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2008.03.31

つなぎ法案が通るのか???

つなぎ法案:与党と民主など賛成多数で可決 衆院と言う事で、いよいよ期限が切れるガソリン税の暫定税率。
つなぎ法案と言う形で「とりあえず」5月までと言う事になりました。
ううう〜〜〜ん。
今年の1月つなぎ法案提出?と言うエントリーを挙げそうこするうちにつなぎ法案取り下げとなり、
あらあら、、、と思っていれば、駆け込みで、やっぱり「つなぎ」ですかぁ。
やれやれ。

「つなぎ法案の対象ではないガソリン税の暫定税率は31日で失効し、ガソリンにかかる税は4月1日以降1リットル当たり25.1円下がることになる。」と一瞬は喜びそうですが、
「租特法改正案は参院で採決されない場合、憲法の規定で、参院送付から60日経過する4月29日以降、衆院で3分の2以上の賛成多数で再可決できる。政府・与党はこの規定に基づき、ガソリン税の暫定税率などを元に戻す構えだ。」とニュースの最後まで読むと、
あらあら、「朝三暮四」なんだね〜〜〜
と、改めて,その姑息さにやりきれなさでいっぱい。
ここに至るまで政府自民党は混迷、迷走していました。

先に福田さんが提案発表。
これに関しては伊吹さんをはじめとした幹部は知らされず、首相主導で行われたました。
よって執行部が反発。
その内幕をマスメディアがいっせいに報道。
民主党から「首相提案は個人的なものか、政府・与党のものか」と当然揺さぶられ、
それを受け、一般財源化に反対してきた道路族を含めて「心は全面的に支持するということだ」と二階俊博総務会長に言わしめる事態。
総理提案に表向き“理解”を示すことで落着をはかります。
提案の第一にあげられたのは道路特定財源の歳入・税制関連法案の年度内成立。
そして暫定税率期限切れ後の対応。
道路特定財源を除いた税制措置を延長する「つなぎ法案」の合意づくり。
と言う対処療法。

さらに、特定財源の暫定税率が下がっても衆院で与党の三分の二以上の多数で歳入・税制関連法案を再議決して税率を元に戻す立場を強調している町村さんに対して党内からも疑問の声があがるなど、
一言で言えば「グチャグチャ」です。

結局、国民をみていない。
場当たり的な政策しか発案出来ない現内閣を象徴する今回のつなぎ法案。
もっと、もっと私たちの声を大にする事で、
福田さんをこちらに向かせる事も可能です。
明日4月1日からさらにいろんなものが値上がり(穀類、ビール、公共料金などなど)。
せめて、
ガソリンはずっと値下げしていてほしい。

そんな朝三暮四で騙すような仕打ちを政府はしてはならないと思います。

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2008.03.28

異議ありぃ!!!文科省

国歌は自由に歌いたい、国旗は自由に掲げたい と言うタイトルでエントリーを挙げられたお玉さん。
学習指導要領 君が代『歌えるように』 「愛国心」総則明記 直前変更きょう告示と言うとんでもないニュースに関してのエントリーです。
とても充実しています。
ぜひご覧下さい。

それにしても、
文科省のやりかた、ひどい。
うううう〜〜〜ん。
読むほどにひどい。
こんな大切な問題をろくすっぽ議論せず(と、いうか議論を避けて)いきなりの変更、告示って、
許されていいんでしょうか???

この問題に関しては私もかなり考えてきました。
「愛国心」の表現で合意
学校教育法に愛国心
。その他、教育基本法関連で折にふれて)。

愛国心について考える以前の問題として、
デリケートで繊細なこのテーマに関して、
このような粗雑なやり方で国が教育にドカドカと介入していくことへの危惧を感じます。
今後の行方を見守るとともに、声を大にして訴えていく必要を感じています。

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結婚ゴジラ

結婚ゴジラ「お幸せに」と言う話題で嬉しくなっています。
今は野球はあまり観戦しなくなりましたが、
以前はよく見ていました。
私はライオンズびいきだったので、セリーグはあまり知らないのですが、
松井秀喜選手はよく知っていました。
郷土の英雄です!!!
そりゃ、高校野球のときから声をからして応援してたのだから。
あの有名な5打席連続敬遠事件
もう15年以上前の事なんですね、、、


その後、ジャイアンツ、そしてアメリカに渡りとの素晴らしい活躍。
折にふれ嬉しく聞いていたのですが、
今回の結婚の報は、本当に嬉しい!!!

