だれが源氏物語絵巻を描いたか
先に喜撰法師を書いたので、
次は源氏物語絵巻について、ちょっと書きます。
だれが源氏物語絵巻を描いたのかと言う本があります。
中身についてはネタバレになるので多くは書きませんが、
なかなか面白い本でした。
何が面白いかというと、
男絵、女絵の説明が面白かったのです。
「女絵」という言葉の初出:『蜻蛉日記』だそうです。
〜〜〜をかしげなる女絵どもの、恋する男の住まひなど描きまぜ、山里のをかしき家居など、心々に世のありさま描きたる〜〜〜〜
そして、この女絵、題材は恋愛。
手法は、有名な「引目かぎ鼻、吹抜屋台 」。
心理的描写を主として、もののあわれや、たゆたう人々の情感が描かれているそうです。
この特色は、
今の少女マンガに伝えられる、
と、言うことだそうですが、、、
さて、
私も、この本を読むまでは、絵巻は、ほんの挿絵くらいのものだったのですが、
なるほど、、、
こう言う観点から絵巻を見ると、源氏物語そのものが、さらにイキイキとしてくると、
思ったのです。
いつものことながら、
知らないことばかりで、驚かされることばかり。
だからこそ、
楽しみながら、ドキドキ、ワクワクと、新しい何かを見つけていこうと思っています!
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