今日から4月。
卯月です。
意味や語源は以前の記事で、さらに季語についても亀鳴く春として過去に書きました。
また年度が変わるため、次々と悪政ラッシュも今日からということで、
年金制度が今日から変わりますを2005年の4月1日に、
新制度スタートを2006年に書いています。
いずれも辛い苦しみを庶民に押しつける政治の始まりの年度始めの記事ばかり。
うづきではなくうずきだね、、、
そして今年の極めつけはコレ。
「後期高齢者医療制度」。
そもそもこのネーミングからして腹立たしい。
後期高齢者????
なんやね?
それ???
って感じ。
失礼しちゃうわ。
で、その後期高齢者とは75歳以上の方だそうです。
後期ねぇ。
で、その高齢者を強制加入させる後期高齢者医療制度が今日から始まります。
対象者は約1300万人。
この制度は、二年前の2006年に自民、公明両党が強行した法律で導入が決まったもの。
中身は75歳以上は、全員が健康保険や国保(国民健康保険)などから追い出され、別枠の制度に囲い込まれます。
また65〜7歳で一定の障害がある人も新制度の対象です。
この新制度では、保険料は原則、年金から天引きされます。
天引きです。
とりっぱぐれなし、と言う事でしょうが、
冷たい発想ですね。
さらに、これに便乗して、65〜74歳の国保料(税)も、年金からの天引きが始まります。
年金額が月1万5000円より少ない人は、天引きではなく保険料を直接払い。
一年以上保険料を払えず「悪質滞納者」とみなされると、保険証を取り上げられます。
そして、そのかわりに「資格証明書」が発行され、窓口での10割負担を強いられます。
言葉もありません。
さらにさらに冷たいこの国の政府はこの4月から七十五歳以上だけを区別した診療報酬(医療の値段)を導入。
75歳以上の人を
(1)治療が長引き複数の病気にかかっている
(2)認知症が多い
(3)いずれ死を迎える―と定義。
また新しい健康診査制度では、対象年齢を40〜74歳に限定。
つまり75歳以上は「努力義務」として、法律の上では対象からはずしました。
国保や健保などで、加入者が死亡したときに支払われる「葬祭費」が、75歳以上になると減らされる問題も浮上。
信じられません。
こんな制度。
もちろん、みんな承知はしていないので、実施を目前にして、厚労省や自治体の担当窓口には、問い合わせや苦情が殺到していました。
また制度に反対する 署名は党派の違いを超えて広がり、中止・撤回などを求める意見書や決議をあげた地方議会は530以上に達しています。
調べれば調べるほど、言葉もありません。
一体、誰がこんな法律を通したのか?
あっ。
自民党と公明党でした。
ううううう〜〜〜ん。
この方達はご自分がいずれ「後期高齢者」と呼ばれる日がくることをご存知ないのか?
あるいはご自分のご家族にご高齢の方はいらっしゃらないのか?
いずれにしても、
お年寄りに優しくない政治は、若者にも女性にも子どもたちにも優しくないものです。
一刻も早くこんな法律は撤回して、
お年寄りが安心して医療を受ける事ができるあたたかい国であってほしいと心から願い、
また声を大にして呼びかけます。
過去記事です。お時間がございましたらご覧下さい。
医療制度改革の意味すること その2
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