おめでとうございます。
どうか素敵なご家庭を築いてください。
そして、これからの益々のご活躍、お祈りいたします。

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2008.03.27

道路財源が一般財源に

<道路特定財源>09年度からの一般財源化を表明 福田首相と言う最新ニュース。
「道路特定財源を2009年度から一般財源化し、道路整備中期計画の期間を10年から5年に短縮する方針を表明した。」と上記ニュースには書かれています。

世論調査でも道路特定財源を教育や福祉にも使えるように一般財源化すべきだと求める声が7割もあり、
59兆円の「道路中期計画」の見直しは当然と言う世論の声は8〜9割。
一般財源化は是とするも、
その中身について、あるいは今後については
さらに見ていく必要を感じます。
いずれにしても、
庶民の私たちの生活を守る為に、
積極的な政策を行っていただきたいと願っています。

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2008.03.26

室生犀星

今日は室生犀星と与謝野鉄幹の命日。
そしてベートーベンの命日でもあります。
まぁ、人の生き死には毎日のことゆえ、亡くなる人があるのだから
新しい命がどこかで生まれ、今日が誕生日の人もいらっしゃいます

そうは言うものの、室生犀星は私にとっては馴染み深い詩人の一人です。
彼の人生、そのものが壮絶で悲しくて、ということもあるのですが、
やはり犀星が金沢の人だからです。
美しき川は流れたりと言うエントリーで犀星を紹介したのは2004年のこと。
あのときは、
如何に犀星が高校時代の私の心を震わせたかを書いたのですが、
さらに4年の月日が流れ、犀星の命日の今日、詩人のことを考えると、
また違った感慨がわいてきます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
かもめ 

かもめかもめ
去りゆくかもめ
かくもさみしく口ずさみ
渚はてなくつたひゆく
かもめかもめ
入日のかたにぬれそぼち
ぴよろとなくはかもめどり
あはれみやこをのがれきて
海のなぎさをつたひゆく

砂丘の上

渚に青き 波の群れ
鴎のごとく ひるがえり
すぎし日は
海の彼方に死に浮かぶ
音もなく 砂丘の上に
うずくまり
海の彼方をこいぬれて
ひとり ただひとり
はるかに思い疲れたり


海浜独唱

ひとりあつき涙をたれ
海のなぎさにうづくまる
なにゆゑの涙ぞ青き波のむれ
よせきたりわが額をぬらす
みよや濡れたる砂にうつり出づ
わがみじめなる影をいただき去り
抱きさる波、波、哀しき波
このながき渚にあるはわれひとり
ああわれのみひとり
海の青きに流れ入るごとし


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

犀星が見た海は、私も間違いなく見ていました。
砂を踏み、
渚で足を濡らし、
そして遠くの水平線に思いを寄せたあの日本海。
波の音や風の香りがよみがえります。
私はあの頃は、あまり犀星を知らなかった。
砂浜に寝転んで、
北村透谷を思っていたのです。
そして、
その後、犀川から臨む白山の姿を目にして犀星と出会い、
「美しき川」の詩や「あんず」が好きになったのです。
が、
改めて犀星の海を思う詩を読み、
わけもなく涙が出てきます。

犀星が見た海は私が幼き日、見ていた海と同じはずだから、、、


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2008.03.24

水戸戦

うううう〜〜〜〜ん。
何というか。

壮絶な試合でしたぁ。


昨日ビッグアーチで行われたJ2リーグ第4節水戸戦。
実にドラマチックな展開に振り返り、思い出す度にドキドキします。
昨日は、何回も、なんかいもビデオを回しましたよぉ。そりゃ。
何回も。

結果は2−2の引き分け。
数字だけみれば、
うわっ〜〜〜なんだこれ?っていうくらいカード続出の荒れた試合(広島ファンとしたら内心、審判のジャッジには大いに疑問があるのだが、、、、)。
さながら昨日の天候のように。

それにしても、やっぱり久保って凄いなぁ!!!
何回、見ても素晴らしい。
それから最後の森脇君もベストゴールですよ。
やっぱり最後まで諦めないってことを、実感として感じることの出来るゲームでした。
キリが立ちこめ、
二人少ない。
そんな状況で終了間際のゴールは、値千金。
あの瞬間、ビッグアーチは轟音を立てました(勿論、我が家も)。

文字通り、悪いものはみんな水に流れ、
ゴールをわった、若者たちの真剣な様だけが残った、じつに爽やかなゲーム。

喜んだり、怒ったり、嘆いたり、ワクワクしたり、
アッというまの90分。
本当に両チームの選手の皆さんには「お疲れさま」というねぎらいの言葉を贈りたい。
また、あの最悪の天候にもかかわらずスタジアムに行かれたサポーターやファンのみなさん(とくに遠方から見えた水戸のサポーターの方々)。
お疲れさまでした。

さて、これからいよいよ試合は延々と続きます。
気を緩めることなく、
今回の反省点(これはこれで可成あると思います)を見つめ、立て直してください。
そして、
一つひとつの試合を丁寧にプレーしてください。
応援しています!!!


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お返事遅くなりごめんなさい

私事でバタバタしていてネット環境から離れていたので、
この間、コメントいただいた技術開発者さん、ニケさん、葉子さん、あゆさん、罵愚さん。
お返事差し上げることができなくて失礼しました。
バタバタはまだ続いているので、
頂いたコメントのお返事は時間ができたら、と言うことで勘弁してください。
(とはいえ、新規の記事はこれから書き連ねていくつもりですので、、、)
これからも、ご意見やアドバイス、頂けたら嬉しく思います。

