オスロ・プロセス
クラスター爆弾の禁止条約締結を目指す軍縮交渉についてのニュースが相次いで伝えられています。
アイルランド・ダブリンで開かれているクラスター爆弾禁止条約の年内締結を目指す「オスロ・プロセス」の国際会議の討論内容についての各国の対応が注目されています。
条約案は、会議最終日の30日に正式採択。
12月2日か3日にオスロで調印される予定です。
会議には111国の代表と18のオブザーバー国が参加。
米国、ロシア、中国、イスラエル、インド、パキスタンなど、クラスター爆弾の主要製造・使用国は参加していません。
この条約案は、
クラスター爆弾の使用、開発、製造、保有、移送とともに、
条約非加盟国がこうした行為を行うことを支援、奨励することも禁止すると規定。
保有しているクラスター爆弾は、条約発効から遅くとも年以内に破壊することを義務付けています。
また禁止対象の例外となるのは、
(1)子爆弾の数が10個未満
(2)子爆弾の重さが4キロ以上
(3)目標識別機能を有する
(4)不発になった場合自爆する機能を持つ
(5)自動的に起爆装置が働かなくなる電子構造を持つ
などの要件を満たしている一部の新型に限定。
これにより99%のクラスター爆弾が禁止となると非政府組織(NGO)の「クラスター爆弾連合」は述べています。
多くの無辜の命が犠牲になり、
戦禍の消えることのない一つの原因が、除去されようとしていることは、本当に喜ばしいことです。
条約が形骸化されることなく実効あることを願っています。
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コメント
この件は私も書こうと思っていました。
要するに日本がこの爆弾を保持していることが問題です。
はっきり言って憲法違反です。自衛のために使うような筋合いの物ではありません。
アメリカ、ロシア、中国が参加してない中、良く参加したものです。政府もこんな物を保有しているのが後ろめたいと思っていたのでしょうか?
全面禁止に応じたのは懸命です。新型を模索するようだと困りますから、要監視項目の一つですね。
投稿: hitoriyogari | 2008.05.30 17:01
hitoriyogari さん。
こんにちは。
私も今回の日本政府の対応には驚きました。
最後まで優柔不断でしたが、、、
それにしても快挙ですよね。
やはり、世論って大きいのだと改めて思います。
声を大にしていく必要がありますね。
お互いに頑張りましょうね!!!
hitoriyogari さんの記事も拝見させてくださいね(^.^)
では、、、またね!!!
投稿: せとともこ | 2008.05.30 18:12