐぐーとなります。
しかしお店はどこもかしこもいっぱい。
仕方がないので、夫がおにぎりを買いにコンビニに走ります。
その間、私は行き交う人々や車を見ながらマンウォッチング。
随分待ったあげく夫がカレーライスとビールを持って帰ってきました。
二人でどこ静かなところで食べようと裏の道に入りました。
するとどうでしょう。
そこは広々と畑が広がりどこにでもある長閑な田舎道。
本道の喧騒とは打って変わって静かな疎水のそばで腰をおろして簡単な昼御飯をいただきました。
元気になった私たちはいざ永観堂へと足を運びます。

永観堂。
紅葉の永観堂か、
永観堂の紅葉か、、、

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いやいや人の数か紅葉の葉っぱかと思うほど人、人、ひと、、、
真っ青な空に赤い紅葉と京都を一眸できる永観堂はその名をほしいままにしていました。
「おく山の 岩がき紅葉 散りぬべし 照る日の光 見る時なくて」
見返り阿弥陀を拝観したころは、
もう昼下がり。
それでも人はワンサカワンサカ。
「境内をゆっくりとお楽しみください」というアナウンスに夫は「これじゃ、ゆっくり以外見られない」というくらい前に後ろにギュギュ。
それでも、やさしい阿弥陀様のお顔も拝観して、
観光気分満載の一日でした。

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秋の京都

昨日は勤労感謝の日。
夫と二人で秋の京都を求めて観光をしました。
まず、金地院を訪ねました。
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ここ蹴上げから南禅寺に行く途中にある小さなお寺です。
朝早く行ったので人も少なくて、静かに紅葉を堪能しました。
それから南禅寺に向かいました。
さぁ、これからが大変。
観光客がワンサワンサカといて、車もワンサカワンサカ。
流れに乗りながら、ひたすら南禅寺へと進みます。

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南禅寺三門はもう行列ができています。
私たちも頑張って上にあがりました。
勿論「絶景かな絶景かな」。
と、言いながら京都の町を遠くに見ながら柔らかい日差しを浴びて輝く紅葉を楽しみました。


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2007.11.22

五輪出場おめでとうございます

久々にサッカーネタです。
いざ北京、4万人熱狂 男子サッカー、五輪切符手中にと言うニュース。
よかったねぇ〜〜〜
おめでとうございます!!!
一時はどうなるかと思ったときもありましたが、最後の最後で五輪出場を決めました。

私も先のベトナム戦も含めてずっと見ていたのですが、
本当にヨカッタ。

サンフレッチェ関係の話をして恐縮ですが、
柏木よーちゃんと青山君。
本当に活躍しました。
特に青山の9分のスーパーなプレイで、日本は救われたと贔屓のひきだおしをしています。
よーちゃんも走っていたし、華麗な足捌きで魅せました。

ワクワク。
ドキドキ。
そしてハッピーな90分。
反町監督、スタッフの皆さん、そして選手の皆さん。
本当におめでとうございます。
これからがいよいよ本番。
応援しています!!!

なお、最後に、これだけは言わせて。
♪サァ〜〜ンフレッチェ・ちゃちゃ〜〜〜ちゃちゃ。
よーちゃん。あおや〜〜〜ま。
福をいっぱい持ってきてくれ。
待っているよ。

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2007.11.20

投資家の判断を仰ぐ らしい。

財務相の諮問機関である財政制度等審議会が来年度の予算編成に関する建議(意見書)をまとめ、今、話題の額賀福志郎財務相に提出。

この建議の主な内容は、
社会保障や地方予算に対しては「一層の削減努力」を要求。
また「国民共通の課題として」「消費税を含む抜本的な税制改革を実現させる」ことを掲げています。
いいですか。
もう一度。
国民共通の課題として消費税を含む抜本的な税制改革を実現させることです。
国民共通の課題だそうです、、、

その理由は以下のとおりだそうです。
経済財政諮問会議は10月に、2011年までの短期の試算に加え、GDP(国内総生産)比の債務残高を増やさないことを目標にした25年までの長期試算を示しました。
それには、その間は軍事費も公共事業費もどんどん増えるというもので、25年には最大で31兆円の増税が必要だということ。
それを受けて、
建議はさらに25年先の2050年まで試算を延ばし、07年に30兆円の収支改善が必要で、何もしなければ50年の債務残高は2000兆円を超えるというもの。
これによると50年時点でGDP比の債務残高を今年度末の半分以下の60%に圧縮する設定や、33年から55年の名目成長率をわずか1%と想定するなど税収を低迷させる前提。

また地方財政について建議は、地方法人二税(法人事業税と法人住民税)を「共同財源」として再配分し、都市と地方の税収格差を是正するとしています。地方法人二税には大きな税収格差がありますが、地方税は地方自治体の歳入の37%にすぎません。
ますます地方格差が広がるのでしょうか???