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2008.03.19

イラク5年

連日伝えられるチベット問題
ますます混迷を深めています。
私は、この辺の歴史は詳しくないので、
ニュースやネットでのいろんな方のご意見を拝見しています。
オリンピックも控え、一刻もはやく問題解決を願っています。
さて、
アメリカがイラク戦争を始めてもう5年。
こちらも、胸が痛みます。
何回も書いているように開戦の口実にした、フセイン政権が大量破壊兵器は嘘。
アルカイダとつながっていたことも嘘。
今も多くのイラク国民が貧困と命の危険に晒されていることを思うと、
今更ながら「あの戦争はなんだったのか」と思います、、、
死者100万人とも言われ、さらにその数は増えつつあるということです。
またアメリカでは帰還兵の問題も日々露出されています。

つい先日、ベトナムのソンミ村で「ソンミ村虐殺事件の40周年追悼式典が」行われました。
グエン・ホアン・ソン副主席はその式典上、以下の挨拶を致しました。
「残虐な行為を私たちは忘れることはできない。しかし、いまは固執せず、世界の平和、繁栄の将来に向かうため協力する。あらゆる虐殺を繰り返さないためにソンミの虐殺を忘れるな、と世界の人びとにいいたい」と。

もう一度、書きます。
「残虐な行為を私たちは忘れることはできない。しかし、いまは固執せず、世界の平和、繁栄の将来に向かうため協力する。あらゆる虐殺を繰り返さないためにソンミの虐殺を忘れるな、と世界の人びとにいいたい」。

本当に、恩讐のかなた、人々が罪を赦し、憎しみを忘れる、そんな日が来ることを願いながら、
そぼ降る雨の音を聞いています。
遠い異国の人々に思いを寄せて。

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2008.03.18

松島議員の出禁について思うこと

松島みどり国交副大臣、異例の予算委「出禁」というニュース。
うううう〜〜ん。
まぁ、松島さんも松島さんですが、
鴻池さんも、ここまでしなくてもと思ったりします。
さて問題の松島さんの気ままにコラム
今は閉鎖なのでgoogleのキャッシュですが、読み進むほどに面白い。
「クルマとガソリンにかかる暫定税率を撤廃し、税金を安くせよ」No.152(2006年3月)と、ズバリ本音を書いてくれています。
〜〜〜クルマとガソリンにかかる税金は高すぎる。私は当選1回の時からずっと、そう考えてきた。〜〜〜〜
ああああ、いいではないですか、松島さん。その通り!
〜〜〜〜当選1回の時から、つまり、道路特定財源の一般財源化問題が発生する前から、ユーザーのために、暫定税率撤廃論を唱え続けている。〜〜〜〜〜
なんと素敵な松島さん!
そして、滔々と東京都の道路事情を語ります。
が、
「さすがに、自民党経済産業部会長という公的な立場になってからは、むやみに敵をつくるのはよくない、と考えるに至った。だから、表立って、一般財源化論は唱えないことにした。」
と弱気な一面を見せる松島さん。
小泉さんが小泉総理が道路特定財源の一般財源化を繰り返し主張するものだから、松島さんは、その後は「暫定税率の撤廃」を力説と書いています。
これが2006年、つまり今から2年前。
そして今回の騒ぎのもとの松島さんの答弁
あまりの節操のなさに鴻池さんも、思わず怒り心頭。
そして出禁になった、
と、言うことですが、
私としたら、松島さんにはもっともっと本音を聞き出したかったのですが、、、
松島さんが失格議員であることは論を待ちませんが、
しかし、ここで松島さんを出禁にするということは体のいい『口止め」か???
過去に松島議員が述べたことと今と考えが変ったのなら、
何故か?
また、どうすれば国民のためになるのか?
徹底的に論議をするのなら、ここで松島さんを「役立たず」呼ばわりして出入り禁止にすることは穏当ではないと考えます。
注意勧告を促すことで、与野党の議員が建設的、積極的な議論を国会の場で繰り広げていただきたいと思いました。
それにしても、私は今回の件でますます道路財源、暫定税率の矛盾が明らかになったと考えています。

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2008.03.17

値上げで音をあげます

okachinの辛口エッセー
でいつも経済や時事問題をやさしく解説してくださるhitoriyogari さんから久しぶりにコメントを頂いて私もホクホクと嬉しくなりました。
これからも色んな事を教えていたきたいと思っています。
と、言うことで今日はhitoriyogari さんの守備範囲の経済や物価について、ちょっと書いてみます。
先日ビールを買いに行って、当然の事とは言え値上がりにショック。
確定申告では定率減税の廃止でガック。
そのくせどうなんでしょう。道路財源で暫定税率???
今年に入ってから食パン、チーズ、しょうゆ、みそ、パスタ、冷凍食品、ビール、コーヒーなどなどなど、軒並み値上げラッシュです。
消費者物価は昨年12月に続き、今年1月も0・8%上昇と政府も言っていますが庶民の体感は「そんなものじゃない」。
さらに昨年10月に小麦の売り渡し価格を10%上げたのに続き、この4月には、さらに30%値上げを決めています。小麦があがれば主食にもろ影響がでます。
こうした物価高は、消費者だけでなく、
中小企業を直撃するのも当然です。
原材料費、燃料費などの高騰による経営悪化で、倒産や廃業寸前の会社が増えています。
この物価高騰の背景には、
投機マネーの野放しによる原油、穀物、鉱産物などの高騰。
新興国の急成長による実需面からの要因。
サブプライムローン破綻にともなう金融緩和によるインフレ要因。
などが専門家によって分析されています。
いずれにしても
庶民は値上げラッシュで音を上げています。
限界に来ている今、政府はもっと国民の生活を保障するような政策を挙げていただきたいものです。

