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2008.06.18

医師不足問題

深刻な医師不足問題についに舛添厚生労働大臣が昨日17日、閣議後の記者会見で、医師を削減するとした1997年の閣議決定を見直すことを表明。


ようやく、、、と言うか、
まぁ、それでもちょっとは前進かと言うか、、、
どうなんでしょう?
医師数をめぐっては、1982年に初めて、削減する閣議決定が行われ、1997年にも「引き続き医師削減に取り組む」とされ、政府は一貫して医師過剰との見解を示してきました。

昨年2月に医師不足と言うエントリーを挙げました。
その時の内容をちょっと抜粋します。
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日本の医師不足についても見解が甘いのではと考えます。
昨年11月の参院厚生労働委員会での答弁。
「ただちに医師が不足して国民の健康や寿命に影響している状況ではない」厚労省は一貫して“問題は、地域や診療科によって偏りがあることだ”と主張。
しかし実態は違います。
日本の現場の医師数は、人口10万人あたり200人です。経済協力開発機構(OECD)に加盟する先進国30国中、じつに27位(OECD平均の310人)平均にするには日本の医師は約12万人足りないのです。
都道府県別にみて人口10万人あたりの臨床医の数が多い東京都(264人)、徳島県(262人)。それでもOECD平均には届いていません。一番少ない埼玉県では129人です。
この背景には、福祉切り捨ての行革があります。
「一県一医科大学設置の推進」など、医学部の定員増をすすめてきた1970年代。
しかし1982年、医師数の抑制を閣議決定。
86年には、厚生省の「将来の医師需給に関する検討委員会」が「1995年を目途として医師の新規参入を最小限10%程度削減する必要がある」との見解を発表
93年。医学部の入学定員は86年と比べて7・7%減の7725人。
さらに“もっと減らせ”と、公立大学医学部をはじめ大学関係者に「最大限の努力」を要求。
97年には再度、閣議で医学部定員の削減を決定。
こうした政府のやり方の最大の理由は、「医師が増えると医療費が膨張する」というものです。医学部の数や定員は今、現在は減っているのですが、まだ医者は総数で4万人増えています。ここでも産科不足について以前書いたことがあります。お時間がありましたらご覧ください。
さらにさらに驚くべきことは、奈良では7割の市町村 分娩施設なしというもの。
信じられません。
田舎では子どもは産めないということか、、、
(2007年の記事より)
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昨年は柳沢さんの頑迷とも言われる「医師は不足ではなく偏在」との立場に、
国民の医療の現実が伝わっていないことをヒシヒシと感じていました。
が、ようやく医師不足を認め、医師数を増やす方針に転換する考えを表明したことは前進です。

医療現場からの、抜本的に医師数を増やすことを求める声の続出。
医療現場の過密スケジュールに伴うミス、、、
など看過出来ない問題が明るみにされる中で、政府も腰をあげたということでしょうか。

だがしかし、
「財源の問題もある」と言うことで、具体的な増員目標は明言していない厚生労働大臣。
言葉だけの前進はごめんです。
実効ある政策であることを願ってやみません。
今後の成り行きをしっかりと見ていく必要があります。

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コメント

 日本の医師数は、少ないです。もっともっと医師を増やす努力をしなければならないと思います。
 医師一人をつくる費用は、極めて高額な負担となります。国家の責任でなすべきことです。私学の医学部の負担は、凄まじいものとなっています。
 そうしたことが、多くの問題を、惹起しているのではないでしょうか。医師不足の問題について、どんどん発信してください。

投稿: harayosi-2 | 2008.06.18 22:33

うちもいくつかそのこと書きましたけど、医療者複数の人のお話では、確かに偏在はある程度あるそうです。でも明らかに絶対数もたりないそうです。
 
数の話もいいけど、
でも幅広い意味での健康のために、予防やサポートとかちゃんとやると、医療者も市民みんなも楽になる気がするんですけど・・・?

投稿: あゆ | 2008.06.19 09:06

harayosi-2 さん。
あゆさん。
コメントありがとうございます。


harayosi-2 さん。
医師不足から波及するあれこれの深刻な事態。
ついに政府も重い腰を上げるということですが、万全ではないのでしょうね、、、

私たちの声が大切だとつくづく思います。
これからも発信していきます。
コメントをいただいているあゆさんもずっと発信し続けている方です。
分かりやすい言葉と身近な感覚で書かれている素敵なブログです。http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2008-04-30-1
ご紹介させていただきました。


あゆさん。
本当に、数と質。
ですね。
消費税もいよいよ、、、と言う感じ。
本当に油断できません。
これからも大いに書いていきましょうね!
では、、、またね。

投稿: せとともこ | 2008.06.19 13:47

 この問題は桝添厚労大臣が幾ら頑張っても解決するものではありません。
 2009年度の予算編成で、社会福祉費を2200億円削減するという、小泉サンの置きみやげを踏襲するのですから。何をか況やであります。
 矢張り政権交代で、予算のゼロベースからやり直す必要があります。
 さて、お許しが出たところで、「ひとりよがりの人生」からその一端を語ろうと思います。殊にワーキングプアーと呼ばれる人たちには、参考になると思われますので、「ネットカフエー」で暮らす人たちが見てくれると良いのですが・・・・・。

 私は1936年(昭和11年)に大阪の此花区(現在は福島区)で生まれ、三歳のとき、父が結核の病で倒れ、出身地の網野町へ帰り、養生している間、京都の親戚で母親と過ごしました。
 親元は典型的な小作農家で、父は長男でありながら祖父の反対を押し切って、尋常小学校を卒業するやいなや、京都の東山中学へ進学、今のアルバイトと奨学金を貰い、同志社商業(現、同志社大学商学部)へ進み、苦学の上肺結核になってしまいました。卒業と同時に大阪の和光証券へ就職、そして京都の女学校にいた母と結婚、二児をもうけましたが弟は死産に終わり、私が四歳の時に亡くなりました。

 余り詳しく申すと差し障りがあるかも知れませんので、今日の所はこれくらいにします。(つづき)

投稿: hitoriyogari | 2008.06.19 16:48

こんにちは。

ひとりよがり人生記。
凄い。
続きが楽しみです(^.^)
それにしても、
ここに書くのは勿体ない。
あのぅ、、、
別枠でまとめましょうか???

出版のはこびとか、、、にならないでしょうか???

どうなんでしょう。

投稿: せとともこ | 2008.06.20 15:15

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