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2008.08.31

水戸戦

昨日8月31日の第33節水戸戦。
勿論、応援に行きました。
笠松運動公園陸上競技場で午後6時キックオフ。
雨を心配して、昨日はなんと豪華、贅沢にも屋根のあるメインスタンドで観戦。
屋根だけでなく、水戸黄門御一行が出迎えてくれるという嬉しい公式ホームページのイベントを見て、こりゃメインスタンドに行こうと決意。
「人生楽ありゃ苦もある」黄門様。
お会いしたいよ〜〜〜〜

と、言うことで早くから家族全員で水戸に向かいました。
天気を気にしつつも、、、

そして、
スタジアムについて。
メインスタンドにまで歩いていくと、いました。いました。御一行が。
皆さん、写真をとっています。
勿論、私も大燥ぎ。
水戸の方々も「どうぞ、一緒に写ってください」と言って下さいました。
「えっ、私、広島ですが、、、、」
「あっ、大丈夫です。ご一緒に。
此方は葵ですから」
と言われ、私は「こっちは毛利です」と切り返したが。
それでよかったのだろうか?
毛利と徳川か、、、、


それから水戸スタジアムご自慢のグルメと、なぜか私だけビールを飲んで(夫は飲んでいる私を羨ましそうにみています)キックオフ前に出来上がりました、、、ハッハッハ。

そうこうするうちに待っていたキックオフ!!!!
がんばれ〜〜〜〜〜〜
がんばれ、、、
ぎゃーーーー
きゃ=====
と相変わらず静かに(はっはっは)応援。

が、
が、
あらあら、早々に先制されました。
うううう〜〜〜ん、
これはイカン。
気合いだ、、、、、
と、さらに応援。
きゃ〜〜〜〜
ぎゃ=======
いけぇ〜〜〜〜〜〜
そして27分、中盤でボールを受けた森崎浩シュート→ゴ〜〜〜〜ル。
1−1.
俄然、盛り上がります。
その後、佐藤寿人、柏木ようちゃん、また最後に寿人と3点をいれて、
4−1で勝ちました。
よかった!!!
とくに寿人は来週の日本代表に選ばれているので、よい弾みになったのではと思います。
試合後は寿人コールがなりやみませんでした。
寿人。
がんばれ!!!!

私もうううう〜〜〜んと近くから「ひさとぉおおおお」と叫びました。
手を振ってくれたのですが、多分、周りにいる皆は自分に振ってくれたのだと信じています。
勿論、私も。
「うわっ〜〜〜ヒサトが手を振ってくれたぁああああああ」
と。
呆れて見ている夫と子ども。
まぁまぁと、私。

こんな熱狂に包まれ、
雨にも幸いにしてあわず、昨日は充実した観戦をすることができました。

水戸のみなさん、とくに御一行さま。
本当にありがとうございました。
まだまだ試合は続きます。
お互いに頑張りましょうね。

次は岐阜です。
目が離せません。
応援しているよぉおおお

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8月も終わりかぁ、、、

アッという間に8月も、もう今日が最後の31日。
はやぁい、、、

皆さんは、この夏はどの様にお過ごしでしたか?
オリンピック?
高校野球?
サッカー?
スポーツが満載の嬉しい夏でした。

一方、悲しく辛い出来事もありました。
アフガンで犠牲になられた伊藤さん。
ニュースに接した時は声もありませんでした。
「なぜ?どうして?なんのため????」
頭の中を声にならない声、思いにならない思いが駆け巡り、どうしようもありませんでした。

やっぱり、
なぜ?

そして、
こんな事態を二度と起こさないためにどうする?
と、考えは巡ろうとするのですが、やはりガランドウのように空しいです、今の私にとってこのニュースは、
本当に辛いものです。

遅くなりましたが、伊藤さんのご冥福、心よりお祈りいたします。


さて、もう一つの夏は「大雨」。
これは、いったいなんなの?
と、いうくらい、各地に被害を出しています。
熱帯のような雨がジャンジャン、バンバン、ドシャドシャ降ります。
それも、急に、ドカッとやってきます。
鳴り物入りで、ピカピカ・ドンドン・ジャラジャラ・ざざ========
です。

こんな夏。
私はリアルが大忙しでネット環境にいなかったのですが、
また、パソコンの前に戻ってきましたので、
これから思いつくままに、
思いつく限りを、
そして、
思いに願いを込めて書きたいと考えています。

と、言うことで第一弾は、そりゃサンフレッチェから。
次の記事は水戸戦です。
では、、、、

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2008.08.18

秋の田の

万葉集巻ニ
但馬皇女が高市皇子の宮にありながら、穂積皇子を思ってお作りになった歌一首
114 秋田之 穂向乃所縁 異所縁 君尓因奈名 事痛有登母
読みは、
あきのたの ほむきによれる かたよりに きみによりなな こちたくありとも
意味は、
秋の田の稲穂が一方に偏って靡くように、私もあなたに寄り添いたいわ。人の噂がうるさくとも。


先のエントリーでも書きましたが日本の風景としての田圃を詠んだ歌は65首。
秋の田が16首。
田が10首。
田居が8首。
早稲田が5首。
その他、小田、山田などなどがあります。
秋の田と言えば、天智天皇が有名です。
〜〜秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ〜〜
まぁ、百人一首の一番めだから、すぐに覚えるお馴染みさんです。
と、言うことで今日は天智天皇には失礼をして、
但馬皇女が主人公。
但馬皇女。
なかなか恋多き人だったのでしょうか?
万葉集では上の歌に続いて2首があります。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
穂積皇子が勅命によって、近江の志賀の山寺に遣わされた時、但馬皇女がお作りになった歌一首
115 遺居而 戀管不有者 追及武 道之阿廻尓 標結吾勢
読みは、
おくれゐて こひつつあらずは おひしかむ みちのくまみに しめゆへわがせ
意味は、
ひとり残って恋いこがれていないで、あなたを追って参りましょう。道の曲がり角に道標をつけておいてくださいね、愛しいあなた。