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2008.03.16

ホーム開幕戦

ホーム開幕戦。
相手は愛媛。
サンフレッチェとは兄弟のような仲のチームです。

午後2時からのキックオフと言うことで、
私もそうそうにお昼をすませ、
テレビの前でスタジアム気分。
(ビールは飲んでいませんよ)
懐かしいビッグアーチが映し出されると、やはり胸がなります。
昨年のいろんなことが思い出され、
今年こそ!という思いが改めて沸き上がります。

そして、
いよいよキックオフ!!!
はじまりまし〜〜〜〜〜た。

前半の初めは両チームともお互いに気合いが感じられる熱のこもったプレーが続きます。
広島も攻めますが、愛媛も攻めます。
何度もヒヤヒヤ、ホッ。
の連続。

そんななか、決めたのです。
高萩くんが。
おおおおお〜〜〜〜〜
美しいゴール(とはいえないが、良いゴールでした)を決めたのは高萩洋一郎。
愛媛にレンタルで修行を積んで帰ってきたようちゃん。
恩返しゴールです!!!
ようちゃんのゴールで湧くうちにも愛媛の果敢な攻めは続き気が抜けません。
そうこうするうちにハーフタイムになり、
後半になりました。
後半も前半同様、攻めて、守ってと膠着状態。
そして出てきたのが久保竜彦。
紫の久保が出るとビッグアーチにうねりが起こります。
ドヨドヨドヨ〜〜〜〜〜
ざざざ====
と。

久保が走れば、走ったで。
久保が蹴れば蹴ったで。
久保が転がれば、転がったで。
何をしても久保の周りには「なにか」があります。
可能性というのだろうか?

そして、
そして、
2点目が入りました。
決めたのは、またしもようちゃん。
今日は「ようちゃんディー」。
2−0になるも、
愛媛は果敢に、果敢に攻めてきます。
大木べんちゃんがついにピッチにたちました。
おおお〜〜〜
久保とべんちゃん。
懐かしい顔が並びました。
チームは違えど、
久保と大木。
並ぶと嬉しい。

最後の10分を前に広島はユキッチが入り、
このユキッチが終了間際にコーナーで蹴ったボールを寿人が合せて、
結果3−0で勝利しました。
よかった!!!

なかなか目の離せない面白い試合でした。
両チームの選手の皆さん、ありがとうございました。

開幕から2連勝。
まずは順調なで出しですが、
勝って、兜の緒をしめるように、ますます緊張と、そして自信をもって、
次の試合に臨んでください。
応援しています!!!

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2008.03.14

算法少女

算法少女と言う本を御存知ですか?
一度絶版になるも復刊ドットコムの投票を得て2006年ちくま学芸文庫から復刊された本です。
私も早速、書店で買い求めて読みました。
感想。
面白かった!!!
です。
実に素直に伸び伸びと書かれているのですね、全体が。
算数好きの少女の物語と言えば、そうなのですが、
それ以上に人への思いやりとか、学問への真摯な情熱が描かれている本です。
読み終えた後の爽やかな読後感、たまりません。
まだ読まれたいない方は、是非読んでみては、とお奨めです。
すぐに読めます。

今日、3月14日は数学の日(3.14で円周率)と言うことで、
ちょっと書いてみました。

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2008.03.12

どうなる石原銀行

回収不能、300億円超拡大・新銀行東京、今後4年でと言うニュース。
うううう〜〜〜〜ん。
唸ります。
都議会は今都知事の責任を追及することで揺れています。
そりゃそうだ。
この10日には経営不振の原因を分析した調査報告書の概要を公表しましたが、
過剰融資をあおった旧経営陣の仁司泰正元代表執行役(昨年六月辞任、トヨタ自動車出身)の責任が「極めて重い」事を指摘。
「損害への相応の責任を求めることが必要」と結論づけました。
もう一度書きます。
「損害への相応の責任を求めることが必要」。


報告書の概要によると、
過剰融資の実態について、デフォルト(債務不履行)は今年1月末時点で2345社で285億円にのぼり、そのうち融資後3カ月以内に経営破たんした件数が50件以上。
また、あろうことか詐欺と疑われるものが35件あるとしています。
詐欺にねぇ〜〜〜〜
ふっ〜〜〜ため息です。
おいおい、石原君と言いたくなります。

銀行事業に手をだし、新銀行の制度設計、基本計画をつくったのは言うまでもなく石原慎太郎知事、その人です!
驚いたことに本人は、
「銀行を発案したのは私だが、私がプランをつくったわけではない」と答弁するなど全く罪の意識もなければ、才覚のなさを自覚する様子もありません。
2003年知事選の公約にかかげ、都が1000億円を出資(税金ですよ)
そして05年4月に開業。
その後累々たる赤字のすえ、今年3月期決算で累積損失が1016億円にふくらむ見通し。
この事態を受けて、さらに400億円も追加出資するとさえ言っている石原都政。
経営実態や回収能力、責任は不問に付して、税金だけバンバカと投入しようという、まったく策のないやり方では、大切な税金をドブに捨てるものです。

