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2008.02.18

コソボ問題

「独立承認、全世界に要請」 コソボ大統領が会見ということで今日はコソボが国家になったことが一番のニュースです。
この地域に詳しくない私は、頭がこんがらがるのですが、、、
wikipediaこのサイトを参考にもう一度歴史の勉強をしています。(実は何回読んでもやっぱり難しい、、、歴史的背景が自分の中で咀嚼されていません、、、
もっと知らなければ、、、と思うことしきり)
さて、
このコソボ自治州は人口200万人中アルバニア系住民が実に9割を占めています。
10年前の1998年のユーゴスラビア時代から独立運動が過激化し武装闘争に転化。
翌年にはアルバニア系住民とセルビア系住民、当時のユーゴスラビア政府(現セルビア政府)が武力衝突し、介入したNATO軍がコソボやユーゴスラビア全域を空爆しコソボを占領。
その後、セルビアの領土には形式とどまりましたが国連の統治下になっています。
そして2005年に国連統治下で始まったコソボの最終地位交渉では、コソボ側が独立を主張。
セルビア側はユーゴ・コソボ戦争終結時の国連決議一二四四でセルビアの「領土保全」を保証していることを根拠にし、高度な自治権付与を提案、決裂、今に至っています。

さて、
ゆっくりと今回のニュースを追ってみるならば、
セルビア共和国南部のコソボ自治州が昨日17日、独立を宣言。
今まではこの地域はセルビアが領土保全を主張して自治州だったのですね。
そこで、かねてより独立を望んでいたコソボ自治州議会が17日午後3時(日本時間では17日の午後11時)からの本会議で独立宣言を採択。
同日午後6時からの式典で独立を宣言し、「国旗」が披露。
今月中に憲法、法規などが順次、決定される予定だそうです。

しかしセルビアはそうやすやすと認めません。
昨日17日午後4時、つまり一時間後コシュトニツァ首相が演説し、独立宣言は国際法に基づき無効であると訴えました。
セルビアは対抗措置としてコソボに対する電力供給停止などの経済制裁措置やコソボのセルビア系住民地域へのてこ入れを決める可能性があり、コソボ・セルビア系住民地域やセルビア本国での大規模な反対デモも予定されるとのことで何やら心配です。

また、コソボ独立をめぐる国際的な動きでは欧州連合は前日の16日、警察官や裁判官、税関など2000人の要員を派遣することを決定。
今日18日には外相会議で独立承認問題を協議。
ロシアはコソボ自治州独立宣言が「安保理決議なしの一方的なもので国際法に違反する」とのセルビアの主張を全面的に支持。
国連安保理ではあくまで反対するものと考えられます。
EUの中でもスペイン、ギリシャ、キプロス、ルーマニア、スロバキアは独立承認に反対か消極的。

今後の動きに注目です。

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