但馬皇女が高市皇子の宮にありながら、密かに穂積皇子と通じ、その事が露見した時にお作りになった歌一首
116 人事乎 繁美許知痛美 己世尓 未渡 朝川渡
読みは、
ひとごとを しげみこちたみ おのがよに いまだわたらぬ あさかはわたる
意味は、
人の噂がうるさく煩わしいので、これまで渡った事のない朝の川を渡ることですよ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と、言うことで人妻でありながら恋したう人に熱き思いを素直に伸び伸びと詠った但馬皇女。

その後、巻8では穂積皇子の歌も載っています。
これでは、夫の高市皇子があまりに可哀想な気がするのですが、
実際の所、高市皇子と但馬皇女が夫婦だったかどうかは定かではない、養女だったのではという説もあります。

いずれにしても、折々の自然がもたらす妙と、
自分の中の内在する思いを巧みに表現する万葉人の歌に接する度に、驚きと感嘆で一杯になります。


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食料自給率

今更ながら思うのは日本の風景は田園だと言うことです。
とくに暑い夏は田んぼの近くに行くと涼しい風が吹いてきて、ホッとします。
日本のどこに行っても見ることができた田舎の風景が、
次第に消えていっとのはいつ頃からなのでしょうか?
気になる食料自給率については、過去に日本の農業
WTOと日本の農業などでも書きましたが、深刻です。
農水省は二〇〇七年度の食料自給率(カロリーベース)は40%と前年度から1ポイント上昇したと好意的に評価しています。
勿論、ポイント上昇は喜ばしいことですが、これは何も政策がうまくいっていることの証というわけではありません。
先月の終わり、農民連(農民運動全国連合会)の白石淳一会長が、ジュネーブで開かれているWTOの閣僚会合で農産物輸入拡大の交渉議長案が出ていることについて以下の様に述べました。
「日本農業に重大な打撃となる案だ。食料自給率向上をいう政府は断固拒否せよ」と。

このWTO交渉議長案とは、いっそうの農産物の輸入自由化を迫るもので輸入関税について、一定水準以下に削減するというものです。

つまりアメリカの圧力のもと輸入自由化を受け入れ、農産物の全体の関税は12%と低くなっています(コメ、小麦、酪農品のような、関税率が100%を超える農産物も少しはある)。
今回の議長案は、「重要品目」として関税100%以上の高関税で保護するものを一定残してもよいが、低い関税の輸入枠をもっと増やせというものです。
出席した若林農水大臣(当時)はジュネーブ会合での提案受け入れを表明ました。
これは農業を守る路線から大きく逸脱したものです。
日本で生産される食べ物に変り、外国産のものがドンドン入ってくるということです。
食料自給率41%。
ため息ですねぇ〜〜〜
主要国の食料自給率は直近の03年の資料では、
米国128%、フランス122%、ドイツ84%、イギリス70%です。
これに比べても日本が如何に先進国の中でも異常から明らかです。
80年代後半には50%を割り込み、一路低落です。

 
自給率「1ポイント上昇」と言うことで、就任したばかりの太田誠一農水大臣は「大変心強い兆候だ。この状況が続くように頑張っていきたい」と述べました。
本当に、そうです。
が、
実際の政策でも自給率上昇するようなものを望みます。
現実にはどうしようと考えているのかと言うことで、経済財政諮問会議を見るならば、
あらあら、本当に日本の農業を守ろうとしているのでしょうか?悩みます。
農地規制の見直しなどによる「企業型農業経営の拡大」を軸とした「農業改革プラン」を年内につくるとしています。
いいですか、もう一度。
「企業型農業経営の拡大」を軸とした、、、、です。
「企業型農業経営の拡大」かぁ〜〜〜
うううう=====ん。
悩みます。

利益中心の企業が農業に???

この問題、まだまだ見ていく必要がありそうです。
今日はここまで。

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サンフレッチェ広島と甲府戦

このところネット環境にいなかったので更新が滞っていました。
書きたいこと、書かなければいけないことは沢山あるのですが、、、
が、
まずはサンフレッチェ広島。

第31節甲府戦。
応援に行って来ました。
感想はうううう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。
です。
もう一回。
ううううううううううううう〜〜〜ん。
この「う」と「〜」に思いを一杯こめています。

ガック↓
でした。

と、まぁ、まずは自分の感想を書いたのですが、
試合の全般について書くならば、
久々のストヤノフと周りがあっていなかったのかなぁ、、、と感じました。
とにかくミスが多いなぁと思いながら観ていました。
一人ひとりは頑張っているのですが、どうもあっていない、という感じ。
それに比べて甲府は切れまくっていました。
パスは繋がるし、走るし、蹴る。
甲府の守りは固く、容易に攻め込めない広島は遂に甲府に2点をとられました。
後半に楽山のオフサイドゴールがあり、一瞬は湧きました。
また青山のゴールも見事!!!
と、思ったのですが残念ながらゴールは認められませんでした。
かさねがさね、残念。

と、言うことで結局0−2で負け。

試合が終わりストヤンがサポーター席に来て、両手を合せて「みなさん。ごめんなさい」ポーズを何回もしました。
何回も。
それまでは負けでガッカリしていたサポーター席も、
ストヤンの一生懸命、ごめんなさいポーズにみんなは思わず「次、がんばれ!!!」コールが湧きました。
ストヤノフ、本当に一生懸命プレーしていたのですが、久々の試合でちょっと感覚が戻っていなかったことは事実です。
本人が一番、悔しい思いをしているのでしょう。
サポーターのみんなもそこはしっかりと分かっているので、
「次、頑張れ」コールになったのです。
負けた試合でううう====んと悔しいのですが、そんなストヤンの一場面をみて、心がホッとしたものです。
そうそう、心がホッと言えば甲府のスタジアムは、試合前にアウェーのチームのサポーターに表敬する場面がありました。
あれって、いいですね。
相手への敬意って、とても気持がいいものだと思いながら見ていました。
甲府の選手、サポーターの皆さん、とても気持ちよく試合観戦できました。
ありがとうございます。
私は帰りに甲府サポーターから声をかけてもらい、
「ともにJ1にいけたらいいね、、、」と会話を致しました。

さてさて、、、、
次は福岡戦。
これまた楽しみです♪
応援しています!!!