まずは、
この銀行の実態を明らかに説明することが大事と思います。

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2008.03.11

日本の学費は高い

昨日10日は東京大学や京都大学の前期日程入試の合格発表がありました。
受験生にとっては悲喜こもごもの結果。
それぞれの思いで受け止めた一日だったと思います。

それにしても日本の学費は高い。
以前も国立大の授業料
高学費と言うタイトルで記事を書きましたが、本当にため息がでます。
さらに入試の検定料が高い。
センター試験検定料3倍と言うニュースと言うエントリーを今年の1月に挙げましたが、
検定料も高い。
私立は平均35000円。
センター利用ならば20000円くらい。
入試の日程が重ならないように多くの大学や学部を受ける受験生は沢山いると思います。
ううううう〜〜〜ん。
大変です。
国立は17000円。
だが前期、中期、後期とあるから、やっぱり大変。
内田さんが以前、入学試験にもマイレージ制があると面白いなんて記事を書いていましたが、私も納得。
うんうん。
ポイントつけてよね、、、と思いました。

さて、そんな思いで入学はしたものの、、、
私立大学では、「経済的困窮」を理由に退学している学生が1万人にのぼっているということです。
学費が「世界一高い」と言われる日本。
さらに返還の必要のない給付制奨学金の制度がない。

なんともはやはや、、、
胸が痛みます。
このほど、東京大学では、年収4百万円以下の家庭の学生について、来年度から授業料を無料にする学費減免制度の実施にふみきったニュースは、すでに紹介しましたが、
画期的なことだと思います。
さらに多くの大学が続いてもらいたいものです。
そもそも、これは、東大が独自に行うものではなく、
国の制度、文科省の責任で行ってもらいたいものです。
「受益者負担」という言葉が良く聞かれ、
義務教育以降の高等教育は、学ぶものが払うべきだという意見もあります。
が、私は教育とは全ての国民に還元される物と思うのです。
受益者は国民です。
少なくとも、学ぶ志を持っている多くの子どもたち、若者が高学費の前に涙することがないように、
国ははからうべきと思います。

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2008.03.10

きぼう打ち上げ

きぼう打ち上げへ、開発者・田中秀孝さんの思い熱くと言うニュース。
紆余曲折のあったきぼう
ようやくここまでこぎつけました。
今後の活躍と展開に期待しています!
なにしろ宇宙は広大な夢とロマンの宝庫。
以前国際宇宙ステーションの話題で子どもたちと盛り上がったことがあります。
宇宙ってどんなだろう????
無重力ってどんな感じだろう???
と、時の経つのを忘れて話していました。
あの時の子どもたちの目の輝き。
思い出します。

どんな成果が出るか、今から心待ちしています。

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2008.03.09

サンフレッチェ広島の今日の試合

今日はサンフレッチェ広島の開幕戦。
相手はザスパ草津。
中盤には島田、熊林とお馴染みの選手が補強されたということで、気合いの入ったチームです。
試合開始は1時と言うことで、お昼を軽くすませ(関西風お好み焼き、、、
本当は広島風にしたかったのだが、自分では作るの難しいよね。広島風は。)
そして、
ドキドキしながらキックオフを待ちました。
今年はJ2ということで厳しい試合が予想されます。

いよいよ開始の時間と言うことでテレビをつけました。
群馬県立敷島公園県営陸上競技場。
アナウンサーによると4月上旬の気温ということで、ウラウラとした温かさがこちらにも伝わってきます。
このウラウラとしたマッタリ感。
実はスタジアムの雰囲気だけではありませんでした。
試合もやっぱりマッタリと言う感じの前半。
草津の方も、広島の方も、
やっぱり開幕戦での緊張か、お互いにお互いの力を見極めようとしているのでしょうか、、、

しかし、
前半の最後で青山君がゴールを決めて広島がリード!!!!
やった、、、、

あああ、、、、よかった。
本当に。
その前まで何回もあわやというシーンがあって、
その度に雄叫びをあげていたのですが、
青山君のゴールが吸い込まれたときは、
ようやく均衡が崩れ広島らしいプレーができるかとワクワク。

そして、後半に突入。
サイドが変って、しばらくは広島の選手たちは、伸び伸びと、そして果敢に攻撃をかけていたののだが、
だが、
なんだか、、、いつのまにかマッタリ。
うううう〜〜〜ん。
こりゃいかん、と思っていたら平繁君が素晴らしいゴールを決めて2−0。
その後はクボッチが終了10分前くらいで入り、観客は別の喜びでスタジアムが湧きます!!!

試合終了の笛がなり、
結果は2−0で勝利。
よかった!!!
まずはよかった(内容としたらちょいとアラアラのところもあるんだがねぇ〜〜〜)
これからの長丁場。
いろいろ大変なこともあるとは思いますが、
私は応援していますよ!!!