それにしても驚いたのは、財政審の試算をまとめた富田俊基部会長代理(中央大教授)の弁。
記者会見で「何もしなければ、この国の余命は何年か」と聞かれ、「投資家が判断することだ」と答えました。

いいですか。
もう一度。
「投資家が判断することだ」そうです。この国の余命は。
おいおい、では富田さん。
貴方のお仕事は一体なんですか???
この国の財政の行く末を保障していくのが貴方のお仕事。
消費税を上げなければ、この国余命は投資家に判断してもらうしかない、、、そうなぁ。
で、
消費税を上げれば、この国の庶民の余命は何年なのですか?
富田さん???


富田さんご自身が認めているように、累積債務の大きさが財政破たんに直結するわけではないのです。
日本の国債は主に日銀や郵政、銀行や保険会社が保有し国内でまかなわれており、国債市場は安定しています。
ここで投資家を出すなんて、、、
それも投資家に判断を仰ぐしかないなんて、、、
ちょいと恥ずかしいことではありませんか???
財政審ともあろうところが。

尤も、財政審の偉いセンセでなく庶民の方が、
この国を守る術を知っています。
軍事費と大企業・大資産家の優遇を削り、庶民への負担を軽くすることこそが、
自も他も生き延びる道だということを知っています、、、
私の判断を聞いてください、、、財政審様。

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2007.11.19

国防賊???

守屋さん問題からズルズルと白日の下に晒されて来たのが「国防族」云々。
ブログ界隈でも静かにウワサが流れています。
「次の逮捕者は誰?」と。
さて、これがウワサでとどまるか、あるいは悪を燻り出すことが出来るか、今後の成り行きに注目です。
なにしろ日を追って明るみに出てくる事実は、
税金を食い物にし、沖縄を食い物にし、アメリカと大企業のために魂を売り払った政治家と事業家のアレコレです。
追求の手を緩めることはなりません!!!
さぞかし、記憶喪失のセンセ方が増える事だろう、、、

では、ここからは冒頭の国防族についての話題に戻ります。

超党派の国防族議員集団・安全保障議員協議会(会長・瓦力元防衛庁長官)の全役員メンバーが判明。

自民党、民主党、公明党の超党派で出来ていました。
民主党は誰でもが想像するとおり前原さんが入っています。
石破茂防衛相ほか防衛相(防衛庁長官)経験者がなんと7人、
防衛副大臣(副長官)経験者4人。
設立時から継続しているメンバーは、瓦会長のほか久間章生元防衛相、額賀福志郎財務相(元防衛庁長官)と、公明党の赤松正雄、佐藤茂樹両衆院議員です。
また福田さんも2月の会合で退会が確認されるまで理事メンバーでした。
さらに民主党の岡田克也元代表も発足当初の一時期、理事でした。

この議員協の事務局を担当するのは秋山直紀氏。
秋山、、、と言われてもすぐにはピーンときません。
では、以下のように述べればすぐにピーンと来ます。
さきの参院外交防衛委で証人喚問された守屋武昌前防衛事務次官が、久間元防衛相、元山田洋行専務の宮崎元伸容疑者との宴会に同席したと証言した人物。
ねぇ。
分かりやすい構図でしょう。
そもそもこの安保議員協は1999年設立。
「ガイドライン(日米軍事協力指針)新法案も本国会で成立し日米安全保障関係については、さらなる信頼関係をふかめていかなければなりません」と設立趣意部で述べ、
新段階の日米軍事同盟に対応する活動を展開する目的をかかげました。
安保議員協が果たした役割を思うと背筋が寒くなります。
実に2003年から日米軍需産業の支援をうけて、日米同盟が要請する軍事戦略の議論と新型兵器の説明・展示・商談を同時並行で行う日米安保戦略会議(年2回日米で相互開催)を主催してきたのです。

さらに決定的に黒いのは、軍需産業との癒着です。
安保議員協の主要メンバーは、日米安保戦略会議を共催する社団法人・日米平和・文化交流協会の理事を兼務。
一方、同協会理事には三菱重工や山田洋行などの軍需企業首脳やコーエン元米国防長官なども就任。