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2008.08.14

防衛省設置法等改定案

防衛省設置法等改定案が浮上。
防衛省設置法の最終改訂は今年の4月です。
さて今回、政府が狙っている改訂の中身は、
陸海空自衛隊ごとにある情報保全隊を統合して「自衛隊情報保全隊」を新設する内容が含まれていることが重要で、なおかつ注目・注意すべきことではと考えます。

自衛隊情報保全隊かぁ〜〜〜〜

ううう〜〜〜ん。

情報漏えい防止と、自衛隊に対する外部からのスパイ工作を防ぐためと防衛省は説明しています。

うううう〜〜〜ん。

これは以前から各方面で取り沙汰されていますが国民の監視です。

思い出すのは昨年のこと。
反戦平和や生活改善にとりくむ国民を監視していたことです。
 
この問題、あまり知られていないしマスコミでは当然、オリンピック一色(時々、オセチアが出ますが、ほんのちょっと)。
この隙といったらなんですが、大きな法案が秘かに成立を狙っているということに注目。
目を離してはなりません。

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フェンシング銀メダル

オリンピック、目が離せません。
北島選手で騒いだ私。
サッカーはうううううう〜〜〜〜ん。言葉がありません。
本当は、罵りの言葉なんか言いたいのだが、そんなことを言っても空しいから、やめたぁ〜〜〜

と、言うことでプラス思考。
昨日は初めてフェンシングを見ました。
ルールはさっぱり分からないので、何がどうしてどうなったのか???
さっぱり。
ただ結果として
太田雄貴選手が銀メダルを獲得し、この競技で日本に初めてのメダルをもたらしたということはわかりました。
よかった〜〜〜〜
普段知らないスポーツを見ることが出来て、オリンピックって本当に面白い。

まだまだ続くスポーツの祭典。
楽しみです

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2008.08.12

和泉式部と赤染衛門

北島選手の金メダル。
時間を追う毎に感動、感激が増してきます。
北島を語るとき、並び語られるのは宿命のライバルハンセン選手

成功物語、サクセスストーリーに用意されているのがライバルの存在です。
圧倒的に力のある万能選手は物語にはならないのでしょうか?
挫折して苦労して、そしてすぐ前を歩いている強力なライバルの姿に励まされて成長する主人公の姿に感動するということか、、、

こうしたライバルについて思うとき、私が何故か思い出すのは平兼盛と壬生忠見。
以前選ぶということと言うエントリーを挙げたことがあります。
アテネオリンピックでの馬術選考が不透明であったことを受けての記事です。
そこで選ぶことの難しさとライバルについて書きました。

と、言うことで今日はライバルについて遠く昔に遡り、
女流歌人、赤染衛門和泉式部について書こうと思います。

無名抄「式部赤染勝劣事」で有名になったこの二人のライバル。
実はこの二人、後に伝えられるようなライバルというわけではなく、友人として交流深かったそうですが。
優しくてそつなくて誰にでも好かれて如才のない赤染衛門。
対して歌の才能は抜群ながら恋多き女とされた和泉式部。
紫式部は日記にも「けしからぬ方こそあれ」と和泉式部の人柄を批判しています。
が、その紫式部も和泉式部の才能については「面白うかきかしけれ」と認めています。
『拾遺和歌集』の歌と言う記事に以下の下りがあります。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
四条大納言に、子の中納言の「式部と赤染といづれまされるぞ。と尋ね申されければ、「一口にいふべき歌よ
みにあらず。式部は、ひまこそなけれあしの八重ぶきと、詠めるものなり。いとやんごとなき歌よみなり」とあり
ければ、中納言は、あやしげに思ひて、「式部が歌をば、はるかに照らせ山の端の月と申す歌をこそ、よき歌
とは、世の人申すめれ」と申されければ、「それぞ、人のえ知らぬ事をいふよ。くらきよりくらき道にぞ、といへ
る句は、法華経の文にはあらずや。されば、いかに思ひよりけむとも覚えず。末の、はるかに照らせといへる
句は本ひかされて、やすく詠まれにけむ。こやとも人をといひて、ひまこそなけれといへる詞は、凡夫の思ひ
よるべきにあらず。いみじき事なり」とぞ申されける。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ここで無名抄の鴨長明は、貞頼もおそらく感じたであろう
藤原公任の和泉式部評にいささか疑問を呈しています。

「くらきよりくらき道にぞ入りぬべき遥かに照らせ山の端の月」

ううううう〜〜〜ん。
読み込むほどに素晴らしい。
ダイナミックな構図と大いなる自然の前に立ち往生する人間。
冥いならば冥いでいいではないか、
その道を進むしかない。
ずっとずっと彼方には月がある。
ならば照らしてくれ、月よ。
ただ見ているだけでなく此方に光を与えてくれ、、、、

和泉式部の渇きにもにた貪欲が感じられ、
この貪欲こそ公任が畏れたものでもあったのでしょうか?
もう一度。
「くらきよりくらき道にぞ入りぬべき遥かに照らせ山の端の月」


一方、心やさしい赤染衛門。

「踏めば惜し 踏までは行かん かたもなし 心尽くしの 山桜かな」

いかにも衛門です。
山桜が山道一杯に落ちている。踏むのももったいない気はするし、かといって踏まなければ先には進めない。さて、どうしようかしら。
この逡巡は何も山桜を目前にしたときの思いばかりではない。
赤染衛門というその人なのだとつくづく感じさせます。
こうした古来の優しさ、風流をもった衛門は多くの人の心をつかみ、それは公任も例外ではなかったのでしょう(紫式部も)

「かはらんと祈る命は惜しからでさても別れんことぞ悲しき」
有名な歌です。子を思う母の気持、迫りますね。
「雲のうへにのぼらんまでも見てしがな鶴の毛ごろも年ふとならば」
産まれた曾孫のゆくゆく幸せを素直に祈っています。


