« 水戸戦 | トップページ | 消防本部の広域化? »

2008.09.01

九月です

今日から九月。
長月と言われる九月は、人の気持もさることながら自然さえも「秋」を感じているのかと思うくらい昨日までのそれと様子が違ってきます。
まず蝉。
昨日までは確かにミンミンミンと鳴いていました。
勿論、今朝も鳴いているのですが、妙に静かになりました。
次に雲と風。
もう秋ですね、、、
二年前の9月1日には蕪村と一茶の俳句を紹介しました。
山鳥の 枝踏みかゆる 夜長哉  蕪村
夕汐や 艸葉(くさば)の末の 赤蜻蛉  一茶

さて今日は、枕草子風についてを紹介させてください。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
風は嵐。こがらし。三月ばかりの夕暮にゆるく吹きたる花風、いとあはれなり。

八九月ばかりに、雨にまじりて吹きたる風、いとあはれなり。雨のあし横ざまに、さわがしう吹きたるに、夏とほしたる綿絹の、汗の香などかわき、生絹の單衣に、引き重ねて著たるもをかし。この生絹だにいとあつかはしう、捨てまほしかりしかば、いつの間にかうなりぬらんと思ふもをかし。あかつき、格子妻戸など押しあげたるに、嵐のさと吹きわたりて、顏にしみたるこそいみじうをかしけれ。
九月三十日、十月一日のほどの空うち曇りたるに、風のいたう吹くに、黄なる木の葉どもの、ほろほろとこぼれ落つる、いとあはれなり。櫻の葉、椋の葉などこそ落つれ。十月ばかりに、木立多かる所の庭は、いとめでたし。
(第188段より)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
八九月ばかりに、雨にまじりて吹きたる風、いとあはれなり。
とありますが、これは旧暦なので今の9月10月頃です。
「雨にまじりて吹きたる風、いとあはれなり。」とありますが、清少納言の頃の雨は長雨で細々と繭の糸のように静かに降っていたのでしょうか?
このところのバケツをひっくり返すような雨ではないのでしょうね。
尤も次に「雨のあし横ざまに、さわがしう吹きたるに、夏とほしたる綿絹の、汗の香などかわき、生絹の單衣に、引き重ねて著たるもをかし。」と書いているので、作者はジャンジャカ降る雨が好きだったのかもしれません。
「この生絹だにいとあつかはしう、捨てまほしかりしかば、いつの間にかうなりぬらんと思ふもをかし。」
というところに清少納言のちょっとした洒落を感じて、私はこの下りは好きですね、、、

そして枕草子の作者は次に「野分の又の日こそ、いみじう哀におぼゆれ。」と続けるのですが、
この文は有名です。
台風って、ドキドキ・ハラハラするも、そのダイナミックな有り様に思わず見とれてしまうことってあります。
作者が表わす頽廃の美、欠けた美しさ、綻びこぼれる美しさは源氏にも共通のものがあります。
(夕霧が野わけの翌朝、紫の上に見る美しさ)

が、
が、、、
やはり現在にあって野わけはダイナミックでエネルギッシュで魅入るものと同時に、
できれば防ぐものとなりました。
今日、9月1日は「防災の日」。
備えあれば憂いなし
今、一度、お手元の防災グッズの見直し、周りの防災チェック、批難場所などの確認をする日でもあります。

|

« 水戸戦 | トップページ | 消防本部の広域化? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15797/42344936

この記事へのトラックバック一覧です: 九月です:

« 水戸戦 | トップページ | 消防本部の広域化? »