草津の選手、サポーターの皆さん、
シーズンを通してお互いに頑張っていきましょうね。
宜しくお願いいたします。

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2008.03.08

国際女性デー

今日は国際女性デー
ミモザの花がよく似あう日です。
私も2005年には国際婦人デーを終えてと言う記事で、世界各国の女性の取り組みを紹介しました。
その記事を以下のように纏めました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私は以前から女性問題、とりわけ「母性」については関心があり、自分なりに随分長い間勉強をしてきました。
このブログでも何回か取り上げてきたのですが、
その都度書き、
さらに今回も書きます。
「女性が真の意味で平等でないということは、とりもなおさず男性にとっても不幸なことである」ということを。
「性」は属性です。
区別されるものではありますが、差別されるものではありません。
私は、私の周りにいる人々、私と関わって下さる人々、そしてブログで知り合いになることができたアナタに声を大にして言います。
「私は、女性の権利が、尊厳が、女性というそれだけで、いささかも傷つくことのないような世の中にしていくために、努力をしていきたいです。」と。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

いささかも変らないこの願い。
3年経って、ますます強くするものです。

アカデミックなブログでいつも啓発されるかつさんからトラックバックを頂きました。
その内容を知って慄然としました、、、
沸き上がる怒りはひとりかつさんだけのものではありません。
知性の崩れが、マスコミに充満しつつあることを肌で感じます。

また感性豊かな水葉さんの記事は深く考えさせられ、すぐには言葉もありません。
dr.stoneflyの戯れ言さんは自分自身の心との対峙を明らかにする中で、基地の問題とレイプについて触れています。

沖縄に住んでいるなごなぐさんの怒りと悲しみは事件当初からビンビンに伝わり私はかける言葉さえありませんでした、、、

皆、みんな一生懸命にこの問題と向き合い、
怒り、
悲しみ、
そして二度とこのようなことが起きないようにと心から祈っています。

それなのに、
それなのに、、、
見るべきところ、糾弾すべきことをすり替えるような論陣を張る一部の識者(?)編集者、評論家には辟易します。
私たちが守りたいものは、ささやかなものなのです。
しかし、最も大切な物なのです!!!
その名は、
人間の尊厳。

今日、3月8日は国際女性デー。

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2008.03.07

地球温暖化対策会議

今日は花粉症記念日と、先に書いたのでつづけて地球温暖化について考えてみました。
「気候変動枠組み条約のもとで長期的な協力行動を検討する特別作業部会」が今月の31日からバンコクで開かれます。
2013年以降の地球温暖化対策の新たな国際協定について交渉するものです。
各参加国がそれぞれの見解を持ち寄り、
地球環境に積極的に責任を負うという趣旨です。
が、
日本政府が同会合に向けた見解を締め切りの2月22日までに提出していないことが判明しました。
あらあら、、、これは大変。
すでに欧州連合(EU)を含む二十六の国・国家連合が提出。国連は3日付で公表しました。
EUは、
危険な温暖化を回避するためまず、全世界の温室効果ガス排出量のピークを今後十―十五年間に迎えるようにする。次に先進国が主導的役割を果たし二〇年までに一九九〇年比で25―40%削減する必要があると強調。また〇九年末に新協定に合意するため、「特別作業部会」を年四回ずつ開くことなどを提案。
アメリカは、
新協定への主要排出国の参加を妨げないように、合意内容が「あまりに煩雑で非現実的なもの」にならないようにすべきだと表明。
中国は、
「京都議定書締約国でない先進国」との表現で、米国が排出削減の数値目標をもつことを検討するよう指摘。

一応、日本政府も提出予定はあるのですが、
それは一月末のダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)を受けて、
鉄鋼や電力などの産業部門別に排出削減量を算出し、これらを積み上げる方式を提案するようです。

さてさて、
現実に地球環境を考え、気候変動の実態を考えたら、急を要する会議になりそうです。
いずれにしても、
長い視点にたった対策が求められます。

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花粉症記念日(^^;

今日3月7日は、あろうことか「花粉症記念日」だそうです。
花粉症の私としては、
こんなもん、記念日にすんなぁ〜〜〜と毒づきたい気分。
いつ、誰が、なんの目的で、
こんな記念日作ったんだ????

いつものようにwikipediaで調べたのだが、
記念日については書いてありません。
さてさて、、、どうしたものか、この記念日。
記念日は見当たらなかったが歴史が面白かったので一部を抜粋して、ちょっとご紹介。
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花粉症がいつ頃出現したかについては、花粉が肉眼で見ることができないこともあって明確には判っていない。
紀元前500年ごろのヒポクラテスの著書『空気、水、場所について』の第三節にさまざまな風土病が述べられているが、季節と風に関係しており、体質が影響し、転地療養が効果的であるということから、現在でいうアレルギー(季節的アレルギー)の機序を考えてよさそうなもの、すなわち現在でいう花粉症もあるかもしれないとの考えもある。
ローマ帝国時代の医師ガレヌス(紀元前130年~200年)も花粉症らしい疾患について述べており、紀元前100年ごろの中国の記録にも、春になると鼻水および鼻詰まりがよくあるとのことが示されているという。西暦1000年ごろのアラビアの医師によって、花粉症らしい疾患とその治療法が記録されているともいわれる。[要出典]
===========
へぇ、、、
花粉症って紀元前500年頃にすでにあったのでしょうか???
その後、明らかに現在の花粉症と思われるのは、
1565年(一説には1533年)のイタリアの医師 Leonardo Botallus によるものだそうです。「バラ熱(Rose cold または Rose fever)」と呼ばれる症状で、記録によれば、その患者はバラの花の香りをかぐとくしゃみやかゆみ、頭痛などの症状をおこしたことから、この名前がついたそうです。
バラ熱ですか、、、
綺麗な香しい薔薇も罪作りなことをしたのでしょうか???
そして、
1819年にイギリスの John Bostock が、春・秋の鼻症状、喘息、流涙など、牧草の干し草と接触することで発症すると考えられていた Hay fever と呼ばれる夏風邪様症状について報告したものが今の花粉症と同じ物と考えられています。