和泉式部と赤染衛門。
対極に合った二人。
二人の歌をちょっと触れただけの私ですが、
いつのまにか絵巻の中に巻きこまれ、香しいかおりと風雅な思いで、なんとはなしに心焦りました、、、、
「夢や夢うつつや夢と分かぬかな いかなる世にか覚めんとすらん」と衛門が詠んでいる声が聞こえるような、、、

いかなるものも夢か、はたまたうつつか、、、

人はすべからく、
くらきよりくらき道にぞ入りぬべき遥かに照らせ山の端の月
と願い、おのれの無明を知る。
そして、
夢や夢うつつや夢と分かぬかな いかなる世にか覚めんとすらん
なのかもしれない。

そんなことを思いつつ、綴ってみました。


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2008.08.11

流星と火星と本などなど、、、

今年もやって来ましたよ♪
ペルセウス座流星群
極大は8月12日ごろで、月が沈み放射点が高くのぼる夜半過ぎが観察に適しているとのこと。
楽しみです!!!
2005年の記事では、枕草子を引用して流星をよばい星と呼んだ昔を紹介しています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「星は すばる。ひこぼし。ゆふづつ。よばひ星、すこしをかし。尾だになからましかば、まいて。」
(枕草子より)

これについては少々おもしろい話がありますので、
興味のある方は「枕草子」の中の星世界というサイトをご覧ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 よばひ星は一般には流星のこととされます。
 「尾をひかなければいいのに」という文で、清少納言が流星と彗星を勘違いしていたという説と、よばひ星とは彗星のことであったという説もありますが、私はよばひ星は流星として、尾とは流星の残す光筋や痕を差し、当時流星は夜這いをしたい男性の気持ちから生まれると考えられていたことから、「尾を引いて人の目にとまることがなければいいのに」という、当時の女性感情の表れではないか、と考えています。
(上記サイトより引用)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


男女の愛が細やかに映し出される時代。
花に、風に、そして星に思いを託したのでしょうか?

さて、今年も天文ニュースは新しい情報で満載です。
が、やっぱり一番のニュースは火星の水でしょうか???

火星の土壌中に猛毒の過塩素酸塩を発見かなんてニュースが届くと、ちょっとガッカリ。
生物が生きている可能性を秘めた赤い星!
と、言うのがロマンあふれ素敵だったのに、、、
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
過塩素酸塩の存在だけでは、火星の生命の有無について何ら確証を得ることはできない。

過塩素酸塩は天然に存在するが、強力な酸化剤として人工的に合成され、ロケット燃料や爆薬などにも広く利用されている物質だ。NASAでは今後、過塩素酸塩が地球から持ち込まれたものなのかどうかも含め、詳しく検討するという。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と、上記ニュースが伝えているのですが、
生物の存在もさることながら、過塩素酸塩が地球から持ち込まれたものとしたら、これはこれで悩んでしまいますね、、、
うううう〜〜〜〜ん。

今後の調査が待たれます。

でも、やっぱり最後に、
火星に生物がいたら楽しいな〜〜〜〜

ほらほら石川啄木だっけ?
夢で火星人にあったという楽しいお話。
火星人の芝居
すぐ読むことができる短編。
まだ読まれていない方はお時間がありましたら是非どうぞ。

それとも松本零士の世界か?
あるいは、火星のタイム・スリップか?
フィリップ-K-ディックの代表作とも言われるSF。
私はディックはあんまり得意ではないのだが(どちらかというとホーガンが好きです)

いずれにしても、
夜空に輝く赤い星は人々の心をおだやかならぬものにするにふさわしく妖しげで魅力あります。

おおおお〜〜〜い。
火星人!
いるなら返事しろよ、、、、

と、言いながら、今年もまた流星群がやって来る。

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消費者はやかましい?

食の安全「国民がやかましいから徹底」 太田農水相発言と言うことで物議を醸しています。
そりゃそうですよね、、、
「国民がやかましいから徹底」 ????
おいおい、
国民が煩くなければ、騙してだまして、だましぬく積もり?
と、聞きたくなる発言ですね。

後知恵では、
「やかましい」という発言の趣旨について、太田農水相は番組出演後、「やかましい」という発言の趣旨について、太田農水相は番組出演後、「消費者が正当な権利を主張できる民主主義の国という意味で使ったもので他意はない」とのコメントを出したと、上記ニュースは伝えますが、、、

「消費者が正当な権利を主張できる民主主義の国」かぁ〜〜〜〜
確かに、
冷凍餃子、
生産地偽装、
消費期限偽装、、、、
偽装、偽装、偽装、、、
もう、こんな偽装はごめんです!!!
と、声を出すことは正当な権利です。

食の安全は、何にもまして生きる上での基本です。

BSE
私たちは声に出しました。
食料自給率、
危惧を表明しました。

何回も何回も政府に嘆願しました。
しかし、声は届かないことが多かったのです。

なるほど。
「やかましい消費者」の声なんて聞く必要はない。
と、排除されていたのでしょうか???


あまりの本音に、しばらくは声もでなかた私ですが、
冷静に時間をおいて、この発言の無鉄砲さを弾劾していくことが大切と考えます。

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北島 金メダル

きたじ〜〜〜〜ま

きたじま、、、、

どれかわかんないけれど、とにかくきたじまぁああああああ


もう絶叫マシンの私でした。

北島、金メダルでしたね!!!!!

嬉しい。
よかった!!!!