彼ら、国防族は国防賊ではないかと思うくらい、
いえいえ、それでも物足りない。
酷 暴 賊 です。
庶民からみれば、
だってそうでしょう。
むき出しの軍需・金儲け路線をひた走っていたのですからね、、、
申し開きがあるなら国会の場で正々堂々と証言していただきたい。
忘れかえた記憶を取り戻すために。

「福祉のお金はない」
「将来、年金は払えない」
「このままでは医療費はパンクする。後期高齢者医療費を値上げする」
、、、、、、、、

こんなこと、どの口から言えるのか???
ねぇ。
福田さん。


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2007.11.16

宣誓「記憶にございます」

守屋氏喚問で「宴席に額賀・久間氏」と言うニュースが昨日から今日にかけて日本国中、飛び交いました。
予想されていたこととは言え、実際に守屋さんの口から出ると、やっぱり違いますね、、、

「あの、それでは、あの申し上げますけども、えー、久間先生と、あの、額賀先生ではなかったかと思っております」

そうか、そうか、、、
思うのか、久間センセと額賀センセではなかったかと。
そうか、そうか、、、
やればできるではないか守屋君。
よく思い出したね。
きっと、それは正解だと「思うよ」。
尤も久間センセと額賀センセは未だ思い出していない様子。
これはやっぱり、守屋君にならって国会の場で思い出していただくしかない。
記憶を取り戻すためのお手伝いなら野党の議員がいたしましょう。

ただ、守屋君。
貴方自身の罪は未だ思い出していないとか、、、
これはしっかりと思い出して頂きたい。
国会や検察が失った記憶を呼び戻すお手伝いを致します。
仮に、かりに、、、
ですよ、守屋さん。
本当に便宜供与もはからずに、ゴルフや宴会、麻雀、そして家族ぐるみでの接待を受けていたというなら、これって相手にしたら「サギ」だね。
それにさぁ、、、
会議の内容や、仕事のことはみんな記憶になくて、
ゴルフや接待や麻雀だけ覚えているとしたら、
守屋さん、「あなたは働いていたの?」
と、いうことになるよね。
恥しい、、、よね。
ゴルフ。
接待。
麻雀。
かぁ、、、
実に恥しい、人として。
つまり人としての品性と言うこと。
しかも、あろうことか「家族ぐるみ」とは。
人は腐ると、腐るということがどの様なことか分からなくなるんだろうね。
ちっぽけな涙くらいじゃ私たちは騙されない。
貴方が、本当に罪を感じ、恥ているなら、
洗いざらい本当の事を言う。
これしか己の罪を贖うことはできません。
何しろ、私たち国民の税金をたかる商社に魂を売り、身を委ねた守屋さんだから。
記憶にございます、、、でしょう。守屋さん。

しっかし、
巨悪はもっと別にいるんだろうが、、、
所詮、捨て駒と分かっての昨日の証人喚問での証言。
悪いやつは、まだまだいる。
「糠に釘のようなやつは灸をすえなければ」
ねぇ、ぬかがさん。きゅうまさん。
私たちはだまされません!!!

それにしても総理も総理ですね。
「あのような席にでることは別に不思議でもなんでもない」
とのこと。
そうか、、、
そんな認識なのか。
「大臣」ってのは天下堂々と利権に与るってことだったのですね。
「国民のため」なぁんて絶対に言ってもらいたくないな、福田さんの口からは。

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受験生の秋

急に寒くなりました。
こんなときは体調を崩しやすいので、皆さん、どうぞご自愛くださいね。
私は、この時期は仕事柄大忙し。
来年の合格を目指して頑張る受験生とともに私も頑張っています。
春にはいっぱい、朗報が届きますように、、、

東大が「求む!女子学生」 初の女子限定説明会開催へと言うニュースが目に入りました。
そうか、、、東大って女子はそんなに少なかったのですか???
この説明会で沢山の女子が東大に入るといいですね。
さて、
これからは私学の推薦やらセンター試験、本番と続くのですが、
願書を取り寄せたり、
インフルエンザの予防接種など勉強以外にもいっぱいいっぱい、やることがあります。
受験生の秋は忙しい。
どうか受験生のみなさんは、
今までやってきたことを信じて一歩、一歩確実に進んでください。
応援しています!!!

