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2008.05.29

晶子と源氏物語

今日は白桃忌です。
ブログを書き始めてから、5月29日に晶子のことをいくつか挙げて書きました。
君  死にたまふことなかれ
やっぱり晶子と言えば

と、言うことで今日は源氏物語と晶子について、ちょっと書きます。
源氏物語1000年と言うので、今、京都は静かな源氏ブームを呼んでいます。

晶子と紫式部。
なんとも艶やかな取り合わせです。
与謝野晶子の歌で読む「源氏物語」と言うサイトをみると、
晶子のあの官能的な歌の数々に源氏の魂が宿っているのか???と思います。

桐壺は「紫のかがやく花と日の光思ひあはざることわりもなし」です。
香気立ちこめる品が伺えます。

帚木は「中川の皐月の水に人似たりかたればむせびよればわななく」

空蝉「うつせみのわがうすごろも風流男に馴れてぬるやとあぢきなきころ」
なるほど。

夕顔、若紫ときて、そして末摘花
「皮ごろも上に着たれば我妹子は聞くことのみな身に沁まぬらし」
泣けてくるんだよな、、、この人には。

ずっと、ずっと続いて、
早蕨「早蕨の歌を法師す君に似ずよき言葉をば知らぬめでたさ」
いいですね。
浮舟は「何よりも危ふきものとかねて見し小舟の中にみづからを置く」

そして最後
夢の浮橋
「明けくれに昔こひしきこころもて生くる世もはたゆめのうきはし」


私の好きな橋姫は「しめやかにこころの濡れぬ川霧の立ちまふ家はあはれなるかな」です。

男女の愛をきめ細かく描写しながらも、時代という軋轢の中で喘いでいた紫式部の息遣いが、
あるときは妖怪に、またあるときは化けものように大きく、強く感じられる源氏物語。

みじか夜の中で晶子は「われと歌をわれといのちを忌むに似たり恋の小車絃さらに巻け」と、ほとばしるような情感を謳っているのですが、
一方で、
「春の夜を化物こはき木幡伏見相ゆく人に宇治は弐里の路」とも詠んでいます。
うううう〜〜〜〜ん。

歌人の戦く思いと、
昔の佳人の溢れんばかりの才が、交錯して化け物のように宇治の旧街道を走ったのでしょうか???
想像するだに身の毛がよだちます。
「物語をつくる」「歌を詠む」。
二つの芸術は、地を這うように出来上がったのだと私は思います。

今日は白桃忌。
与謝野晶子の命日です。


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コメント

うう~ん、すごい歌ですね。
私が宇治へ行ったときは、ただ人混みの中をぞろぞろ歩いていただけだったので、こんな歌の世界を追体験することは無理でした。
今は遠くの地にあって、しばし1000年の昔に思いを馳せていま~す。

で、やっぱり、TBは通りません。

投稿: とむ丸 | 2008.05.29 23:27

とむ丸さん。
こんにちは。
トラックバック、通りませんか???

この頃、パソコンの調子が悪いのです。
申し訳ありません。

でも、宇治への旅。
こんな恐ろしい追体験なんて「えんがちょ」ですね、、、
明るくて、楽しい方がウウウ〜〜〜ンといいですよね(^.^)

おいしいものを食べたり、しゃべったり、、、と。
1000年の昔、吹っ飛ばしてください(^.^)
また、素敵な記事を待っています。
じゃ〜〜〜ね

投稿: せとともこ | 2008.05.30 15:53

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