そしておめでとうございます。
北島選手。

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2008.08.10

グルジア問題

北京オリンピック。
ついに始まりました。
私も夜中の一時まで開会式の模様を観ていました。
ため息、、、
ため息、、、
ため息の連続。
凄いですね、、、
やっぱり中国。
人海戦術です。


と、言うことでスポーツと平和の祭典が始まったばかり。
なのに、
不穏な動きがあって、心ザワザワです。
南オセチア、、、
どうなるのでしょう。心が痛みます。

そもそもは2003年の「バラの革命」。
サーカシビリ大統領による親米政権が誕生して以来、対ロ関係が悪化してきたと言われています。
うううう〜〜〜〜ん。
知れば知るほど、難しい民族の問題。
例外ではありません。
グルジア領の南オセチア自治州は、隣接するロシア領北オセチア共和国への編入を求め、独立を要求。
それに対し、サーカシビリ氏は「ロシアは分離独立派を支援している」と非難し、米軍の軍事訓練を受けたグルジア軍が分離独立を主張している同自治州やアブハジア自治共和国と軍事衝突を繰り返し、今日に至る、、、とのこと。

うううう〜〜〜ん。
難しい。

北大西洋条約機構への加盟でもロシアと対立。
一方、ロシアは今年の5月、独立国家共同体平和維持軍の増派部隊として、アブハジアに派兵。
グルジア側は当然、国際法違反だとして反発。


ううううう〜〜〜〜ん。
本当に難しい。

こういったときの国連安保理。
安保理が緊急協議 声明めぐり平行線と言うことで解決が見えません。

本当に、ほんとうに辛い。
一刻も早い解決をと願いながらも、
民族の問題は、表面だけをなぞっても禍根を残すだけ。
あああ、、、
どうしたらいいんだろう。
どのような解決策が一番いいのか。

ため息つき、胸をかきにじられるような思いで、
このニュースを見ています。


 

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昨日はナガサキの日

昨日はナガサキの日でした。
6日のヒロシマに続いて、戦争反対と平和への思いを新たにする私です。
平和への誓いと言うエントリーは2005年のものです。
その日私は同時に何故私がイラク戦争に拘るかと言う記事も書きました。
2003年3月開戦のイラク戦争が、泥沼化した状況で、どこをどのように修正すればいいのか皆目検討がつかない中での平和式典でした。

長崎の日と言うタイトルでエントリーを挙げたのは2006年8月9日。
大阪地裁と広島地裁での原爆症認定集団訴訟の勝利判決について書いています。
この判決が被爆者を大きく励ましたこと、次への闘いについて述べました。

昨年の8月9日は伊藤前市長の死と久間さん「しょうがない発言」について書きました。

今年は「NGO(非政府組織)との共同の努力が注目されたことを記しておこうとおもいます。
マレーシアでは「若い世代のために原爆展をおこなう」、
エジプトでは「大会参加は、共通の目標である核廃絶を達成する私たちの決意の表れだ」と意志表明をしてます。

2000年、4月の核不拡散条約(NPT)再検討会議が光りつつあります。
核保有国も含めて合意した「核兵器完全廃絶の約束」を実行させるために今、力をあわせようとしています。
(残念ながら05年のNPT再検討会議では、ブッシュ大統領が核兵器廃絶を議題とすることに反対。)

次のNPT再検討会議が開かれる2010年を、核兵器廃絶への転機としようと、
世界の人々が立ち上がりつつあるということでしょうか。
「すみやかに核兵器禁止・廃絶条約の交渉を開始し、締結すること」を求める「核兵器のない世界を」と言う新署名が集められています。
 
大きなうねりが起きようとしているのです!!!
是非、ぜひ署名をお願いいたします。

平和を考える、願う日はずっとずっとずっと続くのです、、、、、

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2008.08.08

ジョー・オダネル

ジョー・オダネル。
母国の原爆投下について告発したカメラマン。
彼の写真はFrickrに上がっています。
昨日、NHKスペシャル解かれた封印
〜米軍カメラマンが見たNAGASAKI〜
放送後、またたくまにFrickrにコメントがつきました。

ジョー・オダネル。
私にとって、その人の写真が訴えるもののあまりの大きさに言葉はありませんでした。
ただ最後は涙、なみだ、、、なみだ。
気がついたら涙で終わっていました。
何が悲しいのか?
と、問われれば、とにかく悲しい。
何に怒っているのか?
と、自分に突き詰めれば、とにかく怒っている。
戦争に。

なぜ?
なぜ?
どうして、、、、

どうしてひとはこれほどにもおろかなのか。

どうしてひとはこれほどにもむりょくなのか。

自問自答。
答えを求めながらも思いの中に沈んでいくのです。


仮に、かりに、この報道に救いがあるとしたら、
やはりジョー・オダネル、その人の言葉。
「小さな石でも波紋は広がっていく。誰かが続けば、さらに広がっていく」。
そして、彼は平和を、笑いを実感できる時代がくる事を信じていた、、、

こうした時、私はいつも思い出すのはユリウス フーチクです。
フーチクその人と言うよりは、フーチクを支えた名もない庶民、その庶民の平和へのささやかでひたむきな思いです。
大それた事なんてできない。
でも平和を信じ、平和のために闘った人々があったことを伝える事は私にもできる。
そしてまた、そのような働きをしていけたら、どんなにか幸せであろうか、、、と思うのです。

ジョー・オダネル。
その人が封印したもの。
そして自らの手で開けたもの。
その重みを思いながら、今、書いています。

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2008.08.07

最低賃金15円アップって?

最低賃金引き上げ、目安15円にと言うニュースをみました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
最低賃金の引き上げ目安を決める中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)は6日、現在全国平均で時給687円の最低賃金について、引き上げ額の目安を時給15円にするとの答申をまとめた。昨年の14円を上回り、2年連続で2ケタの引き上げになった。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ううううう〜〜〜〜ん。

もう少し中身を検討。
上げ幅は4段階に分かれ、東京など5都府県がAの15円、
埼玉など10府県がBの11円、
北海道など16道県がCの10円、
青森など16県がDの7円。
また生活保護基準との逆転現象も考量とのこと。
つまり改正最低賃金法を受けて、最低賃金が生活保護費を下回る「逆転現象」がある12都道府県については上積みを求め、2〜5年以内に解消するよう指摘。
最低賃金と生活保護水準との差額は、神奈川が89円、東京80円、北海道53円、埼玉41円。
ただここで問題なのは、指標としている生活保護基準の取り方が自治体によって違う事です。
支給額が高い県庁所在地を外して県平均値を使ったうえ勤労控除を除くなど、生活保護水準を低く抑え込んでいるのが実態です。
いわば、現実には、すべての地域が生活保護を下回っているのです。
この点をしっかりと見ていく必要があります。