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2007.11.09

まだまだ出ます出します山田洋行

悪い奴ほどよく眠る。
らしいが、これから登場の先生方、さぞやよく眠ることができるんだろうな〜〜〜
久間さんに
額賀さんに、
田村さん。
それに、あらあら小沢さん。

久間さん。
防衛庁長官だった去年の12月、都内の高級すっぽん料理店で、宮崎容疑者とか言う人(容疑者ですよ)に宴席接待を受けていたとのこと。

額賀さん。
山田洋行オーナーの親族の結婚式に招待された際、「お車代」として20万円を受け取ったとのこと。額賀さんによれば「車代として預かったが、そのままご祝儀として返した」と言うことでお車代の受領を認めています。
が、
宮崎容疑者と言う人(容疑者ですよ)は「額賀さんに車代として100万円を支出した」と供述。
ううう〜〜〜〜ん。
20万円と100万円かぁ?
貴方はどちらの言い分を信じますか???
それにしてもどこからどこまで乗ったのかね。額賀センセ。

航空自衛隊出身の田村秀昭元参議院議員。
1989年、自民党から出馬し初当選のおり選挙資金の調達に山田洋行が深くかかわった疑い。


自民党総務副会長の柳本卓治衆院議員。
02年度に30万円の寄付。
自民党の村上正邦元労働大臣。
2〇〇〇年、12万円の献金。

さらに
さらに民主党の小沢さん、山田洋行から総額600万円の献金を受けていました。
小沢さんは、山田洋行の問題が浮上して以降、全額を返金したとしています。
返せばいい、、、というものではないでしょう?
小沢さん。

まだまだ芋づる式に出てくるのか、よく眠ることが出来たセンセ方が、、、
収穫の秋、
ヤレホレ。ソレホレ。
もっともっと土中深く掘らなければ、
丁寧に丹念に時間をかけて。
そして、
この際、悪い者はみんなお天道様の元に晒して日光消毒しなければ、
この国は朽ち果てていく、、、
そんな予感が走る蟻地獄ならぬ山田疑獄事件。
まだまだ出ます。
出します。
山田洋行。

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なんとなく♪口ずさむ〜〜

このところ政治が猫の目のように変わって、ブログも追いつきませんでした。

♪あがりめ さがりめ ぐるりと回ってねこのめ

と、言う感じ。

ニャンニャンと変わる民主党小沢さんにこちらまで、グルグル。
めまいがしました。
突然の連立構想。
一体誰が???
なぜ???

♪誰だ 誰だ 誰だ
黄泉(ヨミのかなたに踊る陰

政党は一つ 自・民で一つ

ガッチャマンより替えましたが、ガッチャマン、ごめんね。
やっぱりガッチャマンは悪を懲しめるヒーローだ。
♪政党は一つ〜〜〜なぁんて似つかわしくないね。
『♪願いは一つ 平和は一つ」がいい。
と、言うことで
仕掛人はあのナベツネさんでした。

そういや幼い頃、こんな童歌がありました。
♪ナ〜ベ ナ〜ベ 底ぬけ 
底がぬけたらかえりましょう

あらあら。
この歌、かなりいけますね。
♪ナ〜ベ ナ〜ベ 底ぬけ 
底がぬけたらかえりましょう

ううう〜〜〜ん。
そうか、底がぬけたか、大連立。
で、この話はおじゃん。

で、
で、
次に出てくる話は総選挙かと思いきや国会の大幅延長とか、、、
どうしても通したいのでしょうね。
テロ特措法。
米国防長官、日本に「安全保障上の責任」を期待とと言うニュース。
「ボクたち アメリカのために戦います。
たとえそれが大義のない戦いであっても。
ボクたちは一歩もひきません。
それが帝国過激団なのです」
♪引き裂いた 闇が吠え 震える帝都に

なぁんてことはゴメンです。
やっぱりこの歌は可愛い帝国歌劇団がいい。


うんうん。
絶対此方の方がいい。

それにしても、
国民は不在。
いつになったら私たちの政治がこの国に訪れるのか???

♪待ちぼうけまちぼうけえええ〜〜〜

と、今日もまた日は暮れます。
秋の日は早い。
どうぞ、お体ご自愛ください。

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2007.11.05

百術は一誠にしかず、、、だった筈が

「百術は一誠にしかず」。
小沢一郎さんの座右の銘で有名になった言葉。
百術は一誠にしかず、、、かぁ。
意味は百の権謀術数も一つの誠には敵わないということでしょうか。
いい言葉ですね。
小手先の手練手管なんか吹き飛んでしまいます。