花粉症。
かなり歴史があるんですねぇ〜〜〜
なんだか現代病なのかと思っていましたが。
とくに環境とセットで考えられる花粉症ですが、こんなに昔からあったんですね。
ただ、近年の爆発的な患者数を考慮すれば、
都市化や人口造林や生活スタイルの変化などは原因の一つなのではと思います。

いずれにしても、これからやってくる花粉の時期。
考えただけでゾッとします。
毎日、花粉情報を見ながら家で閉じこもっている私です。

「世の中にたえて花粉症なかりせば 春の心はのどけからまし」
です。

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2008.03.06

菊池寛

今日は菊池寛の命日です。
菊池寛と言えば恩讐の彼方や父帰るで有名です。
私も恩讐の彼方は、何回もなんかいも読みました。

この菊池寛と言う人物はなかなかユニークで面白い人だったようですね。
私も「きくちかん」のアナグラムが「くちきかん」とか、それにまつわるエピソードなんかは、
表面を撫でるくらいには知っていますが、、、
奇行、傍若無人な人物故、武勇伝はいっぱいあります。
そう言えば「文芸銃後運動」なんかの発案者でもある菊池寛。
うううう===ん。
なんとも悩しい人物です。

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2008.03.05

山宣の日 続き

一つ前に書いた山宣の日の続きです。

山宣の墓前祭は宇治山宣会の人たちが中心に催うされるのですが、全国から縁の方々やその遺志を慕って集まってきます。
山宣のお墓には有名なあの言葉が刻まれています。

「山宣 ひとり孤塁を守る。
だが私は淋しくない。
背後には大衆が支持しているから。」

これは何回も、なんかいも権力によって塗りつぶされたそうですが、
そのたびに誰かが刻んだということで語り継がれる言葉です。
もう一度。

「山宣 ひとり孤塁を守る。
だが私は淋しくない。
背後には大衆が支持しているから。」

参加した一人ひとりの思いを込めて、
この言葉はさらに意気揚々と浮かび上がってくるようです。
さらに私たちは思います。
背後ではなく、
共に支持し、共に歩む多くの方々と手を繋ぎあっていることを。

雪がチラチラと舞う寒い今日の日は、
山宣の墓前祭にピッタリでした。

そして、山宣のお孫さんのお医者さんが、最後に挨拶をされました。
医師不足について語られていましたが、
山宣その人は同志社大学で「人生生物学」を講義、性教育啓発家としての活動を始めたことは
有名です。
また、
アメリカの産児調節運動家サンガー女史の訪日をきっかけに、労働者農民の中で産児制限運動を始めました。
「いくら子どもを節約したところで、貧乏そのものがなくなるわけではない。一番大切なのは、安心して子どもを産める世の中にすること。働く人々の生活がもっと楽になるように社会のしくみを変えることが必要である」。
と。

安心して子どもを産めるそんな世の中。
働く人々の生活がもっと楽になるような社会。
宣治の思いがすぐれて新しいことを改めて思いました、、、
そんな世の中になるために、ほんのちょっと何かできたらいいのだが。

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山宣の日

山宣から学ぶと言う記事を書いてもう一年。
今年も山宣の日がやってきました。
私も墓前祭に行ってきました。
山宣がこよなく愛した宇治の町のちょっと上がったところにお墓はあります。
寒くて、時々雪もちらつく中、大勢の方が山宣を偲んでやってこられました。
歌を歌って、
お参りして、
山宣を思いながら過した一時です。

今、用事が出来たので、追記として後ほど書きます。

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2008.03.04

国会空転の責任は?

参院予算委、野党欠席で開会できずと言うニュース。
国会は空転です。
ふうぅううう〜〜〜

先の衆院予算委員会で予算案可決にあたり、自公両与党が、「徹底した審議」を求めた衆参両院議長のあっせんを踏みにじり強行可決したことへの野党の反発が参議院欠席という形で空転を招いているのです。
が、
が、
が、、、、

やっぱり、本質は政府与党の強行採決や
高速道路を造り続ける道路特定財源、
イージス艦衝突事故、
派遣法などなどの問題を本格審議もせず審議を打ち切ったことへの抗議ですから、
政府与党のあり方が問われるべきと考えます。


額賀さんは、「予算の年度内成立を図ることが経済の安定につながる」と主張。
経済の安定ねぇ〜〜〜〜
高速道路や軍事費にはガポガポと予算をつけ、
大企業・大資産家からは税金をとらず、
庶民からは「なかさずに毛をむしる」がごとくガンガンと税金をとります。
福祉は切り捨てます。
これが、経済の安定ということかぁ〜〜〜