なにしろこの6月には、
「成長力底上げ戦略推進円卓会議」(政府と労使代表で構成)が、最低賃金2012年度までに小規模事業所の「高卒初任給の最も低い賃金」を目安に引き上げることで合意しているのです。
昨年11月に成立した改定最低賃金法は「生活保護との整合性に配慮する」との規定が盛り込まれ、今年の7月から施行。

そして賃金は上がらないのに税金や保険料の負担が増え、諸物価は高騰という現実にぶちあたっています。
野田聖子・消費者行政推進担当大臣は「賃金が上がっていないということが一番問題」と指摘しています。
また、与謝野馨・経済財政大臣は「正規雇用と非正規の賃金格差も考えないといけない」と言います。
政府も賃金を上げる事の急務を認識しながらも、
実際にという段になると、いろんな口実で渋ります。
が、
が、、、
もう、渋っていられる段階ではありません。
国民はもうスレスレのところ、ぎりぎりの線で頑張っています。
せめて最低賃金時給1000円の線まであげる事は国の責務と考えます。
 

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草木染め

今日、友達数人と草木染めをしました。
たまねぎ生葉藍染めに挑戦。

沢山のタマネギの皮をボールに入れてフーフー言いながら煮だしたり、
藍の生葉をジューサーで砕いてから絞ったりと、、、、
なかなか楽しい体験でした。

出来の方は、みんなそれぞれ個性的。
でも自分の作品っていうのは嬉しい。
ワイワイ言いながらスカーフを首に巻いてゴキゲン。
自然の色というのはやさしくて上品で艶やかだと改めてみんなで感心しました。

今までは何気なく見ていた藍染めですが、自分で染めてみて、その手のかかることを体験して、
初めて、そのありがたさがわかった次第。
やっぱり「ものつくり」は大切に守り次代に伝えることが必要だと思いました、、、

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2008.08.06

オリンピックの影で

先の記事では、オリンピック開催にさいしてのテロの許しまじき野蛮な行動について書きました。

で、今度は、
そもそもの北京オリンピックについて。

昨日(8月5日)放送の報道ステーション“すべて北京に運べ”水を奪われる農民たち“水と緑豊かな五輪”の影で”を見て、考えてしまいました。
「こんなことならオリンピックなんて無くてもいいんじゃないか?」と。
一体、なんのためのオリンピックなんだろう???

そういえば、いつもの内田さん。
北京オリンピックに思うことと言う事で書いちゃってくれています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「中国人が北京オリンピックで失うものは、日本人が東京オリンピックで失ったものの10倍規模になるだろう」と予測している。私の実感もそれに近い。
中国の人々が北京オリンピックで失うものは私たちの想像を超えて巨大なものになるだろう。
こういう国家的イベントによって失われるものは「かたちのあるもの」ではない。むしろ、「かたちのないことが手柄であるようなもの」である。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と述べ、これより内田さんは精神論へと進むのですが、
私は、先の報道を見て、「いえいえ形あるものでも十分失っていくと思います」と見えない内田さんに語りかけました。
内田さんは、オリンピックを機に北京から中国の前近代性をはしなくも露呈するような要素は一掃されるのであろうと書いていますが、
はしなくも露呈された要素とからみあって、さらに別の貧困や格差が出てくるのではないかと私は思います。

「中国の前近代性をはしなくも露呈するような要素」に対する哀惜と懐旧の気分もまた一掃されるのだとしたら、私は中国人に対して、その拙速を咎めたいと内田さんは、日本の軌跡を振り返り、
得たもの、失ったものの哀惜と懐旧から危惧しています。
が、
哀惜や懐旧さえも飲み込むくらい大きな亀裂がうまれるのではと私は心配です。
そして、これは、中国だけの問題ではなくオリンピック開催国が抱え込む問題、矛盾ではないかとテレビを見ながら考えました。

日本も東京オリンピック構想なんかで石原さんは地面に有害物質がたっぷり溶け込んでいると言われる豊洲に築地市場を移転する計画をたてています。
ここでも大きなものを犠牲にしようとしています。

華やかなオリンピックの成功のために、
なんと多くのものが目に見えて犠牲になっていくのだろう???
そんなハリボテのような華やかさを求めて私たちはオリンピックを見ているのではない。

菜根譚は教える。
「衰颯的景象、就在盛満中、発生的機緘、則在零落内」
読みは「衰颯(すいさつ)の景象(けいしょう)は、すなわち盛満のうちにあり、
発生の機緘(きかん)は、すなわち零落(れいらく)のうちにあり」です。
意味は〜〜〜ものごとが下り坂となる兆候は、隆々たる発展の絶頂において早くも現れてくる。
新しい成長への芽生えは、逆境のどん底の中から生じてくる。〜〜〜

華やかさの影にあるもの、
影から芽生えてくるもの、それは強烈なプラスのエネルギーでもあり負の遺産でもあるかもしれない、、、

と、言う事で、
今一度考える時かもしれない。
「オリンピックとは何か?」と。

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北京オリンピック前にテロ?

北京オリンピック開幕前日です。
いよいよ四年に一度のスポーツの祭典と言う事で、
見るしか出来ない私ですがワクワクしています。
が、
が、
が、、、
このところ伝えられるニュース、嫌ですね。

中国新疆ウイグル自治区カシュガルで4日に武装警察官16人が殺害された事件。
テロでしょうか?
中国当局は公式見解を発表していませんが、北京オリンピック妨害をねらったテロの可能性を視野に捜査しているとのこと。
そして警戒を強め警備も一段と強められたとのことです。

それにしてもテロ、許しがたい暴挙です。

歴史的、地理的な理由や原因はいろいろあり、新疆ウイグル自治区ではこれまで何度か、分離・独立を主張してきた組織はあるのでしょうが、それにしてもテロ活動は許せません。