さて、こんな小沢さん。
先週からなにやら、なにやら慌ただしい。
密室会談につぐ密室会談。
憶測だけが飛び交っていたのですが、
揚げ句の大連立に、
そのまた揚げ句の辞意表明。
連立持ちかけ 首相「あうんの呼吸、そんな感じ」とはお相手福田総理の言。
あうんの呼吸ねぇ〜〜〜

忘れられた国民は、
あああ〜〜〜〜
うううう〜〜〜〜ん。
の呼吸ともつかぬため息。

なんだかなぁ。
これっていいんですか???
いいえ。
いけません。

なんだか国民をだしに使って、
「国民のため」「国民の声」なんて言いながら、
選挙で勝てないから、放り出すってんじゃ、
負けて失態をさらした前総理の方が偉く見えます(ううん。そうでもないか、どっちもどっちか)
困ったものだ。
小沢さん。
本当に、困ったものです。

あなたの座右の銘って、
なんでしたっけ???

結局、ただの言葉でした。
「天下無双とは、ただの言葉じゃ」とはバカボンドに載っていましたが。

小沢さんも天下無双を目指していたんでしょうかね???
さてさて。
この先、どうなることやら、目が離せません。


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2007.11.03

日本国憲法公布

日本国憲法公布61年目!!!

すばらしいことです。
もう一度前文を味わってください。

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日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

=============
実に格調たかいですね。
気高い精神が今に新しい。
子どもたちのためにも守っていきたいと改めて思います。

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あらあら内田さん。

内田樹さんのたまのオフなのに愚痴ばかりと言うエントリーを読んで、またまた疑問に思うところ大の私です。
(折角、その前の狩野永徳評でちょっとは見直していたのに、、、)
岩村暢子さんという広告会社勤務の方のリサーチの結果を本に表わした普通の家族がいちばん怖い—徹底調査! 破滅する日本の食卓—と言う本の紹介と内田流感想が書いてありました。
当該の本は読んでいないので私は感想は述べることができません。
図書館で捜してみます(と、言うのも私は今までこうした本はタイトルに煽られて買ったもののタイトル以上の情報を得た本に出会う事が少なかったから、、、もし読んでみて買うに値なら買います)。
と、言うことで岩村さん抜きで岩村さんの本の感想を書くことは憚られますので、例によって内田さんの貧弱な感想について、私のさらに貧弱な感想を書きます。
岩村さんの本には現代の食卓事情について、その貧困が述べられ、次にクリスマスやお正月、電飾で飾る家とそうでない家との食事の差について言及。
それに関して内田さんは以下のように纏めます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
岩村さんが指摘しているのは、外に向けて電飾をしてにぎやかにクリスマスを言祝いでいるかに見える家の方が、そうでない家よりも「家族一緒に」「仲良く」している率が低いということである。
私も「そうだろうな」と思う。
このような家の親たちの主たる関心は家族それ自身よりもむしろ、「この家族が外からどう見えるか」にあるからである。
「家族のひとりひとりの幸福や満足」よりも、「家庭が他人から見て幸福であるように見えること」が優先的に追求されている
それは「家庭の幸福」というものがもっぱら「社会的成功」の記号として機能しているということである。
そういう家ではおそらくすべての家族メンバーが「社会的成功の記号」として機能することを他のメンバーから期待されることになるだろう。
年収や学歴や特技など外形的・数値的なものしか記号的には役に立たない。
記号の条件は「誰が見てもすぐにそれとわかる」ということだからである。
「どこでも寝られる」とか「何でも食べられる」とか「誰ともすぐ友だちになれる」とか「相手の気持ちを配慮できる」というような資質は外形的には無徴候であるから、記号的には役に立たない。
だから、そのような能力の開発には現代の家族たちは誰も資源を投じない。
悲しい時代である。
(内田さんのブログから抜粋)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
先におむつ論争のときも思ったのですが、内田さんって実はすごく素直な人なのかもしれません。
三砂さんがしようとしている研究(?)に関しても、あるいは今回の岩村さんの調査結果についても、なんの疑問もなく受け入れる(あるいは受け入れる風を装って自分の説に持っていくのか?)ところが、私には危なっかしい。
どうして、岩村さんのたった200そこらの世帯の調査で、最後の結論「能力の開発には現代の家族たちは誰も資源を投じない」まで言いきれるのか???
不思議でたまりません。
内田さんはブログだから軽いノリで書かれている物とは思います(本当の論文でこんな雑なことはしないでしょうが)。
ただ、専門家でもない私たちが軽く読むブログに、無責任な発言を書くというのは些か問題を感じます。
岩村さんの調査(あるいは以前の三砂さんのおむつ)に対して、統計的に価値があるか調べる必要を感じます。
いつも拝見しているTAKESANさんのブログは先に血液型ハラスメントでも書きましたが、本当にオモシロイ。そしてためになります。ここでは論文の読み方というエントリーを紹介します。事細かに論文を読む上での心構えを書かれていますので是非ご覧ください。
ここでは関係箇所だけ以下に引用。
==================
11,方法や手続きは理解され追試できるよう十分な詳細さをもって明瞭に記述されているか? 参加者は適切に方向づけられ,動機づけられているか? 彼らは課題をどのように理解しているのか? 教示は十分に明瞭で正確か? 参加者間のコミュニケーションが,結果への影響要因のひとつになっていないか? デザイン,データ収集,査定,分析,報告の中に実験者バイアスの徴候はないか?
12,参加者は適切に選ばれているか? サンプルは対象をきちんと代表しており偏りがないか? 手続きは,実験参加者を保護するための指針を遵守しているか? サンプルの人数(N)は適切か? 参加者をグループ,処理,あるいは条件に割り当てるのに適切な手続きが使われているか? マッチング,均等化,ランダマイズのような群の等価性を確立するための適切な技法が使われているか? 参加者の欠落が生じているか? また生じている場合,それはサンプルを偏らせていないか?
13,統計的検定は適切か? そして,その使用の前提条件に合っているか? 自由度は正しいか? 誤差の測度は妥当か? 計算や統計的な結果の表示に間違いがないか?
14,表や図ははっきりと凡例がつけられ正しく表示されているか?
15,結果は正しく解釈され,適切に報告され,意味づけられ,きちんと書かれているか?
16,考察はデータの概観からみて適切か?
17,結論はデータからみて妥当であり,データによって保証されるものか?
18,結果の一般化は妥当か?
19,引用文献は本文の中の引用と対応しているか?
20,倫理的な基準は研究のすべての段階で遵守されているか?
21,この研究を改善し,再デザインするとしたらあなたはどうするか?