特定財源と暫定税率に固執するは、
75歳以上の高齢者に負担増や保険医療の制限を迫る後期高齢者医療制度を導入するは、
生活保護の母子加算をカットするは、、、
と、なかなか「夢のある暮らし」が待っているようですね。福田さん。

数というものはあるときは暴力にもなるのでは、と危惧するくらいおぞましい政府与党の凶行採決。強行採決、強硬採決、、、
国会は空転しているが、
国民は七転八倒しています。
福田さん。
国民の声をもっと聞いてください。
願いをわかってください。

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2008.03.03

桃の節句

今日は3月3日。
ひな祭りです。
以前の記事では、
ひな祭りの歴史を軽く紹介しました。
いよいよ春がやってくるという喜びと、子どもたちの健やかな成長を願った日なのでしょうか。

「草の戸も 住み替わる代ぞ 雛の家」
奥の細道に出てくる芭蕉の有名な句です。
芭蕉が住んでいたときは、寒々とした家も、
別の人、それも女の子のいる楽しい家族に代わった様を描写していながら、
明るいはずのこの歌、なんだか切ないですね、、、
最初は
「草の戸も住み替る世や雛の家 」(真蹟短冊)
だったそうですが、
「ぞ」と「や」が変っただけで随分雰囲気が違います。
「ぞ」の方が圧倒的に無常観が漂っている、そんな気がします。


「雛あらば 娘あらばと 思いけり」
正岡子規の歌です。
子規は芭蕉の批判者としても有名ですが、
この歌は、なんとも素直な思いが滲み出ています。
子規、その人は生涯独身でしたが、
母や妹への感謝と尊敬と、そして自分には作ることができないであろう家庭の団欒へのまっすぐな思いが伝わります。

またひな祭りは「桃の節句」とも言われています。
この時期は桃の花が爛漫に咲く時期であることからこの名前がついたと思われます。
一説には、
「桃」の字は中国から伝わったのですが、
旁の方の「兆」は”妊娠の兆し”を意味しており、
桃が「女性」や「ひな祭り」と関係があるとしたらしいです。
なるほど、、、
きざしですか。

「春の苑 くれなゐにほふ 桃の花 した照る道に 出で立つおとめ 」
 大伴家持(万葉集巻29)です。
いかにも万葉人の家持らしい伸び伸びとした乙女の姿に、優しい愛を感じます。
「春の苑、紅にほふ桃の花下照る道に、出でたつ少女(おとめ) 」
この歌は、作者: 不明(万葉集巻19)だそうです。
いずれも、桃の花の下を軽やかに歩く乙女の歌声が聞こえてきそうな、
楽しい歌です。
春にふさわしい。
そう言えば桃の花は恋の成就を意味するそうですが、、、

そして、今日3月3日の誕生花は当然と言えば当然すぎるくらい
”桃の花”(誕生花がレンゲソウということもある、、、)
さて、
この桃の花言葉は、恋の奴隷・あなたの虜です。
うううう〜〜〜ん。
これは私としてはどう感想を述べたらいいか???
恋の奴隷ねぇ〜〜〜
あなたの虜ねぇ〜〜〜
まぁ、若い二人のこと故、黙っておこう。

そもそも、桃は花を愛でるというよりは、
実を食用としたり、核を薬用にしたりと実用的に使われていたようです。
またお風呂なんかにも葉を浮かしたりと、生活に密着している桃。
かわいい花と働き者の実と葉。
あああ〜〜〜なかなか桃にはなれないなぁ〜〜〜私。

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2008.03.01

紫の久保

紫の久保が吠えた!!!
蹴った!!!
そして、
決めた!!!

ゼロックススーパーカップは2−2の同点からPK戦になり、結果、広島が鹿島を下し優勝!!!

おめでとう!!!
サンフレッチェ広島!!!

前半は鹿島に攻められ、さすが、さすがの鹿島でした。
ところが鹿島が早い段階で岩政選手の退場。
10人になった鹿島を相手に、広島も攻めるものも、そこはやはり鹿島の巧者な守りに、
なかなか攻めきれない揚げ句、
リ・ハンジェ選手も退場。
と、いうことで、10人同士の試合で前半終了。
あらあら、、、どうなることか、、、

そして後半。
早いうちに鹿島にアサッリと鹿島に2点を取られました、、、

あああ〜〜〜

とため息。

そんな揚げ句の揚げ句の揚げ句の、
久保の投入。
後半12分。

おおおお〜〜〜
紫の久保だぁ、、、
私たちの久保だ!!!

広島サポーターは久保が前を向くとどよめく。
久保が手を挙げるとサポーターも気持が昂る。
久保が出すオーラーに広島は俄然、力が出て、
寿人は寿人らしく、
それぞれの選手が選手の持ち味を十二分に出しました。
久保がそうこうするうちに35分でPKを決め、40分には寿人が、
なんとも気合いの入ったゴールを決めました!!!
2−2の同点で試合終了。
そして運命のPK戦は、
4−3で広島が決めました。

広島の皆さん、おめでとうございます!!!
素敵な試合でした。
最後まで諦めない、
最後まで楽しむ、
そんなサッカーを見ることができました。

来週からリーグが始まります。
厳しい試合が続くと思いますが、
応援しています。

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