この3月には、ウルムチ発北京行きの中国南方航空機に乗客が可燃物を隠して持ち込む事件があり、当局はウイグル独立派によるテロ未遂事件と断定。

また4月には公安省が、北京オリンピック妨害をねらったウイグル独立派「東トルキスタン・イスラム運動」(ETIM)のテロ準備を摘発したとして、45人を逮捕。

記憶に新しい7月21日の雲南省昆明市で起きた路線バス連続爆破事件。

オリンピックで多くの人々が集まる最中の凶行。
安全を信じ、スポーツを楽しむという目的で集う人々を危険にさらし不安に陥れ、
人々を管理と監視のるつぼの中に押し入れるようなやり方は受け入れることは出来ません。

世界の人々が交流することは、お互いの理解を深め、
考えを共有する足がかりになるものです。
平和であることを背景にしたオリンピック。
武力で平然と無辜の人々の安全を脅かすテロ組織を許せません。

安全と安心と平和のうちに北京オリンピックが行われることを願ってやみません。

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原爆63年目の日

何年経っても8月6日は「ヒロシマの日」。

私もブログを書き始めてから折りに触れ書いています、ヒロシマのこと、ナガサキのことを。
61回目の記念日
夾竹桃のうた
薄れていく記憶)。

就任後初めて被爆地を訪れた福田総理。
挨拶は「非核三原則を堅持し、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向けて、国際社会の先頭に立っていく」というものでした。

広島市で14万人以上、長崎市で7万人以上(いずれも同年末までの推計)の人命を奪い、
さらに生き残った人や捜索や救援のために入市した人、胎内被爆した人、人、人、、、
いまなお多くの人々が、入院や治療を余儀なくされています。

総理は言う、国際社会の先頭に立っていくと。
確かに、そうであってほしいと強く望みます。

キッシンジャー元国務長官やシュルツ元国務長官、ペリー元国防長官、ナン元上院軍事委員会委員長が「核兵器のない世界」のために行動を起こそうという声を挙げています。

原水爆禁止世界大会でも、2010年の核不拡散条約(NPT)再検討会議を控え、世界で核兵器廃絶の運動をどう強めていくかが話し合われ、世界に発信しようとしています。

こうした流れはもはや世界の世論となりつつあるのではと私は密かに期待しています。
ぜひ日本政府が率先垂範して国際社会を牽引していってもらいたいものです。

毎年、この時期に放送される被爆者の方々の実情。
私は広島に長く住んでいたので、知人や友人に被爆された方、胎内被爆の方が多くいらっしゃいました。
原爆症の認定裁判で闘っていらっしゃる方もいます。
ヒロシマは未だ「現在」です。
過去ではありません。
が、
未来にしてはいけない。
その思いを募らせることは一度や二度ではありませんでした。
政府は裁判で敗訴を重ねながら、あくまで被爆者と争うという態度をとり続けています。

福田さんは言う。
「非核三原則を堅持し、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向けて、国際社会の先頭に立っていく」と。
この言葉の重みをズシリと噛み締めて、
そして実行していただきたいものです、、、

今日8月6日は原爆63年目の日。

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2008.08.04

夕暮れの蝉の声を聞きながら

やがて死ぬけしきは見えず蝉の声

芭蕉が死ぬ一ヶ月前に詠んだ歌。
辞世の句とも言われていますが、果たしてどうなんでしょう?
それにしても私の住んでいるところは蝉が凄い。
蝉時雨とかそんななまやさしいものではありません。
朝から夜まで、
ミィ〜〜〜ンミンミン。
ジィ〜〜〜〜ジ。
凄いです。
確かに芭蕉ではありませんが、やがて死ぬとは思えないくらい元気に鳴いています。
でも7日の命。
と、言う事でその鳴き声を聞く人が儚さや無情を感じ、味わい、
そして己に引き当てたりするのでしょう、、、

だがしかし。
蝉はそんなの関係ねぇ〜〜〜
ではないかと思うのです。
ただ「ありのまま」なのだろうと私は思います。
ただありのままだから、
古来より蝉は歌に詠まれているのか???
(尤も空蝉として詠まれたり、羽の薄さで情を詠ったりとされていますが、、、)

源氏物語1000年。
源氏の中にも空蝉は出てきますね。
モデルはひょっとしら紫式部その人か、、、と言われている空蝉です。
====うつせみの羽(は)に置く露の木(こ)隠れて忍び忍びに濡るる袖かな=====

切ないですね。

と、言う事で元気に鳴いていても、抜け殻になっても、なにやら物悲しい蝉。
夏の真っ盛りに、陽中の陰を思わせます。
これまた自然の深い計らいか、、、

いずれにしても、
移り変わる自然とともに人もまた変わります。
歳々年々変わりゆくのなら、
あたり前を当たり前に受け入れるそんな生き様に憧れながら、
夕暮れの一段とせわしい蝉の声を聞いています。

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2008.08.03

赤塚不二夫さん

がんなんかに負けないニャロメ 知人が語る赤塚さん
赤塚不二夫さんが亡くなりました。
ご冥福をお祈りいたします。

赤塚不二夫。
私にとっては「天才バカボン」と「おそ松君」「ひみつのアッコちゃん」ですね。
「テクマクマヤコン テクマクマヤコン ○○になれ~」を一生懸命に覚えていた事を思い出します。

それとトキワ荘。
随分前にNHKで「まんが道」がドラマ化されたとき、
多くのまんが家が出てきました。
その中に赤塚さんもトキワ荘の住人として登場。
赤塚さんにとっても漫画家人生で大きな影響を得た時代だったのでしょう。

「テクマクマヤコン テクマクマヤコン ○○になれ~」
今、赤塚さんは天国で、何になろうとしているのだろうか???
思えば思うほどさびしくなりますね、、、

こうしてまた一人の天才が逝った。

心からご冥福をお祈りいたします。

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2008.08.02

米原潜、放射能漏れや火災

佐世保寄港の米原潜が微量放射能漏れ数ヶ月—CNNと言うニュースが出ました。
うううう〜〜〜〜ん。
嫌ですね。
たとえ、危害を及ぼす可能性は少ないとは言え、
嫌ですねぇ、、、
そういえば、
5月下旬に米原子力空母ジョージ・ワシントンの艦内で発生した火災の原因を調査していた米太平洋艦隊は、
7月30日(現地時間)、「無許可の喫煙」が火災の原因と断定し、同艦のダイコフ艦長とドーバー副長を解任しました。併せて、米海軍横須賀基地(神奈川県)への同空母の配備日程を「九月下旬」と発表しました。

