« 分かるということについてツラツラと その2 | トップページ | つなぎ法案取り下げ »

2008.01.30

さらに分かるということについてツラツラと

共感や共通の認識。
教える側にとっても教わる側にとっても、
学ぶ以前の問題です。
普通は、暗黙の了解ということで、
「わかっているもの」として教えていきます。
が、ある時、この子は、この前提が私とは違うんだ、、、という当たり前のことに気がつくことがあります。

さらにこの問題、間道へと入り込んでいきます。
分け入って、分け入って、
いつか青い山をみつけるために、
また今回もイマドキからの記事を載せます。
=============
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
道に迷って、人に尋ねる場合、自然と誰に聞いていいかを判断している。
たとえば、外国人には道は聞かない。
忙しそうな人にもきかない。
なるべくその辺りを熟知して親切そうな人に聞く、、、、
こうしたことは、いつのまにか身についてきたことで、名付けて「暗黙知」という。
たとえば、料理の鉄人といわれる人は、自分だけが持っている秘伝があって、これは人には説明できない。
また、料理の先生というのがあって、こちらはマニュアルどおりにつくることができて、誰でもが出来ることを教える。、、、
(瀬戸意訳のみ)

〜〜〜〜〜
こうした文が始めにあって、設問が10くらいあります。
子どもたちにとって、厄介なのは、
「暗黙知とは何か、本文の例をあげて説明しなさい」
と、いうような、いわゆる書かせ型の設問です。
大人からみたら、
「ああ〜〜こんなことだな、、、」
とか、なんとなく理解が出来るのですが、
子どもにしてみたら、
まず初めの「道に迷う」ということからして、ピーンとこないのです。
なにしろ、それまでの人生経験(たかだか11〜12年ですが)で、道に迷った実体験がないから、、、
作者が、「暗黙知」を導くために、よりわかりやすくと挙げた例が、ますます子どもの頭を混乱に導く。
それこそ、子どもは文の中で迷ってしまい、迷路に入り、行き止まり。
ひたすら、おまわりさんである私が、交通整理をしてくれるのを待つばかり。
私も犬のお巡りさんのように、コマってしまってワンワンワワ〜ン。
それでも、なんとか道案内をして、正しい解答に辿り着かせたものの、
当の子どもにとっては、ちっとも達成感が感じられない。
それは、もっともだと思うのです。
本人はピーンときていないのだから。
=================


暗黙知。
言わなくても、共通の体験や経験を通して獲得していく知恵なのでしょうか???

人が人に言葉を通して伝えること、ましてやそれが教える事となると、
なんとその作業は膨大なエネルギーを要することか、、、と思います。
まだまだ青い山は出てこない。

|

« 分かるということについてツラツラと その2 | トップページ | つなぎ法案取り下げ »

コメント

こんにちは。お久しぶりです。
たまーにしかコメントしなくてすみません。

小学校の頃ですが、「りんごが10個あります。さらに3個足すと何個になりますか」というような問題がありました。答えは当然13個、と思いきや、「お皿に3個入れたら7個になるではないか」と考えた同級生が何人かいました。

これも共通の認識の違いと言えないことも、あるような、ないような。。。ふと思い出したのでした。

投稿: 葉子 | 2008.01.31 02:53

暗黙知 vs 形式知。この2項対立は分かるということをますます分からなくしているような気がします。

形式知は記述できるもの、つまり言語の修得を前提としていますが、言語を修得していない者にとっては言語だって暗黙知です。

記述できない知識だって、言語以外の方法で表現できれば形式知です。
(例を私の卑近なことで挙げると、木の伐倒方法など。簡単なマニュアルは言語で記述できますが、本当のコツは記述不可能。このコツを言語の側から見ると暗黙知ですが、コツを修得している者は常に再現(木の伐倒)することができます。再現できること=表現=言語における記述と考えれば、暗黙知といわれるものだって形式知ということが出来ます。)

投稿: 愚樵 | 2008.01.31 06:12

う~んうちにも交通整理してください(笑い)

料理も教育も効率化もとめすぎて合理化もとめすぎると、心のこもらないものになっちゃうかも?マニュアルどおりでなく
手間隙かけた自分だけのものがもっとあってもいいかも?

投稿: あゆ | 2008.01.31 09:27

愚樵さん。
葉子さん。
あゆさん。
こんにちは。
コメントありがとうございます。

いつも、いつも自分の無力を目の当たりにしてため息ばかりの私です。
とくに、受験のこの時期は、いつの間にか一点、一点に追いやれている自分という者がいて、本当に考え込んでしまいます。
どんなに基礎が大切とか、分かるまで、、、とかとか願っても現実はアレコレの課題、超えなければならない受験に私も駆り立てられています。
何が悪いか、、、ってことはわかっているんですが。
スバリ、文科省です。
が、そんなことを言っても子どもの点数にはならないから、、、
と、こんなわけです。
さてさて困った事です。

愚樵さん。
はい、このエントリーは貴方を思いながら書きました。
まさに愚樵さんの領域では、、、と思いながら。
愚樵さんが木と対面して、その木と真剣勝負するその様を考えながら、書きました、、、
暗黙知と形式知の二項対立ではなく、
超えなければならないのでしょうね。
そして、その手助けは○○が言ったとか○○に書いてあるとかとか、そんな薄っぺらいものではなく、
丹田にドーーーーンとくるものではと思います。
いまだ、修行の私。
愚樵さんとまた山にひらいに行く必要がありそうです。
そうそうニケさんなんかもご一緒に。
葉子さんはリゲルのように輝きユニークだし、あゆさんもカシオペアみたいに安定した光を放ってくれていますから、またみんなでお話しましょう。


葉子さん。
カナダいかがでしょうか?
先日、あゆさんから頂いたコメントで、カナダのお友達云々って貴女のこと書いていました。
お元気でしょうか???
ちゃん〜〜〜〜と、いつも思い出しているよ(^.^)

あゆさん。
カナダのお友達の葉子さんです。
絶対、気があうのでは、、、と私は思います。
葉子さんの素敵なガラス絵のサイト、お時間がおありでしたら訪問してみてくださいね。
http://ammolite.exblog.jp/

では、、、またね。

投稿: せとともこ | 2008.01.31 15:08

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15797/17899046

この記事へのトラックバック一覧です: さらに分かるということについてツラツラと:

» 土建腐敗政治の実態を暴け [「猫の教室」 平和のために小さな声を集めよう]
今日のエントリーの前に、前の2つのエントリーに寄せられたコメントについて、少しお答えしておきたい。 私が、大阪府知事選挙の結果の分析が不十分というご指摘があったが、それは全くその通りである。言い訳になるが、先週はパソコンの故障とそのバックアップ、新パソコ..... [続きを読む]

受信: 2008.01.30 18:31

» 「金融資産」という大いなる“幻想”:フロー(所得)とストック(資産)について [晴耕雨読]
「フロー経済からストック経済へ」といった掛け声もあるが、国民経済におけるフロー(所得)とストック(資産)について考えてみたい。 フロー(所得)は、給料・営業利益・配当・利息・賃貸料など経済活動を通じて手に入れた貨幣的富、すなわち、GDPを構成する付加価値である。 フロー(所得)は、財やサービスの供給活動で得た対価と考えればわかりやすい。 ストック(資産)は、土地・建物・機械設備・道路・港湾・空港など経済活動を行う基盤や手段であり、フロー(所得)を生み出す物質的条件と言えるものである。 (のれん... [続きを読む]

受信: 2008.01.31 21:38

« 分かるということについてツラツラと その2 | トップページ | つなぎ法案取り下げ »