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

この基準で岩村さんの調査を見ると、とくに結果に対して岩村さんの本を読んでいないのでなんとも言えませんが、こと内田さんに関しては相変わらずのフライング。
まずは統計に対して検討すべきではないでしょうか?
こうした手続きを踏まないで、いきなり自説を展開するのは内田さんのこれまでの手法ですが、、、
やっぱり、読んでいると内田さんの解釈の浅さと貧困さが目につきました。

さて、仮にかりに、
この調査が日本の普通の家庭のモデルだとしても、
この調査から読み解くことは内田さんのそれではありません。
日本の食卓を奪ったのは「自由主義経済」ではないかと思うのです。
その罪を断罪しないで、家族の役割を外から見える物、見る物だけで測ることは一面的です。
なお、この問題、働く女性が抱える問題とも不可分です。
また別の項で考察をしていきたいものです。

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ないしょの話はあのねのね

♪ないしょ ないしょ
ないしょの話は あのねのね
にこにこ にっこり ね イツちゃん
お耳へ こっそり あのねのね
坊やの おねがい きいてよね

ないしょ ないしょ
ないしょの おねがい あのねのね
今度の国会 ね ヤッちゃん
ほんとに いいでしょ あのねのね
坊やの おねがい きいてよね

ないしょ ないしょ
ないしょの話は あのねのね
お耳へ こっそり ね イッちゃん
知っているのは あのねのね
イッチャンとヤァちゃん 二人だけ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

いいんですかね。ないしょ話で。
首相が連立協議を提案 小沢氏持ち帰り、役員拒否と言うニュースが今日文化の日のトップニュースです。

連立ねぇ〜〜〜〜

ドッチがどっちで、どうなって。
憶測がとびます。
永田町を魑魅魍魎が跋扈します。
何を信じていいのか、、、
一体どうなっているのか???

「国民不在」。
ただこれだけは本当です。

国会を形骸化して、密室・談合政治到来か、、、
いかにも小沢さんと福田さんらしい「やりかた」です。
こう言うのって、
「国会の私物化」っていうのでしょうね。
お二人がどんなに美しい言葉で国民のため」と述べても、
国民はそこにはいない。
いるのは、
アメリカと大企業と軍隊だけ。
イヤ、違った。
ひたすら税金を払い続ける国民がいた。
いました。
国民が、、、

税金払ってね。
痛みは我慢してね。
と、言うことでしょうか???
そう言えば消費税も上がるとか、そんな話も持ち上がっています。
こちらも気になりますね。

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