これまた、唸るしかない。
「無許可の喫煙」が原因だそうです。

なんて言うのか、その杜撰さには怒りを通り越して呆れるばかり。
一歩間違えば核事故につながりかねない原子力空母。
そこで細心の注意がなされていると当然思っていたのですが、
「無許可の喫煙」で火災が起きました。
火災は12時間続き、乗組員37人が負傷、1人が重傷。
修理費用は約7000万ドル(約75億円)だそうです。

こんな不祥事があれば当然、受け入れ先(不祥事がなくても)は、
配備に不安を隠せません。
横須賀市では原子力空母の配備について、昨年と今年の2回にわたり、配備の是非を問う住民投票条例を求める署名が提出されています。
こんな地元の声、
福田内閣には届くでしょうか?

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どんな内閣になるのか?

「安心実現内閣」初の改造サプライズなしと言う事で昨晩から今朝は、テレビは改造内閣にジャックされました。
確かに、どの顔を見ても、変わらない。
が、別の顔ならいいか/と問われれば、やっぱり「うううう〜〜〜ん」と唸ってしまいます。
誰がやっても金太郎飴か。
まぁ、サプライズはなくてもいいのですが、国民の為になってもらいたいものです。

昨年9月の安倍さんの政権投げ出しを思い出します。
あれは悲しいほどにサプライズでした。
彼には国民はなかったのでしょうか?
あんな無責任な形で政権を放り投げ、、、
そして出来たのが現内閣。
発足いらい内閣支持率が下がりに下がり、、、
それは小泉さんや安倍さんの「負の遺産」の評価でもあったのですが、
それでも洞爺湖サミットは福田さんの指導力の無さを露呈しました。

福田さんの思惑は8月末には臨時国会を開き、
インド洋での給油継続法案を成立させ、
来年度予算成立後の衆院解散・総選挙を目指すというもの。
与党の公明党や自民党の一部がこれに反発。
改造作業は迷走。
無能な総理と言われて、
遂に、福田さんも改造に向け立ち上がりました。
そして出来たのが、この人事です。

うううう〜〜〜〜ん。


野田さんかぁ。
ため息が出ます。

谷垣さんに与謝野さんかぁ〜〜〜
生活がますます苦しくなりそうです。

舛添さん。
伊吹さん、、、、

と、見ていくうちに段々暗くなってきます。

中身は変わらないのでしょうね。
さてさて、
私たちに出来る事は何か???
声をあげていく事、書く事しかないのですが、
力の限り、挙げていこうと思います。

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2008.08.01

内閣改造人事

自民幹事長に麻生氏 伊吹氏、重要閣僚で起用へと言うニュース。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
首相は麻生氏に党運営の要となる幹事長就任を正式に要請し、麻生氏もこれを受諾した。伊吹文明幹事長は財務相など重要閣僚で起用される見通し。町村官房長官が留任する一方、安倍内閣から引き継いだ冬柴国土交通相や甘利経済産業相らは交代する方向だ。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と、言う事で麻生さん。
帰ってきました。
さてさてさて、、、、
どうなることやら。
とことん目が離せません。
今後、ますます国民の生活と乖離していくような法案がバッサバッサと出てくる予感。

2年前の8月1日には値上げラッシュについて危惧していました。
なんだかいつも、いつもいつも同じことを心配しているんだと改めて痛感しています。
代わり映えのしない政治手腕。
誰がどこの大臣になっても同じ。
国民をみていないことは同じ、ということでしょうか???
2年前、私は撃壌歌を挙げて、エントリーを結んでいます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜
日出でて作(な)し、
日入ていこう
井をうがちて飲み
田を耕して食らう
帝力、なにか我にあらんや
(撃壌歌より)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
日が昇れば起き上がり、沈めば帰る。水が欲しければ井戸を掘り、食べるものが欲しければ田を耕す。それだけのことである。
政治の力はなんの関わりもない。
おおらかな古代中国大陸の農民の生活を謳ったものです。
現代の私たちには、ここまでおおらかな生活は出来ませんが、
自然と共にあるささやかな庶民の生活を見守るような静かな政府だったらなぁ、、、と贅沢な願いを思っています。
今、私はこんなおおらかな歌の気分ではありません。
帝力は庶民である私たちから、全てを奪っていくような勢いで、
次からつぎへと値上げに徴税。
静かな生活の保障は、もうないのだろうか???

そんな思いで、内閣改造人事を見ている私です。

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暑い夏

今日から八月。
葉月です。
葉の月という事で、たけなわの木々を連想するのですが、実は木の葉が紅葉して落ちる月「葉落ち月」「葉月」であるという説が有力だそうです。
旧暦では、すっかり秋だから、どうしても今の感覚とずれてしまうのでしょう。
稲の穂が張る「穂張り月(ほはりづき)」という説や、雁が初めて来る「初来月(はつきづき)」という説、南方からの台風が多く来る「南風月(はえづき)」という説などもあるということですが、いずれも秋ですね。

ところで南風と書いて「はえ」。
これは東風を「こち」と読むのと同レベルによく知られています。
〜〜〜白南風の夕浪高うなりにけり   芥川龍之介〜〜〜
白南風は「しろはえ」と読み、梅雨開けた夏の南風を言います。

やっぱり季節は夏。
暑い日がまだまだ続きます。
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夏日題悟空上人院 
三伏閉門披一衲 
兼無松竹蔭房廊 
安禅不必須山水 
滅却心頭火自涼
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
夏日悟空上人の院に題す
三伏門を閉ざして一衲を披る
兼ねて松竹の房廊を蔭う無し
安禅は必ずしも山水を須いず
心頭を滅却すれば火も自ずから涼し

==============
うううう、、、、ん
心頭を滅却しても、熱いものは熱い。暑いものは暑い。
くれぐれも無理をせず熱中症にご用心。
この夏を乗り切ってください。


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