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2008.01.10

水伝アレコレからみていくべきものは

ブログ仲間のかつさんからトラックバックを頂いたのは「水伝」についてのアレコレでした。
トラバ先からさらにいろいろ辿れば辿るほど、
あら大変。
もう迷路に入り込んでナニがなにやら分からなくなりました。
いえね、一応個々には道しるべがあります。
「疑似科学」とか「人の文章に物申すときのモラル」とか「受けての態度」とか、、、
はたまた陰謀まで出てきて穏やかではありません。
で、それを頼りに辿れば、またまた色んな横道があって、またまた迷路。
と、言うことで一息ついてドッコイショ。

何が一体問題だったのかね???


まずはっきり言えることは「水伝」は怪しい、ということは双方が思っている。

と、言うことで最初は「水伝」について。
私も「水はなんでも知っている」ではなく「水はなんにも知らない」と考えています。
水は水の物性のまま「そのように」あるだけです。
美しい言葉なら美しい結晶ができることはありません。(美しいってのも問題ありだが、、、)
もし、水が言葉を理解するのなら、
「水よ、水よ、どうしてお前は災害を引き起こすの?」
「水よ、水よ、どうしてお前は慈雨をあたえてくれないの?」
と言いたくなりますね。
そんな結晶だけのために言葉を理解するなんて「水くさい」しケチくさい。
さて、
美しい結晶ができるのは「丁寧な実験」をした時です。
で、
丁寧な実験をするためには、
よく準備をし、よく対象を見極め、よく実験環境を整えることが大切です。
対象(それが生物でも無機物でも)への愛着は、
対象からも実験者に返ります。
その結果が、当初の理論と違っても、それはそのまま結果です。
実験対象に無頓着で雑であれば、それなりの結果が返ってきます。
ただそれだけです。
私は水伝言うところの「美しい言葉で美しい結晶」は信じていませんが、
美しい言葉、例えば「ありがとう」と声をかけながら実験をする、と言うことは、
丁寧に実験する事の一部ではと思います。
但し、逆は成り立ちません(つまり丁寧に実験しても必ずしも実験対象にありがとうを言う必要はないということ)。
死ねと罵りながら丁寧な実験をすることが、もし可能なら、
多分、水は同様に美しい結晶を作ることでしょう。
水は実験手法にしたがって、そのように在るだけだから。
と、言うことで科学云々のまえの手法の問題ではと思っているので(実際、未だ再現性は認められていないようです)
道徳の教材に使うほどのものではないと考えています。


次に
「疑似科学への戦略的で効果的な批判」について考えましょう。
ううう===ん。
難しい。
一口に疑似科学と言ってもその実態は山ほどあるから。
今回の論争(?)は、分かりやすい対象だったため、双方にとって水伝が疑似科学ということには異論が出なかったようです。
が、そうでない場合って多いですね。
ほら、思い出します。昨年の「あるある大事典」の納豆やらせ。
日本学術会議が会長談話を出して自粛をはかったくらい、巷には溢れているようです。
かつさんが言われるように科学を魔術への回帰から救うものは何か、、、
実際、研究者の方も、こうした事態が生み出される背景は何か、について討論・議論もし始めています。
テレビでの健康番組はその端緒としての価値は大いにあったというものです。

かつさん、科学の推進力はいっていの妄想であることも認めながら、なおその狭間に入り込むにせものを見極める力を私たちも養うべきなのでしょうね。
本来ならコメント欄に書くべきですが長くなりましたのでエントリーとして挙げさせていただきます。
では、いずれまた。

追記。
実はこの記事のはじめはかつさんとお玉さんを対象にしてお返事代わりと思ったのですが、
その後のお玉さんの記事を拝見して、
ニセ科学そのものを問題視しているんじゃんなくて、やりとりの云々のほうが関心だったと分かりましたので、ニセ科学そのものに拘りたいこのエントリーは筋違いゆえ、
かつさんだけへのお返事といたしました。

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コメント

たんぽぽさんのところについていたコメントですが、


ニセ科学批判の電波ソング『ギリギリ科学少女ふぉるしぃ』
http://www.sham.jp/studio/product/06falsie/cd.shtml
これの、二番の語りの部分の歌詞が……

――よく出来た科学が魔法と区別がつかないせいで、
   よく出来てない科学も、魔法と区別がつかない。

(^◇^)
Posted by gallery at 2008年01月09日 19:13


これがいちばんポイントをついているように思いました。

投稿: かつ | 2008.01.10 19:58

おっと、もともとのたんぽぽさんのエントリは、ここです。
http://taraxacum.seesaa.net/article/77077559.html

投稿: かつ | 2008.01.10 20:05

かつさん。
こんにちは。

本当に科学とは何か、、、
考えます。

実は科学者と研究者の違いって何かと小学生にきいたところ、科学者とは白衣をきて実験をする人との回答が多かったそうです。
日本学術会議は科学者の権利をうたっていますが、
日本科学者会議は先日、研究者の権利と書き換え、
それは一つの後退かと自問自答しています、、、

科学がますます自然科学と社会科学と分断していくことへの危惧を感じます。
こうした中、ニセものが跳梁跋扈するのでしょうか???

これに関しては、また考えます。
では、、、

投稿: せとともこ | 2008.01.12 13:02

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